お酒を毎日のように飲んでいる人は禁酒をすると、それだけで簡単にダイエットをすることができます。
しかも、禁酒はダイエット以外にもいろいろなメリットがあるのです。禁酒ダイエットの効果や禁酒をすることでのメリット、禁酒ダイエットの方法をまとめました。
お酒を飲む習慣があって、ダイエットをしたいと思っている人は、禁酒ダイエットをしてみませんか?簡単に、しかも健康的に痩せることができるはずですよ!
この記事の目次
禁酒で痩せる?禁酒でダイエット効果がある6つの理由
普段からお酒を飲む習慣がある人は、禁酒をすれば簡単にダイエットをすることができます。面倒なカロリー計算も必要ありませんし、辛い運動をする必要もないのです。
簡単に痩せたいあなたは、禁酒ダイエットに挑戦してみましょう。なぜ、禁酒をするだけでダイエット効果があるのか?その6つの効果をご紹介します。
お酒分のカロリーを制限できる
禁酒ダイエットの効果の1つ目は、禁酒をすることで、お酒のカロリーをセーブできることです。お酒は飲みものなので、あまりカロリーを気にしていないかもしれませんが、お酒はそれなりにカロリーがあります。
・ワイングラス1杯=73kcal
・日本酒1合=185kcal
・焼酎1合=255kcal
どのくらいのお酒を飲むのかは、人によって異なりますが、禁酒をすれば、これだけのカロリーをセーブすることができます。
例えば、ビール500ml1缶毎日飲んでいる人は、禁酒をすれば、それだけで1日200kcalをセーブできるのです。それを毎日続けえていけば、当然ダイエットすることができますよね。
おつまみを食べないので痩せる
禁酒でダイエット効果がある理由、2つ目はおつまみを食べないから痩せることです。お酒を飲む時には、おつまみは必須という人は多いですよね。
お酒のおつまみは高カロリーのものが多いです。揚げ物とかスナック菓子とかをおつまみで食べていれば、当然太ります。
禁酒をすれば、お酒だけでなくおつまみも食べなくなりますので、さらにカロリーをセーブすることができるのです。
脂肪が蓄積しにくくなる
禁酒をすると、脂肪が蓄積しにくくなるという効果もあります。アルコールを飲むと、脂肪が蓄積しやすくなるって知っていますか?
アルコールは脂肪の合成を促進するVLDLという酵素を作り出してしまうのです。これは、アルコールを分解する過程でできるアセトアルデヒドという毒素が、細胞内のミトコンドリアを傷つけるためです。
ミトコンドリアが傷つけられると、VLDLという酵素が作られてしまいます。
そのため、アルコールを飲むと、体の中で脂肪がどんどん作られて、中性脂肪として体の中に蓄積されてしまうのです。
そのため、たとえ同じカロリーを摂取していても、禁酒前と禁酒後では、禁酒後の方が痩せやすい体になっていて、脂肪が蓄積しにくいので、ダイエットしやすくなるんですよ!
レプチンの効果で食欲が抑えられる
禁酒でダイエットできる理由は、レプチンの分泌量が正常化することもあります。レプチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲を抑える作用があります。その作用から、「痩せホルモン」とも呼ばれています。
アルコールを飲むと、このレプチンの分泌量が減ってしまうのです。レプチンの分泌量が減れば、食欲が増進しますので、どうしても食べ過ぎてしまいます。
禁酒をすればレプチンの分泌量は正常になるのですから、食欲が正常に戻り、食べ過ぎることがなくなります。だから、禁酒ダイエットができるのです。
締めを食べずに済む
禁酒でダイエットできる5つ目の理由は、締めを食べずに済むことです。お酒を飲む人は、締めの1品を食べないと気が済まないという人が多いと思います。
お酒とおつまみでたっぷりカロリーを取って、さらに締めのラーメンやお茶漬けなどを食べれば、太るのは当たり前です。しかも締めの1品は、たいてい深夜に食べますよね。自分から進んで太るような行動をしているとしか思えません。
禁酒をすれば、締めの1品を食べることはないのですから、簡単にダイエットができるというわけなんです。
むくみにくくなる
禁酒でダイエット効果がある理由の6つ目は、むくみにくくなることです。お酒を飲んだ翌朝には、顔がパンパンになっていたという経験はありませんか?
