スーパーフードとして人気の高いチアシード。モデルさんたちのダイエット食として一気に有名になりましたが、一方では「効果がない」とか「毒がある」とか「副作用がある」という口コミや情報を耳にします。
チアフードの基礎知識や効果がないのかどうか、チアシードの副作用や毒についてまとめました。チアシードについて、正しい知識を持ちましょう。
チアシードはダイエットの強い味方!
チアシードはモデルの間で流行し、そこから一気に広がったダイエットフードです。チアシードは、チアという植物の種で、メキシコ中南部からグアテマラが原産地となっています。
なぜチアシードがダイエットに適しているのかというと、少量でお腹いっぱいになるのに、栄養豊富だからです。つまり、栄養はしっかり摂れるけれど、低カロリーというわけですね。
チアシードは水で10倍に!
チアシードがダイエットとして向いている最大の理由が、水に浸すと、なんと10倍にも膨らむことです!水に浸すと10倍に膨らみますので、少量でも満腹感を得られることができるのです。
チアシードは大さじ1杯でたった50kcalです。大さじ1杯でも10倍に膨れ上がれば、十分に満腹感を得られますので、ダイエットの強い味方になってくれるのです。
チアシードは栄養満点
ダイエット中に気になることは、栄養面ですよね。食事制限をすると、どうしても栄養不足になりがちです。栄養不足になると、体調不良になったり、肌がかさついたり、吹き出物ができたりと、キレイに痩せられなくなってしまいます。
でも、チアシードをダイエットに取り入れれば、簡単にカロリー制限ができるだけでなく栄養補給もできるのです。なんと、「1日生きるのに、チアシードを大さじ1杯食べれば十分」と言われています。
<チアシード大さじ1杯に含まれる栄養素>
・タンパク質1.6g
・食物繊維4.1g
・カルシウム63㎎ (牛乳の6倍)
・マグネシウム34g (ブロッコリーの15倍)
・亜鉛0.46g
・カリウム40mg
・鉄0.77g(ホウレンソウの3倍)
・オメガ3脂肪酸1.78g (サーモンの8倍)
このほかにもビタミンAやビタミンCなどの栄養素も含まれています。チアシードがいかに栄養たっぷりかがお分かりいただけたと思います。
チアシードのダイエット以外の効果
チアシードは栄養満点で少量で満腹感を得られるため、ダイエットにぴったりの食品です。でも、チアシードの効果は、それだけではないのです。そのほかにも、チアシードには様々な効果があります。
・美肌・アンチエイジング効果
・うつ病予防効果
・動脈硬化予防
・貧血予防
・骨粗しょう症予防
・アレルギー症状の緩和
・糖尿病予防
・むくみ予防
チアシードはこれだけの健康・美容効果があるのです。これらの効果が期待できるのも、チアシードが栄養満点の食べ物だからですね!
チアシードの効果がないと言われるのはなぜ?
スーパーフードでダイエット効果の高いチアシードですが、チアシードでダイエットした人たちの口コミを見ていると、「効果がない」という口コミをときどき見かけます。
チアシードを使ってダイエットをしたのに、効果がないとしているのは、次のような理由が考えられます。
・チアシードダイエットを始めてすぐに効果があると期待していた
・長続きしなかった
・期待しすぎて、他の努力をしなかった
チアシードはスーパーフードですが、魔法の食べ物ではありません。そのため、チアシードダイエットを始めてすぐにダイエット効果が現れるわけではないのです。
それなのに、チアシードを使ってダイエットを始めれば、すぐに効果が現れるはず、翌日にはもう1~2kg痩せているはずと思い込んでいる人が時々います。
そういう人は、チアシードに期待しすぎて、「あれ?思ったほど効果がない」とがっかりして、「チアシードは痩せない!効果がない!」と決めつけてしまうことがあるのです。
もう一度言います。チアシードは栄養満点で、ダイエットの強い味方になってくれるスーパーフードですが、魔法の食べ物ではありません。ですから、長い目で見て、長期間ダイエットをしなければ、効果はないのです。
また、チアシードを食べれば、あとは何を食べてもOKというわけでもありません。チアシードを使っていても、そのほかにも運動をしたり、カロリーに気を付けるようにしないと、なかなか痩せることはできないと思います。
チアシードの副作用は?
チアシードはスーパーフードですが、副作用があることは知っておきましょう。
そのまま食べると毒になる!
