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褐色脂肪細胞の増やし方とは?活性化法5選&ダイエット効果まとめ

「簡単に痩せたい!」、「痩せ体質になりたい!」という人は、褐色脂肪細胞を上手に利用して、ダイエットをしましょう。

 

褐色脂肪細胞は、ダイエットの強い味方なんです!「脂肪細胞」という名前に騙されてはいけません。褐色脂肪細胞を活性化させれば、効率よく痩せることが可能です。

 

褐色脂肪細胞の基礎知識やダイエット効果、活性化方法、間違った知識についてまとめました。

脂肪細胞には2種類ある!

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私たちの体には脂肪細胞が存在しています。ダイエットしたい、きれいになりたいと考えている女性にとって、「脂肪細胞=敵、憎むべきもの」というイメージがあると思います。

 

でも、脂肪細胞は2種類あって、種類によってその役割は異なります。まずは、脂肪細胞の種類を確認しておきましょう。

・白色脂肪細胞
・褐色脂肪細胞

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞は、どのような違いがあるのかを確認しておきましょう。

 

 

■白色脂肪細胞

白色脂肪細胞は、一般的に「脂肪」と聞いて思い浮かべるものですね。白色脂肪細胞は全身に分布していますが、特にお腹回りや太もも、お尻、腰回り、二の腕、内臓周囲などにつきやすいものなんです。

 

白色脂肪細胞は余計なエネルギーを中性脂肪として溜め込む性質があります。

 

 

■褐色脂肪細胞

褐色脂肪細胞は、体内のエネルギーを熱に変えてくれる役割を持っている脂肪細胞です。首回りや脇の下、肩甲骨の周辺、心臓、腎臓周囲の5ヶ所に分布しているという特徴があります。

 

白色脂肪細胞は全身に分布しているのに対し、褐色脂肪細胞は体の一部分にしか存在していないんですね。

 

また、褐色脂肪細胞は加齢とともに少しずつ減っていくという特徴があります。新生児の頃は約100gの褐色脂肪細胞があるのですが、年齢を重ねるにつれて、どんどん減っていき、成人になると、約40g程度しかなくなってしまいます。

 

 

白色脂肪細胞はエネルギーを溜め込んでくれる脂肪細胞であり、褐色脂肪細胞はエネルギーを放出してくれる脂肪細胞ということになります。同じ「脂肪細胞」という名前でも、役割は真逆になるんですね。

 

 

褐色脂肪細胞にはダイエット効果がある!

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脂肪細胞には2種類ありますが、注目すべきは褐色脂肪細胞です。褐色脂肪細胞は、エネルギーから熱を産生する効果がありますので、ダイエット効果があるんです。

 

あなたの周りに、「痩せの大食い」の人はいませんか?たくさん食べているのに、全然太らないという人は、褐色脂肪細胞が多く、さらに褐色脂肪細胞が活性化していて、体のエネルギーをドンドン熱に変えているので、摂取したカロリーをすべて消費しているのです。

 

褐色脂肪細胞は摂取したカロリーを熱に変えてくれて、その熱を放出してくれるので、ダイエット効果があるんですね。

 

つまり、褐色脂肪細胞を活性化させて、エネルギーをドンドン熱に変えていけば、自然にダイエットをすることができますし、憧れの「痩せの大食い」に近づくことができるのです。

 

 

褐色脂肪細胞を活性化してダイエット!活性化する5つの方法

褐色脂肪細胞を活性化すれば、エネルギーが熱に変わりますので、どんどん痩せて、簡単にダイエットをすることができます。

 

楽にダイエットをするためには、どれだけ褐色脂肪細胞を活性化できるかがポイントなのです。褐色脂肪細胞を活性化するための5つの方法をご紹介します。

 

 

冷水シャワーを浴びる

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褐色脂肪細胞を活性化させるには、冷水のシャワーを浴びましょう。褐色脂肪細胞は寒冷刺激で活性化することがわかっています。

 

