ダイエットしたいのに、大食いでなかなか痩せられないという人はいませんか?大食いの人はダイエットをしても、なかなか成功しません。
大食いが太る原因であること、大食いのデメリットや治す方法、大食いの人のダイエット成功の秘訣をまとめました。ダイエットを成功させたい大食いの人は、必見ですよ!
大食いは太る原因です!
大食いの人はダイエットをしてもなかなか、成功しませんよね。ダイエット中は、食事制限をする必要がありますので、食べられないことをストレスに感じてダイエットを挫折してしまうのです。
でも、心のどこかで「痩せの大食いの人もいるし、大食いが太る原因というわけではないのかも」と思っていませんか?
この考えは間違いです。確かに、痩せの大食いの人がいるのは確かです。テレビ番組で、大食い選手権などをやっていると、とてもスリムなの信じられないほど食べる人がいますよね。ギャル曽根さんなんて、その代表格だと思います。
でも、痩せの大食いの人なんて、ほんの一握りの特別な存在なのです。ほとんどの人は、大食いなら太ります。なぜなら、カロリーオーバーになるからです。
消費されなかったエネルギーは、どうなるのでしょうか?脂肪として体内に蓄積されます。大食いの人は、常にカロリーオーバーの状態ですから、どんどん脂肪が蓄積されて、体内に溜めこまれていきます。
「脂肪が増える=体重が増える=太る」ですよね。だから、大食いは太る原因になるのです。
では、ギャル曽根さんのように痩せの大食いの人は、どうなっているのでしょう。先ほど、痩せの大食いの人は特別な存在だと言いました。
痩せの大食いの人には、2つの特徴があると言われています。
・食べたものが消化管を進むスピードが異常に速い
・褐色脂肪細胞の働きが高い
食べたものが消化管を進むスピードが速いと、きちんと消化・吸収される前に便として排泄されることになります。食べ物から吸収されるエネルギー量が少なければ、どんなに食べても太りにくいですよね。
褐色脂肪細胞とは体内の脂肪を燃焼させて熱を産生する役割がありますので、褐色脂肪細胞の働きが高いと、運動せずに普通に生活しているだけでも、どんどん脂肪が燃焼されて、痩せていくのです。
消化管のスピードは生まれつきのものですから、自分の努力ではどうにもなりません。また、褐色脂肪細胞も大人になってからでは増やせません。
そのため、今から痩せの大食いになるのは無理です。普通の人は、大食いなら太るのです。
大食いの4つのデメリット
大食いの人は、太ります。これは、間違いない事実です。でも、大食いのデメリットは太ることだけではありません。大食いのデメリット4つを確認しておきましょう。
大食いは太る
大食いのデメリットの1つ目は、太ることです。これは、先ほども説明しましたね。大食いの人は、カロリーオーバーになりますので、どんどん脂肪が蓄積していきます。
ダイエットの大原則は、「消費カロリー>摂取カロリー」です。消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、体重は落ちていきます。
でも、大食いの人は「摂取カロリー>消費カロリー」の状態が延々続いていきますので、どんどん脂肪が溜まっていき、どんどん太っていくのです。
大食いは食費がかかる
大食いのデメリットの2つ目は、食費がかかることです。大食いの人は、たくさん食べますので、それだけ食費がかかります。1人前では足らず、2人前をいつも食べていたら、食費は2倍になります。
例えば、1人暮らしをしていて、普通の量を食べる人の1ヶ月の食費が3万円だったとします。でも、大食いでいつも2人前を食べている人は、単純計算で食費が6万円もかかることになります。
