カロリー計算が面倒臭い、簡単手軽にしっかり痩せたいと思っている人は、夜食べない1日2食ダイエットをしましょう。1日3食ではなく、夜だけ食べない1日2食だけ食べるダイエット法を実践すれば、確実に痩せることができるのです。
夜食べない1日2食ダイエットには、痩せるだけではなく、健康に良い効果もあるんです。夜食べない1日2食ダイエットの効果や正しいやり方をまとめました。
この記事の目次
夜食べないダイエットの効果① カロリーコントロールしやすい
夜食べない1日2食ダイエットの効果、1つ目はカロリーコントロールしやすいことです。カロリー計算って面倒臭いですよね。
摂取カロリーの目標を決めて、それを達成するには朝・昼・夕の食事のカロリーはどうすれば良いのかを考えなければいけません。
でも、夜食べない1日2食ダイエットをすれば、簡単にカロリーコントロールをすることができます。一般的な夕食のカロリーは700~1000lcalです。夜食べなければ、自動的に700~1000kcalをセーブできます。
1日700~1000kcalもセーブできれば、簡単にダイエットをすることができます。体脂肪1kgを減らすためには、7000kcalをセーブする必要があります。
夜食べない1日2食ダイエットをすれば、自然に7~10日間で1kgの体脂肪を減らしていくことができるのです。
夜食べないダイエットの効果② レプチンが働きやすい
夜食べない1日2食ダイエット、2つ目の効果はレプチンが働きやすいことです。夜遅くに食事をすると、レプチンが働きが低下します。
レプチンは食欲を抑制して、代謝をアップしてくれるダイエットの味方ともいえるホルモンです。このレプチンが働かなければ、食欲がモリモリ&太りやすい体質になり、レプチンがきちんと働いてくれれば、食欲が抑えられて、痩せやすい体質になるのです。
レプチンは食欲の抑制やエネルギー代謝の亢進など、メタボリックシンドロームの予防において善玉の働きをしていますが、夜遅い食事が習慣化するとレプチンの作用が低下し、これに伴って血糖値や中性脂肪の値が上昇しやすくなることが知られています。
1日2食で夜食べないダイエットをすれば、レプチンがしっかり働いてくれますので、食べ過ぎてしまうこともないですし、ダイエット中でも「食べたくて食べたくて仕方がない!」という状態になりにくくなります。
夜食べないダイエットの効果③ 朝の有酸素運動の効果アップ!
夜食べない1日2食ダイエットの効果、3つ目は、朝の有酸素運動の効果がアップすることです。夜食べない1日2食ダイエットは、昼食を食べたら、基本的には翌日の朝までカロリーを摂取しません。
ということは、18時間前後はエネルギーを摂取しないことになります。そうすると、起床時には血糖値は低めになっていて、血液中の糖分は少なくなっていますよね。
その状態で有酸素運動をすると、お腹いっぱいで有酸素運動をする時よりも、脂肪を効率よく燃焼できるのです。
血糖値が高い状態で有酸素運動をすると、まずは血液中の糖分がエネルギーとして使われて、徐々に体脂肪がエネルギーとして使われる割合が増えていきます。
でも、血糖値が低めの時に有酸素運動をすれば、使うべき糖分がないわけですから、最初から脂肪をガンガン燃焼させて、エネルギーを作り出すのです。
そのため、夜食べない1日2食ダイエットは効率よく体脂肪を燃やすための準備を整えられるということになります。
夜食べないダイエットの効果④ ぐっすり寝られる
夜食べない1日2食ダイエットの4つ目は、ぐっすり寝られることです。夜寝る前に食事をして、きちんと消化吸収されない状態で寝てしまったらどうなるでしょうか?
寝ている時に血糖値が上がり、インスリンが分泌されて血糖値が下がります。しかも、寝ている時にインスリンが分泌されると、感受性が高くなりすぎて、血糖値がいつも以上に下がってしまうことがあるのです。
血糖値が乱高下し、さらに下がりすぎていまうと、眠りが浅くなったり、悪夢を見て寝汗をかいたりなど、睡眠の質が大きく低下します。
睡眠の質が悪いと、本来なら寝ている時に分泌される成長ホルモンの分泌量が低下します。
成長ホルモンは脂肪燃焼を促進する効果がありますし、新陳代謝を促す効果がありますので、成長ホルモンの分泌量が低下すると、太りやすくなるのです。
また、成長ホルモンはアンチエイジングのためには必要なホルモンですから、睡眠の質が下がって、成長ホルモンの分泌量が低下すれば、老け顔になってしまうんです。
夜食べないダイエットの効果⑤ BMAL1が多い時間に食事をせずに済む
夜食べない1日2食ダイエットの効果、5つ目はBMAL1が多い時間に食事をしなくて済むことです。夜に食べると太ると言われていますよね。これは、昔からの経験として語り継がれていたものだと思いますが、科学的にも間違いではないことがわかっています。
先ほど説明したレプチンや成長ホルモンも夜に食べると太りやすい原因になりますが、BMAL1というタンパク質も夜に食べると太る原因の1つです。
BMAL1とは体内リズムが正常に機能するように調整する働きがありますが、同時に脂肪を溜めこむ働きがあります。
つまり、BMAL1の分泌量が増える時間帯に食事をすると、そのエネルギーは脂肪となって体内に溜めこまれるようになるんです。
