ピラティスをされたことはありますか?
最近あちこちでピラティス教室が開かれていますね。ちょっとおしゃれなイメージもあるピラティスですが、実はなかなかすごい医療系のダイエット方法なんです。
今回はそんなピラティスダイエットについてまとめてみました。
ピラティスダイエットとは
ピラティスダイエットとは、ピラティスと呼ばれる運動を行うことによるダイエット方法です。
ピラティスは、ドイツの看護婦さんであったピラティスさんが考案したもので、もともとは戦争で負傷した兵士たちのリハビリメニューとして作られたプログラムでした。
ずっと寝たきりで運動をまったくせず、筋肉が衰えてしまった患者さん用のストレッチだったのですね。そんなわけで、病院のリハビリ運動だったため、寝ながら行うポーズが多いのです。
そして、主な目的なインナーマッスルを鍛えることで、さまざまなポジティブな効果を促します。最近ではアスリートたちが好んでトレーニングメニューに活用されていたりするんですよ。
具体的には、腹筋運動をいろんなバリエーションで行うストレッチという感じです。
インナーマッスルを鍛えるものなので、お腹を中心にして、全身へと効果を派生させます。ポーズ自体はそう難しいものではなく、むしろ簡単です。
最近ではブームにもなっているため、DVDもたくさん市販されていて、教室に通って行うだけでなく、自宅でも気軽に取り組むことができます。
ピラティスダイエットの5つの効果
ピラティスダイエットの効果について見ていきましょう。
さすがは医療系のものだけあって、さまざまな効果が見込めます。なるほど確かに負傷した兵士のためのプログラムだなという感じです。
主なものをあげてみました。
体の歪み矯正
現代の人間の体は歪んでいることも多いのですが、インナーマッスルを鍛えることによって、その体の歪みが矯正されます。矯正されると、今まで歪みによって生じていた肩こりや、冷え性、生理痛などが解消されます。不調の原因は体の歪みにあることが多いのです。
自律神経の正常化
ストレス等によって自律神経が乱れている人は意外に多いと思いますが、ピラティスをすることによってその正常化が期待できます。
ストレスが溜まると呼吸が浅くなるのですが、ピラティスの呼吸法によって深い呼吸を身につけ、リラックス効果を高めます。結果的に自律神経の正常化が促されるのです。
柔軟性の向上
体が硬いといろいろなケガを引き起こしやすいのですが、ピラティスによって固い体をほぐして柔軟性を高めることによって、体が柔らかくなり、ケガの危険性も減少します。また、柔軟性の高いしなやかなボディになります。
血行が良くなる
体が硬い人は柔らかい人と比べて、血行が悪い人が多く、代謝も低いことが多いです。柔らかくすることで血行が良くなり、手足の先まで十分に血液が流れるようになります。特に冷え性に効果があります。また、老廃物をスムーズに排出する効果もあります。
続いて、気になるダイエットに直結する効果についても見ていきましょう。
ピラティスさんの名言に、「10回やったら気分が良くなり、20回やったら見た目が変わり、30回やったら体のすべてが変わる」というものがありますが、これがピラティスなのです。モチベーション上がりそうですね。
痩せやすい体になる
普段あまり使わないインナーマッスルを鍛えて強化することによって、筋肉量が増えて、代謝がアップします。結果的に、太りにくく痩せやすい体へと変化していきます。
また、インナーマッスルを鍛えることによるダイエット効果はたくさんあります。列挙すると、ウエストラインがくびれる、姿勢が良くなる、ヒップアップする、たるみ改善、全身のスリム化など。素晴らしいですね!
ピラティスダイエットの具体的な方法
ピラティスダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。
まず大切なのは呼吸法です。そのための基本の姿勢をご紹介します。そして簡単なダイエット方法を2つご紹介しましょう。
ピラティスダイエットの基本の姿勢
すべてのエクササイズは息を吐きながら行います。基本の姿勢(ニュートラルポジション)は以下の通りです。
1.床にあおむけに寝る
2.膝を立てる
3.背骨は自然なS字をキープする
4.腕は長くのばして、体の横に置く
5.鼻からゆっくりと深く息を吸う
6.口からゆっくりと深く息を吐く
7.リラックスを感じるまでこれを繰り返す
ピラティスダイエットの簡単な方法1
背骨を滑らかにするエクササイズをご紹介します。これによって骨格を正常に整えることができます。
1.基本の姿勢を取る
2.骨盤を浮かし、背骨を1つ1つ床から離して浮かせていく
3.バランスの良いところまで浮かせたらキープ
4.鼻からゆっくりと息を吸う
5.背骨を1つ1つ床へと戻していく
6.口からゆっくりと息を吐く
7.10回程度繰り返す
ピラティスダイエットの簡単な方法2
お腹周りに効果のあるエクササイズをご紹介します。腹筋に似ていますがもっと簡単です。
1.基本の姿勢をとる
2.息を吐きながら上体を起こす
3.下半身はつま先へ引っ張られるように意識する
4.息を吐きながら、元に戻す
5.10回程度繰り返す
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=kSa5BSvzw-A]
ピラティスダイエットの注意点
ピラティスは簡単そうに見えますが、ただやみくもにやっても効果はありません。大切なのは、どこの部分に効いているのかを意識して、イメージしながら行うことです。
そして、必ず呼吸をしながら行うこと。息を止めてはいけません。
1つ1つの動作をゆっくり丁寧に行いましょう。じわじわと体が温まって、効果が感じられてきますよ。
ピラティスダイエットの体験談
ピラティスダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「ピラティスダイエット教室に通いはじめて2カ月になります。週1回ペースで行っています。食事制限等は何もしていないのですが、ウエストがなんと4センチ痩せました。(20代女性)」
「自宅でDVDを見ながらピラティスダイエットをしています。自分1人でやるのはどうかと思ったものの、簡単なので続いています。呼吸法ができるようになり、体調が良くなりました。体重は変わっていませんが、引き締まったように思えます。(40代女性)」
「ピラティスダイエットをするようになってから悩みのタネだった便秘が解消されました。スムーズに排出されるのでポッコリお腹が平らになりました。(30代女性)」
最後に
「体の歪み矯正」「自律神経の正常化」「柔軟性の向上」「血行が改善」「痩せやすい体になる」
・ピラティスダイエットの方法
「基本の姿勢を覚える」「ピラティスの簡単なエクササイズをする」
・ピラティスダイエットの注意点
「必ず呼吸をしながら行う」「どこの部分に効いているのか意識してイメージしながら行う」
ピラティスダイエットって簡単ですよね。もちろんいろんなポーズがあるのですが、寝ながらするものが多く、労力もほとんどかかりません。
寝る前に行えば、翌朝スッキリするかもしれませんね。ズボラでもできるお手軽ダイエットと言えるでしょう。
以上、ピラティスダイエットのおまとめでした。