お酒で水分と塩分を摂りすぎたために、翌朝はパンパンにむくんでしまうのです。むくみが出ると、顔は大きく見えますし、脚は太く見えて、太ったように見えてしまいます。
禁酒をすれば、むくみにくくなりますので、いつでもスッキリな体になることができるのです。
禁酒をする6つのメリット&効果
禁酒をすると、ダイエットできる以外にも6つのメリットや効果があります。禁酒ダイエットのモチベーションを上げるためにも、禁酒をするメリットや効果を確認しておきましょう。
経済的にお酒代を節約できる
禁酒をすると、お酒代を節約できるという効果があります。お酒代ってバカになりませんよね。
自宅でビールを飲むだけの人でも、毎日飲んでいれば、毎月お酒代は1万円近くになると思います。たくさん飲む人や高級なお酒が好きな人は、1万円では済まないでしょう。
また、外でお酒を飲むのが好きな人は、1ヶ月に2~3万円は飛んでいくのも珍しくありません。
禁酒をすれば、お酒代が必要なくなるので、その分のお金を貯金したり、好きなものを買ったりすることができるんです。
ダイエットできて、さらにお金が貯まると思うと、禁酒ダイエットはメリットが大きいと思いませんか?
肝臓を労わることができる
禁酒をする効果の2つ目は、肝臓を労わることができることです。アルコールは肝臓で分解されます。アルコールを毎日飲んでいると、肝臓を酷使し、肝機能が下がり、肝炎を起こして、最終的には肝硬変になってしまいます。
肝臓の働きはアルコールの分解以外に、代謝や解毒、胆汁の生成などがありますので、アルコールが原因で肝機能が低下すると、全身状態が悪くなってしまうのです。
禁酒をすれば、肝臓を休ませることができますので、健康になることができるのです。
アルコール依存症になるリスクがゼロ
禁酒をする効果の3つ目は、アルコール依存症になるリスクがなくなることです。アルコール依存症はとても怖い病気です。
アルコール依存症は体を壊すだけではなく、お金も無くなりますし、家族も社会的地位も失います。アルコールを飲む限り、アルコール依存症になるリスクはありますが、禁酒をしてしまえば、そのリスクはゼロになるのです。
脳を守ることができる
禁酒をする効果の4つ目は脳を守れることです。アルコールは脳を委縮させる作用があります。アルコールを長期間多飲していた人の頭部CTを撮ると、認知症の人のように脳が委縮しているのです。
特に、理性や記憶、感情などをつかさどる前頭葉が委縮しやすいので、アルコールを多飲している人は、認知症のようになり、さらに人格が変わってしまうことがあります。
禁酒をすれば、脳の萎縮を予防し、脳を守ることができるのです。
がんになるリスクを下げる
禁酒をすると、がんになるリスクを下げられるメリットもあります。アルコールは肝臓がんだけではなく、そのほかのがんのリスクを上げることがわかっています。
お酒だけでもがんのリスクは上がりますが、そこにタバコが加わると、さらにがんのリスクが上がります。
お酒をよく飲む人には口腔がん、咽頭・喉頭がん、食道がん、肝臓がん、乳がんなどが発症しやすくなることがわかっています。飲酒に喫煙が加わるとがん発症のリスクが高くなります。
禁酒をすれば、将来がんになるリスクを下げることができますので、健康を維持しやすくなるのです。
美肌になれる
禁酒をするメリットの6つ目は、美肌になれることです。アルコールはビタミンやミネラルの吸収を妨げてしまいます。さらには、肝臓は解毒作用がありますが、アルコールの分解に忙しいと、きちんと老廃物を解毒できずに、体内に毒素が溜まってしまうのです。
ビタミンやミネラルが不足し、体内の毒素が溜まれば、肌はボロボロになってしまいます。肌トラブルが起こりやすくなったり、乾燥やくすみが出てくることもあります。さらには、髪の毛もパサパサしたり、切れ毛・枝毛ができやすくなるのです。
禁酒ダイエットはどのくらいで効果が現れる?
禁酒ダイエットは、お酒をどのくらい飲んでいたかにもよりますが、意外とすぐに効果を実感できると思います。
毎日飲んでいた人が禁酒をすれば、始めの1週間で1kg以上落ちることもあると思います。また、体が軽くなった、体調がよくなったなどの嬉しい効果が出ることもあるのです。
早めに効果が出れば、禁酒ダイエットを続けるモチベーションが上がると思います。そのため、禁酒ダイエットはまずは1週間続けてみましょう。
禁酒ダイエットの7つの方法
禁酒ダイエットをしようと思っても、禁酒が難しい人もいますよね。毎日習慣のようにお酒を飲んでいた人が、突然禁酒するのは辛いこともあると思います。
できるだけ楽に禁酒ダイエットをする方法を7つご紹介します。
家のお酒は全部捨てる
禁酒ダイエットをする時には、家にあるお酒は全部捨てましょう!家にビールや焼酎、ワインなどを置いてあったら、いくら禁酒をしようと思っても、ついついお酒に手が伸びてしまいます。
だから、家にあるお酒は全部捨てる、もしくは知人や友人にあげてしまって、家の中にお酒はおかないようにしてください。
