ステーキというと、超高カロリーで、ダイエット中は絶対に食べてはいけないというイメージがあるかもしれません。でも、それは誤解なんです。
実は、ステーキを食べてダイエットする方法があります。ステーキのカロリーやダイエットでの食べ方、ステーキダイエットで太る人の特徴をまとめました。
ステーキを食べて、ダイエットをしてみませんか?
この記事の目次
ステーキのカロリーは?
ステーキはカロリーが高い。そう思い込んでいる人もいると思います。確かに、ステーキは低カロリーの食べ物ではありません。でも、実はダイエットに向いている食べ物なんです。
まずは、ステーキのカロリーを確認しておきましょう。ここでは200gのステーキのカロリーをご紹介しますね。まずは和牛からです。
・和牛ヒレステーキ=446kcal
・和牛リブロースステーキ=936kcal
次は輸入牛の200gのステーキのカロリーをご紹介します。
・輸入牛ヒレステーキ=266kcal
・輸入牛リブロースステーキ=526kcal
実際には、このカロリーに加えて調理時の油40~50kcalが加わります。このカロリーを見てどうですか?
和牛は基本的に脂身が多いので、カロリーは高いですが、輸入牛ならカロリーが低いですよね。特に輸入牛のヒレステーキは200gたっぷり食べても、266kcalです。焼く時の油を入れても、約300kcalにしかなりません。
200gのステーキを食べて、300kcalだったら、十分ダイエットできそうですよね。
ステーキダイエットの5つの効果
ステーキは肉の部位を選べば、それほどカロリーが高くないことが分かったと思います。ステーキでダイエットできる理由は、カロリー以外にもあるんです。
ステーキでダイエットできる5つの理由をご紹介します。
お腹に溜まる
ステーキでダイエットできる理由の1つ目は、ステーキはおなかに溜まることです。ステーキを食べる時には、しっかり噛まないといけませんよね。そのため、満腹中枢が刺激されて、満腹感を得られます。
また、ステーキはタンパク質の塊です。タンパク質は炭水化物よりも消化に時間がかかるので、満腹感が持続するのです。
ステーキは少量でもお腹に溜まって満腹感を得られますので、1日のトータルの食事量を減らすことができます。また、食後に「ちょっと小腹が空いたな」ということもなく、間食の欲求に悩まされることもないんです。
脂肪が溜まりにくい
ステーキでダイエットをすると、脂肪が溜まりにくいんです。ステーキを食べるのと、ステーキと同じカロリーの炭水化物を食べるのでは、ステーキのほうが脂肪が溜まりにくいって知っていますか?
ステーキはタンパク質です。タンパク質は消化が遅いので、血糖値の上昇が緩やかです。血糖値が徐々に上がっていくので、インスリンの分泌量はそれほど多くありません。
インスリンと血中のブドウ糖が結び付くと、血糖値は下がりますが、インスリンと結びついたブドウ糖は中性脂肪として脂肪細胞内に取り込まれるのです。
つまり、血糖値が急上昇すると、それだけ脂肪が溜まりやすくなり、血糖値の上昇が穏やかだと脂肪が溜まりにくいということです。
同じカロリーを食べても脂肪が溜まりにくいのはうれしいですよね。
筋肉量が落ちにくい
ステーキでダイエットをすると、筋肉量が落ちにくいというメリットもあります。ダイエット中は食事制限をするので、どうしても筋肉量が落ちやすくなるのです。脂肪よりも筋肉のほうが落ちやすいですし。
筋肉量が低下すると、基礎代謝が低下します。筋肉は基礎代謝量が高い部位なので、その筋肉が少なくなると、基礎代謝が低下して、消費カロリーが減り、痩せにくい体質になってしまいます。
でも、ステーキはタンパク質の塊です。タンパク質は筋肉の原料になるものですから、ステーキダイエットをすると、筋肉量が落ちにくく、痩せやすい体を維持することができるんです。
脂肪が燃焼しやすくなる
ステーキダイエットは、脂肪が燃焼しやすくなる効果もあります。牛肉の赤身肉にはL-カルニチンが豊富に含まれています。
