本気で体質改善をするダイエットなら、漢方を活用する方法もおすすめです。即効性はないし、薬を飲むことになるので面倒さはありますが、太る原因を改善して自然に体重を落としていくことを目指せます。
本来なら病院へ行って自分に合う漢方を処方してもらわないといけないと考えられがちですが、ドラッグストアでも漢方を気軽に購入できるようになったおかげで、自分でも漢方を選んでダイエットに取り入れることができるようになりました。
成功率をぐっと高める漢方の選び方、上手な取り入れ方をまとめました。ぜひ漢方で本気の体質改善を目指していってみてください!
この記事の目次
漢方で痩せる仕組み
漢方とは、自然にあるものだけを組み合わせて作られた薬です。病気に直接働きかける西洋医学の薬とは違い、体の中の調子を整えて悪いものを出していこうとするような働きをするのが特徴です。
ただ、この「体の中の調子を整える」漢方の力を使うと自分の体の体質改善につなげていくことが可能です。もちろん、痩せやすい体質を目指していくことが可能なので、漢方を使うとダイエットできると考えられるようになりました。
自分が太っている原因を見極め、その原因を改善する漢方を継続して飲んでいくと、その問題が解決でき、より痩せやすい体質でダイエットをしていくことができる、というわけです。
漢方ダイエットのメリット
漢方をダイエットに取り入れると、他にも多くのメリットが期待できます。
・冷えや生理不順など女性ならではの悩みも一緒に対策できる
・頭痛やむくみ、便秘や肌荒れなどのプチトラブルも一緒に解決できることも多い
・自然にあるものを活用してダイエットするので、体への負担が少ない
・自分の体質的な問題を根本的に解決できる
特に良いのが、自分のプチトラブルも一緒に対策していけるということ。漢方なら体質を根本的に見直すところからはじめられるので、頭痛やむくみ、体のかゆみや冷え性、生理不順など気になっているけれどどう対策して良いかわからないというトラブルにも効果を発揮できることが多いです。
ダイエットのつもりで飲んでいたら、気がついたら悩みが少し減っていたということも漢方ならよくあることです。
自分に合う漢方の選び方
さあ漢方ダイエットをやってみよう!と思ってまず最初にネックになるのが、どの漢方を選べば良いのかわからない、ということ。
漢方にはたくさんの種類があり、自分に合うものを1つ選ぶのが本当に大変です。やってみたいけれどどうしていいかわからない。そこで悩まれる方もいるでしょう。
そんな方は確かに1度漢方を扱う薬局に行って、相談してみるのが良いと言われます。でも、料金がとにかく高い…。相談だけでも1〜3万円。漢方を実際に購入すると2〜5万円なんてこともザラのようです。
漢方は高いから使えないと思われている方も多いかもしれません。でも、今漢方は実はドラッグストアで手軽にかなり安く購入できます(もちろんちゃんとしたものです)。自分でどの漢方を選べば良いかさえわかっていれば、自分なりに漢方ダイエットをすることができるのです。
自分で漢方を選ぶためには、この肥満タイプの体質チェックがとても役立ちます。自分がどんな太り方をしているかがわかると自分がどの漢方を選ぶと良いかがわかってきます。これに従ってドラッグストアへ行くと、自分に合う漢方をはじめてみることが可能です。
【肥満タイプ別】ダイエットによく使われる漢方
ちなみに、ダイエットによく活用される漢方にはこんなものがあります。
水太り(むくみ)タイプ
体の中に水が溜まって慢性的なむくみとともに太っているタイプの場合は、とにかく血行を良くして代謝を上げ、体の中から不要なものをできるだけ排出しようとする漢方がよく活用されます。
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
気太り(ストレス太り)タイプ
ストレスによって過食や拒食を繰り返してしまうタイプや生活習慣が不規則で自律神経が乱れているタイプの場合は、ストレスを落ち着かせる働きが期待できる漢方を使われることが多いです。
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
・加味逍遥散(かみしょうようさん)
血太り(固太り)タイプ
