人工甘味料は太る理由と危険性!種類一覧&ダイエット中におすすめの摂取方法3つを徹底紹介

ダイエットの強い味方となってくれる人口甘味料ですが実は頼り過ぎることで太る可能性や他にも危険性が指摘されており摂取量には注意が必要です。

 

今回は人口甘味料の種類一覧、太る原因&危険性、おすすめの摂取方法を紹介します。

人口甘味料とは 【甘味料の基礎知識を紹介】

 

まずは甘味料についておさらいしていきましょう。

 

甘味料とは、食品や飲料に甘みをつける調味料のこと。

 

甘味料は大きく「天然甘味料」と「人口甘味料(合成甘味料)」の2種類に分けることができます。

 

 

天然甘味料

天然甘味料には「食品」と「既定添加物」の2種類があります。

 

  • ■食品:ブドウ糖、果糖、砂糖、はちみつなど
  • ■既定添加物:ステビア、キシリトールなど

 

 

食品に該当するのは、ブドウ糖や果糖など一般的に「」と呼ばれる甘味料です。

 

また、天然資源から精製される砂糖やはちみつなども、食品系の天然甘味料に該当します。

 

 

既定添加物は、自然界に存在する甘味料ですが、人工的に作られることもあります。

 

飲料やガムなどに入っていることが多い、ステビア、キシリトール、ソルビトールなどの甘味料が該当します。

 

 

人口甘味料

今回スポットライトを当てていくのは人口甘味料です。

 

人口甘味料とは、食品中には存在しない甘味料を人工的に合成したもののこと。

 

合成甘味料とも呼ばれています。

 

アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースなどが人口甘味料に該当します。

 

0kcal食品や低カロリー甘味料に使用されていることが多いです。

 

 

人口甘味料の種類一覧

 

人口甘味料には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

 

使用頻度の高い人口甘味料6つを紹介していきます。

 

 

アスパルテーム

ガムやお菓子など、さまざまな食品・飲料に使用されているアスパルテーム。

 

最も使用頻度の高い人口甘味料といっても過言ではありません。

 

アスパルテームは、1965年にアメリカの「サール薬品」が偶然発見し、日本では1983年に使用が許可されました。

 

 

アミノ酸由来であり、フェニルアラニンのメチルエステルと、アスパラギン酸とがペプチド結合した構造を持つジペプチドのメチルエステルである。

 

引用:wikipedia

 

 

アスパルテームはアミノ酸由来の人口甘味料です。

 

ショ糖の100~200倍のという強い甘みを持っています。

 

この後紹介する「アセスルファムK」などと組み合わせて使うことが多いです。

 

 

アセスルファムK(アセスルファムカリウム)

1967年、ドイツ人の化学者カール・クラウスによって発見された人口甘味料です。

 

こちらも使用頻度の高い人口甘味料の1つで、ショ糖の約200倍の甘みがあります。

 

 

日本国内では2000年4月に食品添加物に、さらに2008年に医薬品添加物に指定されました。

 

このことからも使用頻度の高さが分かります。

 

 

スクラロース

アスパルテーム、アセスルファムKと並んで使用頻度の高い人口甘味料です。

 

1976年にイギリスのテイト&ライル社が開発しました。ショ糖の約600倍という強烈な甘みを持っています。

 

 

砂糖の600倍の甘さを持つが、砂糖のように体内で炭水化物として消化、吸収はされないため、生理的熱量はゼロである。

 

引用:wikipedia

 

 

強烈な甘みを持つスクラロースですが、何とカロリーは0kcalです!

 

ノンカロリー甘味料として、砂糖の代わりに使用している人もいるかもしれませんね。

 

スクラロースは血糖値にも影響を与えません。

 

日本では1999年7月に食品添加物に指定されました。

 

 

サッカリン

サッカリンはショ糖の350~700倍の甘みを持つ人口甘味料です。

 

1878年にジョンズ・ホプキンス大学の研究室で発見されました。

 

 

現在、アメリカ合衆国や中華人民共和国などにおいては大量に使用されているが、日本においては安全性維持のため、食品衛生法により各食品への使用量が制限されており、外装にその旨と使用量が記載されている。

 

引用:wikipedia

 

 

第一次世界大戦時の砂糖不足によって急速に広がったサッカリン。

 

かっては日本でも使用されていましたが、現在食品にはほとんど使用されていません

 

日本国内での主な用途は歯磨き粉などです。

 

 

ネオテーム

ネオテームはアミノ酸由来の人口甘味料です。

 

ショ糖の約7,000~13,000倍もの甘みを持っています。

 

