お酒を飲む時には、ハイボールを選ぶという女性が増えていますよね。ハイボールは飲みやすいし、美味しいから選ぶという人もいますし、ダイエット中でも飲んで良いって聞いたから飲んでいるという人もいるでしょう。
ハイボールの種類とカロリーや糖質、ダイエット中の飲み方をまとめました。お酒好きだけどダイエットをしたい人は、ぜひ参考にしてください。
ハイボールには種類がある?
ハイボールには種類があることを知っていますか?ハイボールとダイエットの関係を知る前に、まずはハイボールの種類について知りましょう。
ウイスキーだけがハイボールというわけではない
ハイボールというと、ウイスキーを炭酸水で割ったもの、つまり「ウイスキー+炭酸水」のお酒だと思い込んでいませんか?
確かに、ウイスキー+炭酸水のお酒はハイボールと言いますが、ウイスキー+炭酸水は正式にはウイスキーソーダという種類のお酒になります。
広義的なハイボールはウイスキー+炭酸水だけではありません。
ハイボール (Highball) とはカクテルの一種。広義ではスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったものを指す。
ハイボールの定義は、蒸留酒(スピリッツ)やリキュールをノンアルコール飲料で割ったものになるので、ウイスキー+炭酸水はあくまでハイボールの種類の1つであって、ほかにもたくさんのハイボールの種類があるということになります。
主なハイボールの種類
ハイボールはスピリッツやリキュールをノンアルコール飲料で割ったものですので、広義的にはジントニックもハイボールになりますし、ラムコークもハイボールになります。
ただ、やはり日本ではハイボールというと、「ウイスキー+炭酸水」が一般的ですよね。このほかに、日本で市販されているハイボールの種類をご紹介します。
■ウイスキーのハイボール
日本でハイボールと言えば、サントリーの角ハイボールを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
出典:amazon.co.jp
サントリーからは、トリスクラシックウイスキーを使ったトリスハイボールも販売されていますね。
ウイスキーの中でもトウモロコシを主原料にしたバーボンを使ったハイボールもあります。
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ビームハイボールは、バーボンを使ったハイボールになります。また、ウイスキー+炭酸水だけではなく、レモンスピリッツやレモン果汁などを入れて、飲みやすくさわやかな風味にしているものもあります。
■焼酎のハイボール
焼酎もスピリッツの一種ですから、焼酎を炭酸水で割れば、ハイボールになります。
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このタカラ焼酎ハイボールは、ドライだけではなく、レモンやシークワーサー、ブドウ割り、梅干し割りなど、いろいろな種類があります。
ハイボールのカロリーや糖質は?
ハイボールの種類が大体わかったところで、ハイボールのカロリーや糖質量を見ていきましょう。ここでは、「ハイボール=ウイスキーで作ったハイボール」として説明していきます。
ウイスキーは蒸留酒(スピリッツ)に分類されます。蒸留酒は、何と糖質がゼロなのです!これは、ダイエットする人には嬉しいですね。糖質が多いと、それだけ血糖値が上がりやすく、脂肪が蓄積しやすくなりますので、ダイエット中は糖質制限をしなければいけませんから。
次に、カロリーについてです。ウイスキーは100g(約100ml)あたり237kcalとなっています。炭酸水は、当然カロリーゼロです。水に二酸化炭素が溶け込んでいるだけのものですから。
ハイボールのカロリーは、ウイスキーをどのくらい使うか、炭酸水とウイスキーの割合はどのくらいかによって変動しますので、ここではサントリーの角ハイボールのカロリーをご紹介します。
<角ハイボールのカロリーや栄養>
角ハイボールの栄養 | 100ml当たりの含有量 |
エネルギー | 49kcal |
タンパク質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 2.2g |
ナトリウム | 0~10mg |
糖類 | 0g |
プリン体 | 0mg |
出典:サントリー角ハイボール缶 商品情報(カロリー・原材料) サントリー
サントリー角ハイボールは、100mlあたり49kcalとなっています。350ml缶を飲むと、171.5kcalを摂取することになります。
350mlで171.5kcalなら、ダイエット中でも十分に楽しめるカロリーですよね。
ここで1つ気になることがあるかもしれません。それは、炭水化物です。糖質ゼロなのに炭水化物?と疑問に思うかもしれませんが、糖類はゼロですので、この炭水化物は食物繊維になります。糖質ではないので、安心して下さい。
ということは、サントリー角ハイボールを350ml缶を1缶飲むと、食物繊維を7.7gも摂取できることになります。これは、思わぬ嬉しい副産物だと思いませんか?
