病人食のイメージがある「おかゆ」ですが最近ダイエット効果が注目され始めており、おかゆダイエットに取り組む方も増えてきています。
今回はおかゆダイエットの効果5つ、具体的な方法、注意点2つ、体験談を紹介します。
おかゆダイエットとは?
おかゆダイエットとは、おかゆを食べることによってスリムを目指すダイエット方法です。ここで、おかゆに似たものに雑炊がありますよね。混同されることも多いのですが、おかゆダイエットと雑炊ダイエットは全く違うダイエット方法になります。
おかゆダイエットの具体的な方法は、2種類あります。1つはおかゆだけを食べ続けるダイエット方法で、もう1つは、主食をおかゆに切り替えて、おかずを今まで通り普通に食べることができる方法です。
どちらが主に行われているかについては、以前は前者のおかゆだけを食べるダイエットが主流でしたが、現在では後者の主食だけをおかゆにする方法が圧倒的に有名です。おかずが自由に食べられるのでストレスも溜まらず、長続きしやすいダイエット方法と言えるでしょう。
以下、主食をおかゆに変える方法のおかゆダイエットについて述べていきます。
おかゆダイエットの5つの効果
おかゆダイエットの効果について見ていきましょう。ダイエットに関するさまざまな効果が見込めるようです。以下にまとめてみました。
低カロリー効果
お茶碗1杯あたりのカロリーを比較してみた場合、ごはんは200キロカロリー程度で、おかゆは100キロカロリー程度と半分になります。
これはおかゆのほとんどが水分で、実際のお米の量がとても少ないためですが、お茶碗1杯は1杯ですから、1食分のカロリーは確実に下がることになります。
満腹感の効果
お米の量が半分で済むおかゆですが、満腹感を得ることができます。これはおかゆは温かいので、冷ましながらゆっくり食べるため、時間がかり、そのタイムラグの間に中枢神経が脳に満腹の信号を送ることができるためです。少量で十分な満腹感が得られるのです。
インスリンの分泌を抑える効果
「肥満ホルモン」と呼ばれているインスリンはダイエットに非常に密接な関係があります。インスリンの分泌量が上がりやすいと太りやすく、上がりにくいと太りにくい特徴があります。おかゆはゆっくり食べるため、インスリンが上がりにくくなり、太りにくい傾向があります。
新陳代謝効果
新陳代謝もダイエットに密接な関係があります。新陳代謝が活発になると、老廃物の排出もスムーズに行われ、むくみもなくなり、基礎代謝もアップする傾向があります。いずれも太りにくい要因であるため、長く続けることによって痩せやすい体質になることができます。
コストパフォーマンス効果
ダイエットにコストはつきもので、中には大変高額なものもあります。ところが、おかゆダイエットの場合は、シンプルなおかゆを作るだけですから、余分な費用が掛かりません。コストパフォーマンスは非常に優秀と言えるでしょう。お財布に優しいダイエット方法です。
おかゆダイエットの方法
おかゆダイエットの具体的な方法についてみていきましょう。もちろん主食をおかゆに変えるダイエット方法についてなので、おかずは普通に食べることができます。食べる回数、食べる量、効果アップの方法についてまとめてみました。
食べる回数
おかゆダイエットの食べる回数について見ていきましょう。1日3食のうち、何回が理想的なのでしょうか?これについては、最初は1回だけにしておき、慣れるにしたがって回数を増やすことをお勧めします。
一度に切り替えてしまうと、最悪の場合はストレスの元になり、おかゆを見るのも嫌という反発を感じることがあります。徐々に切り替えていくのがよいでしょう。
一番効果的なのは、夕食をおかゆにすることなので、最初は夕食をおかゆに切り替えます。次は昼食も切り替えて、最後に朝食を切り替えるとよいでしょう。もちろん、3食すべてを切り替える必要はありません。目標に合わせて設定するとよいでしょう。
食べる量
おかゆダイエットの食べる量について見ていきましょう。これはできればお茶碗1杯にとどめておくと良いです。夕食の場合は、あとは眠るだけなので比較的実行しやすいですが、朝食の場合は、腹持ちがしなくて失敗する危険性もあります。
この場合、お茶碗1杯のごはんでおかゆを作って、何度かに分けて食べるとよいでしょう。おかわりすることで心理的な満足感も得られますし、全部食べてしまってもごはん1杯ぶんなので、暴食にはなりません。併せておかずも工夫するとよいでしょう。
効果アップの方法
おかゆダイエットの効果をアップさせる方法についてみていきましょう。1つは、おかゆをご飯で作るのではなく、玄米で作ることです。玄米は栄養分たっぷりですし、硬めのため、おかゆにしても食べごたえがあり、腹持ちも比較的良いです。
2つめは、お腹が持たなかった場合の間食を工夫することです。お勧めはナッツ類です。高蛋白質で栄養も満点であり、硬いためよく噛んで食べる必要があります。時間がかかるため中枢神経が満腹信号を出すのも容易になり、少量で抑えられるでしょう。
おかゆダイエットの2つの注意点
おかゆダイエットの注意点について見ていきましょう。特に難しい注意点は見当たりません。ごく基本的なものについてあげてみました。
無理をしない
即効性を期待して、いきなり3食ともおかゆに切り替えてしまったり、量を少なくしたり、おかずを減らしたりなど、無理をしないように気を付けましょう。
太く短くのダイエット方法ではなく、長く細く続けるのに向いているダイエットですので、続けられる工夫を優先するとよいでしょう。
温かいおかゆを用意する
おかゆダイエットの成功の要因は、おかゆの温かさによるところが大きいです。ゆっくり時間をかけて食べるのが有効なのですね。ですので、冷めたおかゆはやめておきましょう。
早食いできてしまう程度の温度だと、時間もかからず、インスリンも上がり、太る要因になりかねません。おかゆはできるだけ温度の高い温かいものを食べるようにしましょう。
おかゆダイエットの体験談
おかゆダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「おかゆダイエットを始めました。はじめは物足りなさを感じましたが、わかめおかゆにしたら満足感も得られていい感じになりました。夕食は必ずわかめおかゆにしています。まだ2週間ですが、1キロ痩せました。今まで何をしても痩せなかったことを考えると、とても順調です。(20代女性)」
「1日2食をおかゆに切り替えました。それまでごはんをおかわりすることもあったため、炭水化物の量は格段に減ったと思います。すでにおなか周りが痩せてきました。(30代女性)」
「おかゆダイエットをしています。レンジでチンして熱々のおかゆを食べています。簡単ですし、おかずも家族のものと同じで済むため、行いやすいダイエットだと思います。ストレスも感じず、長期戦でできるダイエット方法です。(40代女性)」
最後に
「低カロリー効果」「満腹感」「インスリンの分泌を押さえる効果」「新陳代謝」「コストパフォーマンス効果」
・おかゆダイエットの方法
「最初は1回だけにして慣れたら回数を増やす」「1回食べる量はお茶碗1杯分」「玄米で作ると効果アップ」
・おかゆダイエットの注意点
「無理をしない」「温かいおかゆを用意する」
いかがでしたか? 手軽にできるダイエットですよね。簡単でストレスも溜まらないため、効果はゆっくりだと思いますが、長期戦でもぜんぜんいけるダイエット方法のようです。
半年1年なんてあっという間なので、ストレスフリーでダイエットしたいという場合にお勧めの方法と言えるでしょう。
以上、おかゆダイエットのおまとめでした。