チアシードは、そのまま食べると毒になります。チアシードには「アブシジン酸(ABA)」という発芽を抑制する因子が含まれています。このアブシジン酸は人間にとって毒性を示すものなのです。
アブシジン酸を摂取すると、胃痛・むかつき・めまい・頭痛・腹痛などの症状が現れることがあります。
このアブシジン酸の毒を不活化させるためには、水に浸す必要があります。水に浸すことで、チアシードを無毒化することができるのです。
チアシードを食べる時には、10~42度の水に12時間以上浸けておくようにしましょう。水の量はチアシードの10倍以上を用意してくださいね。
チアシードは便秘になる?
チアシードを食べ過ぎると、便秘になる可能性があります。これも副作用の1つと言えるでしょう。「チアシードは食物繊維がたっぷりなのに、便秘になるの?」と疑問に思うかもしれませんん。
確かに、チアシードには食物繊維がたっぷり含まれていますし、食物繊維は便秘解消に効果があります。
でも、チアシードを食べ過ぎて、他の食物を食べないと、便の元になるものがなくなってしまうんです。
チアシードは食べる時には、水をたくさん含んでいますが、体内に入れば、腸からその水分が吸収されますので、元の小さな状態に戻ってしまいます。ほかの食品をほとんど食べなければ、食物繊維の残りカスしか残らないのです。
便の元がなければ、どんなに食物繊維を摂取しても、便秘になってしまいます。そのため、チアシードに頼り過ぎると、スッキリ快腸ではなく便秘になってしまうのです。
チアシードは下痢に?
チアシードは下痢の原因になることもあります。これは、食物繊維の摂り過ぎによる副作用ですね。チアシードを食べ過ぎて、便秘になるか下痢になるかは、その人の体質によるとしか言えません。
普段から便秘ではなく下痢になる方が多いという人は、チアシードを食べ過ぎると、下痢になる可能性がありますので、注意しておいた方が良いでしょう。
きちんと管理されたチアシードを
これは、チアシードの副作用というわけではないのですが、以前にきちんと管理されていないチアシードが輸入され、そのチアシードにカビが生えていたという問題がありました。しかも、そのカビは毒素が強いカビあったんです。
この問題を受けて、チアシードの管理が徹底されるようになりましたので、きちんとした輸入販売元から購入すれば、チアシードが危険ということはないでしょう。
ただ、自宅での保管方法によっては、自宅でカビが生える可能性も十分にありますので、自宅での保存方法にも気を使ってくださいね。
チアシードダイエットで守る3つのこと
チアシードは正しい使い方をすれば、ダイエットを助けてくれる強い味方であることは間違いありません。ただ、摂取方法を間違うと、毒性があったり、副作用がありますので、注意しましょう。
ここでチアシードの正しい摂取方法をおさらいしておきます。
1.チアシードは1日大さじ1杯
2.10倍以上の水に12時間以上浸す
3.10~42℃の水を使う
チアシードは1日大さじ1杯程度にしておきましょう。それ以上食べると、便秘や下痢のリスクが高まりますし、他の栄養素を摂ることができません。
また、先ほども説明したように水にはしっかり浸してください。そして、お湯に浸すと栄養素が流れ出てしまいますので、42℃以下の水に浸すようにしてください。
食べ方はヨーグルトに混ぜても良いですし、スムージーに入れて飲んでもOKです。ヨーグルトで戻すこともできますし、野菜ジュースで戻す方法もありますので、お気に入りのチアフードの食べ方を見つけると良いでしょう。
チアシードについての総まとめは・・・
・チアシードは、水で10倍に膨らむので、少量でも満足感が得られる
・チアシードのダイエット以外の効果
「美肌効果」「アンチエイジング効果」
・チアシードの効果がないといわれる理由
「即効性を期待していた」「長続きしなかった」「期待しすぎて他の努力をしていなかった」
・チアシードの副作用
「そのまま食べると毒になるので、10~42度の水煮12時間以上付けてから食べる」「食べ過ぎると便秘になる可能性がある」「食物繊維を摂りすぎると、下痢になる」
・チアシードのダイエットルール
「チアシードをきちんと管理すること」「1日大さじ1杯で10~42度の10倍以上の水に12時間つける」
チアシードの基礎知識とチアシードには効果がないのかどうか、チアシードの副作用や毒性についてまとめました。
チアシードは正しい食べ方をすれば、ダイエットの強い味方となってくれるものですので、たっぷりの水に12時間以上浸したものを食べるようにしましょうね!