57551b003a0f47565706cc87adb9bcb1_s

1日3食の理由は?間違い・食べ過ぎで太る?その答えを徹底解説!

「1日3食、規則正しく食べましょう」と小さいころから、ご両親や学校の先生に言われ続けてきたし、1日3食食べることに、何の疑問も抱かなかったという人も多いと思います。

 

私たちはなぜ1日3食食べるべきとされているのでしょうか?実は1日3食食べるのが絶対に良いというわけではなく、1日3食は間違いや食べ過ぎ可能性があるんです。

 

1日3食の理由や1日3食が間違い・食べ過ぎの可能性があることをまとめました。

1日3食が良いとされる3つの理由

d53d066d98c165713c243d212c5eb6e1_s

 

1日3食食べる理由は何でしょうか?物心ついた時から、「1日3食食べましょう」と言われてきたので、1日3食食べることに疑問を抱いたことがない人も多いと思います。

 

1日3食の理由は、3つあります。実は、1日3食は理に適っているんです。

 

 

必要エネルギーを摂るため方法

57551b003a0f47565706cc87adb9bcb1_s

 

1日3食の理由、1つ目は必要エネルギーを摂取するためです。年齢や運動強度によって異なるものの、成人男性は1日2500kcal前後のエネルギーを摂取しなければいけません。

 

もし、これを1日1食で補おうと思ったら、1回の食事で2000~2500kcalを摂取しなければなりません。1日2食でも1250kcal です。

 

1回の食事で、毎回1000kcal以上摂るのは難しいですよね。でも、1日3食にすれば、1回の食事が800kcal程度でOKになりますので、1日の必要エネルギーを摂取しやすくなるのです。

 

そのため、1日2食ではなく3食なんですね。

 

 

血糖値の問題

2b2fa879ec1e41593f7f0b0e4f70979a_s

 

1日3食の理由の2つ目は、血糖値の問題です。食事を摂ると、血糖値が上がります。そうすると、インスリンが分泌されて、血糖値が元に戻ります。これを食事のたびに繰り返しているのです。

 

血糖値は空腹時血糖値まで下がると、それよりも下がることは滅多にありません。身体には血糖値を保つ機能がいろいろあるからです。

 

ただ、長時間食事を摂らないと、話は別です。身体には血糖値を保つ機能があると言っても、血糖値を上げるためのエネルギー源が長時間補給されなければ、血糖値を保てなくなり、下がり始めてしまいます。

 

血糖値が下がって低血糖になれば、あくびや悪心、倦怠感などの症状が出てきてしまいます。また、脳は糖分を大量に消費する臓器です。

 

食事と食事の間が空いて、血糖値が下がり始めてしまうと、脳がエネルギー不足に陥ります。そうすると、判断力や認知力、記憶力などの脳機能が十分に働かなくなってしまうことがあるんです。

 

1日2食だと、食事の間は12時間程度空きます。でも、1日3食なら食事の間は6~10時間程度しか空きませんので、血糖値を一定に保つことができて、脳の働きを正常に保てるのです。

 

ちなみに、血糖値が下がると、脳が「あれ?エネルギーが入ってこない!このままでは飢えてしまう!」と思って、食欲をアップさせるんです。しかも、基礎代謝を下げて、入ってきたエネルギーを脂肪として溜めこもうとします。

 

そのため、太りやすい体質になってしまうので、ダイエットをしたい人は1日2食よりも3食の方が良いかもしれません。

 

 

食事回数が少ないと肥満が多い

b842a0b4a1650d36576ffa81604edcfd_s

 

1日3食の理由、それは肥満になりにくいことです。肥満が健康に悪いことはみなさんご存知ですよね。肥満は、高血圧や糖尿病、脂質異常症、動脈硬化、脳卒中、心疾患などの発症リスクを上げることがわかっています。

 

食事を抜く習慣がある人のほうが、体重が重い傾向があるといわれています。一日3食、規則正しくとるようにしましょう。

 

引用:正しいダイエットとは?:農林水産省

 

肥満者の食事回数は、必ずしも多いというわけではく、むしろ回数が少ない方が、太りやすいこともわかってきました。

 

引用:[3] 肥満さよならの医学 | 肥満・糖尿病 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス

食事回数が少なければ、肥満になりにくいと思うかもしれません。でも、そんなことはないんです。先ほども血糖値の説明で言いましたが、食事と食事の間が空くと、脂肪を溜めこみやすくなりますので、肥満になりやすいんですね。

 

お相撲さんは1日2食です。お相撲さんは1日2食にして、1回に食べる量を増やすことで、体を大きくしようとしているんです。

 

肥満を予防して健康を保つためには、1日2食ではなく、1日3食が良いんですね。

 

 

1日3食食べることは間違い?食べ過ぎの可能性も!

