ヒールの靴を履くと、ふくらはぎの筋肉がボコッと浮き出てしまう。ブーツがふくらはぎで引っかかって入らない。このような悩みがある人は、「筋肉太り」と言われる太り方をしている可能性があります。
筋肉太りの原因や痩せ方・解消法をまとめました。これでふくらはぎや太もももほっそり美脚になるはずです!
筋肉太りの原因は?
ヒールの高い靴を履くと、ふくらはぎの筋肉がボッコリ出てしまう人はいませんか?また、太ももの筋肉が目立つので、ミニスカートやホットパンツを穿けないという人もいますよね。
ふくらはぎや太ももの筋肉が目立ってしまう人は、筋肉太りと言われる太り方をしている可能性があります。
筋肉太りは、学生時代に運動部に入っていた女性に多い太り方です。運動系の部活を一生懸命していた人は、ふくらはぎや太ももに筋肉がつきますね。これは、運動をしているのですから、当たり前のことです。
部活動を引退して、運動をやめた後が問題です。運動をやめると同時に、摂取カロリーを減らした人は、筋肉太りをすることがなく、自然とふくらはぎや太ももの筋肉は落ちて、適度な筋肉量になるでしょう。
ただ、運動を止めた後も運動していた時と同じ食事をしていた人は、筋肉太りになってしまいます。
運動をするためには、筋肉にエネルギーを供給しなければいけません。運動をしていた時は、筋肉の使用に必要なエネルギー(糖)をどんどん供給されても、それをしっかり消費することができていました。
でも、運動を止めた後はエネルギーを供給されも、消費することができず、余ったエネルギーは脂肪になって、その筋肉の部分に蓄積されていくのです。
そうすると、筋肉に脂肪が入り込んだ状態になります。霜降り肉を想像してもらえば、わかりやすいかと思います。
筋肉太りは脂肪と筋肉が絡み合っていて、脂肪が筋肉に固定されるような状態になりますので、カチカチの筋肉のような状態になってしまうのです。
筋肉太りは、運動で筋肉が発達する太ももやふくらはぎに起こりやすいという特徴があります。
この筋肉太りはカチカチで、普通にダイエットをしてもなかなか痩せないのが問題です。ダイエットをして、顔や上半身がスッキリしても、ふくらはぎや太ももはガッチリ&カチカチのたくましいままということもよくあります。
この筋肉太りした太ももやふくらはぎをスッキリ解消するためには、ダイエットのコツがありますので、筋肉太りを解消するためのコツを説明していきます。
筋肉太りの5つの痩せ方や解消法
筋肉太りをしたふくらはぎや太ももをスッキリさせるための痩せ方や筋肉太り解消法を4つご紹介します。
マッサージで血行を促進
筋肉太りを解消するためには、まずはマッサージをして血行を促進しましょう。ふくらはぎや太ももは心臓から遠い部位ですので、心臓に血液が戻りにくく、血液が停滞してしまいます。
足の静脈の血液は、重力に逆らって、心臓に戻らなければいけないので、大変なんです!