褐色脂肪細胞は熱を産生する役割があります。ということは、「熱を産生しなければいけない!」、「このままでは寒さで死んでしまう!」と脳に思わせれば、褐色脂肪細胞を活性化することができるのです。

 

簡単に寒冷刺激を与えるためには、冷水シャワーを浴びることをおすすめします。特に、18℃以下の水だと、褐色脂肪細胞が活性化するとされています。

 

入浴後に冷水シャワーを浴びると、脳が「褐色脂肪細胞を活性化させて、熱を産生しなければいけない!」と思うようになりますので、褐色脂肪細胞が活性化し、熱がどんどん産生されて、エネルギーがどんどん消費され、ダイエットをすることができるんです。

 

ただ、冷水シャワーを浴びるだけだと、風邪をひいてしまいますので、温水と冷水を交互に30秒ずつ浴びるようにしてもOKです。温水と冷水のシャワーを交互に5~6回浴びると、褐色脂肪細胞を活性させるスイッチが入ります。

 

また、温水と冷水のシャワーを交互に浴びると、血行が良くなるというメリットもあります。

 

 

水泳をする

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褐色脂肪細胞を活性化する方法の2つ目は、水泳をすることです。先ほども言いましたが、褐色脂肪細胞は寒冷刺激で活性化しますので、水の中で運動をする水泳をすれば、褐色脂肪細胞がどんどん活性化してくれるのです。

 

特に、水泳は冷水シャワーを浴びるよりも、ダイエットにはおすすめです。水泳は有酸素運動の代表格ですよね。水泳をすれば、脂肪を燃焼させることができます。この燃焼する脂肪は、エネルギーを溜め込んでいるダイエットの敵である白色脂肪細胞です。

 

水泳をすれば、褐色脂肪細胞を活性化させ、白色脂肪細胞を燃焼させることができるんです。また、水の中は浮力があって、足腰に負担がかからないので、足腰に不安がある人、高齢の人でもおすすめなんですよ。

 

よく噛んで食べる

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褐色脂肪細胞を活性化するためには、よく噛んで食べるようにしましょう。よく噛んで食べるだけで、褐色脂肪細胞を活性化することができるんです。これは、とても簡単な方法ですよね。

 

よく噛んで食べると、その刺激が脳へ伝わって、交感神経が刺激され、優位になります。交感神経が優位になると、褐色脂肪細胞を活性化することができます。

 

しかも、よく噛んで食べると、満腹中枢を刺激して、少量の食事でも満腹感を感じることができるので、さらにダイエットしやすくなるんです。

 

効率的にダイエットしたい人は、よく噛んで食べると、褐色脂肪細胞を活性化できるし、さらに少量でもお腹いっぱいになるのでおすすめなんです。

 

唐辛子を食べる

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褐色脂肪細胞を活性化するためには、唐辛子を食べることもおすすめです。唐辛子には、カプサイシンという辛み成分が含まれています。

 

カプサイシンを摂取すると、交感神経が優位になりますので、褐色脂肪細胞を活性化することができるんです。

 

カプサイシンを摂取するとエネルギー消費量(酸素消費量)が増加し、慢性的に摂取すると体脂肪が減少することがヒトやマウスの実験で示されている16-19。褐色脂肪への作用については報告が少ないものの、UCP1を増加させる可能性がラットを用いた実験により示されている20

 

引用:(2015年11月発行)脂肪燃焼組織・褐色脂肪の食品成分による活性化と抗肥満効果

 

唐辛子はそのまま食べると、辛くて食事を美味しく食べることができませんし、胃の粘膜を荒らすことになりかねません。

 

そのため、例えばパスタを食べる時はクリーム系ではなく、ペペロンチーノやアラビアータなどを選ぶ、鍋といえばチゲ鍋やキムチ鍋を、カレーは辛口で、そばやうどんを食べる時には、いつもよりも七味唐辛子を多めにかけるなどのようにするなどの工夫をするようにしてください。

 

そうすれば、褐色脂肪細胞を活性化して、ダイエット効果を高めることができると思います。

 

