暑い季節はキンキンに冷えたビールがおいしいですよね。また、寒い冬も鍋を食べながらのビールは最高です!でも、ビールを飲むと太るから、ビールはダイエットの大敵だと思っていませんか?
確かに、何も考えずにビールを飲むと太ります。でも、ビールのカロリーをきちんと知って、上手に飲めば、ビールを飲んでも太らないし、ダイエットができるんです。
ビールの種類とカロリー、ビールで太る理由、ビールを飲みつつダイエットする方法をまとめました。ビール好きなあなたは必見です。
ビールの種類とカロリー
ビールが好きなあなたは、ビールの種類とカロリーを確認しておきましょう。ビールを買おうと思ってスーパーやコンビニに行ったら、驚くほどたくさんのビールが売られていて、どのビールにしようか迷ってしまたという経験は、皆さん持っていると思います。
一般的にビールと言われているものは、ビールのほかに発泡酒や新ジャンルビールがあります。そして、ビール、発泡酒、新ジャンルビールの中にも各メーカーがたくさん種類を出しています。
ビールの種類やカロリーを細かく見ていきましょう。
ビールの種類とカロリー
まずは、ビールの種類とカロリーからです。ビールとは酒税法で、ビールの原料として認められたもので作られていて、その中でも麦芽の使用比率が原料の3分の2以上のものを言います。
では、ビールの種類とカロリーをまとめましたので、確認していきましょう。カロリーと糖質は100mlあたりのものです。
メーカー | ビールの種類 | アルコール度数 | カロリー | 糖質 |
キリン | キリン一番搾り生ビール | 5.5% | 44kcal | 3.1g |
キリンラガービール | 5.0% | 42kcal | 3.2g | |
キリンブラウマイスター | 5.5% | 48kcal | 3.8g | |
アサヒ | アサヒスーパードライ | 5.0% | 42kcal | 3.0g |
アサヒ黒生 | 5.0% | 47kcal | 3.0~5.0g | |
サッポロ | 生ビール黒ラベル | 5.0% | 40kcal | 2.9g |
ヱビスビール | 5.0% | 42kcal | 3.0g | |
サントリー | ザ・プレミアム・モルツ | 5.5% | 47kcal | 3.8g |
サントリーモルツ | 5.0% | 42kcal | 3.6g | |
海外ビール | バドワイザー | 5.0% | 40kcal | 3.1g |
ハイネケン | 5.0% | 41kcal | 2.9g | |
ドラフトギネス | 4.5% | 35kcal | 0g |
発泡酒
ビールの種類とカロリー、次は発泡酒です。発泡酒はビールと似たような味をしていますが、酒税法ではビールとは異なるものとされています。
発泡酒はビールと同じ原料で作られていても、麦芽の使用比率が3分の2未満だったり、ビールの原料として認められていないものを使って作った場合は、ビールではなく発泡酒という種類に分類されます。
メーカー | 種類 | アルコール度数 | カロリー | 糖質 |
キリン | 淡麗極上<生> | 5.5% | 45kcal | 3.2g |
淡麗グリーンラベル | 4.5% | 28kcal | 0.5~1.1g | |
淡麗プラチナダブル | 5.5% | 31kcal | 0g | |
アサヒ | アサヒスタイルフリー | 4% | 24kcal | 0g |
スタイルフリーパーフェクト | 6% | 36kcal | 0g | |
アサヒ本生ドラフト | 5.5% | 45kcal | 3.6g | |
サッポロ | サッポロ 北海道生搾り | 5.5% | 44kcal | 3.2g |
サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ) | 5% | 30kcal | 0g | |
サントリー | グランドゴールド | 5% | 42kcal | 3.0g |
新ジャンルビール(第3のビール、第4のビール)
第3のビール、第4のビールは新ジャンルビールと呼ばれています。第3のビールは麦芽を用いずに、穀類や糖類を原料として作られたビールテイストのアルコールです。
第4のビールは種類と糖類などを原料として作られたビールテイストのアルコールで、麦芽を用いているものもあります。
メーカー | ビールの種類 | アルコール度数 | カロリー | 糖質 |
キリン | キリンのどごし<生> | 5% | 37kcal | 2.6g |
キリンのどごしオールライト | 3% | 21kcal | 0g | |
キリン濃い味<糖質0> | 2.5~3.5% | 19kcal | 0g | |
アサヒ | クリアアサヒ | 5.0% | 45kcal | 3.2g |
クリアアサヒプライムリッチ | 6.0% | 51kcal | 3.8g | |
サッポロ | サッポロ麦とホップThe Gold | 5% | 46kcal | 3.5kcal |
サッポロ麦とホップ プラチナクリア | 5% | 39kcal | 2.2g | |
サントリー | 金麦 | 5% | 43kcal | 3.2g |
ジョッキ生 | 5% | 35kcal | 0g |
ビールを飲むと太る理由
ビールの種類をご紹介しましたが、いかがでしたか?思ったよりもカロリーが少なくて、驚いた人もいるのではないでしょうか?