血液がふくらはぎや太ももに停滞するとどうなるでしょうか?ふくらはぎや太ももの老廃物が回収されずに、細胞内に残ってしまうのです。
そうすると、脂肪が燃焼されにくくなりますので、なかなか筋肉太りが解消されないのです。それでなくても、筋肉太りの場合、筋肉と脂肪が混ざっていて、脂肪が落ちにくいのですから、ふくらはぎや太ももの血行を促進して、脂肪を燃焼しやすくしましょう。
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着圧ソックスを穿く
筋肉太りを解消するためには、着圧ソックスをはきましょう。着圧ソックスは、ふくらはぎや太ももに適度な圧を与えることで、静脈の血液が心臓に戻るのをサポートしてくれるのです。
ふくらはぎや太ももの血流が改善すれば、老廃物が蓄積されずに、きちんと回収されて、脂肪が燃焼しやすくなります。そのため、筋肉太りが解消してほっそり美脚になることができるんです。
もちろん、着圧ソックスを履くだけで筋肉太りが解消して、美脚になるわけではありませんが、筋肉太りを解消させるための下準備のために必要になります。
身体を温める
筋肉太りを解消するためには、身体を温めて、冷え性を解消しましょう。筋肉太りを解消するためには、この冷え性を改善すること、身体を温めるようにすることが、最も大切と言っても過言ではありません。
冷え性になると、血液の流れが滞りますので、老廃物が溜まってしまいます。身体の代謝も落ちますので、痩せにくくなるんです。体温が1℃下がると、代謝は12%も下がるとされています。
冷え性になると、筋肉太りを解消できないどころか、さらに脂肪がついてカッチカチのふくらはぎになる可能性があるのです。
そのため、身体を温めて、筋肉太りを解消するようにしましょう。
・冷たい飲み物や食べ物は避ける
・水ではなく白湯を飲む
・生姜など身体を温める食品を食べる
・湯船に入って入浴する
・エアコンの効いた部屋ではひざ掛けやストールを使う
・冬はオシャレよりも保温!
・腹巻き、マフラー、手袋、使い捨てカイロを使う
このような冷え性対策をすることで、筋肉太りをした部分がスッキリ痩せていくはずです。湯船に入りながら、足のマッサージをすると、さらに効果が高くなるのでおすすめですよ。
冷え性対策のためには、運動をして筋肉をつけると良いのですが、筋肉太りの人は運動はあまりおすすめできません。その理由は、次にお話しますね。
ヨガやピラティスなどゆっくりエクササイズを
筋肉太りを解消するためには、ヨガやピラティスなどの運動を行いましょう。筋肉太りの人に激しい運動はNGです。また、有酸素運動も止めておいた方が良いでしょう。
筋肉を鍛えるスポーツはひかえて、マッサージやエクササイズに切り替えましょう。
筋肉太りの人が、筋肉を鍛えるような運動をしてしまうと、筋肉がさらについてしまいます。脂肪が燃焼するよりも、筋肉がつくんです。そうすると、さらにふくらはぎや太ももの筋肉太りの部分が目立ってしまいます。
そのため、筋肉太りを解消するためには、筋肉をつけずに脂肪だけを燃焼する方法を選択しなければいけません。その方法とは、ヨガやピラティスです。太極拳も良いですね。
ヨガやピラティス、太極拳は、身体への負担は少なく、ゆっくり身体を動かしますので、筋肉がつきにくく、脂肪が燃焼しやすいのです。
足を使う運動は控えめに
筋肉太りの人は、足を使う運動は控えてください。「ダイエット=運動」というイメージがあります。確かに、ほとんどのダイエットでは、運動をすることで痩せることができます。
ただ、筋肉太りは例外です。先ほども言いましたが、筋肉太りの人が運動をすると、さらに足の筋肉がついて、カッチカチのかわいくないふくらはぎと太ももが出来上がってしまいます。
そのため、運動をするのは筋肉太りが解消してからにしましょう。筋肉太りが解消するまでは、ダイエットの効率は悪いですが、マッサージやヨガ、ピラティスで地道に筋肉太りの部分を痩せさせるようにしてください。
筋肉太りの原因・痩せ方・対処法についてのまとめ
・筋肉太りの痩せ方と解消法
「マッサージで血行促進」「着圧ソックスをはく」「身体を温める」「ヨガやピラティスなどのゆっくりエクササイズ」「足を使う運動は控えめにする」
筋肉太りの原因とふくらはぎや太ももの筋肉太りの痩せ方・解消法をまとめました。筋肉太りは、あなたのふくらはぎや太ももが霜降り肉のようになった状態で、なかなか脂肪が落ちにくいのです。
そのため、ダイエット=運動という思い込みは捨てて、マッサージやヨガ・ピラティスなどで地道に筋肉太りを解消しましょう。