規則正しい生活を送る

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褐色脂肪細胞を活性化させる方法の5つ目は、規則正しい生活を送ることです。どんなに頑張って冷水シャワーを浴び、水泳をしていても、体調が悪ければ、褐色脂肪細胞は本来の機能を発揮することができません。

 

そのため、褐色脂肪細胞の能力を最大限に発揮させるためにも、規則正しい生活を送って、体調を整えておくようにしましょう。

・質の高い睡眠をとる
・早寝早起きをする
・1日3食食べる
・適度な運動をする
・ストレスを溜めこまない

このような生活を送っていると、自律神経やホルモンバランスが整って、体調が良くなりますので、褐色脂肪細胞を活性化すると、よりたくさんのエネルギーを熱に変えてくれるでしょう。

 

夜と昼の区別をしっかりつけて、昼間はしっかり活動し(身体をよく動かすとベター)、夜はリラックスして早めに床につき、十分に眠ること。このようなメリハリのある生活のリズムをつけると褐色脂肪細胞の働きがよくなります。

 

引用:脂肪細胞について|金沢市医師会

 

褐色脂肪細胞を活性化するためにも、体調を整えてダイエットの効率を上げるためにも、規則正しい生活を送るようにしましょう。

 

褐色脂肪細胞の間違った2つの知識

褐色脂肪細胞を活性化すると、簡単にダイエットをすることができますし、痩せ体質を維持することができるんです。

 

ただ、巷には褐色脂肪細胞に関する間違った知識が溢れていますので、誤解のないようにしておきましょう。

 

 

褐色脂肪細胞は増やし方はない!

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インターネット上には、「褐色脂肪細胞は増やし方」とか、「褐色脂肪細胞を増やしてダイエット!」のような情報がありますが、褐色脂肪細胞は増やし方はありません。

 

褐色脂肪細胞は遺伝によって決まります。生まれつき褐色脂肪細胞の量は決まっているんです。人によって多い・少ないはありますが、持って生まれた量以上の褐色脂肪細胞を増やすことはできません。

 

生まれたばかりの頃が一番多く、その後は徐々に減っていくだけです。だから、褐色脂肪細胞を利用してダイエットをするなら、褐色脂肪細胞を増やすのではなく、活性化することでダイエットをするようにしてください。

 

 

肩甲骨周辺の運動をしても活性化しない

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褐色脂肪細胞を活性化する方法として、肩甲骨周辺の運動をすれば良いと言われていますが、肩甲骨周辺の運動をしても、残念ながら褐色脂肪細胞は活性化しません。

 

褐色脂肪細胞は全身に分布しているわけではなく、肩甲骨や首の周り、わきの下、心臓、腎臓周囲のみに分布しています。

 

そして、肩甲骨はがしなどで、肩甲骨周囲の筋肉を動かすと、肩甲骨周囲にある褐色脂肪細胞を活性化できるという噂もあるのですが、実際には肩甲骨周囲の筋肉を動かしても、褐色脂肪細胞は活性化しません。

 

そのため、先ほどご紹介した5つの方法を実践して、褐色脂肪細胞を活性化させるようにしましょう。

 

 

褐色脂肪細胞ダイエットについての総まとめ

・脂肪には2種類あり、そのうちの「褐色脂肪細胞」にはダイエット効果がある

・痩せの大食いの人は、褐色脂肪細胞が多いため体のエネルギー消費が激しい

・褐色脂肪細胞を活性化する方法
「18度以下の冷水シャワーを浴びる」「水泳をする」「よく噛んで食べる」「トウガラシを食べる」「規則正しい生活を心がける」

・褐色脂肪細胞の間違った知識
「褐色脂肪細胞の増やし方はない」「肩甲骨周辺の運動をしても活性化はしない」

褐色脂肪細胞のダイエット効果や活性化する方法、褐色脂肪細胞に関する誤解をまとめました。

 

褐色脂肪細胞を活性化させると、エネルギーを熱に変えてくれて、自然にダイエットできますので、ご紹介した5つの方法を実践して、効率よくダイエットするようにしましょう。

 

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