モスバーガーは、「太る」イメージから食べるのに抵抗がある人もいるかもしれません。
今回はモスバーガーのカロリーをはじめ、ダイエット中でも食べられるおすすめのメニューや食べる方法についてご紹介します。
この記事の目次
モスバーガーとは
モスバーガーはどんなお店…?モスバーガーの基礎知識を紹介していきます。
モスバーガーは日本発祥のハンバーガーチェーン店です。創業は1972年。第一号店は板橋区の成増店です。2.8坪の小さなお店からスタートしたモスバーガーですが、現在では全国に約1,400店舗のお店があります。
モスバーガーのMOSはそれぞれ、M-Mountain(山)、 O-Ocean(海)、S-Sun(太陽)の頭文字をとっています。この「山・海・太陽」にはそれぞれ、「山のように気高く堂々と」「海のように深く広い心で」「太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って」という意味が込められています。
引用:モスバーガー
モスバーガーという店名には上記のような由来があります。自然への感謝や愛情が溢れていますね!この店名にふさわしいフレッシュなメニューが多数あります。
モスバーガーの3つの魅力
モスバーガーは低価格路線のお店ではありません。安くないのに、長年人気をキープしている秘密とは?
新鮮な野菜たっぷりと使用
モスバーガーは野菜をたっぷりと使っているメニューが多いです。バンズの代わりにレタスを使用した「モスの菜摘」も人気!
モスバーガーでは、全国にある約3000軒の農家から取り寄せた新鮮な野菜を使用しています。担当者が直接産地に出向き、生産者とコミュニケーションをとりながら育て方や安全性を確認しています。生産地や生産者の名前は公式サイトで確認できますよ!
価格よりも品質
低価格路線で勝負するハンバーガーチェーンが多い中、モスバーガーは価格よりも品質にこだわって商品を提供しています。厳選した素材を使用して、常に美味しさを追求しているので高品質なハンバーガーを提供できるのです。
リーズナブルなお店はたくさんありますが、モスバーガーはシンプルに美味しいので一定数のファンがついています。店舗も高級感があって、大人がゆったりと食事できる雰囲気です。もちろん衛生面も徹底しています。
個性的なメニューが多い
モスバーガーでしか味わえない個性的なメニューが多いのも人気の秘密。バンズ代わりにレタスを使用した「モスの菜摘」、米のバンズを使用した「モスライスバーガー」、和風味のフライドチキン「モスチキン」など有名なメニューが多数あります。
実は、和風バーガーの定番「テリヤキバーガー」もモスバーガー発祥のメニューなのです!これは意外と知られてないかもしれませんね。
ダイエット中には避けるべき?モスバーガーの高カロリーメニュー6選
モスバーガーの高カロリーメニューを紹介していきます。ダイエット中の人は注意したほうが良いかもしれません。期間限定メニュー、ファミリーパックなどは除きます。
バーガー編
◎スパイシーダブルモスチーズバーガー/563kcal
辛いものが好きな人におすすめのバーガーです。辛いだけでなく、ミートソースとチーズのコクを楽しめる一品。パティを2枚使用しておりボリューム満点に仕上がっています。1個あたりのカロリーは563kcal。たんぱく質27.0g、脂質30.1g、炭水化物46.3gとなっています。
◎ダブルモスチーズバーガー/562kcal
パティを2枚使った豪華なチーズバーガーです。ミートソースもたっぷりと入っています。1個あたりのカロリーは562kcal。たんぱく質27.0g、脂質30.1g、炭水化物46.1gとなっています。
◎ダブルテリヤキバーガー/532kcal
パティ2枚を使ったボリュームたっぷりのテリヤキバーガー。味噌と醤油を使用したオリジナルソースが絶品です。1個あたりのカロリーは562kcal。たんぱく質23.3g、脂質26.0g、炭水化物50.8gとなっています。
サイドメニュー編
◎フレンチフライポテト(L)/374kcal
サイドメニューの定番、フライドポテト。モスバーガーのフライドポテトは厚切りで食べ応えがあります。Lサイズのカロリーは374kcal。たんぱく質5.0g、脂質14.9g、炭水化54.9gとなっています。なお、Mサイズのカロリーは224kcalです。
◎玄米フレークシェイク カフェゼリー レギュラー/292kcal
女性に人気のデザート、玄米フレークシェイクシリーズ。コーヒーゼリーとバニラシェイクの相性が抜群です、1個あたりのカロリーは292kcal。たんぱく質3.3g、脂質8.5g、炭水化50.6gとなっています。
◎モスチキン/282kcal
モスバーガーを象徴する人気のサイドメニュー。上品な和風の味付けとサクサクの衣がたまりません!1個あたりのカロリーは282kcal。たんぱく質14.4g、脂質16.7g、炭水化18.4gとなっています。
