ダイエットをしたい女性にとって、脂肪細胞は何とか減らしたいもの、邪魔なものですよね。脂肪細胞を減らせば、体脂肪を減らすことができて、スリムできれいな体になることができますから。
脂肪細胞の数や増える時期、減らす方法をまとめました。ダイエットをしたい女性は、まず脂肪細胞について正しい知識を持っておきましょう。
この記事の目次
脂肪細胞の数ってどのくらいあるの?
ダイエットをする女性は、まずは脂肪細胞についての基礎知識を身につけておきましょう。そもそも、脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類があります。
白色脂肪細胞はエネルギーを脂肪として溜め込んでいる脂肪細胞で、褐色脂肪細胞はエネルギーを熱に変えて放出してくれる脂肪細胞です。
ここでは、ダイエットの敵である白色脂肪細胞のことを、「脂肪細胞」としてお話していきます。
脂肪細胞は全身に何個くらいあるか知っていますか?脂肪細胞は普通体型の成人でなんと250~300億個にもなると言われています。肥満体型の人は脂肪細胞が多いので、400億個以上とさらに多くなるんです。
脂肪細胞が増える3つの時期
人生の中で脂肪細胞が増える時期というのは決まっています。脂肪細胞が増える時期は、次の3つの時期です。
2.乳児期
3.思春期
この3つの時期は、脂肪細胞が増えやすい時期ですので、この時期に太ってしまうと、一気に脂肪細胞が増えてしまいます。
もちろん、思春期以降も肥満になれば脂肪細胞が増えますが、この胎児期、乳児期、思春期は脂肪細胞が増えやすい時期なので、この時期には肥満にならないように気を付けなければいけません。
脂肪細胞はダイエットでは減らない!
脂肪細胞は胎児期、乳児期、思春期に増えやすく、肥満になれば、それ以降も増えていきます。ダイエットするためには、脂肪細胞に対してどういう対処をすれば良いのか、脂肪細胞とダイエットの関係を説明していきます。
脂肪細胞は増える。でも減らない。
脂肪細胞は、胎児期の最後の3ヶ月と乳児期、思春期に増えやすいという特徴があります。そして、それ以降も増えていきます。
一定以上脂肪を付けるには、脂肪細胞を増やすしかないんです。成人の標準体型の脂肪細胞は直径70~90㎛です。まず、太るためには、この脂肪細胞を大きくするという選択肢がありますが、1つの脂肪細胞は約130㎛までしか大きくなることができないんです。
この値を基礎 にして肥満の機序を考えると,軽度の肥満(BMI 約 27)までは脂肪細胞は肥大のみで も対応できる.しかし,生体がこれ以上に栄養を貯蔵させようとすると,もはや脂肪 細胞は肥大のみでは対処できない.
BMI27までは体内の脂肪細胞を大きくすることで対応可能である。でも、それ以上脂肪を増やすためには、脂肪細胞を増やすしかないということですね。
そのため、太れば太るほど、脂肪細胞は中年になっても増えていくことになります。まぁ、これは仕方がないですよね。太ってしまったんですから。
じゃあ、ダイエットをすれば脂肪細胞は減らすことができるのかというと、残念ながらそうではありません。ダイエットをしても脂肪細胞は減らないんです。
つまり、基本的には一度増えた脂肪細胞はずっと残ったままで、減らすことはできないんですね。
脂肪細胞を小さくすることはできる
一度増えた脂肪細胞は、減らすことができません。そのため、胎児期の最後の3ヶ月、乳児期、思春期に脂肪細胞が増えてしまうと、「脂肪細胞増殖型肥満」となって、なかなか痩せることができないんです。
ただ、脂肪を溜め込んで大きくなった脂肪細胞を小さくすることは可能です。肥満になると、脂肪細胞の中に中性脂肪としてエネルギーを蓄えて、脂肪細胞が大きくなります。
ダイエットをすると、この脂肪細胞の中に蓄えられている中性脂肪を燃焼させて、脂肪細胞を小さくすることはできるんです。
食事制限をして、有酸素運動をすれば、脂肪細胞の中の中性脂肪は燃焼しますので、脂肪細胞は小さくなっていきます。
ただ、脂肪細胞は小さくなるものの減るわけではありません。そのため、またいつでも脂肪を溜め込むことができますので、やはり脂肪細胞の数が多い人は太りやすいですし、痩せにくいのです。
脂肪細胞を本気で減らす5つの方法
脂肪細胞は、普通にダイエットをするだけでは減らすことはできません。ただ、脂肪細胞を小さくするだけです。
