ビール好きな男性に多い「ビール腹」は実はビールだけのせいではなく、女性も可能性が無い訳ではありません。
今回はビール腹のデメリット、女性がなる可能性、原因3つ、治す方法3つ、予防&改善できるおつまみレシピを紹介します。
この記事の目次
ビール腹とは?
よく耳にするビール腹とはどのような状態のことを指すのでしょうか?
一般的に、「ビールを飲みすぎてお腹がぽっこりと出てしまった状態のこと」をビール腹と呼びます。
◎一般的な「ビール腹」の定義とは?
- ・ビールが好きでよく飲んでいる
- ・下腹部がぽっこりと出ている
- ・他の箇所は太っていないことも多い
- ・中年男性に多く見られる
ビール腹というのはあくまでも比喩表現なので、飲んだビールが溜まってお腹が出ているわけではありません!
簡単に言ってしまうと、ビールの飲みすぎによる内臓脂肪型肥満だと考えられます。
肥満タイプのひとつで、腹腔内の腸のまわりに脂肪が過剰に蓄積している状態。
比較的男性に多くみられる。
引用:e-ヘルスネット
ビール腹だと思い込んでいても、実際はビール以外のものが原因となっているケースが多いのです。
ビールをよく飲んでいるだけで、ビール腹と例えられてしまうことがあるということですね…。
ビール腹になるデメリット3つ!
ビール腹(内臓脂肪型肥満)のデメリットをまとめていきます。
見た目が良くない
ビール腹の男性を見てどう感じますか?
一部女性に「ビール腹男子」が人気だと話題になりましたが、一般的にはマイナスイメージで捉えられることが多いと思います。
他人の目はもちろん、自分自身もコンプレックスに感じてしまうかもしれませんね。
お腹だけがぽっこりと出ていると、洋服選びにも悩んでしまいます。
オシャレを楽しみにくいという点もデメリットです。
メタボに移行する可能性が高い
ここ数年、よく耳にするようになったメタボという言葉。
メタボとは、メタボリックシンドロームの略称です。
日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm女性90cmを超え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つに当てはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。
引用:e-ヘルスネット
つまり、内臓脂肪型肥満はメタボの一歩手前ということになります。
放置しているとメタボになる可能性があるので注意しましょう。
生活習慣病になるリスク
内臓脂肪型肥満やメタボは、生活習慣病の発症リスクを上げると言われています。
発症リスクが高まるのは、糖尿病・高血圧症・脂質異常症など。
ビール腹は命にも関わる可能性があるのです。
女性がビール腹になる可能性はある?
一般的に「ビール腹=男性に多い」というイメージが強いと思います。
果たして女性がビール腹になることはあるのでしょうか?
ビール腹が男性に多い理由
男性と女性では脂肪のつき方に大きな違いがあります。
男性の場合、内臓を包み込む腹膜という部分に脂肪がつきやすいのです。
腹膜(ふくまく、英: peritoneum)は、胃や肝臓といった腹部の臓器の全体ないし一部をおおっている薄い半透明の膜である。
引用:wikipedia
腹膜に脂肪がつくことで、下腹部だけがぽっこりと出てしまうというわけ!
一方の女性は、内臓脂肪よりも皮下脂肪のほうがつきやすいという特徴があります。
これは妊娠した際、赤ちゃんを守るために体を保温する必要があるから。
男性がお腹から太っていくのに対して、女性は全身がふっくらしていきます。
女性もビール腹になる可能性はある
体の構造上、女性は下腹部だけぽっこりと出ることは少ないことが分かりました。
では、ビール腹になることは絶対にないの…?
ネット上には以下のような声がありました。
やっぱこれはやめられないpq 女なのにビール腹だわ(;ω;)
引用:Twitter
ちょっとなまけすぎてたダイエット開始開始。
お酒ばっかり飲むからどうしてもお腹ぽっこり治らんのじゃ〜〜
引用:Twitter
女性でもビール腹に悩んでいる人はいるようです。
しかし、実際はそれほど太っていなかったり、お腹以外のところもふっくらしているケースが多いと考えられます。
体型によってはお腹だけが目立つこともありますが、一般的に女性に対してビール腹という表現をすることは少ないです。
ビール腹になる原因3つ!
ビール腹になってしまう大きな原因には以下の3つがあります。
1.ビールの飲みすぎ
ビールだけが原因ではないとしても、やはりビール腹というくらいなので、当然ビール好きの人がほとんどだと思います。
ビール腹と呼ばれている、もしくはビール腹だと自覚のある人の多くが、ビールを飲み過ぎています。
アルコールは1gあたり7kcalのカロリーがあります。
気になるビールのカロリーは100mlあたり39.9kcalです。
◎ビールのカロリーは?
缶ビール1本(350ml)・・・約140kcal
中ジョッキ1杯(500ml)・・・約210kcal
実は、他のアルコールに比べてビールのカロリーはそれほど高くありません。
とはえ、飲みすぎれば当然太りやすくなります。
アナタは1回にどれくらいのビールを飲んでますか?