Lーカルニチンは、体脂肪をエネルギーに変えてくれる効果があります。つまり、ステーキを食べた後に有酸素運動をすると、いつも以上に脂肪が燃焼して、効率よくダイエットができるんです。
L-カルニチンはダイエットサプリメントにも含まれている成分です。ステーキダイエットをすれば、サプリメントを飲まなくても、L-カルニチンを摂取して脂肪を燃焼させることができるんですね。
ストレスが溜まりにくい
ステーキダイエットは、ダイエットにありがちなストレスが溜まりにくい効果もあります。ダイエット中は好きなものを食べることができないストレス、おなか一杯食べられないストレスが溜まりますよね。
そして、そのストレスが溜まりすぎると、一気に爆発して、ドカ食いに走ってしまうわけです。
でも、ステーキダイエットをすれば、そのようなストレスも溜まりにくくなります。ステーキを食べると、満足感がありますよね。「肉食べた~!!!」と思えます。
野菜中心のダイエット中の食事に比べると、ステーキは満足感が桁違いですので、もっと食べたいという欲求が少なくなり、ドカ食いに走ることなく、長期間ダイエットをすることができるのです。
ステーキダイエットの食べ方5つのポイント
ステーキダイエットをする時の5つの食べ方のポイントをご紹介します。ステーキダイエットは、ただ単にステーキを食べていれば良いというわけではないのです。
1日1食をステーキに置き換える
ステーキダイエットの基本は、1日1食をステーキに置き換えましょう。普通の食事+ステーキでは、さすがに太ります。
ステーキダイエットは1日1食をステーキに置き換えて、食べるようにしましょう。置き換えにおすすめなのは、やっぱり夕食ですね。
夕食でタンパク質をしっかり摂取して、炭水化物を控えるようにすると、痩せやすくなります。
ご飯は食べない
ステーキダイエットでは、ご飯は食べないようにしましょう。ご飯を食べると、輸入牛のヒレ肉を選んでも、カロリーオーバーになってしまいますし、血糖値が急上昇するので、せっかくステーキを食べているのに、脂肪が蓄積しやすくなるのです。
置き換えをしない2食分は炭水化物を食べても良いですが、置き換えをする1食は炭水化物は控えて、ご飯は食べないようにしてください。
ステーキの付け合わせは、フライドポテトやマッシュポテトが定番ですが、ジャガイモは炭水化物ですし、GI値も比較的高いので、ジャガイモの付け合わせは止めておきましょう。
サーロインではなくヒレ肉をチョイス
ステーキダイエットの食べ方、次はお肉の部位です。ステーキダイエットをする時には、断然輸入牛のヒレ肉を選んでください。
最初にカロリーをご紹介した時点でお分かりと思いますが、輸入牛は和牛よりもカロリーが低めです。さらに脂身が少ないヒレ肉は、ダントツでカロリーが低いんです。
ステーキダイエットをするなら、輸入牛のヒレステーキを選んでください。いつもは和牛サーロインしか食べないという人も、ダイエット中は輸入牛ヒレステーキを食べましょうね。
野菜もたっぷり食べる
ステーキダイエットでは、野菜もたっぷり食べましょう。ステーキだけではビタミンやミネラル、食物繊維が不足します。特に、悪玉菌が増えて、便秘になり、腸内環境が悪くなりやすいのです。
腸内環境が悪化したら、基礎代謝が低下して痩せにくくなりますし、肌荒れを起こしてしまいます。
そうならないように、ステーキダイエットでは付け合わせに野菜をたっぷり食べてください。野菜サラダでも温野菜でもOKです。野菜はカロリーが低いですから、野菜をたっぷり食べることでのカロリーは気にしなくて良いですよ。
ただ、先ほども言いましたが、ジャガイモは炭水化物になりますし、カロリーが高いですから、ステーキダイエットの付け合わせには向きません。
また、ジャガイモだけでなく、サツマイモなどほかのイモ類も、ステーキダイエットでの付け合わせにはあまり向いていないので避けるようにしましょう。
味付けはあっさりで
ステーキダイエットの食べ方、最後は味付けです。ステーキソースは、コッテリ系のものが多いですよね。バターをたっぷり溶かしたり、デミグラスソースだったり。和風ソースというとあっさり低カロリーをイメージするかもしれませんが、砂糖がたっぷりなので、結構カロリーは高めです。
