ちくわやかまぼこで21キロ減!という医師がいると雑誌で発表されてから、じわじわと注目されつつあるかまぼこダイエット。練り物なのに痩せられるの?と思われる方もいるかもしれません。
実際のところはどう?どうすれば痩せられる?成功者の口コミをもとに実際のところをしっかり調べてみました。
かまぼこはダイエット向き食材?
かまぼこは魚のすり身などをまとめて蒸したり揚げたり焼いたりして作られるものです。ダイエット的な視点で見るとこれはつまり、たんぱく質。しかも白身魚を使っているものがほとんどなので、低脂質高タンパクの低糖質な食べ物と言えます。
しかも比較的安く手に入るし、クセもなく食べやすいものが多い。料理に加えても肉の代わりにもなるくらいしっかりした食感もあるし、バリエーションも広げやすい。
意識しないとあまり食卓に上らない食べ物ではありますが、実は意識して使おうと思うと思ったよりもメリットの多い食べ物だったのです。
かまぼこダイエットのやり方
かまぼこを食事のメニューに取り入れます。野菜のスープや味噌汁にかまぼこを多めに入れて、あとはいつも通りの食事をします。食べながらスリムになろうというダイエットです。
白身魚をすり身にしたかまぼこは低カロリーでダイエット中に不足しがちなたんぱく質が豊富。またカロリーは1本100~150kcalと、とてもヘルシー。アミノ酸も豊富なので健康的なダイエットができます。
そんなかまぼこの低脂質・高タンパク・低糖質な部分に着目し、提唱されるようになったのがかまぼこダイエットです。
炭水化物や高脂質な肉類の代わりにかまぼこを代用することで食事のカロリーやバランスを見直し、ダイエットにつなげていこうというのが基本的な考え方。
実際に痩せたという医師は噛み応えを利用して、しっかり噛んで満腹感を高め、炭水化物をしっかり減らしたのが成功の要因だったようです。
かまぼこの選び方
選ぶかまぼこはなんでも良いとされていますが、基本的には蒸したかまぼこが1番無難でしょう。揚げたかまぼこやちくわは、量産品の場合油がダイエット向きでないなどの問題があるのでできるだけ避けた方が良さそうです。
笹かまぼこやちくわ、かにかまやさつま揚げ、ゴボ天など種類はいろいろありますが、おでんに使われるような揚げもの以外のかまぼこならOK、ということになります。
それ以外は特に意識することはありません。あえて意識するとしたら、できるだけ添加物が少なく済まされていることと、塩分量がそこまで多くないものを選んだ方が良いかもしれません。
地方の特産にもされるようなかまぼこなら、添加物にも工夫されて美味しさを追求されたものも多いです。全国の美味しいかまぼこを取り寄せながらダイエットに取り組んでみると新たな発見もあって楽しいかもしれません。
かまぼこの食べ方
食べ方に特にルールはありませんが、あえてルールを設けるとしたら、そのまま食べないことが重要と考えても良いでしょう。
かまぼこは確かに低脂質だしローカロリー、低糖質な食べ物です。でも、何も調理せずそのまま食べるといまいち満足感が得られにくい食べ物です。1切れそのまま食べたらなんとなく満足できず、それが呼び水になって余計に食欲が増してしまったということにつながりかねません。
それを避けるためにも、野菜と組み合わせたりスープに入れたり、できるだけ何かと組み合わせた状態で食べることをおすすめします。いろいろなバリエーションを増やすことで、より満足感を高めていくことが可能です。
かまぼこダイエットの2つの注意点
かまぼこをダイエットに活用していくのは良いアイデアではあるものの少し注意するポイントもあります。気を抜いて失敗、とならないためにも気をつけるところはきっちり守っていきましょう。
おやつのかわりはやめた方が無難
まず、かまぼこやちくわをおやつのかわりにするのはNGとした方が良いです。かまぼこはいまいち満足感を得られにくい食べ物なので、おやつのかわりにかまぼこを食べてもどうにも満足することができず、結局ダイエット挫折のきっかけにもなりかねないためです。
あくまで食事の中で活用していく食材として考え、間食については他のダイエット(ナッツダイエットやチーズダイエットなど)と組み合わせて実践していくと良いでしょう。
塩分の取りすぎに注意
かまぼこを食べる上でもう1つ注意しなければいけないのが、塩分の取りすぎです。
塩分をとりすぎるとむくみやすくなったり体が冷えたりダイエットに良いことは1つもありません。血液の流れが悪くなり、血圧が上がるきっかけにもなります。ですが、かまぼこには一定の塩分が含まれているため、食べ過ぎると塩分の取りすぎにもつながりやすいのです。
野菜と組み合わせて調理する時も、できるだけ素材の味を生かした薄味で味付けることを心がけ、できるだけこれ以上の塩分をとりすぎないように注意していくと良いです。
かまぼこダイエットの効果を高めている成分
ちなみに、かまぼこでダイエットができる!と考えられるようになったのは、低脂質・高タンパク・低糖質な食べ物だからというだけではありません。含まれる栄養素を見ても、ダイエット向きの栄養素がきちんと含まれているのです。
それは、キチンキトサンというエビやカニなどの甲羅に含まれる食物繊維の一種。この成分は、珍しい動物性の食物繊維で脂肪を燃やしやすくしたり、脂肪を体の外へ排出しようとする働きがあることがわかっています。
このほかにもカルシウムや鉄分も多く含まれているため、食欲のコントロールやダイエットのストレス対策にもうまく作用することが期待でき、意外と多くのメリットが期待できる食材とも考えられるのです。
かまぼこダイエットのやり方・注意点についてのまとめ
「蒸したかまぼこ・添加物が少ないかまぼこがおすすめ」「何かと組み合わせて食べる」
・かまぼこダイエットの注意点
「おやつの代わりはやめる」「塩分のとりすぎに注意」
ただ、食事の中にかまぼこを取り入れるだけというお手軽ダイエットなので、どこまで効果が期待できるかはまったくの未知数です。
毎日無理に食べる必要もないし、飽きたら別の方法を組み合わせても良いでしょう。手軽にできるダイエットとして、困った時にかまぼこをストックしておくのも良さそうです。