1晩に中ジョッキを3杯以上飲んでしまう人は注意が必要です!
中ジョッキ3杯で約630kcalも摂る計算に…。
これは和定食のカロリーに相当します。
またビールには100mlにつき約3gの糖質が含まれています。
糖質の摂りすぎは肥満リスクを高めてしまいます。
2.おつまみの食べすぎ
ビール自体ではなく、おつまみの食べすぎがビール腹の原因となっていることも多いのです。
ビール単品で飲み続ける人はあまりいないと思います。
ほとんどの人がおつまみと一緒に飲むのではないでしょうか?
おつまみを食べることは悪いことではありませんが、高カロリーなメニューを選んだり量を食べ過ぎると太りやすくなります。
◎ビール腹を招く危険なメニュー
- 揚げ物
- 脂っこいメニュー
- ご飯ものや麺類 など
ビールは高カロリーなメニューと相性が良いため、ビールを頼む時、つい揚げ物も一緒にオーダーしてしまう人も多いのでは?
また、ビールには食欲を促進する作用があります。
ビールのアルコール度数は約7%。
これは食欲を促進するのにちょうど良いアルコール度数になります。
そしてビールに含まれる炭酸にも食欲促進作用があるのです。
3.運動不足
日頃の運動不足もビール腹の大きな原因のひとつです。
ビールやおつまみで多少カロリーを摂りすぎても、運動を行っていれば脂肪として溜め込みにくくなります。
逆に体を動かさないと、摂ったカロリーを十分に消費できずにどんどん体に溜め込んでいきます。
先ほども触れたように、男性は下腹部から脂肪がつきやすいため、ビール腹にまっしぐらというわけです。
もちろん女性も全身に脂肪が付き、当然ビール腹に近い体型に近づいてしまいます。
ビール腹を治す方法3つ!
今日からすぐにできるビール腹改善方法を紹介していきます。
ビール選びを工夫する
一言にビールといっても様々な商品が販売されています。
最近よく見かけるのが糖質オフビール。
通常のビールよりも糖質が少なくなっているので、ビール腹予防・改善におすすめです。
ビールを飲む時は、なるべく低カロリー・低糖質のものを選ぶと良いでしょう。
また、アルコールが入っていないビールテイスト飲料も多く販売されています。
こちらはカロリーゼロの場合も多く、ダイエッターにとっては嬉しい商品です。
こういった商品を利用することで摂取カロリーを抑えられますよ。
ヘルシーなおつまみを選ぶ
おつまみを一工夫することでビール腹予防・改善が可能です。
揚げ物などの高カロリーメニューは避け、なるべく低カロリーで満足度の高いメニューを選びましょう。
◎おすすめメニューの条件
- とにかく低カロリー
- 高たんぱく
- 嚙みごたえがある
また、ビールを飲む前にサラダなど食物繊維の多いメニューを食べておくことをおすすめします。
この一工夫だけで、血糖値の上昇がゆるやかになって太りにくくなりますよ。
嚙みごたえのあるメニューもおすすめ。
しっかりと噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、早く満腹感を感じやすくなります。
筋トレや有酸素運動を行う
ビール腹を予防・改善するためには、日頃から運動習慣をつけておくことが大切です。
お腹を引っ込めるために腹筋などの筋トレを行う人が多いと思いますが、それに加えて有酸素運動も行いましょう。
有酸素運動とは、ウォーキングや軽めのジョギングなどのこと。
体脂肪を燃やすのに最適です。
ビール腹を予防&改善できるおつまみレシピ2選!
ビール腹に悩んでいる人必見!
家飲みの時に作りたい、ヘルシーなおつまみレシピを紹介していきます。
えのき茸の簡単ヘルシーおつまみ
電子レンジで簡単に作れるえのき茸のおつまみ。
程よい嚙みごたえがクセになる一品です。
レシピはこちらから。
簡単!木綿豆腐でしっかり豆腐ステーキ
低カロリー・高たんぱくな豆腐はヘルシーおつまみの定番。
ステーキ風にアレンジすることで、ビールとの相性がさらに良くなります。
レシピはこちらから。
女性のビール腹の原因・治す方法についてのまとめ
・ビール腹になる原因
「ビールの飲み過ぎ」「おつまみの食べ過ぎ」「運動不足」
・ビール腹にならないための対処法
「糖質オフビールを選ぶ」「ヘルシーで低カロリー高たんぱく質なおつまみを選ぶ」「筋トレや有酸素運動を習慣づける」
中年男性に多いビール腹。
ビールの飲みすぎだけが原因だと思われがちですが、実はおつまみの食べすぎや運動不足が原因となっているケースが多いのです。
ビール腹には様々なデメリットがあるので、早期に改善することをおすすめします。
飲み方を一工夫するだけでビール腹は予防・改善できますよ!