パスタは炭水化物だし、やっぱり太る食べ物なんだろうな…という印象があるものです。でも、イタリア人がみんなデブではないのはなぜ?
イタリア式のパスタの食べ方を真似したら、確かに痩せやすいパスタの食べ方になることがわかりました。ゆっくり楽しく、効果的にダイエットしていく方法をご紹介します。
パスタがダイエットに効果的と言われる2つの理由
パスタといえば美味しいけれど高カロリーでこってり、炭水化物だしオイリーだし、食べてしまったら太りそう!と思われがちです。でもそれは大きな誤解。最近はダイエットにも使える痩せる食材だとされる考え方が主流になってきているのです。
ゆっくり消化で血糖値を上げづらい
そもそもパスタは、デュラム小麦という小麦が使われています。このデュラム小麦が実は、普通の小麦粉よりもゆっくり消化されることがわかっているのです。
食事で血糖値が急に上がると、脂肪が体の中に溜め込まれやすくなります。でもゆっくり消化されるパスタなら、血糖値の上昇もゆるやかです。この作用だけでも、太りにくい体質作りに役立てることができます。
実は栄養バランスが良い
さらにこのデュラム小麦にはビタミンB群、食物繊維、カルシウムや鉄分など栄養が豊富に含まれています。ビタミンB群は体の中の糖質をすばやくエネルギーに変えてくれます。食物繊維や鉄分も、便秘になりにくいなどダイエットへのメリットも多いです。
たかがパスタですが実はこれだけでも効率良く栄養を補給して、痩せやすい体質作りを目指していける食べ物だったのです。
パスタダイエットを成功させるための3つのコツ
食品の選び方で確実に痩せ体質になります。パスタを食べるならクリームソースよりトマトベースのパスタ。もっといいのがスープパスタです。サラダを足せばバランスのいい食事になります。 ♡ pic.twitter.com/Pgtcos8yTb
— 女子力Up講座-大人編- (@josiryoku_agege) 2016年9月19日
炭水化物を摂取する量ではなく種類を選ぶことが大切!
— 3ヶ月で−10㎏の秘密 (@miipipi30) 2016年9月19日
精白されたパンやパスタといった小麦粉製品ではなく、ビタミンやミネラルが豊富な玄米や雑穀を選んで食べたほうが脚痩せの近道です。
パスタダイエットの正しいやり方は、ただ食べ方に注意しながらパスタを食べるだけです。イタリア人のようにゆったりと楽しみながら、バランス良く食べるのがとても大切です。
肉と一緒に食べる
特にパスタと一緒に食べたいのが、肉です。赤身の肉を一緒に食べるとタンパク質を効率良く摂取することができ、筋肉が作られやすくなって効率の良い脂肪燃焼につながります。
赤身肉に含まれるLカルニチンは脂肪酸をエネルギーに変えてくれる働きがあるので、高カロリーなパスタを食べても、その分しっかり脂肪の燃焼を促してくれるという仕組みです。
食べ順を意識する
一口目に食べたものによって、体の血糖値の上昇率は大きく変わります。ゆっくり血糖値が上がる食材を食べたら、そのあともゆったりと血糖値を上げることが可能です。
パスタは炭水化物なのでやっぱり他の食材と比べると血糖値は上がりやすい食べ物です。そのデメリットをうまくカバーするためにも、パスタの前に先にサラダやスープを食べるのがオススメです。
全粒粉パスタならよりダイエット効果が高い
普通のデュラム小麦のパスタでも十分ですが、よりダイエット効率を上げたいなら全粒粉パスタを選ぶと良いです。全粒粉なら、鉄分やビタミンB群の含有量がさらに多く、より効率良く栄養補給を行えます。
消化吸収がさらにゆっくりになり、血糖値が上がりにくくなるなどさらにダイエット向きの食材なのです。少し値段は高いですが、その分メリットも多いです。もし財布に余裕があればぜひ試してみてください。
パスタダイエットの効果を高める4つのポイント
パスタといえばついついこってり系やクリーム系を選んでしまいたくなるものですが、イタリア式で健康的にパスタを食べるなら、やはりそれではいけません。パスタダイエットを成功させるためには、ソース選びにも気を配りましょう。
冷製パスタが1番良い
ダイエットの効率がもっとも高いのは冷製パスタです。冷やした時に消化されない食物繊維であるレジスタントスターチという物質がすごく増えるので、消化速度をさらに落として脂肪の吸収を抑えます。腸内環境の改善にも役立ちます。
自分で作るなら、冷製納豆パスタや大根おろしパスタ、フレッシュトマトを使ったサラダパスタなどがオススメです。
和風パスタやペペロンチーノを基本に
温かいパスタを食べるときは、基本はやはり和風パスタやペペロンチーノ系のパスタが良いです。できるだけ野菜がたくさん使われていて、バランスの良さそうなものを選びましょう。
和風パスタならキノコやネギ、大葉などダイエットの効率をさらにアップできるものと一緒に食べられることも多いです。自分で作るなら塩焼きそば風にアレンジしてみるのも楽しいですよ。
クリーム系が食べたいなら豆乳
それでもどうしてもクリーム系のパスタが食べたい!そんな時には豆乳を使ったパスタを選びましょう。カロリーはカットできるし、ダイエットのサポートにもなる栄養素を摂ることもできます。
コンソメやブイヨン、魚介類や肉類などのタンパク質を使えば、十分クリーミーなパスタを作ることができます。煮込みパスタにしてみるのも美味しいです。
トマト系は生トマトから作るとベター
さっぱり酸味もあって美味しいトマト系のパスタもダイエットに良いパスタソースです。たくさんの野菜と一緒に作られていたら食べ応えもあってより満足できるでしょう。
もし自分で作るなら、よりおいしく栄養効率も高い生トマトから作ってみてください。トマトの栄養をギュッと全部とれるし、トマト缶に比べると旨味も全然違います。塩分などの摂りすぎも防げるので一石二鳥のパスタが作れます。
パスタダイエットについてのまとめ
「肉と一緒に食べる」「食べ順を意識する」「全粒粉パスタならダイエット効果が高い」
・パスタダイエットの効果を高めるポイント
「冷製パスタが1番おすすめ」「和風パスタやペペロンチーノを基本にする」「クリーム系なら豆乳にする」「トマト系は生トマトからつくる」
パスタダイエットは即効性があるダイエットではありません。健康的にゆったりと、楽しくダイエットに取り組むならとても良い方法です。
無理してがんばるばかりのダイエットではいくら痩せられても辛いだけです。時には、美味しく楽しくできるダイエットも取り入れて上手に発散しながら、ダイエット成功につなげていきましょう。