人気の肉料理ローストビーフは高カロリーで太るイメージですが食べ方に注意すればダイエットの味方になります。
今回はローストビーフのカロリー&栄養成分、口コミ&太る原因、ダイエット中の食べ方、手作りレシピ3選を紹介します。
この記事の目次
ローストビーフの基礎知識
ホテルビュッフェなどでよく見かけるローストビーフ。
ローストビーフは伝統的なイギリス料理で、牛肉の塊を蒸し焼きにしたものです。
食べやすいように薄くスライスし、グレイビーソースなどを掛けていただきます。
グレイビーソースは、調理された食肉から出る肉汁を元に作られるソースである。
gravyとは第一義的には肉汁そのもののことである。
引用:Wikipedia
日本ではオードブルとして出てくることが多いローストビーフ。
本場イギリスではメイン料理として食されています!
ところで、居酒屋やレストランで見かける「牛肉のたたき」とは何が違うのでしょうか。
ローストビーフは、中に少しだけ赤みが残る程度(ミディアム)に焼き上げています。
一方、牛肉のたたきは表面だけに焼き目をつけるので中はレア状態となっていまので、焼き加減の違いがあるのです。
ローストビーフのカロリー&栄養成分
牛肉料理ということもあり、何となく高カロリーなイメージを持たれやすいローストビーフ。
実際のところはどうなのでしょうか。
ローストビーフのカロリー
ローストビーフ100gのカロリーは196kcalです。
薄くスライスした1枚(15g)あたりのカロリーは30kcalとなります。
「意外とカロリー低い!」と感じた人が多いかもしれませんね。
では、他の牛肉肉料理のカロリーと比較していきましょう。
料理名 | 100gあたりのカロリー |
ミートローフ | 187kcal |
ローストビーフ | 196kcal |
ステーキ | 211kcal |
ハンバーグ | 223kcal |
ビーフカツ | 331kcal |
ローストビーフは脂身の少ない部位を使っていることが多く、他の牛肉料理と比べて低カロリーです。
また、蒸し焼きにすることで牛肉の余分な脂が落ちてカロリーダウンします。
ローストビーフの栄養成分
続いては、ローストビーフに含まれる栄養素について見ていきます。
栄養素名 | 100gあたりの栄養価 |
タンパク質 | 21.7g |
脂質 | 11.7g |
炭水化物 | 0.9g |
食塩相当量 | 0.8g |
ローストビーフはタンパク質が豊富で脂質もやや高めです。
炭水化物とは「糖質」と「食物繊維」を足したもののこと。
ローストビーフの食物繊維量は0.0gなので、ローストビーフ100gあたりの糖質量は0.8gということになります。
<ビタミン>
栄養素名 | 100gあたりの栄養価 |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
ナイアシン | 6.3mg |
ビタミンB6 | 0.47mg |
ビタミンB12 | 1.6μg |
パントテン酸 | 0.98mg |
<ミネラル>
栄養素名 | 100gあたりの栄養価 |
ナトリウム | 310mg |
カリウム | 260mg |
マグネシウム | 24mg |
リン | 200mg |
鉄 | 2.3mg |
亜鉛 | 4.1mg |
銅 | 0.1mg |
ローストビーフはビタミンB群が豊富です。
また、鉄や亜鉛などのミネラル類もバランスよく含まれています。
ローストビーフは太る?ダイエットに不向き? 【口コミを紹介】
ローストビーフを食べて太る可能性はあるのでしょうか。
口コミから分かった太る原因も紹介します。
SNSで口コミを調査
さいきん運動もしないでジャンボラーメンと特盛牛丼とローストビーフ丼大盛りと焼肉食べ放題のせいでほんとに太った
引用:Twitter
毎日お寿司とかローストビーフ食べてたから出張行く前よりかなり太った。
引用:Twitter
ローストビーフ丼に2時間も並んだ
美味しすぎて皆無言で食べた笑 今日でかなり太った
引用:Twitter
ローストビーフを食べて太ってしまった人たちの声でした。
中でも多かったのがローストビーフ丼です。
ローストビーフ自体ではなく、ご飯の食べすぎが原因かも?
ローストビーフはカロリー高そう
引用:Twitter
家に着くと美味しそうなローストビーフがありましたが今日友達に太ったねって言われて本気で痩せようと思ったので我慢して食べませんでした。
引用:Twitter
「カロリーが気になって食べれない」「ダイエット中は我慢している」という声も。
何となく太りそうなイメージを持っている人もいるようです。
ローストビーフを食べて太る原因
ローストビーフを食べて太ってしまった場合、以下のような原因が考えられます。
心当たりはありませんか?