アメリカのモンサント社によって開発され、日本では2007年12月に食品添加物に指定されました。

 

 

ネオテームは、日本で食品添加物として認可されている人口甘味料の中で最も甘いことで知られていました。

 

しかし、2014年に「アドバンテーム」という人口甘味料が登場したことで2番目に甘い人口甘味料となりました。

 

 

アドバンテーム

味の素がアスパルテームを元に開発した甘味料で、2014年に食品添加物に指定されました。

 

ショ糖の20,000~40,000倍の甘みを持っています。

 

2018年現在、日本で食品添加物として認可されている人口甘味料の中で最も甘い人口甘味料となります。

 

 

人口甘味料は太る?ダイエット中は危険?口コミを調査

 

人口甘味料入りの食品・飲料は低カロリー、もしくはカロリーゼロを売りにしていることが多いです。

 

では、本当に太ることはないのでしょうか?

 

SNSで口コミを調査しました。

 

 

人口甘味料で太った

 

ゼロコーラはカロリー無いと思って半年くらい水代わりに飲んでたら、いまめっちゃ太っている・・。

 

引用:Twitter

 

 

私の体重が増加を始めた頃と、カロリーゼロ飲料に飲み物をシフトした時期が重なるような気がする。考えすぎか?

 

引用:Twitter

 

 

「人口甘味料入りの食品・飲料を摂っていたら太った」という声が目立ちました。

 

カロリーオフやカロリーゼロだからといって安心はできない!?

 

 

人口甘味料のおかげで痩せた

 

連日ダイエットコーラをがぶ飲みして痩せた実績のある俺からするとそんなの誤差の範囲って感じだけどなぁ

 

引用:Twitter

 

 

何だかんだで1カ月で5.8㎏痩せた

毎日10㎞+0kcalのゼリーのおかげ( ̄▽ ̄)

 

引用:Twitter

 

 

人口甘味料入りの食品・飲料を上手に活用してダイエットに成功した人も!

 

ただし、「置き換えダイエット」を行ったり、運動と併用した人が多い印象を受けました。

 

 

安全性に不安がある

 

ダイエット食品買ってみたのですが、^^;

人工甘味料がいろいろ問題もある中、エリスリトールの安全性はどうなんでしょう?

ネットで見たらブドウ糖を発酵させた物らしいのですが。

 

引用:Twitter

 

 

ダイエットはするべきなんだけれど人工甘味料でごまかしてある系のドリンクはかえって僕の体には悪そう

 

引用:Twitter

 

 

「ダイエットに活用したいけれど安全性が気になる」という声もありました。

 

人口甘味料の安全性について不安に感じている人が多いようです。

 

 

人工甘味料で太る理由4つ

 

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「0kcal食品ばかり食べていたら、なぜか太ってしまった」という声を耳にすることがあります。

 

ここに人口甘味料の落とし穴があるのです。

 

人口甘味料で太る理由とは?

 

 

血糖値が急上昇する

食事から糖質を摂取すると血糖値が上昇します。

 

血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことで、人口甘味料も砂糖と同様に血糖値が上昇するものがあると言われています。

 

血糖値が急上昇すると、肝臓からインスリンというホルモンが分泌されて血糖値を下げようとします。

 

実はこのインスリン、別名「肥満ホルモン」と呼ばれているのです。

 

 

食べた炭水化物や糖を優先してエネルギーにし、体内に蓄積された体脂肪が燃えないどころか、消費されなかった分の炭水化物や糖までも体内の脂肪細胞に取り込んで蓄えようようと促します。

 

引用:ダイエットオンライン

 

 

インスリンには脂肪を溜め込む作用があります。

 

つまり、結果的に痩せにくく太りやすい体に変化してしまうのです。

 

 

空腹感を感じやすくなる

人口甘味料によって血糖値が急上昇すると、その後に急降下するスピ-ドも早くなります。

 

血糖値が急激に下がると、脳は「お腹が空いた」と勘違いします。

 

実際はそれほどお腹が空いていないのに、食後すぐに食べたくなってしまうという悪循環に…。

 

 

満腹感を感じにくくなる

人口甘味料には、レプチンと呼ばれる満腹ホルモンを分泌させる作用があります。

 

「満腹感を感じやすくなるなら、むしろダイエットに良いのでは?」と思うかもしれませんが、ここに落とし穴があります。


レプチンが過剰分泌されることで、満腹中枢が鈍くなってしまう可能性があるのです。

 

満腹感を感じにくくなり、「食べても食べても満たされない」という状態に陥ります。

 

 

食べすぎてしまう

人口甘味料入りの食品・飲料はカロリーオフやカロリーゼロであることが多いです。

 

「0kcalだから太らない」という安心感からつい食べすぎてしまった経験はありませんか?

