自分の頭のサイズを知っている人はいるでしょうか。意外にも、測定したことがない方が大半なのではないでしょうか。しかし、自分の頭のサイズを知っておくというのは重要です。帽子を購入するときなどにも役立ちますからね。
ここでは、そんな自分の頭回りのサイズを測る方法や平均値を紹介します。
「頭周りが大きい」と「顔が大きい」の違い
世間で良く言われている頭のサイズには、ちょっとした勘違いがあります。頭が大きいと言われる人もいれば、顔が大きいと言われる人も多いものです。事実、頭が大きいのと顔が大きいのとでは、ちょっとしたニュアンスに違いが出てきます。
頭が大きいのは、顔も含めて頭全体が大きいことを意味し、顔が大きいのは、顔だけが大きいという意味で使っている人が多いです。頭そのものは普通なはずなのに顔が大きいと言われる、という人は、この違いを理解しておくといいでしょう。
頭周りのサイズで悩む人も多い
実は自分の頭のサイズで悩んでいる方は多くいらっしゃいます。人に「頭が大きいね」と言われてコンプレックスになっている方もいることでしょう。
頭が大きいのは、人間が成長してくる段階で決定されるものなので、大人になってから小さくするというのは非常に難しいことです。それゆえに、頭のサイズに関する悩みはなかなか解決できません。
実際はそこまで気にすることではないのですが、頭自体がコンプレックスという方もいます。また、単純にオシャレでハットやキャップを身に付けようと思った時、頭が大きいことで入らない人もいます。
サイズが色々と展開されているのですが、どうせなら小さいサイズを使いたいという方もいるかも知れません。まずは、自分の頭のサイズを測ってみて、具体的な数字を出しておくと良いですね。
頭周りを測る前に事前に用意するもの
事前に用意するものは、以下の通りとなっています。もちろん本格的なものは必要ないので、手軽に揃えられるものばかりです。
・ロングメジャー(巻き尺)
・テープ(医療用)
・水泳帽
・鏡
以上があれば、頭のサイズは簡単に測定することが可能です。まずロングメジャーですが、これは巻き尺のものを使うようにしてください。工事などで利用する硬いメジャーだと、肌を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
その他、メジャーを固定するためのテープがあると便利です。セロハンテープでも良いのですが、頭を測るときは顔を軸に測定するので、粘着力の弱いテープだと上手に付かないことがあります。
医療用テープならしっかり貼り付きますし、何より肌にも優しいのでおすすめです。「頭のサイズを測るためだけに用意できない」という方は、もちろん手で押さえて測ることもできます。
最後に髪の毛が邪魔になるので、水泳帽も用意しておくようにしましょう、髪の毛をピシッとさせる必要があるので、伸縮性に優れている水泳帽があるととても便利です。ただ、なくてもおおよそのサイズは測定できますから、無理に用意する必要はありません。
なお、頭にそのままメジャーを使うので、自分の目で見ることはできません。鏡を用意しておくと、より正確な数字を割り出すことができます。
鏡はなくても手で押さえたところを覚えておけば良いですが、ズレてしまうこともありますからね。これらの道具が揃ったら、あとは正しい方法で測定するだけです。
頭回りの正しい測り方
こちらでは、頭回りの正しい測り方を紹介します。それぞれ手順をしっかり追っていけば、簡単に測定することが可能です。
まずは水泳帽を被って、髪の毛をまとめていきます。髪の毛の量が多いと言う方は、下から縛るように耳から上に髪の毛を固定させるようにしましょう。
測定するときはおでこから測定するのが一般的なので、髪の毛があると正しい情報が得られません。男性の場合も女性の場合も、水泳帽があると便利ですね。
髪の毛がピタッとなれば、次はメジャーの最初(0cm)のところをおでこの一番先端に固定します。頭の中で、一番突出している部分に固定する必要があるので、おでこの中でポイントを探してみましょう。そこにテープで固定します。
なお、ここでズレてしまうと正しい数値を測ることができないので、慎重にポイントを探してください。
しっかりと頭に固定したら、あとはメジャーをグッと引っ張って頭を一周させます。0cmのところと重なった部分を鏡で見て、正しい数字を確認しましょう。このとき、鏡がない場合は指で数字の部分を押さえておくようにします。
頭からメジャーを離し、数値を記録します。うまく測れたか心配な方は、同じ方法で2回ほど測定しておくと安心です。
人によっては、頭のサイズが平均の1.2倍ほどある方もいますし、男女を比べてみるとそもそも体格の違いが大きいですから1.5倍もの差が出ることもあります。それぞれの骨格によって違ってくるので、自分の頭のサイズというのは、知っておくと面白いです。
色々な方がそれぞれの測り方をしているのですが、こちらで紹介した方法が確実です。
なお、頭の周囲というのは、髪の毛のボリュームなどによっても変動します。髪の量が多い方と丸坊主にしている方なら当然数ミリは差が出るでしょうから、そのあたりを加味して計算してみるのもいいでしょう。
頭周りのサイズの平均
実際に自分で測ってみた数字を見て、気になるのが平均的な数字だと思います。「他の人はどれくらいのサイズなのだろう」と思うことでしょう。
基本的に男性の場合は57cm前後、女性の場合は54cm前後となっています。これはあくまで平均なので、人によってサイズが違うのは当たり前です。ただ、おおよその目安として考えてみると、自分の頭のサイズも分かってくるのではないでしょうか。
ただ、頭が大きい人にはそれなりのメリットもあります。なんと、脳のサイズが大きいので、頭が良くなると言われているのです。逆に小さい人にもメリットはあります。それぞれメリットとデメリットがあると考えると、測ってみる価値もあると思います。
おわりに
・顔が大きいのは「顔だけが大きい」という意味
・成長段階で頭の大きさは決まるため、大人になってから小さくすることは難しい
・頭周りを測るのに必要な物
「ロングメジャー」「テープ」「水泳帽」「鏡」
・頭周りの測り方
「水泳帽をかぶり、髪の毛をまとめていく。髪の毛が平坦になったら、0cmの部分をおでこの一番先端に固定して一周させて測る」
・頭周りの平均サイズは、男性は57cm前後。女性は54cm前後
帽子を購入するときなど、自分の頭のサイズが気になる方もいるでしょう。また、人に見た目のことを言われて、ショックを受けている人もいるはずです。
そういう方は、自分の頭のサイズを正しい方法で測定してみてください。案外人によっては平均よりも小さいかも知れませんよ。