◎ローストビーフで太る原因
- ■脂の多い部位を使ったローストビーフ
- ■単純に食べ過ぎ
- ■ローストビーフ丼を食べた
- ■他の飲食物の食べ過ぎ
- ■栄養バランスが悪い など
ローストビーフは赤身肉を使用している場合が多いものの、中には脂の多い部位を使っていることも。
この場合はカロリーが高くなるので注意しましょう。
もちろん食べすぎはNGです!
SNS上の声を見てみると「ローストビーフ丼を食べて太った」という声が目立ちました。
ご飯の上にローストビーフがたっぷりと乗っているローストビーフ丼。
この場合は、ローストビーフではなくご飯が太る原因となっている可能性が高いです。
ローストビーフのダイエット中におすすめの食べ方3つ
低カロリー高タンパクなローストビーフ。
上手に取り入れることでダイエットの強い味方となってくれます。
ダイエット中におすすめの食べ方とは?
赤身肉のローストビーフを選ぶ
ローストビーフは「もも」や「ランプ」などの赤身肉を使うことが多いです。
ただし、バラ肉などの脂の多い部位を使う場合もあります。
牛肉の部位ごとのカロリーは以下の通り。
部位位 | 100gあたりのカロリー |
もも | 165kcal |
肩 | 180kcal |
リブロース | 231kcal |
ランプ | 234kcal |
サーロイン | 298kcal |
バラ | 371kcal |
部位でこれだけのカロリー差があります。
ロースロビーフを作るなら牛もも肉がおすすめです。
ソースのカロリー・糖質量に注意する
通常、ローストビーフはソース(タレ)を掛けて食べます。
このソースが意外と高カロリー・高糖質なことがあるので注意しましょう。
例えば、ゆうき食品が販売する「グレービーソース」は100gあたり141kcal、炭水化物量は13.0gです。
もちろん実際に使う量は100g以下ですが、ソースのカロリー・糖質量にも気を遣ったほうが良さそうです。
ダイエット中はポン酢やノンオイル系のソースを使うことをおすすめします。
食べすぎない
どんなメニューにも言えることですが、食べすぎれば当然その分だけ太る可能性が高くなります。
「ローストビーフは低カロリーだからいくら食べても大丈夫」という考え方は捨てましょう。
食べすぎのリスクを高めるのが「ローストビーフ丼」です。
ローストビーフと白米は相性抜群ですが、食べすぎてしまうリスクがあります。
特に、飲食店で提供されるローストビーフ丼は大盛り傾向にあるので注意が必要です!
簡単&ヘルシーなローストビーフレシピ3選 【ダイエットにおすすめ】
ダイエット中の人でも安心!
簡単&ヘルシーなローストビーフレシピを3つ紹介していきます。
簡単◎フライパンだけでローストビーフ
何となく手間が掛かりそうなイメージのローストビーフ。
実は、フライパン1つあれば作ることができます!しかも調理時間はたったの10分。
後は冷蔵庫で寝かすだけです。
牛肉の塊をフライパンで焼いた後、アルミホイルで包んで少し置いておきます。
荒熱が取れたら冷蔵庫に入れるだけでOK!
塩こしょうをたっぷりと振り掛けてから焼くのがポイントです。
詳しいレシピはこちらから。
✿ローストビーフでサラダ巻き✿
ローストビーフで作るヘルシーなサラダ巻き。
華やかなのでパーティ料理にもおすすめです。
もちろん普段の食事やお弁当に入れても!
パプリカ・アボカド・クリームチーズなどの具材をローストビーフで巻くだけの簡単レシピ。
ローストビーフは市販のものでもOKです。
タレの代わりに、塩やノンオイルドレッシングを使うとさらにヘルシーですよ。
詳しいレシピはこちらから。
ハーブローストビーフ もも肉でヘルシーに
普通のローストビーフに飽きてしまった人におすすめ!
ハーブをたっぷりと使った香りの良いローストビーフです。
少し手間は掛かりますが、特別な日のメインディッシュにいかがでしょうか。
パセリ・タイム・オレガノなどのハーブを使っています。
香が良く、見た目もゴージャスな仕上がり。
少しでもヘルシーに食べたい場合は、タレに入れるごま油の量を調整すると良いかもしれません。
詳しいレシピはこちらから。
ローストビーフをダイエット中に食べる方法についてのまとめ
・ローストビーフのダイエットの食べ方
「赤身肉のローストビーフを選ぶ」「ソースのカロリーや糖質量に注意する」「食べすぎない」
ローストビーフは牛の赤身を使っていることが多く、低カロリー・高タンパクなメニューです。
ダイエット中の人にもおすすめのメニューですが、脂の多い部位を使っている場合は注意が必要です。
適量であればダイエットの味方となってくれるローストビーフ。
実は自宅でも簡単に作れることができます。
ぜひ手作りローストビーフに挑戦してみてはいかがでしょうか。