安心して食べられる!モスバーガーの低カロリーメニュー6選
ダイエット中でも安心!モスバーガーの低カロリーメニューを紹介していきます。
バーガー編
◎モスの菜摘(なつみ)ソイモス野菜/155kcal
バンズの代わりにレタスを使用した「モスの菜摘」シリーズ。バンズを使っていないので大幅にカロリー減となっています。中でも低カロリーなのが「ソイモス野菜」。1個あたりのカロリーは155kcal。たんぱく質9.1g、脂質6.0g、炭水化16.9gとなっています。
◎ソイハンバーガー/253kcal
肉ではなく、ソイパティを使用した健康的なハンバーガー。ソイパティとは、大豆由来の植物性たんぱくから作ったパティのこと。低カロリー・低脂質なのに、肉と同じような味や食感を楽しめます。1個あたりのカロリーは253kcal。たんぱく質13.6g、脂質4.1g、炭水化40.5gとなっています。
◎低アレルゲンバーガー<ポーク>/209kcal
7大アレルゲンを使用していないバーガー。米粉のバンズとポ-クパティを使っています。1個あたりのカロリーは209kcal。たんぱく質6.0g、脂質6.6g、炭水化31.3gとなっています。
サイドメニュー編
◎こだわり野菜のサラダS 和風ドレッシング/32kcal
レタス、グリーンリーフ、オニオンスライス、トマト、黄パプリカなどを使用した色鮮やかなサラダ。減塩タイプの和風ドレッシングを使用しているので、塩分を気にしている人にもおすすめです。1個あたりのカロリーは32kcal。
たんぱく質0.9g、脂質1.0g、炭水化5.5gとなっています。なお、Lサイズのカロリーは40kcalです。
◎豚汁/44kcal
「ハンバーガーに豚汁?」と驚くかもしれませんが、モスバーガーは和風テイストのメニューが多く豚汁と相性抜群です。具材たっぷり!1杯あたりのカロリーは44kcal。たんぱく質4.4g、脂質1.2g、炭水化4.0gとなっています。
◎クラムチャウダー/119kcal
野菜がたっぷり入ったミルクベースのクラムチャウダーです。寒い日におすすめ!1杯あたりのカロリーは119kcal。たんぱく質4.1g、脂質4.3g、炭水化15.8gとなっています。
モスバーガーなどのファーストフードを食べて太る2つの理由
「モスバーガーなどのファーストフード店は太りやすい」
そんなイメージがありませんか?ファーストフード店の食事が太りやすいと言われているのは、以下のような理由が考えられます。
カロリーが高い
モスバーガーは、ファーストフード店の中では比較的ヘルシー思考なイメージがあると思います。しかし、実際のメニューを見てみると高カロリーなメニューが目立ちます。
では、「スパイシーダブルモスチーズバーガー」をポテトLセットで注文した場合の摂取カロリーを見ていきましょう。
メニュー名 | 1個当たりのカロリー |
スパイシーダブルモスチーズバーガー | 563kcal |
フレンチポテトフライ L | 374kcal |
ペプシコーラ M | 129kcal |
合計カロリーは1,066kcalとなります。成人女性の1日の摂取カロリーは2,000kcal前後なので、1食分のカロリーとしては明らかにオーバーしていますね。
レギュラーバーガーの中で一番高カロリーな「スパイシーダブルモスチーズバーガー」で計算しているので、実際のカロリーはもう少し低くなることが多いと思います。
栄養バランスが悪い
モスバーガーは野菜を多く使ったメニューが多いのが特徴ですが、それでも野菜不足になりやすいので注意が必要です。また、炭水化物や脂質が高いのもデメリットです。
「スパイシーダブルモスチーズバーガー」(ポテトLセット)の栄養成分は以下の通りです。
メニュー名 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
スパイシーダブルモスチーズバーガー | 27.0g | 30.1g | 46.3g |
フレンチポテトフライ L | 5.0g | 14.9g | 54.9g |
ペプシコーラ M | 0.0g | 0.0g | 21.7g |
やはり炭水化物と脂質の高さが気になりますね。炭水化物の過剰摂取は血糖値を急上昇させ、肥満の原因となります。
血糖値が上がるとすい臓からインシュリンが分泌され、糖をエネルギーとして筋肉や臓器などに送る一方で、使われなかった糖を脂肪として溜め込みます。これが体に脂肪がつく仕組みです。
引用:マイクロダイエット
体重や健康のことを考えると、頻繁にファーストフード店を利用するのは避けたほうが良いのかもしれません。
ダイエット中にモスバーガーを食べる方法は?3つのポイント
ダイエット中だからといって、モスバーガーを諦める必要はありません!一工夫をすることで、モスバーガーを食べても太りにくくすることが可能なのです。モスバーガーだからこそできる裏技も?