1ヶ月3万円の差は、とても大きな金額ですね。1年だと36万円です。この金額を考えると、大食いを治したいと思えるのではないでしょうか。
大食いは生活習慣病になる
大食いのデメリットの3つ目は、生活習慣病のリスクが上がることです。大食いは太ります。つまり肥満です。肥満は生活習慣病の原因となりますので、大食いは生活習慣病を引き起こすものと言えます。
日本では生活習慣に起因する疾病として、主にがん、脳血管疾患、心臓病などが指摘され、それらは日本人の3大死因となっています。また、肥満はこれらの疾患になるリスクを上げています。
引用:生活習慣病
肥満は高血圧や動脈硬化、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを上げます。そして、これらの生活習慣病は脳卒中や心筋梗塞の原因となるのです。
大食いを続けていると、脳卒中や心筋梗塞になって、命を落とすことになるかもしれません。
大食いは胃腸に負担をかける
大食いのデメリットの4つ目は、胃腸に負担をかけることです。大食いだと、たくさんの量の食べ物を胃腸に送り込みますので、胃腸はフル回転で働かなければいけません。
そうすると、胃腸が疲れてしまって、胃腸の機能が落ちて、自律神経のバランスが乱れ、倦怠感や下痢、便秘などの不調が出てきます。
最近、ファスティング(断食)が注目されていますよね。これは、断食することで胃腸を休ませて、胃腸の機能を回復させて、身体の調子を整えることを目的としています。
大食いの人は、これとは真逆のことをやっているので、胃腸に負担をかけて、疲れ切った状態にしてしまうのです。
大食いは過食症とは違います
大食いと似たようなものに「過食症」があります。「大食いと過食症って同じ?」と思っている人もいるかもしれませんが、大食いと過食症は全然違うものです。
大食いの人は、ただ食欲がある、「食べたいから食べる」という状態ですね。
大食いの人は「あぁ、食べ過ぎちゃった!」と思って食べたことを後悔しても、自分から嘔吐することはないですよね。1~2回程度はあるかもしれませんが、それを継続して、毎日のように習慣的に嘔吐することはないと思います。
それに対して、過食症は「痩せたい。太りたくない」という強い思いが根底にあります。それでも、ドカ食いをしてしまって、その代償行為として嘔吐してしまうんです。
「過食した後に自ら手を口に入れて嘔吐する」、これが過食症です。過食嘔吐をしていて、病的に痩せている人は拒食症に分類されて、過食嘔吐をして体重は標準体重に近い場合は過食症に分類されます。
ちなみに、「痩せの大食い」と言われている人は、「大食いなのに痩せているね。羨ましい!」と周囲から言われることに優越感を抱くことで、「大食いを続けつつ、太ることはできない」と思って、みんなに隠れて過食嘔吐をしている人もいるとされています。
つまり、痩せの大食いと思っている人の中には、過食症の人もいる可能性があるということです。
大食いを治す方法やダイエット成功の秘訣7つ
大食いが太る原因であること、大食いにはたくさんのデメリットがあることを説明してきました。ここまで読んで、大食いを治したいと思った人も多いと思います。
大食いは治すことができますから、今日から大食いを治してダイエットを成功させましょう。大食いの人がダイエットを成功させる秘訣もご紹介します!
よく噛んで食べる
大食いを治す方法の1つ目は、よく噛んで食べることです。大食いの人は、早食いであることが多いんです。あなたはどうですか?飲み込むようにして食べていませんか?
