砂糖は食べ物に甘味を与えてくれる大切な調味料です。甘いものを食べると幸せを感じるという女性は多いですよね。
砂糖にはいろいろな種類があるって知っていますか?また、砂糖は種類によって健康に良いもの、害があるものに分けることができるんです。
砂糖の種類とカロリー、健康に良いもの、害があるものをまとめました。
砂糖の種類とカロリー
砂糖というと、白いサラサラしたものを思い浮かべると思います。でも、砂糖は1種類だけではないんです。砂糖の種類や特徴、カロリーをまとめました。
今後砂糖を選ぶ時の参考にしてください。
上白糖(白砂糖)
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■特徴
上白糖は、日本で最もよく使われている砂糖で、きめが細かくしっとりとしていて、くせがないのが特徴です。そのため、料理やお菓子作り、飲み物などに幅広く使われています。
■カロリー
100gあたり398kcal
グラニュ糖
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■特徴
砂糖の種類の2つ目は、グラニュ糖です。グラニュー糖ともいわれていますね。グラニュ糖は、上白糖に比べると純度が高く、粒が大きめで、淡泊な風味という特徴があります。
飲み物やお菓子作りに使われることが多い砂糖です。グラニュ糖を正方形に固めたものが角砂糖、細かく粉砕したものが粉砂糖になります。
■カロリー
100gあたり400kcal
黒砂糖
■特徴
黒砂糖はサトウキビの汁をそのままに詰めた砂糖になります。そのため、ミネラル分が豊富で、独特の風味が強いのが特徴になります。
黒砂糖はその風味を生かしたお菓子や駄菓子などに使われることが多いですね。
■カロリー
100gあたり354kcal
白ザラ糖
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■特徴
白ザラ糖はグラニュ糖よりも粒が大きく、非常に純度が高いという特徴があります。ある程度の高温までなら、透明さを保つことができるという特徴があります。梅酒や果実酒などに良く用いられるほか、透明感を活かしたゼリーにも用いられます。
■カロリー
100gあたり387kcal
中ザラ糖
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■特徴
中ザラ糖は、ザラメとも呼ばれる砂糖の種類です。原料糖(さとうきび、てん菜から糖分をとりだし、結晶化したもの)にカラメル色素を加えた茶色の砂糖で、中ザラ糖を料理に加えると照りやコクが出ます。また、綿菓子などにも使われる砂糖になります。
■カロリー
100gあたり387kcal
三温糖
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■特徴
三温糖は上白糖に比べると、少しだけ純度が低く、黄褐色で独特の風味があります。また、上白糖よりも甘味が強いことが特徴です。
■カロリー
100gあたり396kcal
氷砂糖
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■特徴
純度の高い糖液を長時間かけて結晶化させたのが氷砂糖です。梅酒や果実酒によく使われる砂糖になります。
■カロリー
100gあたり400kcal
キビ砂糖
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■特徴
キビ砂糖は三温糖よりもサトウキビの風味が強い砂糖で、苦みやアクは取り除きつつも、ミネラル分は豊富であるという特徴があります。
三温糖は完全に精製された砂糖液から、白砂糖やグラニュ糖などをくり返し作った後の液を結晶させて作ります。三温糖の色は、精製の工程で加熱をくり返すことにより付いたものです。成分も白砂糖とさほど違いません。
これに対し、きび砂糖は精製途中の砂糖液を、そのまま煮詰めて作ります。
キビ砂糖は三温糖よりも、さらにサトウキビの風味が活きている砂糖ということですね。
■カロリー
