大阪人のソウルフードとも言えるお好み焼き。「お好み焼きを食べたい、だけどダイエット中だし…」と思っている人も多いのではないでしょうか?関西圏以外の人も、お好み焼きが好き、ときどき無性に食べたくなるという人はたくさんいると思います。
そんなお好み焼き好きなあなたのために、お好み焼きを食べつつダイエットをする方法をご紹介します。
お好み焼きのカロリーは?
お好み焼きんは小麦粉たっぷり、お肉も入って、ソースやマヨネーズがたっぷりだから、カロリーが高いはず!ダイエットには向かない食べ物と思い込んでいる人もいると思います。
確かに、お好み焼きのカロリーは低くはありませんが、お好み焼きを食べるとダイエットできないというわけではないんです。
お好み焼きでダイエットをするためにも、まずは標準的なお好み焼きのカロリーを確認しておきましょう。
お好み焼きは大きさや具材でカロリーが変わってきますので、ここでは全国展開をしていて、海外進出までしているお好み焼き屋さんの「道とん堀」のカロリーをご紹介します。ご紹介するカロリーは、ソースやマヨネーズ抜きなので注意してくださいね。
・チーズin豚玉=716kcal
・お好み焼きプレーン=404kcal
・こだわりの豚玉=787kcacl
お好み焼きソースは100gあたり132kcal、1食分を20gとすると26kcalになります。マヨネーズは大さじ1で84kcalです。
つまり、お好み焼きソースとマヨネーズをかけて食べると、上記のカロリーに110kcalが追加されるということになります。
そうすると、お好み焼きは大体500~900kcalということですね。かなりカロリーに幅があるのがわかると思います。
1食900kcalあると考えると、「う~ん。太るなぁ。高カロリーだなぁ。」と思ってしまいますよね。500kcalなら、ダイエット中でも安心して食べることができます。
1食500kcalのお好み焼きから、さらにカロリーを減らすこともできますので、ダイエット中でもお好み焼きは工夫次第で食べることができるんです!
お好み焼きの太る3つの食べ方
お好み焼きは、具材や食べ方によってカロリーが大きく異なります。まずは、太るお好み焼きの食べ方を見ていきましょう。
モダン焼きにする
お好み焼きの太る食べ方の1つ目は、モダン焼きにすることです。モダン焼きとは焼きそばの上に大阪風お好み焼きを重ねたものですね。これは、間違いなく太ります。
焼きそばは炭水化物、お好み焼きも炭水化物。炭水化物+炭水化物=太る。この方程式が成り立ってしまいます。
中華そばは1玉300kcal程度はありますので、お好み焼きではなくモダン焼きにするだけで、300kcalも自ら積極的に接種していることになるんです。
ですから、ダイエット中はモダン焼きは太りますので止めておきましょう。
トッピングが高カロリー
次に、トッピングについてです。具材ですね。具材によって、お好み焼きのカロリーは大きく変わります。太るお好み焼きのトッピングは、次のようなものです。
・天かす
・チーズ
・餅
・ジャガイモ
これらのトッピングは、間違いなく太ります。全部、お好み焼きに入れると美味しいものばかりですが太ってしまうんです。ダイエット中はこれらのトッピングは止めましょう。
念のため、これらのトッピングのお好み焼き1枚分あたりのカロリーを見てみましょう。
・天かす10g=62kcal
・チーズ25g=88kcal
・餅25g=65kcal
・ジャガイモ30g=25kcal
どうでしょうか?軒並み高カロリーですよね。これらの具材を入れると、お好み焼きで太りますので、注意するようにしましょう。
ソース&マヨネーズをドバドバ
お好み焼きの太る食べ方、3つ目はソース&マヨネーズをドバドバかけることです。お好み焼きに、ソースとマヨネーズをたっぷりかけると美味しいのですが、間違いなく高カロリーになります。
ソースはまだ良いんです。大さじ1で20kcal程度ですから。それでも、たっぷりかければ、カロリーオーバーになりますが。
問題はマヨネーズです。マヨネーズのカロリーを侮ってはいけません。大さじ1杯当たり84kcalもあります。今日はコッテリ&ガッツリ食べようと大さじ2杯のマヨネーズを使ったら、それだけで170kcal!それに大さじ2杯のソースをたっぷりかけたら、210kcalになります。
ソースとマヨネーズをドバドバかけて食べるのは、自分から太りたいと言っているのと同じようなものなのです。