早食いの人が大食いになる理由、それは満腹中枢が関係しています。私たちが「お腹いっぱい!」と感じるには満腹中枢が刺激されなくてはいけません。満腹中枢が刺激されることで、満腹感を感じるのです。
この満腹中枢は、食事を始めてから15~20分経たないと、刺激されないのです。満腹中枢を刺激するためには、食べたものが吸収されて、血糖値が高くなり、インスリンが分泌される必要があります。
このインスリンが分泌されるのは、食事開始から15~20分後なのです。早食いの人は、満腹中枢が刺激される前にどんどん食べてしまうので、満腹を感じる頃にはいつの間にか2~3人前食べています。
ですから、大食いを治すためにはよく噛んで食べましょう。よく噛むと、血糖値が早めに上がって、インスリンが早く分泌されるので、満腹中枢が普段よりも早めに刺激されます。
大食いの人でも、「お腹いっぱいだな」と感じれば、それ以上食べることはないですよね。
大食いを治すためには、1口ごとに30回は噛んでもらいたいのですが、今まで早食いだった人がいきなり1口ごとに30回噛んでいると、ストレスになりますので、最初の1口は30回噛んで、それ以降は1口20回は噛むようにしましょう。
1人暮らしの人は自炊しない
大食いの人は、1人暮らしの場合は自炊しないようにしましょう。1人分の食事を作るのって、意外と難しいですよね。ついつい多く作ってしまいます。
大食いでなければ、残った分は翌日に食べれば良いのですが、大食いの人は作った分は全部食べてしまいます。
そのため、大食いが治るまでは、ちょっと割高になりますが、外食をしたり、お弁当屋さんやコンビニで1人前だけお弁当を買ってくるようにしましょう。
ストレス発散方法を見つける
大食いを治すためには、ストレス発散方法を見つけましょう。ストレスが溜まると、ついドカ食いをしてしまうことがありますよね。
大食いを治すためには、ドカ食いに変わるストレス発散方法を見つける必要があります。運動をして汗をかく、ゆっくり入浴をする、アロマの力を借りる、趣味に没頭するなどです。
ドカ食い以外の健康的なストレス発散方法を探してみましょう。
ゆっくり食べる
大食いの人は、ゆっくり食べる習慣を身につけましょう。先ほど、よく噛んで食べるという治す方法を提案しましたが、理由はそれと同じです。ゆっくり食べれば、食べ過ぎる前に満腹中枢が刺激されるのです。
よく噛んで食べることも、ゆっくり食べることにつながります。それ以外に、丼物などの1品物は避けて品数が多い定食を選んで三角食べをする、箸置きを使って食事中に箸をおく習慣をつけるなどの対策をすると良いでしょう。
野菜を最初に食べる
大食いを治す方法、次はサラダやスープを最初に食べることです。大食いの人って、量を食べることに満足感を覚えますよね。
いきなり食べる量を減らしてしまうと、ストレスになりますので、量を食べても太らないもの、カロリーの低いものを最初に食べて、お腹を膨らませましょう。
サラダやスープがおすすめです。サラダやスープはたくさん量を食べても、カロリーが少ないので、カロリーオーバーになる心配は少ないです。
大食いの人は最初にサラダやスープをしっかり食べて満足してから、食事をすると良いでしょう。そして、食事量を制限することに少し慣れてきたら、サラダやスープの量も少しずつ減らして下さい。
最初から頑張りすぎてしまうと、ストレスでドカ食いしますので、頑張り過ぎない中で大食いを少しずつ治していくようにしましょう。
誰かと一緒に食べる
大食いの人は、誰かと一緒に食べるようにしましょう。1人で食べると、食べることに夢中になって、たくさん食べてしまいます。
でも、誰かと一緒に食べると、会話しながら食べるので、食べるスピードがゆっくりになりますし、食事だけに夢中になることがないので、自然と食べる量を減らすことができるんです。
買い置きはしない
大食いを治すためには、買い置きは止めましょう。カップラーメンやお菓子類などを買い置きしておくと、「小腹がすいたな」と思った時に、それを食べてしまいます。
でも、買い置きをしなければ、小腹が空いても食べるものがないので、食べずにやり過ごせるのです。
買い置きをしないことは、大食いの人がダイエットを成功させるためには、とても重要なことですね。
大食いのデメリット・大食いを治す方法についてのまとめ
「太る」「食費がかかる」「生活習慣病になる」「胃腸に負担をかける」
・大食いを治す方法・ダイエット成功のポイント
「よく噛んで食べる」「一人暮らしの人は自炊しない」「ストレス発散方法を見つける」「ゆっくりと食べる」「野菜を最初に食べる」「誰かと一緒に食べる」「買い置きはしない」
大食いのデメリットと大食いを治す方法をまとめました。大食いは太ります。これは間違いありません。痩せの大食いの人は、ほんの一握りしかいないので、普通の人は大食いなら太るのです。
大食いは太る以外もデメリットがたくさんありますので、少しずつ治していきましょう。大食いの人は、量を食べ過ぎる前に満腹中枢が刺激されるように、ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。