むくみや筋肉でも簡単に太くなってしまうふくらはぎ。どうしても太さが気になってミモレ丈スカートやクロップドパンツが履けない…とお悩みの方もいるでしょう。すらりと細いふくらはぎを目指したいけれど、なかなか痩せられない!という声も多いパーツです。
まずは正しくふくらはぎを計測して、自分が理想サイズからどれくらい離れているかを知りましょう。そうすればきっとどう対策をしていけば良いか見えてくるはずです。正しい測り方、理想の数値と平均値などふくらはぎのサイズにまつわることをまとめてみました。
この記事の目次
ふくらはぎの正しい測り方
ふくらはぎの正しいサイズを知るにはまず、自分なりに正しい計測方法を定めておく必要があります。ふくらはぎはちょっとしたことでサイズが変化しやすいパーツです。
条件を同じにしておかないと、きちんとふくらはぎのサイズが落ちたのか上がったのかすら判断することができないからです。
基本的な測り方
1:鏡を見てふくらはぎで1番太い場所を確かめる
2:立ったままお辞儀をするような格好でふくらはぎにメジャーを当てる
3:水平になっていることを確認し、ぴったりフィットする力加減で計測する
そもそもふくらはぎは立ったまま計測するのが一般的です。座った方が筋肉が盛り上がらず細く計測できるかもしれませんが、体のサイズは1番大きい数値を正しい数値とするものなので、立った状態を「普通の状態」とされるのです。
もちろんメジャーは食い込ませたり緩ませたりせず、ぴったりフィットする程度の力加減で計測することも大切。地面と水平になっているかも自分の目で見てきちんと確認しましょう。
ふくらはぎを計測する位置は?
ふくらはぎを計測する位置は、基本的に1番太い場所とされています。ただ、これでは何らかの理由で太い場所が変わってしまった時に正しい数値を継続して測れません。
自分のサイズの変動を正確に把握しておくことが目的の場合は、あらかじめ「膝下から何cmの位置を計測する」と明確に決めておきましょう。このルールに従って毎回計測すれば、本当に正しい変動値を把握することができます。
計測する時間帯も同じに
ふくらはぎはむくみやすいパーツです。前日の運動量などでも太さが大きく変わることがあります。その影響を最小限に抑えるなら、やはり計測は午前中に行った方が無難です。
朝と夕方で比較しただけでもサイズが変動するので、計測するのはいつも同じ時間帯が良いです。位置と同じく時間帯もあらかじめ決定してルールとして記録しておいた方が良いでしょう。
ふくらはぎの理想的なサイズ
ふくらはぎにももちろん、他のパーツと同じく理想のサイズを算出する計算式があります。下着メーカーのワコールが監修した計算式です。
身長×0.2=ふくらはぎの理想サイズ
身長が160cmなら32cm、155cmなら31cmがふくらはぎの理想のサイズです。1番太い部分で32cm前後というと、かなりほっそりしたふくらはぎのように感じます。
実は有名モデルのふくらはぎのサイズが平均するとだいたい30〜32cmとなっています。実際に見るとかなり「細い!」と感じられるサイズです。体重も平均以下で適度に運動もしていないと実現が難しい数値だと思います。
日本人のふくらはぎの平均値
日本人のふくらはぎの平均サイズは経済産業省の集計したデータで知ることができます。これによると日本人の20〜40代のふくらはぎの平均サイズは34.5cmです。理想のサイズと比較すると、平均サイズは「あと少し!」といったところでしょうか。
年代別にみた平均値は以下の通りです。
・20代後半:34.2cm
・30代前半:34.3cm
・30代後半:34.5cm
・40代前半:34.8cm
身長別にみると、身長が増えれば増えるほど平均値は上がっていきます。160cmを超えるとふくらはぎのサイズも35cm以上になっています。
ふくらはぎが太いな…と感じられるサイズは+4cm
ちなみに、他人の目から見てふくらはぎが「太いな…」と感じられるサイズは理想のサイズの+4cm以上とのこと。
とは言え理想値は「細い」と感じられるサイズ感です。平均値を基準にしてみた場合、(もちろん身長の高さにもよりますが)38cm以上になったらふくらはぎの太さが他人の目から見ても気になるようになるということになります。
ふくらはぎの実際のサイズと理想のサイズの誤差で見る対策法
実際に計測したサイズと理想のサイズ、平均サイズはどれくらいだったでしょうか?そのサイズの差がどれくらいだったかによって、これから取るべき対策も変わってきます。
誤差が2〜4cm程度だった場合
理想値や平均値、自分の目標とするふくらはぎのサイズとの差が2〜4cmの場合は比較的簡単に理想値に近づけることが可能なサイズです。
・入浴後にセルライトを除去するようなマッサージを行う
・むくみを解消できるように対策する
・着圧ソックスなどをはく
こういった対策で十分理想値を目指していけるでしょう。触った時にプニプニしていてむくみがひどい場合は特に誤差の範囲にも入ることもあります。デトックスを意識していってください。
誤差が5〜7cmだった場合
誤差が5cm以上になると、骨盤の歪みや筋肉太りによる影響も出てきている可能性があります。冷えて血流が滞り、頑固なセルライトになってしまっている可能性も高いです。
ふくらはぎを絞るようにするとボコボコが見えていませんか?これが見えているならセルライトを除去しながら血流も改善させる、根気がいる対策が必要です。
・硬くなった肉をやわらかくするようなマッサージ
・冷え対策をしっかり行う
・筋肉を増やしすぎないようにできるだけゆっくり動く
・自分の立ち方に妙な癖がないか確かめる
・しばらくヒールが高い靴を控えてみる
むくみ対策や着圧ソックスに加えて、このような対策を取っていくと徐々にサイズダウンを目指していけるでしょう。特に自分の立ち方や歩き方に妙な癖があると気がついた場合は、できるだけはやくこの癖を直すようにしていきましょう。
誤差が8cm以上ある場合
この場合は頑固なセルライトや脂肪、脚の歪みを直しながら、根本的な生活習慣の見直しをしてをしていく必要がありそうです。ダイエットが必要なら取り組んだ方が良いし、むくみやすい生活習慣ならその習慣をやめた方が良いです。
問題を見つけられるのは自分です。すらりと細い足を目指してこの機会にぜひ、自分の生活を見直してみてください。
ふくらはぎの測り方・理想サイズについてのまとめ
・ふくらはぎの理想的なサイズ「30~32cm」
・日本人のふくらはぎの平均値「34.5cm」
ふくらはぎは簡単に太くなったり細くなったりするパーツです。脂肪による影響よりも歩き方やむくみ、生活習慣によるセルライトによる影響で太くなることが多いです。でも、習慣の見直しさえきちんと行えれば比較的簡単にサイズダウンが目指せるパーツだとも言えます。
定期的に正しく計測を行って、自分のサイズを把握し、その時々で悪習慣が出ていないか自分なりに確かめていってください。