脂肪細胞の数が減らないと、太りやすいですし、痩せにくいので、何とか脂肪細胞を減らしたいと悩んでいる女性は多いと思います。
もし、あなたが本気で脂肪細胞を減らしたいなら、エステや美容外科クリニックに行って、脂肪細胞を減らすための施術を受けると良いでしょう。
エステや美容外科クリニックなら、専用のマシンや技術で脂肪細胞の数を減らすことができるんです。
本気で脂肪細胞の数を減らしたいあなたのために、脂肪細胞を減らす方法5つをご紹介します。
キャビテーション
脂肪細胞を減らす方法の1つ目は、キャビテーションです。キャビテーションとは超音波を使って、脂肪細胞を減らします。
キャビテーションは脂肪細胞にだけ反応する超音波を専用のマシンから発することで、脂肪細胞の内部で気泡を発生させ、さらにそれをはじけさせて消滅させます。
脂肪細胞内で気泡がはじけると、その衝撃で脂肪細胞を破壊することができるんです。そして、破壊された脂肪細胞は老廃物として、体外へ排出されます。
このようなメカニズムで、キャビテーションは脂肪細胞を減らすことができるんです。
このキャビテーションで脂肪細胞を減らすメリットは、何と言っても痛みがないことです。施術後は軽い筋肉痛やしびれが生じることはありますが、痛みで日常生活に支障が出るほどではありません。
施術を受けた後は、いつも通りの生活を送ることができます。
メソセラピー
脂肪細胞を減らす方法の2つ目は、メソセラピーです。メソセラピーとは、脂肪を溶解してくれる薬液を気になる部位に注射することで、脂肪細胞を溶かして、数を減らすことができるんです。
メソセラピーは注射をするだけで簡単に脂肪細胞を減らすことができますが、施術後すぐに効果を実感できるわけではなく、1~2ケ月後に「細くなった」とか「脂肪細胞の数が減ったかも」と実感できるようになります。
また、脂肪が多いお尻や太ももなどは、「細くなった!」と実感できるまでには、2週間の間隔をあけて、数回の施術を受けなければいけません。
リポレーザー
脂肪細胞を減らす方法、3つ目はリポレーザーです。
出典:takasu.co.jp
リポレーザーは、まず注射針のように細い管を、脂肪細胞の数を少なくしたい部位に挿入します。
そして、そこにレーザーを照射することで、脂肪細胞を破壊することができるんです。リポレーザーは10~20分の施術時間で、しかもたった1回で効果を得られる施術ですので、とにかく今すぐ脂肪細胞を減らしたいという人におすすめです。
また、レーザーには止血効果がありますので、ほとんど出血もありませんし、レーザーが皮膚のコラーゲンを活性化してくれるので、施術後は脂肪細胞が減るだけでなく、肌のハリも出てくるという嬉しい効果もあるのです。
ゼルティック
脂肪細胞を減らす方法の4つ目は、ゼルティックです。ゼルティックは、脂肪細胞を凍らせて破壊することで、脂肪細胞を減らすことができるのです。
皮膚には脂肪と水分がありますが、脂肪は4℃、水分は0℃で凍ります。この温度差を利用して、脂肪だけを凍らせることで、脂肪細胞を破壊するんです。
このゼルティックという施術方法は、アプリケーションを装着するだけで、針やメスを使わず、痛みもほとんどなく脂肪細胞を減らすことができるというメリットがあります。
ただ、破壊された脂肪細胞はすぐに排出されるのではなく、数週間から数ヶ月かけて、体外にゆっくりと排出されていきます。
脂肪吸引
脂肪細胞を減らす方法の最後は脂肪吸引です。脂肪吸引は、1回の施術で広範囲の脂肪細胞を吸引して取り除くことができます。
メスを使って、細い管を脂肪に入れて、脂肪細胞を吸引して数を減らすことができます。脂肪吸引は手術になりますので、術前の検査が必要ですし、術後はサポーターを付けて腫れを予防しなければいけません。
脂肪細胞の数や増える時期・脂肪細胞を減らす方法についてのまとめ
・脂肪細胞が増える時期は、出産前の3ヶ月や乳児期、思春期に増えるとされている
・脂肪細胞はダイエットでは減らないが、脂肪細胞を小さくすることはできる
・脂肪細胞を減らすには、エステや美容外科クリニックに行く
脂肪細胞の数や増える時期、本気で脂肪細胞を減らす方法をまとめました。脂肪細胞は、一般的なダイエットでは小さくすることはできるものの、減らすことはできません。
脂肪細胞は簡単に増えるのに、減らすことができないんです。本気で脂肪細胞を減らすなら、エステや美容外科クリニックに行って、脂肪細胞を減らす施術を受けるようにしましょう。