テレビで話題になったダイエットのひとつである、きゅうりダイエット。山田花子さんやまちゃまちゃさんが成功されたことで知られています。
きゅうりという身近な食べ物で、簡単にできるのが魅力です。でも、しっかりコツをつかまないと失敗しやすい上、そもそも成功しにくい人もいるダイエットです。きちんと成功につなげられる正しい方法をまとめました。
この記事の目次
きゅうりがダイエットに良いと言われる3つの理由
きゅうりをダイエットに使うと初めて聞いた時、「また不健康な痩せ方をしてしまうダイエットが出てきたのか…」と思ってしまいました。
栄養素がほとんどない野菜として知られるきゅうりなので、置き換えて痩せる方法だと想像したのです。でも、実はそうではありませんでした。
カロリーが低く、少量でも満足感が得られる
きゅうりのカロリーは100gあたり14.1kcalです。スーパーで売られているきゅうりの一般的なサイズはおよそ80-90kgなので1本あたり12-13kcalほどです。
他の野菜と比べて特別低いというわけではないのですが、きゅうりは固くて食べごたえがあるので、少ない量でも満足感が得られるといったメリットがあります。
血液サラサラ、むくみ解消のデトックスダイエット
きゅうりは90%の水分と10%の栄養素でできています。この10%に含まれている栄養素が、デトックスにとても向いていたのです。
まず、シトルリンという栄養素が身体から老廃物を出しやすくします。それから、ビタミンAの一種が血液をサラサラにするサポートをします。
さらに体内の余計な水分や塩分を排出しようとするカリウムも含まれるので、体から余分な水分や老廃物がとても出ていきやすくなっているのです。
これがむくみ解消に役立つ上、体の巡りが良い、痩せやすい体質づくりに役立ちます。
きゅうりの酵素「ホスホリパーゼ」が脂肪を分解
さらに、きゅうりには「ホスホリパーゼ」という酵素も含まれています。この酵素が脂肪の分解を促す酵素なので、きゅうりを食べるとそれだけで脂肪の分解を促す酵素を補給できます。
このホスホリパーゼの脂肪分解効果は、脂肪の分解作用で知られるリパーゼよりもさらに強力。カリウムやシトルリンに加え、このホスホリパーゼに頼ればきゅうりでも効率良くダイエットができる!という仕組みです。
きゅうりダイエットの2通りのやり方
きゅうりのダイエットはやり方によって多少の即効性は期待できます。基本的に2通りのやり方で知られていますが、やはり手間がかかる方が効率は良いです。
きゅうりをすりおろして食べる
1つ目のやり方が、きゅうりをすりおろして食べるという方法。食事の直前に食べるのが良いです。おろし金できゅうりをすりおろして、一切加熱せずに少しだけ味付けして食べます。
ほぼ水分なだけあって、きゅうりはすりおろすとシャバシャバになります。食べる時はスープっぽくしたりソースとして使ったり、ちょっとした工夫が必要です。
空腹時にきゅうりを食べる
2つ目のやり方が、空腹時にきゅうりをそのまま食べるというもの。おそらく、すりおろすなんて面倒!と思われる方から出てきた方法だと思います。
酵素の力を少しでも引き出すため、しっかりよく噛んで食べるのが大切です。もちろん、マヨネーズやドレッシングなどの油っぽい味付けもNGです。
ダイエット効果が確実なのはすりおろし
2つのやり方のどちらが効率が良いかというと、もちろんすりおろす方が効率的です。
ホスホリパーゼという酵素は、きゅうりを形作っている「細胞膜」を壊さないと摂ることができません。この細胞膜を壊すために必要なのがすりおろす作業です。
よく噛むことでそのかわりにすることはできなくもないですが、やはり効率は悪いです。面倒でもルール通りにすりおろして食べた方が良いのは確かです。
なお、それでもどうしても面倒臭い!という時は、ぬか漬けにすると良いという考えもあるようです。ただ、おそらくこれで酵素が引き出されるようなことはありません。
違う酵素が上手く働くかもしれない、という考え方です。ぬか漬けにすることで塩分過多になる可能性の方が高いです。
きゅうりダイエットを成功させるための3つの注意点
このダイエットはただきゅうりをすりおろせば良いだけではありません。すりおろし方にもその扱い方にも注意点があります。効果を台無しにしないためにも確実に注意していきましょう。
金物おろしを使う
ホスホリパーゼという酵素をしっかり引き出すためには、強い衝撃できゅうりをすりおろす必要があります。そのためには、金属製のおろし金を使う必要があります。セラミックやプラスチックのおろし金では不十分です。
熱や空気に弱いので注意!