ヘルシーなバーガーを選ぶ
まずはメインとなるバーガー選びです。なるべくカロリーの低いバーガーを選びましょう。モスバーガーには低カロリー・低脂質を意識したバーガーが多数あるので、他のファーストフード店より選びやすいと思います。
◎ダイエット中におすすめのバーガー
- モスの菜摘シリーズ・・・155kcal~
- ソイハンバーガー・・・253kcal
- モスライスバーガー彩り野菜のきんぴら・・・290kcal
サイドメニューのポテトをサラダに変更する
モスバーガーで食事をする場合、セットメニューを注文する人が多いと思います。その際、サイドメニューは何にしていますか?あまり考えずにポテトを選択している人が多いのではないでしょうか。
ポテトは高カロリー・高脂質なのでダイエットには不向きです。逆に言うと、ポテトを食べなければ大幅にカロリーや脂質を抑えられるということになります。実は、モスバーガーのセットは5種類もあるのです!
◎モスバーガーのセット
- ポテトSセット・・・フレンチフライポテトS+セットドリンク
- ポテトLセット・・・フレンチフライポテトL+セットドリンク
- オニポテセット・・・フレンチフライポテト&オニオンフライ+セットドリンク
- こだわり野菜のサラダSセット・・・こだわり野菜のサラダS+セットドリンク
- こだわり野菜のサラダLセット・・・こだわり野菜のサラダL+セットドリンク
おすすめは「こだわり野菜のサラダ+セットドリンク」です。フレンチポテトフライLサイズのカロリーは374kcalですが、これを野菜サラダに変えるだけで32kcal(Lサイズの場合は40kcal)にカロリーダウンできます。
不足しがちな食物繊維もしっかりと補給できますよ!日頃から野菜不足を感じている人にもおすすめです。
よく噛んで食べる
ハンバーガーを食べる時、つい早食いになってしまう人が多いのでは?定食などと比べると噛む回数が少なく、食事に掛かる時間も少なくなる傾向にあります。
しっかりと噛んで食べないと、脳の満腹中枢が刺激されず満腹感を感じにくくなります。また、満腹感を感じるまでに約20分掛かるのでゆっくりと食事することも大切!よく噛んで、時間を掛けて食べることを心掛けましょう。
メニュー選びを工夫してダイエット中でもモスバーガーを楽しもう
「スパイシーダブルモスチーズバーガー(563kcal)」「ダブルモスチーズバーガー(562kcal)」「ダブルテリヤキバーガー(532kcal)」「フレンチフライポテト(374kcal)」「ゲンマイフレークシェイク カフェゼリー(292kcal)」「モスチキン(292kcal)
・モスバーガーの低カロリーメニュー
「モスの菜摘(155kcal)」「ソイハンバーガー(253kcal)」「低アレルゲンバーガー(209kcal)」「こだわりの野菜サラダ(32kcal)」「豚汁(44kcal)」「クラムチャウダー(119kcal)」
・モスバーガーで太る原因
「カロリーが高い」「栄養バランスが悪い」
・ダイエット中でモスバーガーを食べる方法
「ヘルシーなバーガーを選ぶ」「ポテトをサラダに変更する」「よく噛んで食べる」
モスバーガーは、ヘルシーなメニューが多いことで知られています。ダイエット中でも比較的利用しやすいハンバーガー店ですが、当然高カロリーなメニューもあるので注意しましょう。
ダイエット中に利用する場合は、バーガーやサイドメニュー選びがポイントになります。野菜を多く使用したメニュー、低カロリーなメニューを選んでください。ほんの少し工夫するだけで、ダイエット中もモスバーガーを楽しむことができますよ!