ビールは350ml缶で140kcal前後、発泡酒や新ジャンルのビールは350ml缶で100kcal未満のものもあります。
思ったよりもカロリーは少ない。でも、ビールを飲むと太るんだよなぁと思っている人は多いですよね。なぜ、想像よりはカロリーが少ないのに、ビールを飲むと太るのかを考えていきましょう。
ビールを飲み過ぎてカロリーオーバー
ビールで太る理由の1つ目は、飲み過ぎてしまうことです。ビール350ml缶は140kcal前後しかありません。これだけ見ると、「ご飯1膳分を我慢すれば、ビールを飲んでも太ることはないじゃない!」と思いますよね。
でも、ビールを飲む時に350ml1缶だけで満足しますか?ビールはほかのアルコールに比べて、飲む量が多くなりがちです。2缶、3缶とついつい開けてしまう人もいるのではないでしょうか?
中ジョッキ1杯はジョッキの大きさによって、誤差はありますが、一番多く出回っているものは435mlのものです。ジョッキ2~3杯はいつも飲んでしまうという人もいると思います。
ビール350ml缶を2缶飲めば280kcal、3缶飲めば420kcalです。ジョッキ1杯だと約175kcal、2杯だと350kcalになります。
500ml缶を2缶以上開ける人もいるでしょうし、大瓶(720ml)を2~3本開ける人もいますよね。
ビールは低カロリーだからと、油断していると、ついつい飲み過ぎてしまって、結局はカロリーオーバーになってしまうんです。
おつまみでカロリーオーバー
ビールを飲む時には、あなたは何をおつまみにしていますか?ビールには唐揚げやポテトフライ、串カツなどの揚げ物がよく合いますよね。
自宅だと、おつまみを作るのが面倒くさいから、ポテトチップスをつまみながらビールを飲むという人も多いのではないでしょうか?
改めて説明するまでもないと思いますが、揚げ物はとてもカロリーが高いですよね。鶏のから揚げを5個食べると、それだけで350kcalを摂取することになります。
フライドポテト100gは約310kcalです。ポテトチップスも1袋300~400kcalはありますよね。それを考えると、ビールのおつまみって、とてもカロリーが高いのです。
ビールのカロリーばかり気にしていて、おつまみのことはあまり気にしていなかったという人は、ビールではなく、おつまみのカロリーで太っていた可能性が高いです。
ちなみに、350ml缶2本と鶏のから揚げ5個を食べると、それだけで630kcalになります。それだけでは夕食には足りないから、ご飯も食べるし、ほかのおかずも食べると考えると、ビールを飲んで太るのは当たり前のことと言えるのかもしれませんね。
ダイエットしながらビールを飲むための5つのコツ
ビールは飲みたい!でも太りたくないし、ダイエットもしたいという人は、どうすれば良いのでしょうか?
ダイエットのためにはビールを絶たなくてはいけないというわけではありません。ビールを飲みながらでも、工夫をすればダイエットすることができます。
ダイエットをしながらビールを飲むコツを5つご紹介します。
糖質ゼロの発泡酒をチョイス
ダイエットをしながらビールを飲むためには、糖質ゼロの発泡酒や新ジャンルのビールを飲みましょう。
ダイエットをするためには、糖質の摂り過ぎはNGです。糖質を摂ると、血糖値が上がって、インスリンが分泌され、中性脂肪がたまりやすくなります。
それなら、ダイエット中は糖質ゼロの発泡酒や新ジャンルビールを選んで飲めば、ダイエットしやすくなるのです。
具体的にはアサヒのスタイルフリーやキリンの淡麗プラチナダブル、サッポロの極ゼロ、 キリン濃い味<糖質0>などですね。
これらの発泡酒や新ジャンルビールなどは、カロリーも低めになっていますので、ダイエット向きのビールなんです。
ビールが好きな人は、発泡酒や新ジャンルビールでは物足りないという人も多いと思いますが、ダイエットのためですから、ダイエット中はビールではなく発泡酒&新ジャンルビールを選んでください。
どうしてもビールが飲みたいという人は、週に1回だけビールにするなど「いつもビール」ではなく、ご褒美としてその日だけは発泡酒や新ジャンルビールではなく、ちゃんとした「ビール」を飲むようにしてはいかがでしょうか?
