肥満男性の診察をする女医

正しい腹囲の測定方法・メタボ基準値・女性と男性の平均値まとめ【本当に正しい位置も紹介】

数年前から健康診断で測定されるようになった腹囲。ウエストと混同されがちですが実際は少し違う場所になります。測定されてウエストと全然違う!と驚かれた方や健診で測られたけれど、これが本当に正しい場所?と疑問に思われた方もいるかもしれません。

 

誤解されることの多い、腹囲の本当に正しい位置、測り方をはじめ、メタボ診断される基準や日本人の平均値など気になるところをまとめてみました。

腹囲の位置

 

腹囲の正しい位置はずばり、おへそがある位置かその少し上です。

 

正確には助骨下縁(ろっこつかえん)と前上長骨棘(ぜんじょうちょうこつきょく)の高さの中心、と設定されています。

 

肋骨下縁(ろっこつかえん)・・・肋骨のいちばん下にある骨の下側
立位臍高位(りついさいこうい)・・・立った状態でへその高さ
前上腸骨棘(ぜんじょうちょうこつきょく)・・・腰骨両側にある出っぱり(手でさわるとグリグリと感じる場所)

 

引用元:正しい腹囲、血圧の測り方 | 特定健診とメタボリックシンドローム予防

 

ウエストはお腹周りで最もくびれている場所か体を傾けた時に折れ曲がる場所なので、ウエストに比べたらどうしても数値が大きくなりがちです。

 

思ったよりも大きくてびっくりした!と思われる方も多いようですが、それはごく当たり前のこと。特に指摘されない限りは気にする必要はありません。

 

 

腹囲の正しい測り方

 

 

腹囲を計測する時は、基本的に立って計測します。

 

両足を揃えて真っ直ぐ姿勢良く立ち、息を吐いてリラックスした状態で測ります。この時、できるだけお腹を引っ込めたりはしないようにしましょう。

 

メジャーはお腹と背中に回す時に床に水平になるように注意して巻きます。おへそに重なる位置にメジャーを巻きつけます。体の心中線に対しては直角になるように意識すると誤差が少ないです。

 

 

メタボ健診ではおへそ以外を測ることもある

 

肥満が目立っていたりおへそ周辺がとてもたるんでいるなど看護師さんが必要と判断した場合は、おへその位置で測らないこともあります。おへその少し上だったりおへその少し上だったり、看護師さんの判断で変動することもあります。

 

基準に沿って測定してもらえているはずなので、不安に思うようなことがあれば看護師さんに思い切って聞いてみてください。

 

 

理想の測定時間帯

 

健康診断で測られる場合はどうしても時間帯を指定することはできませんが、腹囲の理想的な測定時間は基本的には朝、朝食を食べる前とされています。

 

朝起きてトイレに行った後、朝食を食べるまでの間に測ることができたら、できるだけむくみが解消されて食べたものの影響もほぼ受けない状態の腹囲を測ることができます。

 

毎日測定していけば自分の健康やダイエット状況の推移を目に見えて残しておくことが可能です。メタボ診断以外の時でも日々測ってみるのも良いでしょう。

 

 

 

「メタボ」と診断される腹囲の基準値

 

健康診断で腹囲を測定されるようになったのは、この腹囲を計測することで内臓脂肪の蓄積量を推測することが可能だということがわかったためです。

 

・女性なら腹囲90cm以上

・男性なら腹囲85cm以上

 

この腹囲の数値の他に血圧や血糖値なども参考にされますが、腹囲だけで考えるとこの数値を超えるとメタボ診断されます。

 

診断されると生活習慣改善の指導をされたり、CT検査で具体的に内臓脂肪の量を測定される他、他の検査結果の数値次第では何か疾患が隠れていないか再検査が行われることもあります。

 

 

 

日本人の腹囲の平均値

 

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出典:stat.ameba.jp/user_images

 

ちなみに、腹囲は平均値も公表されています。経済産業省が平成16~18年度に約7000人分のデータを集めてまとめた日本人の平均的な身体に関するデータによると、20代から40代の腹囲の平均値は約69cmでした。

 

年代別にみると、20代後半で67.6cm、30代前半で68.1cm、30代後半で69.3cm、40代で71.1cmと少しずつ増加していっています。

 

男性はこの増加幅がかなり大きく、20代後半だと77.9cmなのに、30代前半になると81.5cm、30代後半で83.5cm、40代で85.4cmにもなってしまいます。男性のメタボ基準値は85cmなので、40代は平均値であってもメタボになってしまうという状態です。

 

 

実は、男性の方が内臓脂肪がつきやすい

 

ただ、この数値は男性がぐうたらだというわけではありません。実は体質的に大きな違いがあるのです。男性はもともと内臓脂肪がつきやすく、女性は皮下脂肪がつきやすいという傾向があります。そのため、男性は少し太っただけでも内臓脂肪がついてお腹がぽっこりと出てしまうのです。

 

 

女性はメタボになりにくい一方、一度ついた脂肪は取れにくい

 

ちなみに、女性は皮下脂肪がつくのでメタボにはひっかかりにくいものです。でも皮下脂肪がついてしまうので全体的に丸くなるという難点が…。脂肪の落としやすさでも、内臓脂肪の方が簡単に落とすことができるので、女性の方が痩せにくいとも言えます。

 

 

皮下脂肪か内臓脂肪かを判断する方法

 

自分の脂肪が皮下脂肪か内臓脂肪かを判断することも可能です。その方法は、お腹に力を入れた状態で立ち、その状態でお肉がつまめるかどうか確かめるというやり方です。もしつまめたらそれが皮下脂肪です。

 

つまめなければ内臓脂肪なので、メタボの傾向が高いということになります。

 

 

 

 

まとめ

 

メタボ診断に活用されるようになってから一気に注目されるようになった腹囲。計測するだけで何が判断できるんだ!?と思われがちですが、思った以上にいろいろとわかることがあります。

 

個人差も大きいものなので、計測方法やその数値もバラバラ。でも冷静に比較してみると自分の問題が見えてくることもあるでしょう。自分の健康状態を把握するためにも、正しい測定方法で定期的に測ってみるのがおすすめです。

 

ダイエット中ならどんどん数値が変化していくところなので、モチベーションアップにも役立てることができるでしょう。

 

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