バジルシードという食べ物を知っていますか?バジルシードは、ダイエットをしたい女性にぜひおすすめしたい食品なんです。
バジルシードの栄養やカロリー、チアシードとの違い、ダイエット効果、危険性、おすすめの食べ方をまとめました。
この記事の目次
バジルシードとは?
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バジルシードという食べ物を知っていますか?バジルシードとは、その名前の通り、バジルの種です。
バジルシードは東南アジアのタイが原産で、シソ科のオシマム・カヌムというバジルの種を食べます。タイ原産のものですが、その葉っぱは普通にイタリアンでカプレーゼなどに使われるバジルになります。
このバジルシードは、水で戻すとまるでタピオカのようにプチプチ&ぷりぷりとした食感になって、タイではデザートとして使われています。
このバジルシードは、その栄養面からダイエットにピッタリの食品と言われているんです。
バジルシードの栄養やカロリー
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バジルシードの栄養やカロリーをご紹介します。
<バジルシードの栄養(100g当たり)>
・カロリー=100kcal
・食物繊維=30g
・糖質=27g
・タンパク質=17g
・脂質=18g
・ナトリウム=0g
・その他=8g
脂質の内訳は、次の通りです。
<バジルシードの脂質>
・αリノレン酸=9.72g
・リノール酸=3.96g
・トランス脂肪酸=0g
・その他=4.32g
カロリーが1gあたり1kcalととてもヘルシーなのがうれしいですね。また、食物繊維が3割近くを占めていること、タンパク質や脂質も豊富であることが特徴です。
バジルシードとチアシードの違い
「バジルシード」という名前を聞いて、「あれ?チアシードと同じ?」と疑問に思った人もいるのではないでしょうか?
確かに、バジルシードもチアシードも名前が「シード」で似ていますね。どちらも種ですし、栄養豊富で、ダイエットに適した食品であることが共通点です。
ダイエットをする時に、バジルシードを選ぶべきか、チアシードを選ぶべきか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?
ここで、バジルシードとチアシードの違いや特徴を確認しておきましょう。
<バジルシードの特徴>
・100gあたり100kcalと低カロリー
・水で30倍に膨らむ
・食物繊維は30%、タンパク質17%、脂質17%
・αリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富
<チアシードの特徴>
・100gあたり486kcal
・水で10~15倍に膨らむ
・食物繊維34%、タンパク質17%、脂質31%
・オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸を含む
このようにバジルシードとチアシードを比べてみると、脂質が多い分、チアシードの方がカロリーが高いですね。
ただ「脂質が多い!」というと、太るというイメージを持っているかもしれませんが、チアシードの脂質はオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸なので、健康にも美容にも良い脂質なんです。
ただ、バジルシードにもオメガ3脂肪酸は含まれていますし、何より100g当たりのカロリーはバジルシードはチアシードの約5分の1しかありません。
また、チアシードの膨張率が10~15倍なのに対し、バジルシードは30倍であることを考慮すると、ダイエットのためにはバジルシードの方が優秀と言えるかもしれません。
バジルシードのダイエット効果
バジルシードは、ダイエットをしたい女性にとっては、とてもうれしい食品です。バジルシードはダイエットの強い味方であり、最強の応援団と言っても過言ではないでしょう。
バジルシードを食べてダイエットをすると、どんなダイエット効果があるのか、バジルシードの効果について説明していきます。
少量で満腹に
バジルシードのダイエット効果の1つ目は、少量で満腹になることです。バジルシードは、水で戻すと30倍にも膨らみます。
もともとバジルシードは100gで100kcalと低カロリーですが、30倍にも膨らみますので、ほんのちょっとのバジルシードでお腹いっぱいになるんです。
少量で満腹になれば、簡単にカロリーコントロールができますし、しっかり満腹になることで、ダイエット中にありがちな「おなかすいた」、「もっと食べたい」、「物足りない」などのストレスもなくなります。
そのため、ダイエットを長続きさせやすいのです。
腹持ちが良い
バジルシードのダイエット効果の2つ目は、腹持ちが良いことです。バジルシードは30%が食物繊維です。そして、その食物繊維はグルコマンナンという水溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維は、水に溶け込んでベトベトのゲル状に変化します。そうすると、消化管の中をゆっくりと移動しますので、消化が遅く、お腹いっぱいの状態がずっと続くのです。
便秘を解消して腸内環境を整える
バジルシードのダイエット効果の3つ目は、便秘を解消することです。水溶性食物繊維のグルコマンナンは、便を軟らかくして、便秘を解消してくれるんです。
また、水溶性食物繊維は腸内で発酵して、善玉菌の餌となり、善玉菌を増やすことで、腸内環境を整えることができます。
腸内環境を整えられれば、ビオチンという栄養が産生されて、美肌になることができますし、免疫力が上がって健康になります。基礎代謝も上がりますので、痩せやすい体になることができるんです。
血糖値が上がりにくい
何度も言いますが、バジルシードはその3割が食物繊維です。そして、その食物繊維は水溶性食物繊維なんです。
水溶性食物繊維は、胃の中で水に溶けて食べ物を包み込みます。そうすることで、消化を遅くしてくれるんです。
消化が遅くなると、腹持ちが良いというだけではありません。消化がゆっくりになるので、食後の血糖値が上がりにくくなるんです。
食後の血糖値が急上昇すると、早く血糖値を下げようと、インスリンが大量に分泌されます。インスリンと血中のブドウ糖が結びつくことで、血糖値は下がりますが、インスリン+ブドウ糖は中性脂肪に変わって、脂肪細胞の中に取り込まれます。
そのため、食後の血糖値が上がると、脂肪が蓄積しやすくなるんです。でも、バジルシードを食べると、食後の血糖値の上昇が穏やかになりますので、インスリンの分泌量が少なくなり、脂肪が蓄積しにくくなるんですね。
同じカロリーを食べても、脂肪が蓄積しにくいのは、ダイエット中の女性にとっては、とてもうれしい効果だと思います。
αリノレン酸で痩せる
バジルシードのダイエット効果、最後はαリノレン酸です。αリノレン酸とはオメガ3脂肪酸の1つですが、体内でEPAやDHAに変化します。
EPAやDHAは脂肪を代謝する酵素であるリパーゼを活性化する作用がありますので、脂肪をエネルギーに変えて、燃焼してくれる効果が期待できるんです。
脂質というと、太るものというイメージを持っている人も多いと思いますが、バジルシードに含まれるαリノレン酸はダイエット効果があるんです。
バジルシードは危険?副作用はある?
