食卓でも地味でなかなか目立たない存在であるえのき。冷蔵庫に入っていても、なかなかちょうど良い調理方法が見つけられず、冷蔵庫の中で干からびていることも多いものです。
そんなえのき、実はダイエットにとても助かる栄養素がたくさん含まれた食べ物です。ただ食べたら良いわけではありません。調理の前の一手間が効果をグッと引き上げます。
正しいえのきダイエットの方法をまとめました。内臓脂肪に悩まれているならぜひ試してもらいたいダイエットです。
この記事の目次
えのきがダイエットに効果的な3つの理由
えのきがダイエットにすごく良い!と言われるようになったのは、えのきに含まれる栄養素が実はとてもダイエット向きだということがわかったからです。しかもそれは1つではありません。
エノキタケフェノール酸が内臓脂肪を減少
まず、えのきにしか含まれない栄養素である「エノキタケフェノール酸」。これが内臓脂肪を減少させる働きがあります。
2か月間エノキタケリノール酸含有の茶類を服用することで、内臓脂肪が約22%減少したことが確認されました。特に、BMI(ボディマス指数)が26以上と高めの人や、ウエストが95cm以上あるようなメタボ予備軍には効果的です
エノキタケリノール酸を摂取すると、運動しているのと同じような効果が得られると言われています。これでえのきを摂るだけで痩せられるのです。
キノコキトサンが脂肪の吸収を抑える。整腸作用も
えのきに限らずキノコ全般に含まれる「キノコキトサン」。これは、食事から摂られた脂肪分に薄い膜をはって、吸収するのを防いでくれる働きがあります。このキノコキトサンの含有量がキノコの中でえのきはナンバーワンなのだそうです。
さらに、キノコキトサンは腸の活動を活発にする働きもあります。えのきには食物繊維はキャベツの2倍含まれているので、整腸作用も期待できるのです。
体の毒素を排出する、グアニル酸
さらに、えのきには旨み成分である「グアニル酸」という成分もたくさん含まれています。このグアニル酸は肌荒れを起こす元となるような毒素を体の中から排出しようとする働きがあります。もちろん、このグアニル酸の含有量もキノコの中ではかなり多いです。
ただ、このグアニル酸は生の状態ではそこまでたくさん含まれていません。水につけたり加熱を行うことで、増加していくという特徴があります。
えのきダイエットの正しいやり方は?おすすめの作り方2選
このダイエットはただえのきを食べたら良いダイエットというわけではありません。大切なのは、えのきを干して食べること。えのき氷やえのき茶にして栄養素を残らず摂れるように加工するのが正解です。
えのき茶の作り方
(1)まず「干しエノキ」を作ります。エノキタケの根元を切ってバラバラにほぐし、日のあたる場所で2~3日干す。白いエノキが黄金色になり、10分の1の重さくらいが目安です。
(2)5ミリ程にカットし、保温容器に干しえのき5gを加え、あとはお湯500ccを注ぐだけ。30分以上おいて成分を抽出してからお飲みください。
えのきを天日でしっかり干して、お湯で抽出したらえのき茶のでき上がりです。時間はかかりますが、作り方はとても簡単。このやり方ならえのきの能力を余すことなく吸収できます。まとめて作って密封容器に入れて保存しておきましょう。
えのき氷の作り方
1.エノキタケは石づき部分を切り落とし三分の一位にカットし、ミキサーにエノキ、水を入れて30秒ほどかけペースト状にする。
2.鍋にかけ沸騰させる。煮立ったら弱火にして焦げないようにかき混ぜながら1時間ほど煮詰める。
3.煮詰まったら火から下ろし、冷まします。製氷皿やジッパー付きの袋かタッパーに入れて凍らせて完成です。※保存期間は約2ヶ月です。
えのき氷は正直、作り方がとても面倒くさいです。ミキサーを使ったり煮詰めたりするのが面倒なら、えのき茶を使いましょう。時々、スーパーでえのき氷が販売されていることもあるようですが、地域差がありそうです。あまり期待せずに探してみてください。
えのきダイエットのより効果的な方法
えのき茶の痩せる飲み方
えのき茶の場合は、1日300ml〜500mlを目安に、空腹時に飲むと良いとされています。ちょうど小腹がすいてきたおやつの頃や夜寝る前に飲むと習慣化しやすいです。
最近えのき茶というものを飲んでるんだけど、
— るい (@spiral0117) 2016年8月16日
きのこ大好きな私でも、えのき嫌いになりそうな味(^_^;)
ただ、味がなんとも言えない…という声が多いのも確かです。もし美味しくないなら、塩をほんの少しか出汁の粉末を少し加えて、和風スープ風にして飲むと飲みやすくなるはずです。
干したえのきをそのままバリバリ食べるいうのもアリです。これなら自然にえのきを食べているように食べられるという方が多いようです。
えのき氷のオススメの食べ方
作ったえのき氷は1日3個を目安になんでも料理に入れて食べると良いです。オススメはお味噌汁やカレーです。旨みが加わってより深い味わいになります。
焼酎に入れて楽しんだり、お湯に溶いたり、特に決まりはありません。調味料の1つとして、美味しい食べ方を探してみてください。
えのきダイエット成功者の口コミ
いろいろな口コミを調べていると、特にデトックス効果や便秘解消効果の高さに驚く声がとても多かったです。人によってはお腹が痛くなることもあるようです。お腹が弱いと感じている人は最初からあまり飲みすぎず、少しずつ様子を見ながら試していくと良さそうです。
勧められたらエノキダイエット実施中。
— ひ・み・つ (@porcosimo) 2012年10月18日
同僚からは、ちょっと痩せたみたいって言われた。
因みに、誰にもダイエットしてるとは言って無い。
体重は変わって無いのだが。
@goggles 乾燥エノキタケ、本当にダイエットに効くかどうかは保証できないが、すくなくともお通じにはヤバいくらい驚異的に効いている。おいらの一家全員が実際にそうだったからといって試験者全員に効くかわからんが、試しても悪くない。http://t.co/xlRQyvyd
— 飯香幻 (@meshikagen) 2012年12月25日
ちょっと自慢するけど、ダイエット玉始めてから3週間ほど、玉ねぎ氷とエノキ氷で、あっという間に2kgほど削いだお。
— シビ (@shibiren) 2013年7月25日
エノキ氷作る中。
— aiai (@aicheidayo) 2012年2月2日
やはりしばらくなくて食べないでいたら、お腹ぶにょぶにょ(T ^ T)
家族みんな痩せたから、オススメですよ!まじで(*>◡<*) http://t.co/xhrFZdgf
ダイエット食材として注目を浴びている干しえのき。
— 健康雑学botさおり (@maki1987) 2016年9月24日
毎日たったの5g食べるだけで、内臓脂肪が平均20%減ったというデータもあるそうです。#干しえのき #ダイエット
えのきダイエットについてのまとめ
・えのきダイエットのやり方
「えのきを干して食べる」「えのき茶を飲む」「えのき氷を作る」
・えのきダイエットのより効果的な方法
「1日300~500ml」「空腹時に飲む」「えのき氷は1日3個を目安に料理に入れる」
えのきは地味なきのこだと思いきや、実はとてもダイエット向きなデトックス食材でした。この能力を上手に使ってダイエットすると、確かにとても効率が良いです。
内臓脂肪への働きや便秘解消効果が期待できるなど、お悩みがある方にこそ試す価値ありのダイエットです。乾燥えのきやえのき茶は市販されているものも多いです。気軽な気持ちでぜひ試してみてくださいね。