セレブから圧倒的な支持を集めてアメリカで大ブームの「グルテンフリーダイエット」は和食基本の日本人が取り組みやすくおすすめです。
今回はグルテンフリーダイエットの効果4つ、具体的な方法、注意点3つ、体験談を紹介します。
グルテンフリーダイエットとは
グルテンフリーダイエットとは、グルテンを食べないことによりスリムを目指すダイエット方法です。このグルテンとは、小麦や大麦に含まれているたんぱく質のことを言います。なので、簡単に言うと、小麦を食べないダイエット方法といえるでしょう。
グルテンを食事として食べた場合、体内で糖に変えられるスピードがとても早いため、血糖値が上がりやすくなります。血糖値が高いということは、血液中の糖質が多いことを意味しています。
血液中の糖質が多いと、インスリンが多く分泌されることになります。インスインが多く分泌されると、余った糖質をどんどん脂肪に変えていくため、太りやすい体質になります。
よって、このグルテンを摂らなければ、スリムになることができるのです。
グルテンフリーダイエットの4つの効果
グルテンフリーダイエットの効果について見ていきましょう。上記でスリムになるまでの仕組みはさらっとご紹介しましたが、主な効果は以下になります。
血糖値が上がりにくくなる
血糖値を上がりやすくするのがグルテンの特徴のため、これを摂らずに遮断します。グルテンの含まれていない食品を摂ることで、血糖値を上げにくくします。
脂肪がつきにくくなる
体内で余った糖質を脂肪に変えている元凶はグルテンであるため、これを摂らずに遮断すれば、脂肪増加効果が抑えられます。グルテンを摂らないことで、脂肪がつきにくくなり、確実にダイエット効果が期待できます。
食事制限がしやすくなる
グルテンは食欲を増進させる特徴があります。小麦を使った食品は確かにいくらでも食べられそうですよね。そんなグルテンを摂らないことにより、食欲が抑えられ、食事制限がしやすくなります。
太りにくい体質になる
小麦の中には、グルテンの他にもアミロペクチンAという成分が含まれています。この成分は太る原因ともいわれます。よって、小麦を食べないことによってアミロペクチンAも取らずに済み、太りやすい体質から脱却することができます。
グルテンフリーダイエットの方法
グルテンフリーダイエットの具体的な方法についてみていきましょう。やり方はいたってシンプルです。基本は小麦を使った食品を摂らないようにすればいいだけです。アメリカで大ブームになったダイエットだけあって、まずはアメリカ人の主食のパンを食べないようにするのですね。
日本の場合に置き換えると、パンの他、麺類も小麦を使っているのでNGです。お粉ものもダメですね。また、ビールも種類を注意して選ぶ必要があります。
また、小麦に追加して、血糖値が上がりやすい食品もいくつか禁止対象に含まれていて、具体的にはごはんやじゃがいもなどがそれにあたります。主食を摂らないダイエットと考えた方が分かりやすいかもしれません。
日本食は取り組みやすい
日本食で見ていきましょう。ごはんを食べたい場合は玄米に変えれば大丈夫です。日本人の場合、日本古来の和食ならほとんどを問題なく食べることができます。玄米、お味噌汁、お豆腐、納豆、お漬物、なんて最高のグルテンフリーダイエット食品といえるでしょう。
和食好きの日本人にとっては意外と実行しやすいダイエットかもしれませんね。昔の日本人の知恵は素晴らしいです。
対象食品と対象外食品
グルテンフリーダイエットで食べてはいけない主なものは、パスタ、パン、カレー、お好み焼き、焼きそば、ぎょうざ、揚げ物、お菓子類などです。なんだかおいしそうなものばかりですね。
逆にグルテンフリーダイエットで食べてよい主なものは、豆腐、ビーフン、しらたき、米粉、玄米などです。
食品の見分け方
迷ったら、お料理を作る過程で小麦粉が使われているかどうかを考えてみればよいでしょう。それでも分からない場合は、食品を包んであるパッケージについている食品成分表をじっくり眺めて検討しましょう。迷ったら立ち止まるのがコツです。
グルテンフリーダイエットの3つの注意点
グルテンフリーダイエットの注意点についてみていきましょう。一部の食品をブロックする消極的ダイエットなので、基本的に注意点といえるほどのものは見当たりません。なので、より効果をアップさせるための方法についてまとめてみました。
大きな視野で取り組みましょう
グルテンを完璧に遮断しようとするとなかなかストレスのもとになると思います。1回ずつの食事でとらないようにするのではなく、1日のトータルで考えてみるとよいでしょう。まず主食を抜いて、それから調理に多く使われているものを除いていきます。
多少のものは取ってしまっても構わないというスタンスで取り組めばよいでしょう。ストレスフリーで長続きするように工夫をした方がいいです。
最低でも3か月は続ける
食品ダイエットのため、即効性はなく、効果はゆっくりです。このため、長期スパンで行うようにしましょう。効果が表れるまでに最低でも3カ月、できれば6カ月は続けた方がよいです。また、効果が現れても、結果は日々上下します。細く長く続ける心構えで取り組みましょう。
運動ダイエットを併用しましょう
グルテンフリーダイエットは、体に脂肪をつきにくくするためには優れたダイエット方法ですが、すでについてしまった脂肪を燃やすことはできません。このため、グルテンフリーダイエットだけで効果を期待するのではなく、脂肪を燃やすための運動ダイエットを併用するとよいです。
脂肪燃焼が目的なので、おすすめは有酸素運動です。おしゃべりできる程度の強度で長時間行うのがよいです。
グルテンフリーダイエットの体験談
グルテンフリーダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「グルテンフリーダイエットをしています。最初は主食を抜くのがかなりつらくて夢にも出てきたほどでした。しかし、すっかり慣れて、結果も出始めました。ゆっくりですがじわじわと体重が減っています。焦らずゆっくりやっていこうと思っています。(30代女性)」
「グルテンフリーダイエットで小麦を食べない生活をしています。ごはんは玄米に変え、豆腐や納豆などの和食食材を多く使うようになりました。ある種のマクロビ状態で、たのしくダイエットしています。目に見えるほどの成果はありませんが、体調はとても良くなりました。体が変化しているのだと思います。(40代女性)」
「半年前からグルテンフリーダイエットとジョギングをしています。食生活が規則正しくなり、運動不足も解消しました。ダイエットの本には効果はゆっくりと書かれてありましたが、半年間で7キロ痩せました。大成功です。(20代女性)」
最後に
「血糖値が上がりにくくなる」「脂肪がつきにくい」「食事制限がしやすくなる」「太りにくい体質になる」
・グルテンフリーダイエットの方法
「ごはんを玄米に変える」「食品成分をみる」
・グルテンフリーダイエットに注意点
「大きな視野で取り組む」「最低でも3ヶ月は続ける」「運動ダイエットを併用する」
辛いような楽なような微妙なダイエット方法ですね。小麦系の食べ物が好きな方にはつらいかもしれませんが、そうでない方にとっては全然平気なダイエットと言えます。
運動ダイエットも併用した方がいいので、ダブルでじっくり取り組むとようでしょう。ぜひトライしてみて下さい。
以上、グルテンフリーダイエットのおまとめでした。