100gあたり396kcal
てんさい糖
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■特徴
てんさい糖とはサトウキビからではなくてん菜から作られた砂糖です。日本ではサトウキビは沖縄で作られていますが、てん菜は北海道で作られています。
てんさい糖はてん菜から糖分を抽出し、結晶と糖蜜に分けて、糖蜜を煮詰めたもので、ミネラル分が豊富であるというという特徴があります。
■カロリー
100gあたり390kcal
砂糖の健康作用と害になる作用
砂糖は食品に甘味を加えてくれるもので、健康作用もありますし、健康に害になる作用もあります。砂糖の健康作用・害になる作用を確認しておきましょう。
砂糖の健康作用
砂糖は私たちのエネルギーとして、使われる食品になります。砂糖は食べると、すぐに体内でブドウ糖に変化します。
ブドウ糖は体の中で素早くエネルギーに替わってくれますので、運動時のエネルギーになりますし、疲れた体を回復させることができます。
また、脳はブドウ糖だけをエネルギーにして働きますので、仕事や勉強の効率を上げるためにも、砂糖はとても大切なものなのです。
砂糖の害になる作用
砂糖は私たちの体の中で素早くエネルギーに替わってくれるものですが、食べ過ぎは害にもなります。
砂糖は血糖値を急上昇させるものですので、インスリンがたくさん分泌されて、膵臓が疲弊しますので、糖尿病の原因になります。また、糖がインスリンと結びつくと、脂肪として脂肪細胞に貯蔵されますので、肥満の原因にもなるんです。
また、砂糖の摂り過ぎは、虫歯の原因にもなりますね。
健康に良い砂糖と害になる砂糖
砂糖の種類をご紹介しましたが、砂糖の中にも健康に比較的良い砂糖と害になりやすい砂糖があることを知っていますか?
「甘いものが好き!できるだけ健康に良い砂糖を摂りたい!」という人は、健康に良い砂糖と害になる砂糖を知っておきましょう。
健康に良い砂糖
健康に比較的良いとされる砂糖は、次の3種類です。
・キビ砂糖
・てんさい糖
この3つの砂糖に共通しているのは、砂糖の純度がそこまで高いわけではないことですね。砂糖の純度が高く、サトウキビやてん菜の風味を生かして作っていて、ミネラル分が豊富に含まれています。
純度が高くなく、精製されていないので、カルシウムやマグネシウム、カリウム、リンなどのミネラルが含まれています。これらのミネラルは、私たちが健康を維持するためには欠かすことができないものですね。
また、砂糖の純度が高くなく、精製されていないため、ほかの砂糖に比べると、血糖値の上昇が比較的穏やかですので、肥満や糖尿病のリスクは低めになります。
健康に害のある砂糖
健康に害のある砂糖は精製度の高い砂糖ですね。先ほどの健康に良い砂糖である黒砂糖、キビ砂糖、てんさい糖以外の砂糖と言っても良いかもしれません。
・グラニュ糖
・氷砂糖
・白ザラ糖
これらの砂糖は精製されているので、血糖値が一気に上がります。そうすれば、糖尿病や肥満に一直線です。
しかも、精製されたものは、体を冷やすと言われていますので、これらの砂糖をたくさん取っていると、冷え性になりやすくなるんです。
冷え性に悩んでいる女性は多いですよね。あなたの冷え性は、もしかしたら砂糖の摂りすぎが原因かもしれません。
そのため、甘いものが好きな人は、これらの砂糖はできるだけ避けて、黒砂糖やてんさい糖、キビ砂糖などを選ぶようにしましょう。また、甘みを加えるためには、砂糖ではなくハチミツもおすすめです。
砂糖の種類・健康作用と害のある作用についてのまとめ
「ブドウ糖の摂取ができる」「糖尿病の原因になる」「虫歯や肥満の原因になる」
・健康に良い砂糖
「黒砂糖」「キビ砂糖」「てんさい糖」
・健康に害のある砂糖
「上白糖」「グラニュー糖」「氷砂糖」「白ザラ糖」
砂糖の種類とカロリー、砂糖の健康作用と害、健康に良い砂糖、害のある砂糖をまとめました。砂糖にはいろいろな種類がありますので、それぞれ用途によって使い分けてみましょう。
また、精製された砂糖は害となりますので、できれば黒砂糖やてんさい糖、キビ砂糖などを選ぶようにしてください。