手軽に簡単にダイエットをしたい人におすすめなのが、夕食抜きダイエットです。夕食抜きダイエットとは、夕食を抜くだけの簡単お手軽ダイエットのことです。
夕食抜きダイエットの効果やデメリットをまとめました。手っ取り早く体重を減らしたいと思っている人は、ぜひ夕食抜きダイエットにチャレンジしてみましょう。
夕食抜きダイエットの嬉しい効果
夕食抜きダイエットとは、夕食を抜いて、朝食と昼食の1日2食にするダイエット方法のことです。ダイエットをしたいけれど、運動はあまりしたくないし、面倒なカロリー計算も嫌。でも、確実に痩せたいという人におすすめなのが夕食ダイエットなんです。
夕食ダイエットは、夕食を抜くだけでOKです。あとは、特に「これをしなくちゃいけない」、「これはダメ」という制限はありません。ただ夕食を抜くだけで痩せることができます。
しかも、痩せる以外の嬉しい効果もあるんです！夕食抜きダイエットの嬉しい効果を3つご紹介します。
カロリー制限ができる
夕食抜きダイエットの嬉しい効果、1つ目は簡単にカロリー制限ができることです。一般的な夕食のカロリーは600～700kcalです。人によっては夕食が1000kcal以上あるということもあるでしょう。
夕食を抜けば、それだけのカロリーをセーブすることができるんです。簡単ダイエットですよね。体脂肪を1kg落とすためには、7000kcalを消費する必要があります。
つまり、夕食抜きダイエットをすれば、1週間～10日で1kgを落とすことができるんです。夕食を抜くだけで1週間で1kg減。これを考えると、夕食抜きダイエットは、簡単に痩せることができるダイエット法と言えるのではないでしょうか。
規則正しい生活を送れる
夕食抜きダイエット法の嬉しい効果の2つ目は、規則正しい生活を送ることができることです。夕食抜きダイエットをしている時に、夜更かしをしていたら、お腹が空いてイライラしてしまいます。
「ご飯食べないし、お腹が空くし、早く寝ようかな」と思って、いつもよりも早めに就寝します。そうすると、自然と早起きになるんです。
しかも、夕食抜きダイエットをすると、朝にお腹が空いていますので、朝食をしっかり食べることができます。
夕食抜きダイエットをすると、早寝早起きで規則正しい生活を送れるのです。
レプチンの作用を高められる
夕食抜きダイエットをすると、レプチンの作用を高めることができます。レプチンとは、ダイエットには欠かせないホルモンで、このレプチンをいかに活性化させるかが、楽にダイエットをするコツになるのです。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を抑制し、代謝を亢進してくれるホルモンです。レプチンがきちんと働いてくれれば、食べ過ぎを防いで、消費カロリーを上げることができるのです。
では、なぜ夕食抜きダイエットをすると、このレプチンの作用を高められるのか。それは、夜食を食べるとレプチンの働きが低下するからです。夕食抜きダイエットをすれば、寝る前に食べることはありませんので、レプチンの作用を高めることができるのです。
レプチンは食欲の抑制やエネルギー代謝の亢進など、メタボリックシンドロームの予防において善玉の働きをしていますが、夜遅い食事が習慣化するとレプチンの作用が低下し、これに伴って血糖値や中性脂肪の値が上昇しやすくなることが知られています。
夕食抜きダイエットをすると、ダイエットしやすい体質になることができるんですね。
夕食抜きダイエットの4つのデメリット
夕食抜きダイエットにはデメリットもあります。人間は、1日3食が普通です。それなのに、夕食を抜くのですから、デメリットが出てくるのは当然のことと言えるでしょう。
夕食抜きダイエットにはどんなデメリットがあるのかを知っておくと、そのデメリットを最小限にすることができます。
リバウンドしやすい
夕食抜きダイエットのデメリットの1つ目は、リバウンドしやすいことです。夕食抜きダイエットをすると、1日600～700kcalをセーブすることができます。先ほども言いましたが、1週間で1kg、1ヶ月で4kgのペースです。
このペースでダイエットをするのは、ちょっと無理が出てきます。例えば、今まで1日2000kcalを摂っていたのに、突然1日1300kcalしか摂らなくなったら、どうなるでしょう？
着実に痩せていくものの、脳は「あれ？エネルギーが足りない。飢餓状態だ！」と思ってしまいます。
そうすると、基礎代謝を下げて、脂肪を体内に蓄えようとするのです。つまり、太りやすい体質になるわけですね。
その状態で、夕食抜きダイエットを止めてしまったら、一気にリバウンドしてしまいますよね。夕食抜きダイエットはリバウンドしやすいので、気をつけなければいけません。
栄養のバランスが偏りやすい
夕食抜きダイエットのデメリット2つ目は、栄養のバランスが偏りやすいことです。朝食・昼食・夕食の中で、一番品数を食べるのは夕食という人が多いと思います。
朝食はおにぎりや菓子パンと野菜ジュース、昼食は丼物や麺類、夕食は定食のようにご飯とみそ汁、主菜と副菜のような食事のパターンが一番多いですよね。
この食事パターンで、夕食を抜いてしまったら、炭水化物中心の食事で、タンパク質やビタミン、ミネラル類が不足してしまいます。