1日3食の理由を3つ説明しましたが、絶対に1日3食でなければいけないというわけではありません。1日3食を食べることでのデメリットもあるのです。

 

 

江戸時代は1日2食が基本

e23968cf2b010fdf2680c54a1cf859aa_s

 

日本では江戸時代までは1日2食が基本でした。朝食と夕食ですね。ただ、肉体労働者は1日2食では身体が持たないので、1日3食を食べていたそうです。

 

つまり、働かなくて良い人は、優雅に1日2食。働かなくてはいけない人は1日3食、ということですね。1日2食の方が良いとされていたんです。

 

でも、1935年に国立栄養研究所の佐伯矩博士が1日3食を提唱して、それが広まり、みんなが1日3食を食べるようになりました。

 

佐伯博士が1日3食を提唱したのは、成人男性の1日の摂取エネルギーが2500~2700kcalであることを導き出し、そのエネルギーを1日2回の食事で摂取するのは難しいと判断したためです。

 

 

現代では1日3食は間違い?食べ過ぎの可能性が!

31db111adf7617e1bf5bc238d653f2ba_s

 

このようにして、1日3食が普及してきたのですが、現代では1日3食は食べ過ぎであるという説もあります。

なぜなら、現代では自動車などの乗り物が普及し、歩く時間が減っています。また、家事も家電があるので家事労働も少なくて済んでいます。つまり、消費カロリーが減っているんですね。

 

さらに、欧米型の食事が好まれるようになり、大量のカロリーを摂取するのに困らなくなっています。そのため、現代では1日3食は間違いで、食べ過ぎの可能性があるという説があるのです。

 

 

1日3食食べると決めつけるよりも、生活習慣や体質に合わせて

4b31f83de077bcd06b13959da4de391e_s

 

1日3食を食べるようにするのは、メリットがありますので、間違いではありません。でも、1日3食ガッチリ食べてしまうと、食べ過ぎでカロリーオーバーになり、結局は肥満になってしまうこともあるんです。

 

ですから、「1日3食食べなけばいけない!」と食事の回数にこだわる必要はありません。摂取エネルギーと栄養素にこだわりましょう。

 

必要なエネルギーと栄養素をしっかり摂れば、1日2食でも3食でも4食でも、基本的には構いません。血糖値やら胃腸の負担やら、細かい部分はあるものの、「絶対2食!」とか「絶対3食!」とこだわる必要はないんです。

 

むしろ、1日の食事回数を決めつけることが間違いと言えるかもしれません。

 

では、何を基準に食事回数を決めれば良いのか、それは生活習慣や体質です。例えば、午前中はあまり活動しないという人は、朝食は軽めで良いでしょう。

 

また、夜は早く寝てしまう、朝は胃が持たれやすいという人は、1日2食で夕食を抜くと良いと思います。

 

このように「必要なエネルギーと栄養素は摂る」ことを前提として、食事回数は流動的に考えるようにしましょう。ただ、1日3食で何の支障もないという人は、あえて変える必要はないと思います。

 

 

ダイエットをするなら1日2食?3食?

20b83031eee2fb216c1d412852230b0e_s

 

ダイエットをするなら、1日2食が良いのでしょうか?3食が良いのでしょうか?まず、1日2食ダイエットの基本は、1回分の食事量は変えないことが前提条件となります。

 

1日2食ダイエットは、1回の食事量を変えずに1日2食にするから、1回分の食事のエネルギー量をセーブできるというダイエットです。1日2食だから、1回の食事量を増やしてしまうと、何のダイエット効果もありません。

 

もし、食事制限を中心に痩せたい人は1日2食でダイエットすると良いでしょう。ただ、1日2食ダイエットはエネルギー不足で基礎代謝が下がりますので、長期間は続けられませんし、リバウンドしやすいんです。

 

運動をしながら痩せるなら、1日3食食べたほうが、基礎代謝が下がりにくく、脂肪が蓄積されにくいですので、おすすめです。

 

1~2kgだけ落としたい人は、1日2食ダイエットを、それ以上痩せたい人は1日3食でダイエットをすると良いでしょう。

 

 

1日3食についてのまとめ

・1日3食が良いとされる理由
「必要エネルギーを摂るため」「血糖値の問題」「食事回数が少ないと肥満が多い」

・江戸時代は1日2色が基本だった

・1日3食食べるよりも生活習慣や体質に合わせるのが大切

・ダイエットする時は1日2食か運動も取り入れるなら3食

1日3食の理由と1日3食の間違い・食べ過ぎの可能性、ダイエットに向いている食事回数をまとめました。

 

1日3食は基本ですが、食事回数よりも摂取エネルギーと栄養素にこだわって、食事回数を決めるようにしましょう。

 

食事回数はあなたの生活習慣や体質によって決めるようにすると良いですよ!

