ワインが好きな人は多いですよね。食卓にワインがあると、それだけでリッチな気分になりますし、食卓が華やぎます。
でも、ダイエットをしている時にワインを飲んで良いのか悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?
ワインが好きだけどダイエットしたいあなたのために、ワインの種類別のカロリーや糖質、ダイエット中の飲み方の注意点をまとめました。
ワインの種類別カロリーや糖質
ワインを飲みながらダイエットをしようと思っている場合、ワインのカロリーや糖質が気になると思います。
ワインには次の5つの種類がありますよね。
・白ワイン
・ロゼワイン
・スパークリングワイン(シャンパン)
・貴腐ワイン
この5つの種類のワインの糖質やカロリーをご紹介していきます。
赤ワインのカロリーや糖質
まずは、赤ワインです。ワインと言えば、赤ワインを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?赤ワインは黒色のブドウから作られるワインのことですね。
ブドウの皮が黒~紫の品種のブドウからワインを作ると、赤ワインになります。赤ワインのあの独特のきれいな色は、ブドウの川の中に含まれるアントシアニンという色素によるものなんです。
100g当たりの赤ワインの糖質とカロリーを紹介します。
・糖質=1.5g
細かいカロリーや糖質は、赤ワインの種類によって多少異なりますが、100mlあたり75~100kcal程度と考えておくと良いでしょう。
白ワインのカロリーや糖質
次に、白ワインのカロリーや糖質です。白ワインはブドウの皮の色素が薄い品種(緑がかった外見の品種)を使って作るワインで、発酵には果汁だけを用いています。
そのため、赤ワインとは違い透明~やや黄色がかった色になるんですね。
白ワイン100mlあたりのカロリーや糖質はどのくらいなのかを見ていきましょう。
・糖質=2g
白ワインもワインによって、多少カロリーは異なりますので、これはあくまでも参考にしてください。
白ワインは赤ワインよりもカロリーはほぼ同じですが、糖質は少し多めであることが特徴ですね。
ロゼワインのカロリーや糖質
次は、ロゼワインのカロリーや糖質を見ていきましょう。ロゼワインは、ちょうと赤ワインと白ワインを混ぜたようなピンクがかった色をしていることが特徴ですね。
これは、皮の色素が薄いブドウを使って、赤ワインと同じように作ったものや赤ワインを作るブドウを白ワインと同じように作ったものなどがあります。
また、赤と白のブドウを混ぜて作ったり、赤ワインを作る途中で皮を取り除いて作る方法などもあります。
あまり品質が良くないロゼワインの中には、ただ単に赤ワインと白ワインを混ぜただけのものもありますし、白ワインにピンクの色付けをしただけのものもあります。
ロゼワインはこのように「これがロゼワイン」という定義がないので、カロリーや糖質もものによって変わります。
ロゼワイン100mlあたりのカロリーと糖質の目安をご紹介します。
・糖質=4g
カロリーは赤ワインや白ワインよりもやや高めで、糖質も多いという特徴がありますね。ダイエットにはあまり向いてないワインと言えるでしょう。
スパークリングワイン(シャンパン)のカロリーや糖質
スパークリングワインのカロリーや糖質を説明していきますね。スパークリングワインとは、発泡性ワインのことです。シャンパンを思い出してもらうと、イメージがつきやすいと思います。
日本では、スパークリングワイン=シャンパンと思われがちですが、厳密には違います。フランスのシャンパーニュ地方で生産されるスパークリングワインだけをシャンパンと呼び、それ以外の場所で生産されたものは、シャンパンと呼ばずに、スパークリングワインと呼んでいるんです。
スパークリングワイン100mlのカロリーや糖質をご紹介します。
・糖質=2.8g
スパークリングワインはカロリーや糖質は、赤ワインや白ワインに比べると、やや高いものの、ロゼワインに比べると、糖質は低めになりますね。
貴腐ワインのカロリーや糖質
最後に貴腐ワインのカロリーや糖質を見ていきましょう。貴腐ワインとは、超甘口のワインのことですね。食前酒やデザートワインとして、楽しまれることが多いワインです。
白ワイン用のブドウの皮がカビに感染すると、糖度が高まって、同時に香りも高まるという現象が起こります。これを「貴腐」と呼びます。
この貴腐化したブドウを使って作ったものが貴腐ワインと呼ばれ、とても貴重なワインとして知られています。
貴腐ワインのカロリーや糖質の正確なデータはありませんが、カビに感染したことで、糖度が高まるため、赤ワインや白ワインよりはカロリー、糖質共に高いことは間違いありません。特に、糖質は高くなるでしょう。
貴腐ワインは、ダイエットにはあまり向かない種類のワインであることは間違いありません。
ダイエット中のワインの太らない飲み方の5つの注意点
ワインの種類別のワインのカロリーや糖質をご紹介しましたが、貴腐ワインを除くと、思ったよりもカロリーや糖質が少ないと思ったのではないでしょうか?
ワインは、確かにカロリーや糖質はそれほど多くないので、飲み方に気を付ければ、ダイエット中でも楽しむことができます。
では、ダイエット中にワインを楽しむためには、どんなことに気を付けて飲めばよいのでしょうか?ダイエット中のワインの飲み方の5つの注意点をご紹介します。
ワインのカロリーは太りにくいカロリー
まずは、ダイエット中にワインを飲みたい人は、ワインのカロリーについて知っておきましょう。ワインのカロリーはエンプティカロリーと言われています。
エンプティカロリーは太らないという通説がありますが、あれは正しくはありません。エンプティカロリーは優先的にエネルギーとして使われるというだけです。
ということは、エネルギーを消費することをしない限り、やっぱりカロリーは蓄積されていくので太ります。
ただ、普通にカロリーを摂取するよりも、ワインのカロリーはエネルギーに変わりやすいので、太りにくいというだけです。
ワインのカロリーは「太らない」のではなく「太りにくい」のでそこは注意しておきましょう。
ワインは食欲増進効果があるので要注意!