 

これが習慣化して、つい他の食品まで食べすぎてしまう可能性があります。

 

 

また、人口甘味料は砂糖の何百倍、何千倍もの甘みを持っていることがあります。

 

低カロリーだからといって摂りすぎると、舌が甘みに慣れてしまい「もっと強い甘み」を求めるようになります。

 

どんどん甘いものが欲しくなるので、結果的に肥満を招きやすくなるのです。

 

 

人口甘味料の危険性とは?

 

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現在、国内で使用されている人口甘味料はすべて国の承認を得ています。

 

現時点では、大量に摂取しない限り、体に大きな影響は出ないと考えられています。

 

ただし、長期間摂取し続けた場合の影響についてはまだ研究段階です。

 

分からないことが多いというのが現状でしょう。

 

 

現在、人口甘味料の危険性についてはさまざまな研究が行われています。

 

日本薬学会が発表した以下のような研究結果に衝撃が走りました。

 

 

アスパルテームを毎日1回投与したマウスと水だけを与えたマウスを比較したところ、形が正常で直進する”元気な”精子の率は、水だけのマウスが平均25%だったのに対し、投与したマウスは16%前後しかなかった。

 

引用:人工甘味料アスパルテームで”元気な精子”激減/日本薬学会のショッキング報告

 

 

アスパルテームを摂取し続けることで、元気な精子が減ってしまうという研究結果です。

 

マウス実験とはいえ気になる内容ですよね。

 

そのほかの主な危険性は以下の通りです。

 

 

  • ■腹痛・下痢
  • ■発がん性
  • ■うつ病
  • ■糖尿病
  • ■体重減少
  • ■味覚障害 など

 

 

人口甘味料のおすすめの摂取方法3つ

 

危険性は気になるものの、人口甘味料を一切摂らないで生活していくのは少し難しいかもしれませんね。

 

おすすめの摂取方法や注意点とは?

 

 

許容摂取量を知る

それぞれの人口甘味料には、1日あたりの許容摂取量があります。

 

しっかりと把握して、摂りすぎることのないように注意しましょう。

 

各甘味料の1日の許容摂取量は以下の通りです。

 

  • ■アスパルテーム:体重1kgあたり40mg未満
    ■アセスルファムK:体重1kgあたり15mg
    ■スクラロース:体重1kgあたり5mg
    ■サッカリン:体重1kgあたり5mg
    ■ネオテーム:体重1kgあたり2mg
    ■アドバンテーム:体重1kgあたり5mg

 

 

極力控える

人口甘味料は摂りすぎなければ大きな問題はないと考えられています。

 

ただし、長期間摂取し続けた場合の影響は不明なため、気になる人はなるべく控えたほうが良いでしょう。


また、人口甘味料には依存性があります。

 

 

人工甘味料の甘さが、ドーパミンなどの神経伝達物質や、神経の快楽中枢に影響し、中毒を招くことが分かってきました。

 

2007年にフランスで行われた、マウスを使ったサッカリンの実験では、サッカリンはコカイン以上に中毒性が高いことが明らかになりました。

 

引用:人工甘味料、甘く見ると砂糖より怖い?

 

 

ダイエット中はつい頼りたくなりますが、かえって肥満を招く結果になりかねません。

 

「カロリーゼロ飲料はどうしても飲みたくなった時だけ」など、自分なりのルールを作っておくことをおすすめします。

 

 

天然甘味料を利用する

自宅で調理したり飲み物に甘みをつけたい場合は、体に優しい天然甘味料を利用することをおすすめします。

 

特におすすめなのは、お馴染みの「はちみつ」やサトウキビの汁から作る「黒糖」です。

 

もちろん人口甘味料のように低カロリーではありません。

 

摂りすぎれば太る可能性がありますが、「カロリーが高い」という意識を持つことで摂りすぎを防げるかもしれません。

 

 

人工甘味料についてのまとめ

 

・人工甘味料で太る理由
「血糖値が急上昇する」「空腹感を感じやすくなる」「満腹感を感じにくくなる」「食べすぎてしまう」

・人工甘味料の摂取おすすめの方法
「許容摂取量を知る」「脚力控える」「天然甘味料を使う」

ダイエッターの強い味方となってくれる人口甘味料。

 

ただし、低カロリーだからといって油断は禁物です!

 

摂りすぎるとかえって肥満の原因になることがあるので注意しましょう。


人口甘味料の依存性や危険性についても不安が残ります。

 

人口甘味料は1日の許容摂取量を守りながら、上手に活用していくことが大切です。

 

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