ダイエットをしているのに、ステーキソースでカロリーを摂取してしまうのはもったいないので、ステーキダイエットの時は、味付けはあっさりを選びましょう。
塩コショウが一番良いです。ハーブソルトやガーリックソルトなどを使うと、また一味違っておいしいと思います。
和風で食べたいなら、大根おろし+ポン酢がおすすめです。大根おろし+ポン酢なら低カロリーですから。
ステーキダイエットで太る人の4つの特徴
ステーキダイエットで太る人の特徴を見ていきましょう。「ステーキダイエットは痩せるって言ったのに、私は太ったんだけど!」という人は、こんな特徴があるんです。
ステーキダイエットを失敗しないためにも、ステーキダイエットで太る人の特徴を見ていきましょう。
ステーキにご飯は欠かせない
ステーキダイエットで太る人は、ステーキにはご飯が欠かせないという人が多いですね。ご飯を食べないと、食事をした気にならないというタイプの人は、とても危険です。
ステーキダイエットは消化しにくいタンパク質を摂ることでダイエットしやすくするんです。そこにご飯を食べてしまったら、意味がありません。
また、付け合わせにフライドポテトやベイクドポテト、マッシュポテトを選ぶ人も太ります。
和牛サーロインが好き
ステーキダイエットで太る人は、和牛サーロインが好きな人です。「やっぱりステーキは和牛サーロインじゃないと!」と思っているタイプの人は太るんです。
ここで、もう一度輸入牛ヒレステーキと和牛サーロインステーキのカロリーを比べてみましょう。
・輸入牛ヒレステーキ200g=266kcal
・和牛サーロインステーキ200g=996kcal
どうでしょうか?3倍以上もカロリーが違うんです。和牛サーロインステーキを選ぶと、焼き油を加えたら、1000kcalオーバーですし、Lーカルニチンの量も少なく、脂質が多いので、タンパク質の量も少なくなります。
ステーキダイエットをするなら、脂身のある和牛サーロインステーキが好きな人も、輸入牛ヒレステーキを選ぶようにしてください。
まったく運動しない
ステーキダイエットで太る人の特徴、3つ目はまったく運動をしない人です。まったく運動をせずにステーキを食べていても、痩せません。ステーキの量やそのほかの食事のカロリーによっては太るでしょう。
ステーキには脂肪燃焼を促すL-カルニチンが含まれていますので、運動をしないと損なんです。
せっかく脂肪燃焼を助けてくれる栄養素があるんですから、少しは有酸素運動をして、脂肪を燃焼させましょう。
コッテリ系ソースが好き
ステーキダイエットで太る人は、あっさり系のステーキソースではなく、コッテリ系のステーキソースが好き。ガーリックバターをたっぷり塗って食べたいという人は、やっぱり太ります。
ステーキダイエットはステーキを食べれば自動的に痩せるというものではなく、カロリーは控えめにして、少しは運動しないと痩せませんので注意しましょう。
ステーキのカロリーとダイエット効果・食べ方・太る人の特徴のまとめ
・ステーキダイエットの効果
「よく噛んで食べるため、満腹感が得られやすい」「タンパク質のため脂肪が溜まりにくい」「筋肉量が落ちにくい」「体脂肪をエネルギーに変える効果がある」「ストレスが溜まりにくい」
・ステーキダイエットの方法
「1日1食をステーキに置き換えるだけ」「ご飯を食べない」「輸入牛のヒレ肉を選ぶ」「野菜もたっぷり食べると効果アップ」「味付けはあっさりがおすすめ」
・ステーキダイエットで太る人の特徴
「ご飯を食べてしまう」「和牛サーロインが好き」「まったく運動をしない」「こってり系のソースを好む」
ステーキのカロリーとステーキダイエットの効果、ステーキダイエットでの食べ方のポイント、太る人の特徴をまとめました。
輸入牛ヒレ肉のステーキでダイエットをすれば、痩せることができます。ステーキを食べつつダイエットができるなんて、肉好きの人にとっては夢のようですよね。
ただ、ステーキを食べているだけで、自動的に痩せるというわけではありませんので、そこは気を付けてくださいね。