バジルシードはダイエットにピッタリの食品です。でも、危険性や副作用はあるのでしょうか?巷では、「バジルシードには発がん性が!」なんていう噂も出ているようですが、本当のところはどうなのでしょう?
下痢になることも
バジルシードの危険性の1つ目は、下痢になる可能性があることです。バジルシードは食物繊維の塊です。それを突然、一気にたくさん食べてしまうと、食物繊維が腸内に増えすぎて、お腹が緩くなってしまうんです。
飲み慣れていない人が便秘薬を飲むと、効きすぎることがありますよね。あれと同じです。体質や体調によって、下痢になるかどうかは異なりますが、バジルシードを食べて、下痢気味になった人は、量を調整するようにしてください。
発がん性があるカビが・・・
バジルシードには発がん性があるから危険という情報を聞いたことがある人がいるかもしれません。
確かに、以前輸入されたバジルシードから発がん性があるとされるカビが検出されました。そのカビは、「アフラトキシン」という発がん性がある毒を出すんです。
ただ、これはバジルシードにもともと付着しているカビではなく、保存状態が悪くカビが生えてしまったために、発がん性の毒が検出されたので、バジルシードそのものには発がん性はありません。
ただ、バジルシードを購入する時には、口コミなどを参考にして、信頼できる輸入会社から購入するようにしましょう。
バジルシードの食べ方
バジルシードに俄然興味が出てきた女性は多いのではないでしょうか?でも、バジルシードってどうやって食べれば良いんだろうと疑問に思ってしまうと思います。
バジルシードは黒い種ですから、それをそのままポリポリ食べるのかな?と思っているかもしれません。せっかくバジルシードでダイエットをするなら、正しい食べ方でダイエットをするようにしましょう。
水で戻すだけ
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バジルシードの食べ方は簡単です。水につけておくだけです。乾燥しているバジルシードを水につけておくと、約10分程度で水を吸って、30倍に膨らみます。
水につけてたった10分で食べられるようになります。煮たり炒めたり、アクを摂ったりする必要はありません。ただ、水につけておくだけです。
ただ、30倍に膨らみますので、必ずたっぷりの水で、最低でも乾燥したバジルシードの30倍以上の水につけておいてください。そうしないと、十分な水を吸うことができないですから。
ヨーグルトやスムージー、サラダに入れて
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水につけてバジルシードを戻したら、あとはそのまま食べることができます。ただ、そのまま食べるのも、味気ないので、いろいろ工夫しながら食べるようにしましょう。
おすすめの食べ方やヨーグルトに入れたり、スムージーに入れたりすることです。サラダにトッピングとして乗せたり、混ぜ込んだりするのも食感が違って面白いと思います。
ヨーグルトに入れたり、スムージーに入れると、ボリュームが出て食べごたえがありますので、朝食に置き換えると、カロリーセーブができて、さらにしっかり栄養を摂ることができます。
特にスムージーはおすすめですね。バジルシードはタンパク質や脂質は豊富ですが、ビタミン類はそこまで多くないので、スムージーでビタミンやミネラルをしっかり摂ると、朝から栄養豊富な食事を摂ることができます。
今日から、朝食にバジルシードのスムージーを食べてみてはいかがでしょうか?
バジルシードについてのまとめ
・バジルシードのカロリー(100g)は100kcalで栄養は食物繊維が豊富
・チアシードとバジルシードなら、バジルシードのほうがダイエットに優秀
・バジルシードのダイエット効果
「少量で満腹感を得られる」「腹持ちが良い」「便秘解消効果」「血糖値上昇を防ぐ」「痩せやすい体になれる」
・バジルシードの副作用
「食べ過ぎると下痢になったりする」「保存状態が悪いとカビが生える」
・バジルシードの食べ方
「水で戻す」「サラダやヨーグルト、スムージーに加える」
バジルシードのカロリーや栄養、チアシードとの違い、ダイエット効果、危険性や副作用の有無、おすすめの食べ方をまとめました。
バジルシードは食物繊維が豊富で、低カロリーなので、ダイエットにピッタリの食品です。今日から、朝食をバジルシードにしてダイエットしてみませんか?