栄養が偏った状態、不足した状態でダイエットを続けても、リバウンドしやすくなりますし、肌荒れや体調不良などが出てきますので、キレイに痩せることができないのです。
挫折しやすい
夕食抜きダイエットは挫折しやすいことも、デメリットの1つです。夕食抜きダイエットは、誰でも今日から簡単にできるダイエット法です。
でも、夕食を抜くのって辛いですよね。3食の中で夕食が一番豪華ということも多いですし、夕食抜きダイエットをしていると、友人との食事や飲み会にも参加できなくなりますから。
そして、何よりお腹がすきます。昼食を12時に食べた後、翌朝まで食べないのですから、18～19時間も食事を摂らないことになります。
この辛さに耐えかねて、夕食抜きダイエットを挫折し、ドカ食いをしてしまうことがあるのです。
低血糖になりやすい
低血糖になりやすいことも、夕食抜きダイエットのデメリットの1つです。18～19時間もカロリーを摂取しなければ、血糖値が下がりすぎて、低血糖になってしまうことがあります。
低血糖になると、倦怠感やあくび、悪心、空腹感などの症状が現れるようになります。
夕食抜きダイエットの5つの注意点
夕食抜きダイエットをする時には、今から説明する5つの注意点を守りましょう。5つのポイントを守って夕食ダイエットをすれば、夕食抜きダイエットのデメリットを最小限にすることができるのです。
朝食・昼食はしっかり食べる
夕食抜きダイエットをする時には、朝食と昼食はしっかり食べるようにしましょう。いくら早く痩せたいからといって、朝食や昼食まで抜いてしまったら、栄養不足になりますし、エネルギー不足で、基礎代謝がドンドン下がっていってしまいます。
そのため、夕食抜きダイエットは朝食や昼食はしっかり食べること、何ならいつも以上に量を食べるようにしてください。
筋トレをする
夕食抜きダイエットをする時は、筋トレをすると良いでしょう。筋トレをすると、筋肉がつきますよね。筋肉は基礎代謝の消費量が多い部位ですから、筋肉をつければ基礎代謝が上がって痩せやすくなりますし、リバウンドしにくくなります。
夕食抜きダイエットは、特に運動しなくても痩せるのですが、リバウンドしたくないのであれば、筋トレはしっかり行いましょう。
「脂肪は落としても筋肉は落とさない。」、これがダイエットの基本です。スクワットや腹筋、背筋、腕立てふせなどをして、筋肉をつけましょう。
栄養のバランスを考える
夕食抜きダイエットをする時は、栄養のバランスを考えましょう。朝食と昼食は、どうしても炭水化物中心の食事になってしまいます。そうすると、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足してしまいます。
夕食抜きダイエットをする時は、タンパク質は必ず摂ってください。タンパク質は、筋肉の原料となりますので、筋トレをしてもタンパク質が不足していると、筋肉はつきません。
また、タンパク質はゆっくりと血糖値を上げてくれる栄養素ですので、タンパク質を摂取しておくと、昼食から翌朝の朝食まで、食事時間が空いても、低血糖になりにくいのです。
短期間だけ行うようにする
夕食抜きダイエットを行う時は、短期間限定で行うようにしましょう。リバウンドしやすい、栄養のバランスが偏りやすい、挫折しやすい、低血糖になりやすいというデメリットがありますので、長期間続けるのはおすすめできません。
夕食抜きダイエットを長期間続けると、痩せるというメリットよりもデメリットの方が大きくなってきます。そのため、1週間から10日を目安にして、それ以上は続けないようにしてください。
1週間から10日間だけ夕食抜きダイエットをして、1～2kgをササッと落として、そのあとは1日3食食べながら、運動中心のダイエット法に切り替えましょう。
そうすると、夕食を食べられないというストレスがなくなりますし、基礎代謝が低くなりにくく、ダイエットを成功させることができるはずです。
お腹がすいたら早く寝る
夕食抜きダイエットをするなら、お腹がすいたら早く寝ちゃいましょう。「まだ寝る時間じゃないし」と思って、ダラダラ起きていると、どんどんお腹がすいていきます。
お腹がすけばイライラしますし、つい間食したくなって、ドカ食いしてしまうこともあるでしょう。せっかく夕食抜きダイエットを頑張っているのですから、間食してしまう前に、サッサと寝てしまいましょう。
夜7時でも8時でも、「お腹が空いた！」と思ったら、寝るに限ります。まだ眠くなくても、ベッドに入って、ごろごろしていれば、いつの間にか眠気がやってくるはずです。
夕食抜きダイエットについてのまとめ
「カロリー制限ができる」「規則正しい生活をおくれる」「レプチンの作用が高められる」
・夕食抜きダイエットのデメリット
「リバウンドしやすい」「栄養のバランスが偏りやすい」「挫折しやすい」「血糖値になりやすい」
・夕食抜きダイエットの注意点
「朝食と昼食はしっかり食べる」「筋トレをする」「栄養バランスを考える」「短期間だけ行うようにする」「お腹がすいたら早く寝る」
夕食抜きダイエットの嬉しい効果やデメリットをまとめました。夕食抜きダイエットは、簡単に体重を落とせますし、規則正しい生活を送れるというメリットがあります。
ただ、栄養のバランスが偏りやすく、リバウンドしやすいというデメリットがありますので、1週間から10日間だけ続けるようにして、長期間続けるのは止めましょう。
