「ゼロカロリー食品」と聞くとダイエットを頑張っている人は飛びついてしまいがちですが実は逆に太る危険もあるので注意が必要です。
今回はゼロカロリーダイエットの効果3つ、方法、太る危険性と注意点、体験談を紹介します。
ゼロカロリーダイエットとは?
ゼロカロリーダイエットとは、ゼロカロリー食品を食べることによってスリムを目指すダイエット方法です。最近、あちこちで目にするゼロカロリーですが、なぜカロリーがゼロなのかというと、簡単に言えば、砂糖の代わりに人工甘味料を使っているからです。
甘味料には、天然の甘味料と人工甘味料の2種類が存在します。天然の甘味料でもっとも有名なのは砂糖ですが、それ以外にもよく知られたものがいくつもあります。
一方の人工甘味料ですが、これもいくつか種類があり、それぞれ特徴が若干違います。しかし、天然と比べた場合、人工甘味料の一般的な特徴というものがあって、これが意外な結果だったのです。
それについて見ていく前に、まずは人工甘味料でゼロカロリーダイエットを行った場合の効果や方法について見ていきましょう。その後に注意点の欄でゼロカロリーの意外な結果の発表をしたいと思います。
ゼロカロリーダイエットの3つの効果
ゼロカロリーダイエットの効果について見ていきましょう。カロリーはゼロとうたっていますが、実際には4~5カロリー程度のカロリーが含まれていることもあります。
この程度なら大したカロリーでもないので、特に問題になることもありません。ゼロカロリーダイエットの主な効果について以下にまとめてみました。
カロリー制限効果
まずは筆頭に挙げられるのがカロリー制限効果です。例えば、ゼロカロリーのコーラの場合、普通のコーラと比べたら含まれているカロリーは雲泥の差があります。以前は味が違うなどとよく言われましたが、神経質になるほどでもありません。ダイエットの頼もしい味方といえるでしょう。
ダイエット効果
カロリーが制限された場合、もちろんダイエット効果が見込めます。減量にもサイズダウンにも威力を発揮します。体重1キロを落とすために必要なカロリーは7000キロカロリーと言われています。摂取カロリーを抑えれば、理論的には確かにやせることができます。
空腹感からの脱却
食べても飲んでもゼロカロリーならば、空腹感を我慢する必要はありません。食べてもカロリーがゼロなんて、よく考えると夢のような話です。ゼロカロリーダイエットは非常に成功しやすいダイエットと言えるでしょう。
ゼロカロリーダイエットの方法
ゼロカロリーダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。基本的には、普通の食品ではなく、ゼロカロリーダイエットを食べたり飲んだりするのがルールです。
間食や1食だけの置き換えのものから、3食すべてをゼロカロリー食品にしてしまうものまで、その度合いはさまざまです。
以前、テレビでゼロカロリーダイエットの実験が行われたことがあり、その際のダイエット方法が、3日間、ゼロカロリー食品と水だけで過ごすというものでした。3人の女性が、この方法で3日間の実験をした結果、3人とも確かに体重は減っていました。成功したといってよいでしょう。
ゼロカロリー食品は巷にたくさん売っているので、実行するのが難しいダイエット方法というわけではありません。やろうと思えば今すぐにできます。しかし、なんとなく胡散臭くて躊躇してしまう、そんなことってありませんか?もしそうなら、その直感は正しいのかも知れませんよ。
次は、ゼロカロリーダイエットの注意点(調べた結果)について見ていきましょう。
実は危険?ゼロカロリーダイエットの注意点と甘味料の豆知識
ゼロカロリーダイエットの注意点について見ていきましょう。はたして人工甘味料にはどんな問題があるのでしょうか?以下にまとめてみました。また、人工甘味料と天然甘味料の豆知識もご紹介しましょう。
人工甘味料の5つのデメリット
1.肥満になりやすい
人工甘味料を摂ると、体内で血糖値が急激に上がります。血糖値が急激にあがると、インスリンが大量に分泌されることになります。このインスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれていて、体内に脂肪を溜めこむ特性があります。これにより肥満になりやすい体質になります。
2.空腹感を感じる
血糖値が急激に上がるということは、逆に急激に下がるということでもあります。血糖値の急降下が起こると、脳は空腹感を感じるようにできています。空腹感を感じると、食欲が旺盛になり、暴飲暴食を引き起こす可能性があります。