BMAL1が増える時間帯は夜の22時から少しずつ増え始め、午前2~4時に分泌のピークを迎えます。ということは、夜の22時には消化吸収を終えておくとBMAL1が分泌されても、脂肪として溜めこむものがありませんので、太りにくくなるのです。
夜食べないダイエットの効果⑥ 規則正しい生活になる
夜食べないダイエットの6つ目は、規則正しい生活を送れることです。夜食べないで、夜遅くまで起きていると、お腹が空いてしまってイライラしてしまいます。
「お腹が空いてきたから、早めに寝ちゃおう!」と寝るしかありませんので、早寝早起きの規則正しい習慣を身につけることができるのです。
規則正しい生活習慣を送れば、自律神経のバランスが整いますので、体調が良くなって、健康になります。
1日2食・夜に食べないダイエットの5つのやり方
夜食べない1日2食ダイエットの正しいやり方を説明します。「夜食べない」というだけでは、ダメなんです。本来なら1日3食食べるところを2食に減らすわけですから、夜食べない1日2食ダイエットをする時には、注意すべきポイントがあります。
栄養のバランスを考えた食事を
1日2食ダイエットの注意点は、栄養のバランスを考えた食事をすることです。朝はパンだけ、昼はラーメン、夜は食べないという食生活を送っていると、栄養のバランスが偏ってしまいます。
タンパク質が不足すれば、筋肉が落ちやすくなって、基礎代謝が低下して、太りやすくなります。さらに、ビタミンやミネラルが不足すると、体の不調が起こりやすくなるのです。
1日2食ダイエットは、栄養のバランスが偏りやすくなります。特に、夜食べずに朝と昼だけ食べるダイエットは、痩せやすいものの、どうしても炭水化物中心の食生活になりますので、朝食と昼食の2食で、必要な栄養素は摂れるようなメニューを食べるようにしてください。
水分はしっかり摂る
夜食べない1日2食ダイエットは昼食を食べたら、翌朝までは基本的にカロリーのあるものは摂りません。でも、何も口にしてはいけないというわけではありません。
水分はしっかり飲むようにしてください。1日に必要な水分量は2000~2500mlとされています。このうち、飲水による摂取は1000~1500ml、残りの1000mlが食事からの水分です。
夜食べないと食事からの水分量が少なくなりますので、いつも以上に水を飲まないといけないのです。
この時に甘いジュースを飲むと、夜食べないダイエットをしている意味がなくなりますので、水やお茶など砂糖が入っていないものを選んで飲むようにしてください。
運動も一緒に
夜食べない1日2食ダイエットをするなら、運動も一緒に行いましょう。先ほども説明しましたが、夜食べないダイエットをする時は、朝食前に有酸素運動をすると、脂肪がガンガン燃えていくんです。普通に運動する時よりも効率よく脂肪を落とすことができます。
また、筋トレも大切です。筋トレをして筋肉をつけると、基礎代謝が上がります。1日2食ダイエットをしていると、エネルギー不足で脳が基礎代謝を落としてしまいます。
基礎代謝が下がれば、それだけ太りやすくなりますので、筋トレをして、基礎代謝を上げる必要があるのです。
夜食べない1日2食ダイエットをしている人は、有酸素運動と筋トレを行うようにすると、さらにダイエット効果が上がるのです。
長期間続けない
夜食べない1日2食ダイエットをする時は、長期間は続けないようにしましょう。1日2食ダイエットは1日700~1000kcalをセーブできるダイエット法です。
ただ、セーブできる量が大きいので、長期間続けてしまうと、脳が飢餓状態だと勘違いして、基礎代謝を落としてしまうんです。
基礎代謝が落ちてしまうと、1日3食に戻した時に、一気にリバウンドしてしまいます。そのため、長期間続けるのはおすすめできません。
長期間続けるのではなく、1週間から10日間だけ続けましょう。その後は、1日3食に戻して、夕食は軽め&早めに終わらせるような食生活に変えると良いでしょう
どうしてもお腹がすいたら、野菜スティックを
夜食べないと、どうしてもお腹が空いてしまうことがありますよね。どうしても食べたい、何かお腹に入れないと眠れないという場合は、野菜スティックを食べると良いでしょう。
キュウリやニンジンなどの野菜スティックは、カロリーが低いですから、夜に食べても、そこまで心配する必要もありません。また、歯ごたえがありますので、しっかり噛むことができますので、満腹中枢が刺激されやすいんです。
ただ、野菜スティックを食べる時は、マヨネーズではなくノンオイルのドレッシングを使ってください。マヨネーズは絶対にNGです。
また、無糖の低脂肪ヨーグルトなどを少し食べるのも良いと思います。
夜食べないダイエットについてのまとめ
「カロリーコントロールしやすい」「痩せやすい体質になれる」「朝の有酸素運動の効果アップ」「ぐっすり寝られる」「BMAL1が多い時間に食事をしないで済む」「規則正しい生活になる」
・夜食べないダイエットのやり方
「栄養バランスのある食事」「水分はしっかり摂る」「運動も一緒にする」「長期間続けない」「どうしてもお腹がすいたら野菜スティック」
夜食べない1日2食ダイエットの効果と正しいやり方をまとめました。夜食べないというだけで、簡単に痩せることができるんです。
ただ、正しいやり方でやらないと、太りやすい体質になってしまって、リバウンドしやすいので、夜食べない1日2食ダイエットをする時には、必ずご紹介した5つのやり方を守るようにしてください。