消化にもよくて体にやさしいおかゆ。病気の時の定番食でしたが、最近ではそればかりではなく、おかゆ専門店がいくつか出てくるなど、ヘルシーな日本食としてあらためて注目されています。
そんなおかゆももちろん、ダイエット向きの食材です。食事と置き換えるハードな方法から、普通のごはんを時々おかゆに置き換えるだけというゆるい方法まで、やり方はいろいろ。その中でも、1番効率よく痩せられる方法はどれか検証してみたところ、やっぱり無理のないダイエットが1番良いという結論に落ち着きました。
この記事の目次
おかゆがダイエットに良い理由
おかゆには、粥有十利(しゅうゆうじり)といって、十の功徳があると言われています。
一、 【色】 体の血つやが良くなり
二、 【力】 気力を増し
三、 【寿】 長命となり
四、 【楽】 食べ過ぎとならず体が安楽
五、【詞清辯】 言葉が清く爽やかになり
六、【宿食除】 前に食べたものが残らず胸やけもせず
七、 【風除】 風邪を引かず
八、 【飢消】 消化よく栄養となって飢えを消し
九、 【渇消】 のどの渇きを止め
十、【大小便調適】 便通も良い引用:コラム(3) お粥を食べて10の良いこと | 禅僧の台所〜オトナの精進料理〜 | 彼岸寺
おかゆを食べるメリットはまさにこれです。ダイエット向きに考えても、ごはんを食べる量を少なく済ませられます。
カロリーで見ても、白ご飯が1膳250kcalなのに対し、おかゆなら約150kcalです。1食で100kcalのカロリーカットができるのです。単純に炭水化物の量を減らすこともできます。
また、おかゆは食べにくいのでゆっくり食べることになり、食べすぎ予防にも良いです。熱々のおかゆを食べたら、普通に白ごはんを食べるよりも体を温めながら食べることができるでしょう。
消化が良いので、お腹が空きやすいというデメリットはありますが、1番効果的な方法でダイエットすればそのデメリットもかなり緩和されます。おかげで自然にカロリーカットができ、あまりストレスを感じずにダイエットできるはずです。
おかゆダイエットの効果的な方法
おかゆダイエットの方法は、食事をおかゆに置き換えるという方法が主流です。でも、確実にリバウンドなく痩せていくなら、白ごはんのかわりにおかゆを食べるだけの方法が1番良いです。
・定食なら、1膳のおかゆとおかずをいつも通り
・丼ものなら、おかゆと一緒にしておじや風に
・おかわりは禁止。そのかわりおかずをきちんと食べる
・食べるおかずは野菜中心で。絶対にタンパク質は欠かさないように
・食べ順は、野菜から食べておかゆを最後に
もちろん、食べ過ぎないように気をつける必要はありますが、無理に食事を置き換える必要はありません。バランスよく野菜やタンパク質も取りながらおかゆを食べることが1番のポイントです。
白米のかわりにおかゆを食べるのが最も効率が良い2つの理由
食事を無理におかゆに置き換えると確かに大幅なカロリーカットができ、一気に痩せることもできるかもしれません。でも、それではガクンと痩せられても結局リバウンドすることになりますし、何より不健康です。
ごはんのかわりにおかゆを食べるだけなら、毎食体に必要な炭水化物を適度にとりながら、自然にカロリーカットができるので、無理なく体を冷やすことなく筋力も落とさずに体重が落とせます。もちろん、この方法ならほとんどリバウンドすることもないでしょう。
栄養が偏りにくい
おかゆだけの食事に置き換えると、どうしても栄養が偏ってしまいます。すると、筋力が落ちたり体を冷やしたり便秘になったり、良いことは1つもありません。当然、ダイエットの効率も悪くなります。
おかずも一緒に食べれば、その偏りはかなり緩和されます。この偏りのなさがダイエット成功にとても大切です。健康的に痩せながら、おかゆで消化の負担を減らせるので、負担も少ないです。
ストレスが少ない
いつも通りおかずを食べながら適度に炭水化物をとるダイエットは、本当に負担が少ないです。食事をしていても、本当にこれで大丈夫かな…?と不安になるほど、満足感が得られます。
その分効果は緩やかに感じられるかもしれませんが、この「ストレスなく行える」というのは意外と大切です。ストレスは体の中になんでも溜め込もうとしてしまうので、ダイエットの大敵なのです。
このストレスを感じにくいというのは大きなメリットになるでしょう。
おかゆダイエットを失敗しないための3つのコツ
ダイエットは辛くて大変な食事にすべき!と思われている方もいるかもしれません。でも、ストレスなく痩せるにはこんな方法でも大丈夫なのです。
・もう少し食べたいと思ったら、タンパク質を増やしてみること
・飽きてきたら薬味で味を変えてみること(アレンジをしすぎないこと)
・これで痩せられる!と信じて、きちんと続けてみること
1週間〜10日で1kg痩せられたら良いペースです。焦らずじっくり取り組んでみてください。
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— 大橋チャッピー (@cyappyy) 2016年7月10日
おかゆダイエット初めて
— しぶなつ (@natsuxoxo6) 2015年9月6日
1か月、約3㌔落ちたvv
現役の頃体重の
その付近まではやせ隊、←笑(°▽°)
おかゆを上手に作り置きするのが継続のポイント
出典:grapee.jp
このダイエットではおかゆを作り続けることも大変です。おかゆは基本的に作り置きができるものではありません。時間が経つとべちゃべちゃになってしまうので、鍋に作っておいておくのも美味しくないです。
電子レンジなどを活用して、できるだけ作りたてのおかゆを食べることをおすすめしますが、もし作り置きをしたいなら、冷凍保存をするようにしましょう。
100均などで、ごはんの小分けパックも販売されています。このなかにおかゆを入れて冷凍すれば、温めればいつでもおかゆが食べられます。
おかゆダイエットについての総まとめは・・・
・おかゆダイエットの効果
「栄養が片寄りにくくストレスが少ない」「効果的に痩せられる」
・おかゆダイエットに失敗しないコツ
「もう少し食べたい時はたんぱく質を増やす」「飽きてきたら薬味でアレンジする」「ダイエット効果を信じて続けること」「おかゆにするご飯は作り置きして冷凍保存する」
おかゆダイエットはハードなダイエットにすることも可能です。でも、それではストレスも多いしリバウンドもしやすいし良いことは何もありません。健康的に無理なく痩せるなら、ごはんのかわりにおかゆを食べることです。
はじめは不安に思うかもしれませんが、きっと緩やかに少しずつ痩せられるはずです。まずは1ヶ月、信じて続けてみてください。