3.安心感から食べ過ぎる
ゼロカロリー食品は、たしかにカロリーが極端に低いです。そのため、食べてもカロリーはほとんどゼロと安心するので、食べ過ぎてしまうこともあります。いくらカロリーが低くても、たくさん食べれば太るのです。
4.中毒性がある
人工甘味料の特徴として、中毒性が挙げられます。甘みも強いため、普通の甘味で満足できなくなることもあります。また、中毒性の度合いはコカイン以上と言われていて、人工甘味料から抜け出せなくなる可能性もあります。
5.健康被害の問題
日本薬学会の実験により、健康被害の懸念も報告されています。具体的には、うつ病を引き起こす、元気な精子が減る、妊婦が摂ると胎児に脳障害など恐れがある、などです。人工甘味料は人工のものだけあって、やはり天然食品とは違うのですね。
人工甘味料の主な種類と特徴
人工甘味料と天然甘味料の豆知識をご紹介しましょう。そもそも人工甘味料には何があるか、名前を見ても分からない方が多いと思います。名前が分かれば、食品成分表で見て選択することができるようになります。主な種類と特徴についてまとめてみました。
1.アスパルテーム
炭酸飲料によく使われます。甘味は砂糖の200倍です。カロリーは砂糖とほとんど同じですが、甘味が強いので少量で済ますことができます。
2.スクラロース
菓子パンや焼き菓子によく使われます。甘味は砂糖の600倍です。苦みがないため、他の人工甘味料の苦み消しとしても利用されます。
3.サッカリン
もっとも古くから使われている人工甘味料です。甘味は砂糖の500倍です。発がんの疑いがもたれたこともあり、日本では使用量に上限が定められています。
4.アセスルファムK
さまざまな食品に使われます。甘味は砂糖の200倍です。他の人工甘味料とあわせて使われることが多いです。
天然甘味料の種類と特徴
天然甘味料の豆知識をご紹介しましょう。よく聞く名前のものもありますよ。基本的には、人工甘味料よりも、こちらの天然甘味料を活用するのが望ましいです。
1.キシリトール
チューインガムによく使われています。歯の健康に役立つ甘味料です。甘味は砂糖と同程度で、カロリーは砂糖の4分の3です。
2.ステビア
さまざまな食品に利用されます。甘味は砂糖の300倍です。パラグアイ原産のキク科の植物からとれる天然甘味です。
3.トレハロース
さまざまな食品に利用されます。甘味は砂糖の半分です。上品で柔らかい甘みを持つ天然甘味です。
ゼロカロリーダイエットの体験談
ゼロカロリーダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「以前、ゼロカロリーダイエットをしていました。コーラが好きなので、ゼロコーラを飲むようになりました。カロリーはずいぶん減ったはずなのに痩せられませんでした。モチベーションが下がりやめてしまいましたが、ゼロコーラは今でもよく飲んでいます。(20代女性)」
「ゼロカロリーダイエットにハマったことがあります。最初のうちは確かに痩せましたが、そのうち停滞し、まったく落ちなくなって、リタイア。今は普通においしいものを食べています。体重は運動ダイエットで調整しています。(30代女性)」
「ゼロカロリーダイエットをしていましたが、体に良くないと聞いて断念しました。代わりに天然甘味料のステビアをよく使うようになりました。カロリーがちゃんと抑えられて、体にもよいです。体重は順調に落ちて、目標を達成することができました。(40代女性)」
最後に
「カロリー制限」「ダイエット効果」「空腹感からの脱却」
・ゼロカロリーダイエットの方法
「ゼロカロリーの食品を飲んだり食べたりする」「1食置き換えダイエット」「3食すべてをゼロカロリーにする方法」
・ゼロカロリーダイエットの注意点
「人工甘味料は肥満や空腹感、食べ過ぎになりやすい」「中毒性がある」「健康被害に問題があるとされている」「なるべく天然甘味料にする」
サッカリンの発がん性にはちょっとびっくりでしたが、口に入れるものなので、人工ではく、やはり天然の方がよいですね。
長く続けると支障も大きくなると思うので、ゼロカロリーはほどほどにしておくのがよいかもしれません。それなのになぜゼロカロリー食品が多く出回っているかというと、ダイエット志向で人気があるからだそうです。自己責任で行ってください。
以上、ゼロカロリーダイエットのおまとめでした。