飲み方を工夫する
ダイエット中にビールを飲む時には、飲み方を工夫しましょう。ビールは喉が渇いている時に、一気に飲むとおいしいですよね。でも、その飲み方をしていると、ビールをたくさん飲んでしまって、結局カロリーオーバーになりますので、太ってしまいます。
ダイエットをしながらビールを飲む時には、次のことに注意して飲むと良いでしょう。
・ゆっくり飲む
・のどの渇きを潤してから飲む
・食事前ではなく、食後に飲む
これらに気を付けていれば、飲み過ぎるリスクは少なくなりますので、ダイエット中でもビールを楽しむことができます。
おつまみを工夫する
ビールを飲みながらダイエットをするなら、おつまみを工夫しましょう。できれば、カロリーが少ないものを選びましょう。
・食物繊維が豊富なもの
・低カロリー&高たんぱくのもの
これらのおつまみを少量食べながら、ビールを飲めば、ダイエットしやすくなります。
カロリーが少ないおつまみなら、摂取カロリーが少なくなりますので、太る心配がありません。また食物繊維が豊富なものは、お腹の中で食物繊維が膨張して、満腹感を得やすくなりますし、糖や脂質の吸収を穏やかにしてくれるので、ダイエットには最適な成分なんです。
そして、ダイエットしていると筋肉が落ちがちですので、筋肉の原料となるタンパク質を摂って、基礎代謝を上げるために、低カロリーで高たんぱくなものを摂ると良いでしょう。
具体的にはサラダや野菜スティック、鳥のささみや胸肉、豆腐などですね。豆腐サラダなどは、ダイエット時のおつまみに最適かもしれません!
飲む量を決めておく
ビールを飲みながらダイエットをするためには、飲む量を決めておきましょう。ビールを飲んでほろ酔いになると、なかなか飲む量をセーブできなくなります。
そのため、あらかじめ飲む量を決めておいて、飲み過ぎないようにしましょう。自宅で飲む場合は、決めた量以外のものは冷蔵庫に入れておかず、棚の奥のほうにしまっておきましょう。
お店では一緒に飲む人に「今日はジョッキ1杯だけ!」と宣言しておきましょう。
カロリーを計算する
ダイエット中にビールを飲むなら、カロリー計算はしっかりしましょう。なんとなく飲んでいると、いつの間にかカロリーオーバーになってしまいます。
ビールを飲むなら、ほかの食事部分でカロリーを制限しなければいけませんので、きっちりとカロリー計算をしなければいけないんです。
ダイエットの基本は、消費カロリー>摂取カロリーです。この基本を守るためにも、カロリー計算をして、ビールを飲んでもカロリーオーバーにならないようにしましょう。
ビールの種類とカロリー・ビールで太る理由とダイエットのコツのまとめ
・ビールを飲むと太る理由
「飲みすぎてカロリーオーバー」「おつまみでカロリーオーバー」
・ダイエットしながらビールを飲む方法
「糖質ゼロの発泡酒がおすすめ」「飲み方を小さなコップで飲む」「ゆっくり飲む」「おつまみをカロリーの少ないものにする」「飲む量をあらかじめ決めておく」「カロリー計算をしておく」
ビールの種類とカロリー、ビールで太る理由とダイエットする時のコツをまとめました。ビールのカロリーはそこまで高くありませんが、ビールは飲みすぎたり、おつまみのカロリーが高かったりするので、ダイエットする時には、カロリー計算をきちんとしなければいけません。
また、飲み過ぎないように工夫したり、おつまみをカロリーが低いものに変えるようにすれば、ダイエットしながらビールを飲むことができるはずです。