爽やかな甘酸っぱさが魅力のクランベリーは最近様々な商品が発売されており人気ですが、実はダイエット効果も期待できるおすすめ食材です。
今回はクランベリーについて、効果・効能、ダイエットにおすすめの食べ方を紹介します。
この記事の目次
クランベリーとは
クランベリーは、ツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属に属する常緑低木です。主に北アメリカに自生しています。
クランベリーには、鶴(crane)とベリー(berry)という意味があります。
アメリカの初期のヨーロッパ系移民が花が開く前の茎、萼、花弁が鶴の首、頭、くちばしに似ていることから名付けたとされる。
クランベリーが鶴の好物であるということに由来するとする説もある。
引用:wikipedia
開花前の姿が鶴(crane)に似ていることから、クランベリーという名前がついたという説が有力です!
普段私たちが食べているクランベリーは実の部分です。クランベリーは酸味が強いため、生食にはあまり向いていません。
以下のような加工品としても販売されていることが多くなっています。
◎クランベリーを使った加工品
- ・ドライフルーツ
- ・ジャム
- ・ソース
- ・パン
- ・アイス
- ・お菓子 など
日本国内でもジャムやお菓子として見かけることが多いクランベリー。
イチゴやブルーベリーなど他のベリー類と合わせて加工されることも多く、日本人にとっても馴染み深い食品となりつつあります。
クランベリーのカロリー&栄養成分
クランベリーを食べて太る可能性はある!?気になるカロリーと栄養成分を紹介していきます。
クランベリーのカロリー
生クランベリー100gあたりのカロリーは46kcalです。
ただし、生クランベリーは生食に向かないため、一度に100g食べることはほとんどないでしょう。ですが、仮に100g単位で食べたとしても太る心配はありません。
なお、イチゴのカロリーは100gあたり33.9kcal、ブルーベリーのカロリーは100gあたり49kcalとなっています。ベリー類は全体的に低カロリーです。
クランベリーの栄養成分
生クランベリー100gには、脂質0.13g、タンパク質0.39g、炭水化物11.97gが含まれています。食物繊維の含有量は3.6gです。
その他の主な栄養成分は以下の通り!
<ビタミン>
栄養素名 | 100gあたりの栄養素 |
カロテン | 38μg |
ビタミンE | 1.32mg |
ビタミンB1 | 0.012mg |
ビタミンB2 | 0.020mg |
ナイアシン | 0.10mg |
ビタミンB6 | 0.057mg |
ビタミンC | 14mg |
パントテン酸 | 0.295mg |
葉酸 | 1μg |
<ミネラル>
栄養素名 | 100gあたりの栄養素 |
ナトリウム | 2mg |
カリウム | 80mg |
カルシウム | 8mg |
マグネシウム | 6mg |
リン | 11mg |
鉄 | 0.23mg |
クランベリーの効果・効能4つ
クランベリーにはさまざまな効果・効能があります。
泌尿器系疾患を予防
クランベリーは、膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系疾患を予防します。膀胱炎に悩む女性必見です!
泌尿器系疾患を予防してくれるのは、クランベリーに含まれる「プロアントシアニジン」と「キナ酸」という成分です。
プロアントシアニジンはポリフェノールの一種。抗菌作用があり、尿路に細菌が付着するのを防いだり、細菌が増殖するのを抑えてくれます。
キナ酸には尿を酸性にする作用があり、細菌の増殖しにくい環境を整えます。
脳血管障害の予防
クランベリーに含まれるプロアントシアニジンには、強力な抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、活性酸素による行き過ぎた酸化反応を抑える作用のことです。
引用:ヤクルト中央研究所
強力な抗酸化作用によって血液がサラサラになり、動脈硬化を防ぐことができます。動脈硬化を防ぐことができれば、脳梗塞などの脳血管障害の予防にも繋がります。
美肌効果
プロアントシアニジンが持つ抗酸化作用によって、美肌効果も期待できます。また、同じように抗酸化作用を持つビタミンEも豊富です。
さらに、肌荒れ防止や美白効果があるビタミンCも含まれていいます。
便秘予防
クランベリーにはペクチンという食物繊維が多く含まれてます。ペクチンは水に溶ける水溶性食物繊維です。
ペクチンには整腸作用があり、便秘予防・改善に効果が期待できます。
クランベリーがダイエットに効果的な理由
クランベリーは低カロリーで栄養価が高く、ダイエット中にもおすすめの食品です。
ドライクランベリーであれば腹持ちが良いというメリットもあります。つまり、ダイエット中のおやつにおすすめというわけです。
また、ペクチンのおかげで便秘も解消され、代謝が良くなることで痩せやすい体へと近づいていきます。
クランベリーにはポリフェノールやビタミンが豊富に含まれています。これらの成分のおかげでダイエット中も肌が荒れにくく、健康的にダイエットすることができます。
クランベリーのダイエットに効果的な食べ方とは
クランベリーを乾燥させて作ったドライクランベリーをおすすめします。ドライクランベリーは腹持ちが良く、少量でも満足しやすいのでダイエット中のおやつに向いています。
◎食べる時のポイント
- ・おやつとして食べる
- ・1日20~30gを目安に
- ・甘さ控えめなものを選ぶ
ドライクランベリーのカロリーは100gあたり約308kcalです。乾燥させて水分を飛ばしているため、生クランベリーと比べて高カロリーとなっています。
さらに、美味しく食べられるように甘味料をたっぷりと使っているものが多いです。
1日の目安は20~30g程度です。大量に食べると太る可能性があるので注意しましょう。なるべく甘味料が少ない商品を選ぶこともポイントとなります。
ティータイムや小腹が空いた時に、たっぷりの水分と一緒に食べることをおすすめします。できる限り時間を掛けてよく噛んで食べましょう。
ドライクランベリーは腹持ちが良いので、間食や食事の摂りすぎを防ぐことができますよ。
クランベリーの効果・ダイエットの食べ方についてのまとめ
「泌尿器系疾患を予防」「脳血管障害の予防」「美肌効果」「便秘予防」
・クランベリーのダイエットに効果的な食べ方
「ドライクランベリーがおすすめ」「1日20~30g」「たっぷりの水分に食べる」
鮮やかな赤色と酸味が人気のクランベリー。パンやスイーツ、ジュースなどに用いられることが多く、日本人にとっても馴染み深い食品です。
そんなクランベリーはダイエット中のおやつとしても大人気です。
ダイエット中に食べる場合は、腹持ちの良いドライクランベリーを選ぶと良いでしょう。
クランベリーには美容・健康効果もあるので、美しく健康的に痩せたい人必見です。