暖かい季節がやって来ると、気になるのは冬の間に蓄えた体の「脂肪」です。分かってはいるけれど、春までの数か月間でなかなか痩せられなかった、そんな方も少なくはないでしょう。
本格的な薄着の季節に向けて、美味しい旬の野菜で食生活を見直してみませんか?
今回は春キャベツに隠された嬉しい効果と、おすすめのレシピをご紹介します!
この記事の目次
春キャベツに含まれる3つの美容成分
春キャベツには、美容を気にする女性に喜ばれる成分がたくさん含まれていることが知られています。中でも代表的な成分について、その効果を見ていきましょう。
ビタミンC
ビタミンCと言えば、レモンなど酸っぱい果物に多く含まれるイメージがありますが、実は春キャベツからもたくさん摂取することができる成分です。肌の健康を保つコラーゲンの生成を助け、シミやくすみを解消することで透明感のある肌を作ります。
通常キャベツのような淡色野菜にはそれほど多くビタミンCは含まれませんので、これは春キャベツならではの効果だと言えるでしょう。
ビタミンU
ビタミンUは胃腸薬にもよく使われており、胃酸の分泌を抑え、さらに胃の動きを良くしてくれる効果のある成分です。胃腸の調子が悪くなると肌が荒れる原因にもなりますので、最近胃もたれや胃痛がする、という時にも春キャベツは活躍します。
食物繊維
ダイエットをしている最中は節制を心がけるため、普段に比べ便秘で悩む方が増えると言われています。食物繊維はそんな便秘の改善に力を発揮し、腸内環境を整えてくれる強い味方です。
体に不要なものがちゃんと体外に排出されれば、ダイエットに良いだけではなく健康の維持、肌荒れ予防などにも役立ちます。
春キャベツのカロリー
春キャベツを食べることで嬉しい効果がたくさんあることはわかりましたが、やはりダイエットをする時に一番気になるのはそのカロリーです。
春キャベツは100gあたり23キロカロリー程度であるとされています。同じ春が旬のジャガイモが100gあたり76キロカロリー、ごぼうが100gあたり65キロカロリーなので、日常的によく食べる野菜の中でもかなりローカロリーであることがわかりますね。
その他調味料ならレモン果汁が26キロカロリー、お酢が25キロカロリー、フルーツならイチゴが34キロカロリー、スイカが36キロカロリーと、私たちが比較的「あっさりしている」と感じるものでも春キャベツより高カロリーです。
春キャベツ1玉あたりだと、加食部分は800g~1,000gくらいあります。1回の食事でキャベツ1玉を使い切ることはほぼないとは思いますが、1玉食べたとしても230キロカロリーしかない、と考えるとそのカロリーの低さに驚かされることでしょう。
もちろんそれぞれ含まれる栄養もその効果も異なるので、カロリーが低いほど良いとは言えないものの、ダイエットや美容の面から考えるとキャベツは非常に優秀な食材なのです。
春キャベツがダイエットに向いている理由
春キャベツがダイエットに向いている理由、それはやはり先に出てきたカロリーの低さや、食物繊維の豊富さによる効果が一番に挙げられます。食物繊維は便秘解消に役立つだけではなく、腹持ちの良さにも繋がるため、少量でもちゃんと満腹感をもたらしてくれる優秀な栄養素です。
カロリーそのものも低いので、春キャベツを食生活の中に取り入れていけば、空腹を我慢しながらダイエットをする心配もなくなります。
また春キャベツにはカリウムも含まれていますが、ミネラルの一種であるカリウムは高血圧、むくみの解消に効果的な成分です。立ちっぱなし、座りっぱなしの仕事をしている方だと、仕事帰りに靴を履き替えたら足がむくんでパンパン…なんていうこともあるでしょう。
ダイエットをして体重を減らしても、下半身だけ太いまま、という方はもしかするとこのむくみのせいかも知れません。普段からむくみが気になっている方も、ぜひダイエットに春キャベツを利用してみてくださいね。
春キャベツダイエットの方法
春キャベツを使ってダイエットをする時、ただたくさん食べればいい、というわけではありません。いくつか気を付けたいポイントをまとめましたので、チェックしておきましょう。
食べるタイミング
できるだけ生のままサラダなどで用意し、食べるタイミングは食事の最初です。噛みごたえがあるのでおかずやごはんを食べる前にある程度満腹感が得られます。一口食べるごとに30回以上噛むようにし、できるだけゆっくり食べるようにしてください。
食べる量
1回の食事あたり150g前後、6分の1カット程度を目安に摂取します。火を通す場合はかさが減るので、もう少し多い量でも問題ありません。あまり食べ過ぎると、体質や体調によっては食物繊維の影響でお腹を下す可能性も考えられますので、あくまでも適量を心がけましょう。
調理方法
ビタミンCは熱に弱いとされています。また長時間水にさらすと溶けだしてしまうため、熱を加える料理に使うのであれば、電子レンジでの調理がおすすめです。
またキャベツの内側と外側で多く含まれる栄養が異なるので、バランスよく摂取するためにはできるだけ1玉~半玉で購入し、縦に包丁を入れるようにカットします。
春キャベツを使ったダイエットにおすすめのレシピ3選
キャベツと塩昆布のサラダ
一口大にちぎったキャベツに、塩昆布適量とごま油を少しかけて和えます。お好みで鷹の爪やおろしにんにく、ゴマなどを入れても美味しい一品です。
塩昆布のうま味と塩気がアクセントになり、春キャベツの瑞々しい柔らかさと甘みを引き立てます。熱に弱いビタミンも、生で食べればたっぷり摂取できること間違いなしです。
キャベツの浅漬け
キャベツをざく切りにし、その他お好みでキュウリ、ニンジン、ショウガなども薄切りや千切りにします。すべてを器に入れ、塩を振ってもんだら、15分ほどなじませて完成です。レモンを絞ったり、塩を昆布茶にするとまた少し違った味も楽しめます。
キャベツと豚肉のレンジ蒸し
食べやすい大きさに切ったキャベツと豚肉を耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをして数分レンジにかけるだけで完成です。味付けは塩コショウやポン酢など、油分の少ないものにすれば、さらにカロリーをカットできます。
豚肉のビタミンBも健康維持にとても良いと言われる成分です。あっさりとボリュームたっぷりで、ダイエットにもぴったりですね。
春キャベツダイエットについてのまとめ
・春キャベツのカロリーは、100gあたり23kcalと低カロリー
・春キャベツがダイエットに向いている理由は、カロリーの低さや食物繊維の多さ
・春キャベツダイエットの方法
「食べるタイミングは食事の最初にする」「1回の食事あたり150g前後で6分の1カット程度が目安」「加熱する時、電子レンジがおすすめ」
以上、春キャベツを使ったダイエット方法をご紹介しました。
この記事を参考に春キャベツを使ったダイエットに取り組んでみて下さい。