さらに面倒なことに、このホスホリパーゼは熱と空気にとても弱いです。すりおろしには金属製のおろし金を使って、ブレンダーやミキサーは使わないこと。無理に使うと熱が加わって酵素を引き出す前に壊すことになってしまいます。
ゆでたての麺類など熱いものに少し触れるのもいけません。さらに、空気に触れるだけでも壊れていくので、作り置きもNGです。おろし金でおろしたら、できるだけ早く食べましょう。
冷え性には難しいダイエット
出典:zi-gen.com
きゅうりの90%は水分です。このおかげできゅうりは食べるだけで体を冷やす食べ物です。10%の栄養素に頼って痩せやすい体質を目指しますが、体が冷えていてはこの効果は半減します。
体の冷えが気になるなら、ダイエットの前に冷え性をしっかり対策してから行いましょう。結果的にはその方がより効果的なダイエットができるはずです。
きゅうりダイエット成功者の口コミ
とりあえず難しいことを考えずに食べていたら痩せた!という声が多かったです。
ただ、きゅうりで置き換えダイエットをしていたらリバウンドしたという声も同じくらい多かったので、やはりきゅうりをそのまま食事の代わりに食べる方法は避けた方が良いでしょう。面倒でもすりおろしておかずの1つのようにして食べた方が確実です。
夏に向かって食欲の落ちる我、炭水化物減らしてトマトときゅうりとか食べてたら痩せた。炭水化物摂りすぎだったのか。続けていきたい。
— さんも (@May22Magical) 2016年6月14日
てかすりおろしきゅうりダイエットすごいわ💞
— ユキナ (@yunpafu) 2016年5月30日
とりあえず3日で3キロ痩せた😭もう嬉しすぎてがんばれる💞
父さんがきゅうりダイエット成功!
— ゆいもふ。 (@yuntaaaaro) 2014年8月1日
2キロ痩せたよ〜〜ヽ(*゚∀゚*)ノって…
やっぱやろっかな…(>_<)(>_<)
きゅうりの件。
— 米コラ涼子❁︎3ぽちゃ (@nikumamushi72) 2016年9月16日
花子は2週間で−2.7kg痩せた。
あたし。これまでの減量ペースが月平均2.5kg。
9月末までの2週間、3kg以上痩せてればきゅうり効果はある。と、みなす( ˙༥˙ )
9月きゅうり無しで−1kg完遂
➕
きゅうり導入後−3kg
=9月−4kg →認定☆
きゅうりばっか食べてたら痩せた きゅうり偉大だな
— さえぐさ (@guxx_tmm) 2016年9月23日
きゅうりダイエットについてのまとめ
「カロリーが低く少量でも満足できる」「デトックスダイエットになる」「脂肪を分解してくれる」
・きゅうりダイエットのやり方
「食事の直前にきゅうりをすりおろして食べる」「空腹時にきゅうりを食べる」
・きゅうりダイエットの注意点
「金物おろしを使う」「熱や空気に弱いので注意」「冷え性には難しいダイエット」
きゅうりダイエットははじめはどうしても誤解されがちなダイエットです。でも、誤解されたままで取り組んでしまったら、リバウンドしやすい危険なダイエットになる可能性が高いです。
熱を加えずしっかりすりおろして、スープっぽく食べること。まずはそこから慣れていきましょう。