自宅で作るなら、シングル30ml(71kcal)に炭酸水を100ml入れて、更に氷を入れると、ちょっと薄目にはなりますが、さらに低カロリーになって、ハイボールを楽しむことができます。
自宅でハイボールを作ると、濃さを調整することができます。濃さを調整する=ウイスキーの量を調整できるので、ダイエット中にハイボールを作るなら、市販のハイボールを購入するよりも、自分で作ったほうが良いかもしれませんね。
ダイエット中のハイボールの4つの飲み方
ハイボールのカロリーや糖質を見て、これならダイエット中でも安心して飲める!と喜んだ人も多いかもしれません。確かに、ハイボールはダイエットに比較的向いているお酒です。
でも、ダイエット中にハイボールを飲む時には、ちょっと注意が必要になります。ダイエット中のハイボールの飲み方の4つの注意点をご紹介します。
飲む量は決めておく
ハイボールをダイエット中に飲む時には、あらかじめ飲む量を決めておきましょう。ハイボールは低カロリーですが、飲み過ぎれば、カロリーは加算されていきますので、いつの間にかカロリーオーバーになります。
特に、お酒を飲んでいると、酔いが回って、自分がどのくらい飲んだのか、飲酒量がわからなくなってしまったり、飲む量を気にしなくなります。
また、酔っ払って気が大きくなり、「ダイエットなんて、どうでもいいや!おいしいハイボールをたくさん飲めれば、それで良い!」と思ってしまうこともあります。
だから、ダイエット中にハイボールを飲むなら、カロリー計算をして、「今日飲む量はこれだけ!」とあらかじめ飲んで良い量を用意しておくようにしましょう。
炭酸飲料ではなく炭酸水で割る
ハイボールをダイエット中に飲む時には、炭酸水やトニックウォーターでウイスキーを割るようにしてください。
時々、「炭酸飲料」でハイボールを作る人がいます。サイダーやジンジャーエール、コーラなどですね。
これらの砂糖が入っている炭酸飲料でウイスキーを割っても、「ハイボール」になりますが、ハイボールの良い部分が失われます。
カロリーは高くなりますし、糖質が増えてしまいますので、ダイエットには不向きになってしまいます。
ちなみに、トニックウォーターにも砂糖は少量含まれていますので、トニックウォーターも避けたほうが良いでしょう。ダイエット中のハイボールの飲み方は、炭酸水一択です!
ダイエット中にハイボールを飲むなら、炭酸飲料ではなくノンカロリーの炭酸水で割るようにしましょう。
おつまみのカロリーに注意する
ダイエット中のハイボールの飲み方、次はおつまみのカロリーに注意することです。「ハイボールは低カロリーで糖質オフだから、安心♪」と思っていると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
あなたはお酒を飲む時のおつまみには、どんなものを選んでいますか?サントリーの角ハイボールのホームページには、鶏のから揚げがおすすめされています。
ハイボールと鶏のから揚げの組み合わせ。間違いなく美味しいですよね。美味しくないはずがありません。
ただ、ダイエット中に鶏のから揚げをおつまみにするのはおすすめできません。タンパク質が豊富な点は良いのですが、さすがに脂質が多すぎで、カロリーオーバーになってしまいます。
だから、ハイボールを飲む時のおつまみは、カロリーが控えめなサラダやお刺身、豆腐などの低カロリーなものを選びましょう。
特に、お刺身や豆腐などのタンパク質が豊富なものをダイエット中のおつまみに選ぶのはおすすめです。
タンパク質はダイエット中に必要不可欠な栄養素です。タンパク質が不足すると、筋肉量が落ちて、基礎代謝が低下し、太りやすい体になりますので、ダイエット中はタンパク質はしっかり摂取しておかないといけないのです。
さらに、タンパク質はアルコールの分解を助けてくれます。タンパク質は肝細胞の再合成を助けてくれて、肝機能をアップさせるので、悪酔いを防いだり、二日酔いを予防することができるんです。
低カロリー&糖質ゼロだから安心しない
ダイエット中のハイボールの飲み方、最後はハイボールが低カロリー&糖質ゼロだからって安心しないことです。
ハイボールは確かに低カロリーですし、糖質ゼロですので、ダイエット中でも飲むことができるお酒です。
でも、「低カロリー&糖質ゼロ」という言葉は、思わぬ油断を招くことになります。低カロリーでも、たくさん飲めば高カロリーになること。糖質ゼロでもカロリーを摂取すれば、太る原因になることは、絶対に忘れてはいけません。
楽しくストレスなくダイエットを続けるためには、ハイボールを上手に飲むと良いのですが、安心し過ぎずに、ダイエット中であることは絶対に忘れないようにしましょう。
ハイボールのダイエット中の飲み方についてのまとめ
「飲む量は決めておく」「炭酸飲料ではなく炭酸で割る」「おつまみのカロリーに注意」「低カロリー&糖質ゼロだから安心しない」
ハイボールの種類とカロリーや糖質、ダイエット中の飲み方をまとめました。ハイボールは低カロリーで糖質ゼロなので、ダイエット中でも安心して飲むことができるお酒です。
でも、飲む量やおつまみ、割るものに注意した飲み方をしないと、いくらハイボールは低カロリー&糖質ゼロといっても、太ってしまってダイエット失敗になる可能性が高いです。
ダイエット中にハイボールを飲むなら、飲み方を守って飲むようにしてください。