ダイエットできるお好み焼きの7つの食べ方やレシピ
お好み焼きの太る食べ方を説明しましたが、食べ方やレシピの工夫次第では、お好み焼きを食べつつダイエットをすることが可能です。
お好み焼き=太るというわけではないのです。お好み焼きが好きだけど、ダイエットをしたいあなたのために、ダイエットできるお好み焼きの食べ方やレシピをご紹介します。
キャベツでボリュームを
ダイエットできるお好み焼きの食べ方、1つ目はキャベツでボリュームを出すことです。ダイエット中はキャベツをたっぷり使って、キャベツを食べる料理としてお好み焼きを食べましょう。
キャベツは100gあたり23kcalしかありません。栄養はビタミンKやビタミンC、食物繊維を豊富に含んでいますので、ダイエットにピッタリの食品なんです。
だから、キャベツをいつも以上にたっぷり使ったお好み焼きを作りましょう。そうすれば、ボリュームはあるのに、低カロリーになります。
小麦粉はできるだけ少なく
ダイエット中のお好み焼きの食べ方の2つ目は、小麦粉はできるだけ少なくすることです。ダイエット中のお好み焼きでは、小麦粉は最小限にして、キャベツのつなぎの役割を果たす程度にしましょう。
小麦粉自体は決してカロリーが高いというわけではありません。お好み焼き1枚当たりの小麦粉の量は50g程度ですので、カロリーは180kcal程度になります。
でも、できるだけダイエット中は余計なカロリーをカットすべきですし、小麦粉はGI値が高いので、血糖値を急上昇させて、脂肪を溜め込みやすくさせてしまいます。
そのため、ダイエット中はできるだけ小麦粉は少なく、あくまでキャベツや具材のつなぎの役割だけに使うようにしましょう。
・GI値とは?高いか低いかの見分け方など基礎知識まとめ【食品選びと食べ順が重要!】
トッピングは肉よりシーフード
お好み焼きをダイエット中に食べるなら、トッピングにも注意は必要です。先ほども言ったように、トッピングでカロリーが高くなってしまうからです。
・天かす
・チーズ
・餅
・ジャガイモ
これらは、もちろんNGです。できれば、プレーンなお好み焼き、具はキャベツだけのお好み焼きが良いのですが、さすがにそれはさみしいですよね。
ダイエット中におすすめのお好み焼きの具材は、次のようなものです。
・イカ
・キムチ
・ネギ
これらは低カロリーなので、ダイエット中でもOKです。また、お肉が好きな人は、牛すじも脂肪分が少ないので、ダイエット中のお好み焼きの具材に入れても良いと思います。
紅しょうがは多めで!
ダイエット中のお好み焼きは、紅ショウガを生地の中に多めに入れるようにしましょう。ショウガには、血行を促進する作用があるので、基礎代謝を上げてくれるんです。つまり痩せやすい体になるんですね。
まぁ、正直に言って、お好み焼き1枚に入る紅しょうがの量は、こう言ってはなんですが、たかが知れていますので、お好み焼き1枚の紅ショウガで基礎代謝を上げられるかというと、そこは疑問です。
それでも、紅ショウガを多めに入れて、「私、今ダイエット中です!」と自分に言い聞かせることで、お好み焼きを食べ過ぎるリスクを減らすことができます。油断がなくなるんですね。
美味しいもの、自分が好きなものはどうしても食べ過ぎてしまうことがありますので、紅ショウガを多めに入れて、ダイエット中であることを忘れないようにしましょう。
ソースやマヨネーズは控えめ
ダイエット中のお好み焼き食べ方は、ソースやマヨネーズは控えめにすることです。特に、マヨネーズは、できればなしにして、ソースだけで食べましょう。マヨネーズは大さじ1杯で84kcalもありますから。
マヨネーズはダイエットの大敵ですので、マヨネーズはなしにしたいところです。どうしてもマヨネーズも一緒に食べたい人は、カロリーハーフやカロリーオフタイプのマヨネーズをちょっとだけ使うようにしましょう。
次にソースです。ソースは1食分で25kcal前後なので、そこまでカロリーは高くないのですが、カロリーオフをするためには、最初からソースをお好み焼き全体にかけてしまわずに、小皿にソースをとって、お好み焼きにソースをつけて食べるようにしましょう。
「かける」よりも「つける」ほうが、カロリーをセーブすることができます。
おろしポン酢で食べるとカロリーオフ
ダイエット中の食べ方、次はソース&マヨネーズではなく、おろしポン酢で食べてみましょう。ソースとマヨネーズは、カロリーが高い。それなら、ほかのもので代用してみませんか?
