にがり水ダイエットと言うものをご存知でしょうか。
にがりは海水から塩を作る時に副産物としてできるものです。お豆腐を作る時には固める役割としても使用されるため、お豆腐を思い浮かべる人もいるかもしれません。
そんなにがりをダイエットにうまく利用する正しいやり方やその危険性と副作用をまとめました。
にがり水ダイエットの方法
にがりそのものに接する機会はあまり少ないものですが、にがりとは案外人の生活の身近なところで関わっています。そのにがりを含んだ水の事を、文字通り“にがり水”と言いますが、このにがり水を使ったダイエットは知る人ぞ知るシェイプアップ術となっています。
にがり水は一般的に広く販売されています。そのためにがり水ダイエットを始めてみようと思ったら、その日のうちから開始する事も可能です。
しかしにがりを飲むという習慣はなかなか定着していないため、にがり水を飲み続ける事によって、どのような事が起こるのかが心配な人もいるはずです。
にがり水を使う事で人体的な影響などは出ないのか、確認してからダイエットの一歩を踏み出すことで、安心安全に利用できるようになります。
にがり水ダイエットは、以前から一部の人達の間で知られていたダイエット方法です。テレビや雑誌などで紹介されているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
にがり水といった名称の商品として売られている物もありますが、にがり水はにがりとミネラルウォーターがあればいつでも自分で作る事もできます。既製品を買うか自分で作るかはお好みに合わせてくださいね。
作る場合はミネラルウォーター1リットルから2リットルに対し、にがりをほんのスプーン一杯加えて混ぜるだけです。これを冷蔵庫に入れておけば、食前や食後などに飲むだけでにがりダイエットになります。数あるダイエット方法の中で、最もシンプルなやり方だと言っても過言ではありません。
お料理の中に加えるようなやり方しかできない物だと、調理の工程が面倒で途中でやめてしまう場合もあるかもしれません。しかし水は毎日必ず飲むものなので、自然と手を伸ばす習慣をつける事もできるはずです。
もちろんお料理に使う事もできますから、お料理好きな人であれば調味料代わりに加えても良いでしょう。
ただしにがり水を作る際に注意したいのは、にがりは塩を作る際にできるものなので当然味はしょっぱくなります。濃度が低く水で薄まっていればあまり味を感じることもありませんが、にがりを入れすぎると飲みづらくなってしまうので、にがり水を作る時には適量程度にとどめる事がポイントです。
にがりダイエットの効果
にがり水ダイエットの始め方や方法はとても簡単なものです。しかし簡単だからこそ、本当に効くのだろうかと首を傾げたくなってしまう事もあるはずです。
にがり水はそもそもなぜダイエットに効果があると言われているのでしょうか。にがり水を飲むことによる効能は、便秘の解消ができる事や体内のバランスを綺麗に調整してくれる事などがあります。
ダイエットを目的としてにがり水の摂取を始めた人であるなら、便秘が解消されてお腹の辺りが少しずつスッキリして行くのを実感した人もいるかもしれません。
にがり水はダイエットにも効果的ですが、人の体を整えると言う意味でも非常に健康的な成分と考えられています。代謝が良くなる効果が期待できるので余分な脂肪を吸収しすぎない体になったり、糖質を急激に取り込まないような体になったり、全体的な体内調整の役割を担ってくれます。
毎日飲み続けることによって、体重の減少を実際に体感できている人もいるのです。にがり水をダイエットに使う事は、健康的に痩せたい人にとって非常に魅力的だと言えるでしょう。
にがり水のカロリー
何かを食べたり飲んだりすることによってするダイエットの場合、気になるのが摂取し続けた事によるカロリーの影響です。フルーツを食べ続けるようなダイエットであれば、糖質によってかえって太ってしまう恐れもあります。油を使うものもやはり、カロリーは大変気になるところでしょう。
どんなダイエットもやり方と分量を守ってさえいればカロリーをそこまで気にする必要はありませんが、やはりダイエットをするからにはリスクが極力少ない方法を選びたくなるのが人間です。
その点にがり水に関して言えば、大部分は水なのでカロリーを気にすることもありません。塩分を含んでいるため大量に飲むことは良くありませんが、他のダイエット方法と同様に用量を守って行えば継続的に続けていけるダイエットとして確立させられます。
にがりダイエットの副作用や危険性
にがりに含まれる主成分はマグネシウムです。きちんとした分量を適度にとる分には全く問題ありませんが、摂取過剰になってしまうと腹痛や下痢などと言った副作用の危険性もあります。
「塩化マグネシウムという食品添加物。凝固剤として使われるが、摂取しすぎると下痢、ミネラル吸収阻害、高マグネシウム血症を引き起こし、死亡事例もあり、危険である」だと、ふうんと読んでしまい、「危険なのは過剰摂取」を隠せてしまう。塩化マグネシウムは、お豆腐で使われるにがりのこと。
— はざや (@qp_hazaya_qp) 2016年6月18日
にがりを手に取ってみた時には、マグネシウムがどれくらい含まれているのかを確認する必要があります。
またそれまでの生活習慣を一切見直すことなく、にがり水だけをひたすら飲み続けていても効果が出てくるとは限りません。それどころか取り過ぎにより体調を崩し、やらなければよかったと言う後悔に繋がることもあるのです。
マグネシウムの摂取目安は一日に200グラム程度ですが、少しずつ様子を見ながら増やしていく分には問題ないでしょう。
しかしなかなか効果が表れないからといって無闇に飲みすぎる事があれば、その分体にとって余分なマグネシウムを取りすぎる事になってしまいます。無理のない範囲で地道に続けて行く事が大切です。
にがりを使ったレシピ
にがり水が体に良いものである事は、多くの方にご理解いただけましたよね。しかしにがり水ダイエットを始めただけでは、効果を最大限に生かす事ができません。それまでの生活習慣を見直し、食事のバランスを整えて行く事も大事です。
にがりと言って思いつくのはおそらくほとんどの人がお豆腐なので、自宅で手作り豆腐を作ってみるのも良いかもしれません。
にがり豆腐の作り方はとても簡単です。豆乳をカップに入れて、そこににがりを小さじ一杯加えます。カップごと蒸し器にかけて15分から20分程度蒸すだけで完成です。時々ご自宅で挑戦してみるのも良いでしょう。
にがり水ダイエットについてのまとめ
・にがりダイエットの効果
「便秘の解消や体内のバランスを調整」「毎日飲み続けることによって、体重の減少を体感できる人もいる」」「カロリーは、大半が水なので気になる量ではない」
・にがりダイエットの副作用は、摂取過剰になると腹痛や下痢が起こる可能性がある
・にがりダイエットの注意点
「にがり水だけでは痩せない生活習慣を見直すことも大切」
・にがり水で豆腐を作るのもおすすめ
にがり水は結論として、ダイエットに効果的なうえ健康面も支えてくれます。ただし手軽に飲める物だからと言って、飲みすぎには要注意です。腹痛や下痢などの副作用はにがりそのものが原因と言うより、摂取方法に何らかの問題があると考えてください。
適度にお料理に加えたり、にがり水を食事の時に手元に置いたり、生活の中のワンポイントとしてより良く利用していきましょう。