ダイエット中のワインの飲み方、次は食欲増進効果についてです。ワインには食欲増進効果があります。
ワインを飲むと、食事が進んでしまうんですね。そのため、ワインを飲む時には、食事の量をあからじめ決めておきしょう。そうしないと、ワインによって食欲が増加し、いつの間にかたっぷり食べていてカロリーオーバーになってしまうということもあり得ます。
ダイエット中に食欲が増進してしまったら、大変ですよね。そのため、ダイエット中にワインを楽しむ時には、ワインには食欲増進効果があることを認識して、飲み過ぎないように&食べ過ぎないように注意するようにしましょう。
ワインの種類よりもおつまみの種類・カロリーにこだわろう
ダイエット中にワインを楽しむ時には、ハッキリ言ってワインの種類にそれほどこだわる必要はないと思います。
もちろん、カロリー&糖質の量が一番少ない赤ワインがダイエットをするためには一番良い種類のワインですが、白ワインが好きな人やスパークリングワインが好きな人もいますよね。そういう人は、特に赤ワインにこだわり過ぎず、好きなワインを飲んでOKです。
赤ワインに比べて、白ワインやスパークリングワインのカロリー・糖質が多いデメリットよりも、好きなワインを飲めないというストレスによるデメリットの方が大きいと思いますから。
ダイエット中はワインの種類にこだわるよりも、ワインにはこってり系のものを合わせることが多いですよね。
おつまみは気を抜くと、超高カロリーのものを摂取することになりかねないので、野菜スティックやサラダ、温野菜など、低カロリーでヘルシーなものをおつまみにすると良いでしょう。
また、低カロリーではありませんが、チーズもワインのおつまみにおすすめです。チーズはワインによく合いますし、タンパク質が豊富です。
ダイエット中はタンパク質が不足すると、筋肉量が落ちて、基礎代謝が低下して、痩せにくく、太りやすい体質になってしまいますので、ダイエット中のタンパク質補給として、チーズはとても優秀な食品なんです。
チーズの中でもカロリーが低いのはカッテージチーズやリコッタチーズですが、ワインに合うモッツァレラチーズやカマンベールチーズも、比較的カロリーは低いので、チーズをちょっとずつ食べながら、ワインを飲むようにすると良いと思います。
サラダ+チーズをおつまみにして、ワインを飲むのも良いですね。
あらかじめ飲む量を決めておく
ダイエットをする時にワインの飲み方の注意点、次はあらかじめ量を決めておくことです。ワインを飲んで酔いが回ってくると、細かいことを気にしなくなりますよね。
どのくらい飲んだかなんて気にしなくなりますし、何なら「ダイエットなんてもう良いや!ワインが美味しければ良いじゃない!ダイエットは今日で終わり!」と思ってしまって、どんどんワインを飲み、高カロリーのおつまみをドンドン食べてしまう可能性があります。
そうならないように、ワインを飲む前には、「今日はグラス1杯」のように決めて、残りが入ったボトルは、取り出すのがちょっと面倒なところに閉まってしまいましょう。
そうすれば、ついつい飲み過ぎてしまったということがなく、ダイエットを続けながらでも、ワインを楽しむことができるはずでですよ!
空腹時のワインはダイエットの敵!
ダイエット中にワインを飲む時には、空腹時にワインを飲むのは絶対に避けましょう。空腹時に飲むと、ダイエットは失敗します。
なぜなら、先ほども言いましたが、ワインには食欲増進効果があるため、空腹時に飲んでしまうと、おつまみをドンドン食べてしまって、食欲を制御できなくなる可能性があるからです。
また、空腹時にワインを飲むと、酔いが回るのが早くなって、すぐに酔っ払い、どのくらい飲んだのかなどを把握できずに、飲みすぎ’&食べ過ぎのリスクがあるんです。
そうならないためにも、ワインを飲む時は、空腹時を避けるようにしましょう。食事と一緒にワインを楽しむなら、まずはサラダやスープを食べて、胃をある程度満たしてから、ワインを飲み始めるようにしてください。
それが、ワインとダイエットを両立させるための重要なポイントになります!
ワインの種類別カロリーと糖質の量・ダイエット時の飲み方のまとめ
・白ワインのカロリーと糖質:73kal/2g
・ロゼワインのカロリーと糖質:77kal/4g
・スパークリングワイン(シャンパン)のカロリーと糖質/87kcal/2.8g
・貴腐ワインのカロリーと糖質:データ不明
・ダイエット中の太らないワインの飲み方
「食欲増進効果に注意する」「おつまみは低カロリーな物を選ぶ」「飲む量は決めておく」「空腹時は一番初めにワインを飲まない」
ワインの種類別のカロリーや糖質の量、ダイエット時のワインの飲み方の5つの注意点をまとめました。ワインはそこまでカロリーが高くないので、飲む量を守り、飲み方を工夫すれば、ワインを飲みながらダイエットすることが可能です。
ただ、超濃厚な甘さが特徴の貴腐ワインは、糖質が多いので、赤ワインか白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインを選ぶようにしてくださいね。