ひどい便秘や肩こりに悩まされている方、下腹部がぽっこり出ている方などは、体の中に老廃物が溜まって流れが悪くなり太っているとされています。このタイプの場合はまずサラサラの血液を目指していける漢方が活用されます。
・大柴胡湯(だいさいことう)
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
漢方の正しい飲み方
漢方は空腹時に飲むことを推奨されています。1日3回、食前に飲むようにするのが基本的な飲み方です。即効性はまったくないので、最低でも3ヶ月、できれば6ヶ月くらいは飲み続けてみるのがおすすめです。
粉のものがほとんどなので飲みにくいかもしれませんが、もしどうしても難しい場合は市販のカプセルに入れて飲んでも良いでしょう。
もし体調に異変を感じたり何か不安に思うことがあれば、飲むのをやめて薬剤師さんに相談してみましょう。ドラッグストアにいる薬剤師さんでも、意外としっかり相談に乗ってくれることも多いです。
それから大切なのが、食事と運動です。せっかく漢方で体質を改善して痩せやすい状態を目指していけるので、できるだけ食事の内容も見直して軽い運動もしていった方がもちろん効果も出やすいです。
「漢方を飲んでいるから大丈夫」ではなく、「漢方を飲んでいるんだから頑張ろう!」という意識が必要です。
漢方ダイエット実践者の口コミ
雑誌で見たのがきっかけで近くの漢方薬局に通うようになりました。
1日分から出してくれるし、変化に応じていろいろ処方を変えてもらえます。
病院と違ってたっぷり自分の体調や生活について話を聞いてくれるので、それがストレス解消にもなっているのかもと思います。
特に女性の「なんだか調子が悪い」という症状には、漢方は強いそうです。(私は乳線の痛みがすぐよくなりました)
肝心のダイエットですが、体重変化なし、体脂肪率が減って筋肉量が増えてます。
しかし、漢方とはいえ飲み合わせや、その人の体質によって逆効果の場合もあるので、専門の中医学の薬剤師さんに相談されるのをお薦めします。
値段は結構します。私で1日分800円くらい。
処方によってかなり違うと思います。ご自分で先に予算を決めておく方がよいと思います。
友人から勧められて飲み始めました。便秘気味の私にはとても便通がよくなってよかったです。漢方なので長めに飲んで痩せてはいきましたが身体が慣れてくると痩せなくなりました。
1年位がベストだと思います。でも便秘の方にはかなりオススメです。食事の前に飲んでました。
漢方薬によるダイエットというのも天然の生薬を原料としているだけに、長く続けるにはいいですね、へんせきは、胃腸の働きを良くしてくれるし、新陳代謝もアップ効果があるので脂肪燃焼にいいですよね、メタボが気になる主人にも飲ませていますが、お腹周りもだいぶ、いい感じです。
漢方ダイエットの効果・選び方についてのまとめ
「冷え性や生理不順などの改善」「むくみ」「便秘」「根本的に体質を見直すことができる」
・漢方ダイエットの方法は、1日3回食前に飲むこと
・自分に合う漢方を選ぶ方法
「薬局に相談する」「肥満タイプを調べてドラッグストアで買う」
・水太りタイにおすすめ
防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
・ストレス太りタイプにおすすめ
柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
・固太りタイプにおすすめ
大柴胡湯(ダイサイコトウ)や防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
漢方ダイエットは2〜5kg程度の減量などの少しのダイエットではなく、本気で取り組んで15〜20kg程度のダイエットに成功した!という方が多いダイエットです。
専門の薬局で処方してもらうと毎月数万円にもなってしまいますが、ドラッグストアを上手に活用すればそこまでのお金をかけなくても漢方ダイエットを試してみることは可能です。
本気で体質改善したい!もっと根本的に自分の体を見直したい!と思うなら、ぜひ取り組んでみてください。時間はかかりますが成功する確率はかなり高いのではないかと思います。