最近芸能人が火付け役の「ファスティング」は正しい方法や期間で行うことで体がリセットされ健康増進やダイエット効果が期待できます。
今回はファスティングダイエットの効果6つ、3つのやり方と期間、注意点、体験談を紹介します。
ファスティングダイエットとは
ファスティングダイエットとは、簡単に言うと断食をすることによってスリムを目指すダイエット方法です。数日間の断食によって消化器官内を空っぽにし、パソコンでいうところの「初期化」をすることによって体内環境を改善させていきます。
もちろんデトックス効果も見込めます。モデルの蛯原友里さんや女優の米倉涼子さん、タレントの小倉優子さんらが実践したことによって、一気にブレイクしたダイエット方法です。
ファスティングダイエットの期間中に食べてよいものが決まっていて、それが酵素ドリンクであれば酵素ファスティングダイエット、野菜ジュースであればジュースクレンズと呼ばれて細分化されています。そのほかに、野菜スープ、果物、なども有名です。
ファスティングダイエットの6つの効果
ファスティングダイエットの効果についてみていきましょう。現代は飽食の時代と言われるだけあって食事はある意味で害であるようなニュアンスさえあります。
断食をすることは一種のショック療法みたいなものであり、さまざまなポジティブな効果が見込めます。以下にまとめてみました。
有害物の排出効果
デトックスとは、老廃物を体外へ排出することを言い、一般的には、サウナやエクササイズを行うことによって実行していくと思います。
その方法もよいのですが、ファスティングダイエットの場合は、それらの方法では排出されにくい宿便、有害金属、食品添加物などを排出することができます。
体内環境のリセット効果
断食中は消化器官が空っぽになる状態が続きます。そもそも消化するものが口から入ってこない状態になります。この状態になると、体は、自分の体のメンテナンスを行うようになります。体内環境がリセットされて、痩せやすい体質に生まれ変わっていきます。
脂肪燃焼効果
ファスティングダイエットには、脂肪燃焼効果があります。人間の体はエネルギー源として、まずは食事でとった糖質を使っていきます。それがない場合、筋肉内の糖質を使うようになります。
そして、それもない場合、脂肪を使います。断食すると、最後の脂肪がエネルギー源として使われていくようになるのです。
代謝・排出効果
酵素は体内で、消化・吸収・運搬・代謝・排泄のそれぞれに重要な働きをしています。大きく分けると2種類、消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は主に消化・吸収に、代謝酵素は代謝・排出の時に働きます。
断食によって食べ物が入ってこなくなるので、消化酵素は一時的にお休みすることになります。するとその分のエネルギーで代謝酵素が活発に働くようになり、代謝・排出効果が高まります。
正しい味覚の効果
ファスティングダイエットを行うと、味覚が研ぎ澄まされ、変わっていきます。脂っこいものや甘すぎるもの、辛すぎるものなどを好む刺激嗜好の味覚から、食品本来のものを好む正しい味覚へとシフトしていきます。
頭や五感がさえる
ファスティングダイエットによって脂肪燃焼効果が高まりますが、その際にケトン体というものが増えていきます。このケトン体が増えると、脳のα波も増えていきます。このため、ファスティングダイエット中は普段より頭が冴えて、五感も研ぎ澄まされるようになります。
ファスティングダイエット3種の方法と期間
一般的なファスティングダイエットについて、具体的な方法をみていきましょう。以下にまとめてみました。
ファスティングダイエット3種
ファスティングダイエットは目的に応じて3種類用意されています。
1.デトックス目的・・・1~2日の断食を行う
2.脂肪燃焼目的で初級編・・・3~4日の断食を行う
3.脂肪燃焼目的で中級編・・・5~6日の断食を行う
ファスティングダイエットの期間
ファスティングダイエットには3つの期間があります。
1.準備期間・・・徐々に食事の量を減らしていく。和食中心の食事
2.断食期間・・・断食をする。固形物は一切摂らず、水など決められたものだけを摂る
3.復食期間・・・徐々に普通の食事に戻していく。流動食中心の食事
準備期間と復食期間は、断食期間と同じ日数にします。つまり、3つとも同じ日数になるわけです。断食を3日間行うのなら、全体の日数は9日間になります。
断食中に食べてよいものとして、代表的なものが、水、酵素ドリンク、野菜ジュース、野菜スープなどです。このうち、酵素ドリンクで行うファスティングダイエットを例にすると、酵素ドリンクの摂取目安は1日500キロカロリー分になります。
起床時と就寝時に一杯ずつ飲み、あとは決められた時間に飲んでいきます(例えば3時間ごとなど)。水は2リットル以上飲むようにします。
ファスティングダイエットの3つの注意点
ファスティングダイエットの注意点について見ていきましょう。行うことが断食ですから、普段の日常生活から逸脱したものになります。このため、注意点はよく読んで、頭に入れたうえで実行するとよいでしょう。
断食が4日以上になる場合はトレーナーが必要
デトックス目的なら断食は1~2日で済みますが、脂肪燃焼効果を期待する場合は必ず3日以上の断食が必要になります。3日までは自分ひとりでセルフ断食も許されていますが、4日以上断食を行う場合には、健康管理をしてくれるトレーナーなどが必要になります。
自宅で自己流で行うことはせず、断食施設などのプログラムに参加して行うのが良いでしょう。
激しい運動は控える
断食中は激しい運動や、サウナ利用などを控えるようにしましょう。また、熱いお風呂もご法度です。場合によっては倒れてしまうこともあるので、徹底して控えましょう。
無理をしない
体調が不良の時は、ファスティングダイエットを行うことはやめましょう。また、途中で体調がすぐれなくなった場合は、ただちに中止しましょう。無理をしないことが一番です。
ファスティングダイエットの体験談
ファスティングダイエットの体験談がありましたので、ご紹介しましょう。
「自宅でファスティングダイエットをしてみました。3日間断食して、前後も併せてのべ9日間行いました。やや不安でしたが、気分はかなりのハイテンションでした。断食中は気を紛らわせるために1日中DVDで映画を見ました。結果的に3キロやせました。(30代女性)」
「脂肪燃焼系のファスティングダイエットをしたかったのですが、まずはデトックス系の短いものを行いました。野菜スープと水で過ごしましたが、通販でファスティングダイエット用のものを用意しました。お通じがよくなり、確かにすっきりしました。次は脂肪燃焼目的で行う予定です。(20代女性)」
「ファスティングダイエットの専門プログラムに参加しました。3日間の断食でしたが、なかなか快適に過ごせました。健康管理をしてくれる人は必要だと思います。問題なく過ごせ、たった3日間で5キロ近く痩せました。大成功です。(40代女性)」
最後に
「有害物の排出効果」「体内環境のリセット効果」「脂肪燃焼効果」「代謝・排出効果」「正しい味覚になる」「頭や五感がさえる」
・ファスティングダイエットの方法と期間
「デトックス目的:1~2日で断食」「脂肪燃焼目的:3~4日で断食」「脂肪燃焼(中級)5~6日で断食」「和食中心の食事をする」「水は2リットル飲む」
・ファスティングダイエットの注意点
「断食が4日以上になる場合はトレーナーが必要」「激しい運動は控える」「無理をしない」
なかなか即効性のあるダイエットのようですね。
少々行うのが怖い気もしますが、専門プログラムに参加するのも良いかもしれません。ネットで調べたらたくさんヒットしましたよ。
また、もっと短いファスティングダイエットがあって、寝る前の4時間は何も食べないというものです。睡眠時間と合わせて10時間以上の断食になります。まずはここからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
以上、ファスティングダイエットのおまとめでした。