私のおすすめは、大根おろしをポン酢に入れたおろしポン酢です。普段はコッテリしているお好み焼きをあっさり食べることができます。
「おろしポン酢なんて、お好み焼きじゃない!別物!」と思うかもしれませんが、一度食べてみてください。意外とあっさりしていて美味しいんですよ!
確かに、お好み焼きのあのコッテリ感を求めて食べると、物足りなさを感じるかもしれませんが、おろしポン酢で食べるのもありです。七味唐辛子や柚子胡椒を薬味にしても美味しいですね。
おからや豆腐で作る
ダイエット中のお好み焼きの食べ方、最後は小麦粉ではなくおからや豆腐で作る方法です。小麦粉は糖質の塊ですが、おからや豆腐はダイエット中には欠かせないタンパク質が含まれていますので、糖質をオフできて、さらにタンパク質を摂取することができるのです。
しかも、おからは100gあたり111kcalと小麦粉よりも低カロリーです。豆腐は水分がたくさん含まれていますので、一概に小麦粉とカロリーを比べることはできませんが、小麦粉を使っている時よりも、間違いなくカロリーをカットすることができます。
では、おからや豆腐でお好み焼きを作るレシピをご紹介します。
■おからのお好み焼き
<材料>
・生おから 100g
・水 200ml
・卵 1個
・キャベツ 1/4個
・お好みの具材 適量
これを混ぜて焼くだけです。もし、うまくまとまらないなら、片栗粉をほんの少しだけつなぎとして入れても良いでしょう。このおからのお好み焼きは、ひっくり返す時に普通のお好み焼きよりも崩れやすいので注意しましょう。
詳しいレシピは、こちらを参考にしてくださいね。
■豆腐のお好み焼き
<材料>
・豆腐 1丁
・キャベツ 200g
・卵 2個
・顆粒だし 8g
・小麦粉 大さじ4
・お好みの具材 適量
こちらのこれを混ぜて焼くだけですね。これもおからのお好み焼きと同様に、ひっくり返す時に崩れやすいので、注意が必要です。
詳しいレシピはこちらを参考にしてください。
お好み焼きのカロリー・太る食べ方・ダイエット中の食べ方のまとめ
・お好み焼きの太る食べ方
「モダン焼きにしている」「トッピングが高カロリー」「ソースとマヨネーズをたっぷりかけている」
・ダイエットできるお好み焼きの食べ方
「キャベツでボリュームを出す」「小麦粉はできるだけ少なくする」「トッピングは、肉よりシーフード」「紅しょうがは多めにすると食べ過ぎを防げる」「ソースやマヨネーズは控えめにする」「おろしポン酢で食べるとカロリーオフ」「おからや豆腐で作るとカロリーカット」
お好み焼きのカロリーや太る食べ方、痩せる食べ方・レシピをご紹介しました。お好み焼きは、決してカロリーが低い食べ物、ダイエットに向いている食べものとは言えません。
でも、具材やソース、そのほかの食べ方の工夫で、ダイエット中でも安心して食べることができるんです。「ダイエット中だから」とお好み焼きを食べるのを諦める必要はありません。
ダイエット中でも、一工夫して、美味しくお好み焼きを食べましょう。そうすれば、ダイエットを長続きさせることができますよ!