周囲の人に禁酒を宣言する
禁酒ダイエットの方法、2つ目は周囲の人に禁酒を宣言することです。「私、今日から禁酒します!」と周囲の人に宣言するんです。
そうしないと、「今日、今から飲みに行かない?」のようにお酒の席に誘われてしまって、お酒を飲まざるを得ないことになってしまいます。
また、仕事の付き合いで飲み会に参加した時に、あなたは禁酒ダイエット中だからウーロン茶を飲んでいたら、勝手にお酒に代えられたり、お酒を飲まないことに文句を言われてしまうかもしれません。
だから、禁酒ダイエットを成功させるためには、周囲の人に禁酒を宣言して、できれば協力をしてもらうと良いと思います。
炭酸水を用意しておく
禁酒ダイエットの方法、3つ目は炭酸水を常備しておくことです。毎日、お酒を飲んでいた人は、禁酒をすると口さみしくなってしまうことが多いです。そして、その寂しさに負けて、お酒を飲んでしまうことになります。
それを紛らわすのが、炭酸水です。炭酸水のシュワシュワ感でサッパリしますので、お酒を飲みたいという気持ちを少しごまかすことができます。
レモンを搾って、レモンソーダにすると飲みやすくなりますので、禁酒ダイエットが成功しやすくなると思います。
お酒以外に夢中になれるものを見つける
禁酒ダイエットをする方法、次はお酒以外に夢中になれるものを見つけることです。毎日お酒を飲んでいた人が、禁酒ダイエットをすると、いつもはお酒を飲んでいた時間に何をして良いのかわからず、手持ち無沙汰になってしまうことがあります。
「暇だなぁ~」と思うと、お酒を飲みたくなるので、禁酒に失敗します。だから、禁酒ダイエットをするなら、お酒以外で夢中になれるものを見つけておきましょう。
近所をウォーキングするなどの運動でも良いですし、海外ドラマを見るなどでも良いですよね。ゆっくりお風呂に入ることも良いと思います。
何か夢中になれること、時間をつぶせることを見つけておくと、禁酒ダイエットが成功しやすくなります。
料理の味付けは薄味で
禁酒ダイエットの方法、5つ目は料理の味付けについてです。禁酒ダイエットをするなら、普段の食事の味付けは薄味にしましょう。
お酒のおつまみは塩辛いものなど味が濃い傾向があります。だから、味が濃いものを食べると、お酒を思い出してしまう、お酒を飲みたいと思ってしまうことが多いのです。
だから、禁酒ダイエット中は料理の味付けは薄めにしましょう。おかずを薄味にすると、ご飯の量も抑えられますので、一石二鳥です。
まずは1週間を目標に
禁酒ダイエットをするなら、まずは1週間を目標にしましょう。アルコールの離脱症状は、大体1週間程度で落ち着いてきます。だから、1週間を目標にすると良いんです。
1週間、禁酒ダイエットを続けられれば、あとはお酒を飲みたいと今ほどは強く思わなくなるはずですし、体重も落ちて、体調も良くなっているはずなので、禁酒ダイエットのモチベーションは上がると思います。
記録をつける
禁酒ダイエットの方法、最後は記録をつけることです。1日1日、禁酒ダイエットの記録を付けましょう。
どのくらいお酒を飲みたかったのか、どんなものを食べたのかを記録しておくと、前と比べて今は楽になったとか、体重がどのくらい落ちたのかが明確にわかるののです。
どうしても飲みたい時には翌日リセット!
禁酒ダイエットの基本は、「禁酒」です。「節酒」ではありません。だから、お酒は飲まないようにすべきです。でも、どうしても飲みたい日もありますよね。
そういう時には、量を考えて飲み過ぎないように気を付けながら飲むようにしてください。時々飲む分には、ストレス発散になりますから、禁酒ダイエットを長期間続けるためには有効なのです。
そして、お酒を飲んでしまった日は、翌日にはしっかりリセットしてください。翌日のカロリー摂取量や運動に気を付ければ、脂肪になる前に飲んだ分をリセットできます。
禁酒でダイエットできる理由・効果とメリットについてのまとめ
「お酒分のカロリー制限になる」「お酒のおつまみを食べないので、痩せられる」「脂肪が溜まりにくくなる」「食欲が抑えられる」「締めの一品を食べずに済む」「むくみにくくなる」「経済的に貯金などができる」「肝臓を労ることができる」「アルコール依存症になる心配もなくなる」「脳を守ることができる」「ガンになる確率が下がる」「美肌になれる」「1週間で1kg以上落ちるケースもある」
・禁酒ダイエットの方法
「家のお酒を全部捨てる」「周囲の人に禁酒宣言をしておく」「炭酸水を常備しておいて、お酒の代わりに飲む」「お酒以外の趣味や夢中になれることをを見つける」「料理の後味を薄味にする」「まずは1週間を目標にして記録をつける」「どうしても飲んでしまったときは、翌日からリセットをかける」
禁酒でダイエットできる理由と禁酒する効果・メリット、禁酒ダイエットの方法をまとめました。
禁酒をすると簡単に痩せることができますし、さらに健康にもなりますので、ぜひチャレンジしてみましょう。まずは1週間を目標にしてやってみましょうね。