 

記事に関連するキーワード

関連する記事①

288e5735b38ea9f2453963db15e13b06_t

体脂肪率の男性/女性の平均と計算方法!減らす3つの方法も総まとめ

美容や健康のためには、体脂肪率はとても重要なものです。 今回は、男性女性それぞれの体脂肪率の平均や標準、計算方法、減らす方法などに

443f29526f6b99d395d6cffe0a8d8682_t

早食いで太るメカニズム&デメリット4つ!基準や防止策5つも徹底解説

早食いの人は同じメニューを食べても太るリスクが高く、肥満解消や健康のためにも早食いは早急に改める必要があります。 今回は早食いの基

back-extension-1st-e1428110157915

1日の消費カロリーとは?計算方法や目安まとめ【基礎代謝と運動!】

ダイエットの基本は、毎日の過ごし方を「摂取カロリー<消費カロリー」にすることです。摂取カロリーをできるだけ減らし、消費カロリーを増やすことが

83de9582cf8e9563eb6e0aab8b12537a_s

満腹中枢がおかしい・異常な原因とは?正しい刺激でダイエット成功の可能性大!

つついつい食べ過ぎてしまって、ダイエットを挫折してしまうという人は、満腹中枢に異常があるのかもしれません。 ダイエットを簡単に成功

d8cacca967133d9a55662358b892153f_s

大食いは太る原因!治す7つの方法・ダイエット成功のコツまとめ

ダイエットしたいのに、大食いでなかなか痩せられないという人はいませんか?大食いの人はダイエットをしても、なかなか成功しません。 大

関連する記事②

0dfed3c45605019d408a2f1cdc8357ab

ヒップの正しい測り方と平均値まとめ【服のサイズの測定方法も!】

あまりに大きすぎても困るし、かといって小さすぎても悩みの元になるヒップライン。できるだけ小さくしたい!大きくしたい!と思っても、自力でやるに

低い9

炭水化物の少ない食品ベスト10!糖質制限ダイエットの食べ物の参考に!

炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットをしている方は栄養成分「炭水化物」が少なく腹持ちの良い食品や食材を正しく選ぶことがダイエット成功のカギ

b5e4ae1cae7fff642048847d8b102d51_11128

【おから】ダイエットクッキーで痩せよう!効果や食べ方まとめ【人気のレシピも!】

ダイエットクッキーといえばやっぱり、豆乳おからクッキーを思い浮かべる方が多いでしょう。おいしくて、食べ応えがあって、ダイエットの強い味方です

CJNLIkMUYAANwzq

女子にも人気!キックボクシングのダイエット効果とやり方まとめ【動画付き】

キックボクシングというと、格闘家の男性が行うものというイメージがあるかもしれません。でも、実はキックボクシングは、痩せたいと思っている女性に

2b8dc4b9-s

カラテカ矢部太郎の体重とダイエット方法!食事の秘密を大公開!

矢部太郎さんは、お笑い芸人としてはもちろん、天気予報士、そして漫画家としても活躍されています。そんな矢部太郎さんのスタイルは、なんと身長15

HAPIETトップページに戻る

記事へのコメント

  1. ウソのつけ

    2019/07/28 15:26

    佐伯博士は国立の研究所の人。国家は支配者。アメリカからの食料輸入と国内の食料の合計を消費するため食数を増やしただけ。正しいことはしなかった。資本主義経済がなくなれば1日1食の方がよいという人が増えることでしょう。古代のギリシャの貴族は1日1食でした。フロイトは食品産業界からお金をもらって3食を広めた。エジソンはトースターを普及させるため朝食を普及させた。

    返信

  2. 国家賠償責任

    2019/07/28 15:35

    1日3食を強制され慢性病になった人、癌で死んだ人の家族は国家損害賠償責任を追及できるでしょう。栄養士の責任も問われるでしょう。栄養士に3食を強制されたら1日1食健康法は生まれない。死刑に値する重罪。慢性病、癌患者などを増産した罪。

    返信

  3. 昔と今

    2019/07/28 15:39

    昔は低カロリーで2食、現代は高カロリーだから1食。

    返信

  4. 食事回数は個人が決める

    2019/07/28 15:47

    四柱推命で気力体力が多い身旺(身強)の人は3食、反対の身弱は1食、中間の中和の人は2食。身強の有名人、荒川静香、澤誉、吉田沙保里。

    返信

  5. 必須栄養素

    2019/07/28 15:49

    女子栄養大学の4群点数法の必須栄養素をすべて食べる1日1食がよい。主食は必須栄養素ではない。

    返信

HAPIETとは

HAPIET [ハピエット]はダイエット情報まとめサイトです。女性が美しくなるために必要な食事・運動・筋トレ・ダイエット方法に関する情報などをまとめています。