ファーストフード店の代表格でもあるマクドナルドですが、太るイメージがありカロリーが気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は、マクドナルドのカロリーやダイエットにおすすめのメニュー、食べる方法についてご紹介します。
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マクドナルドの基礎知識
始めにマクドナルドの基礎知識を紹介していきます。
世界のマクドナルド
マクドナルドはアメリカに本社を置く大手ファーストフード店です。マクドナルド兄弟が開業したことから、マクドナルドという名称がつきました。
マクドナルド兄弟がハンバーガー店を始めたのは1940年のこと。マクドナルドという名称で店舗をオープンしたのは1955年です。
世界118の国と地域、約30,000店の店舗があります。(2009年6月現在)
引用:マクドナルド
マクドナルドは世界規模のファーストフード店です。世界中に店舗があり、毎日膨大な量のハンバーガーが商品されています!
日本のマクドナルド
日本マクドナルドは1971年に会社を設立しました。同年7月20日に銀座三越に第1号店をオープン。若い者を中心に人気に火がついて社会現象となります。
日本国内におけるマクドナルドの呼び方は、大きく「マック」と「マクド」に分かれます。全国的にはマックという名称が一般的ですが、西日本の一部の地域ではマクドを使う地域もあるようです。
マクドナルドが太ると言われている3つの理由
「マクドナルド=太る、体に悪い」
そんなイメージを持っていませんか?マクドナルドにこのようなイメージを持っている人が多いのは、以下のような理由が考えられます。
カロリーが高い
マクドナルドの主力商品はバーガー類です。バーガー単品でも驚くほど高カロリーな商品があります。食事として利用する場合、ポテトやドリンクとセットにする場合が多くさらに高カロリーに!
例えば一番シンプルなバーガー類のカロリーは1個260kcalです。セットにした場合、ポテトMサイズ(424kcal)とコーラMサイズ(140kcal)がプラスされて合計824kcalに!一番シンプルなセットでこのカロリーは衝撃ですね。
成人女性の平均摂取カロリーは2,000kcal前後なので、1食で800kcalを越えると太るリスクが高くなってしまいます。もちろん毎日食べる人は稀だと思いますが注意が必要ですね。
栄養バランスが悪い
マクドナルドのメニューは脂質が高く、野菜が不足しやすい傾向にあります。ハンバーガーセット(Mサイズ)の栄養価を見ていきましょう。
ハンバーガー | ポテトフライポテト | コカコーラ | |
たんぱく質 | 13.3g | 5.3g | 0g |
脂質 | 9.6g | 22.0g | 0g |
炭水化物 | 30.2g | 51.4g | 35.1g |
食塩相当量 | 1.9g | 1.1g | 0g |
食物繊維 | 1.6g | 5.0g | 0g |
脂質・炭水化物・塩分量の高さが気になりますね。ハンバーガーセットの場合、野菜はほとんど使用されていないのでその点も問題がありそうです。
早食いになりがち
バーガー類はどうしても早食いになりがち。ご飯などと比べて噛む回数が少なくなりやすいので注意が必要です。しっかりと噛んで食べないと、脳の満腹中枢に刺激が伝わらず食べ過ぎてしまう可能性があります。
つい単品メニューを追加してしまったり、物足りずに帰りにコンビニに寄ってしまった経験はありませんか?
太るリスクが高い?マクドナルドの高カロリーメニュー5選
マクドナルドの中で特に高カロリーな単品メニューとは?体重を気にしている人は避けたほうが良いかもしれません。
ビッグブレックファスト デラックス/918kcal
驚きのカロリーを叩き出したのは朝マック(朝食)限定の「ビッグブレックファスト デラックス」。ホットケーキ3枚、イングリッシュマフィン、パテ、ハッシュポテトなどがワンプレートになっています。
カロリーは918kcal。たんぱく質33.3g、脂質47.5g、炭水化物87.5gとなっています。さすがに1人で食べるのは大変かもしれませんね。家族で分け合うのにぴったりなメニューです!
メガマフィン/687kcal
メガマフィンは朝マック限定のメニューです。イングリッシュマフィンにソーセージパティ2枚、ベーコン、卵などを挟んだボリューム満点の一品。カロリーは687kcal。たんぱく質29.8g、脂質49.2g、炭水化物30.2gとなっています。
ビッグマック/530kcal
バンズ3層、パテ2枚を使ったボリューム満点のバーガーメニュー。チーズや野菜もたっぷり入っています。高さは8~9cmほどと食べ応え抜群!カロリーは530kcal。たんぱく質27.1g、脂質28.2g、炭水化物41.9gとなっています。
グラン クラブハウス/516kcal
100%ビーフとたっぷりの野菜を使った贅沢なバーガー。クリーミーなソースが味の決め手です。カロリーは516kcal。たんぱく質25.9g、脂質30.0g、炭水化物35.8gとなっています。
マックフライポテト/424kcal
「マクドナルドに行ったらポテトは欠かせない!」
そんな人が多いのではないでしょうか。止まらない美味しさですが、摂取カロリーや脂質量を上げている犯人といっても過言ではありません。
Mサイズのカロリーは424kcal。たんぱく質5.3g、脂質22.0g、炭水化物51.4gとなっています。Lサイズの場合は534kcal!サイドメニューとは思えないカロリーの高さですね。
ダイエッターにおすすめ!マクドナルドの低カロリーメニュー5選
続いては、比較的カロリーの低いメニューを紹介していきます。ダイエッターさん必見です!
サイドサラダ/10kcal
マクドナルドのフードメニューの中で圧倒的にカロリーが低い「サイドサラダ」。カロリーは10kcal。たんぱく質0.5g、脂質0.1g、炭水化物2.3gとなっています。ドレッシングはお好みのものを選べます。
スイートコーン/56kcal
少し存在感が薄いかもしれませんが、こちらも低カロリーなサイドメニューです。コーンを温めることでホクホク食感を楽しめます。カロリーは56kcal。たんぱく質1.8g、脂質1.0g、炭水化物10.2gとなっています。
ハンバーガー/260kcal
一番シンプルなバーガーメニュー。具材がシンプルなのでカロリーも抑え気味となっています。カロリーは260kcal。たんぱく質13.3g、脂質9.6g、炭水化物30.2gとなっています。
エッグマックマフィン/310kcal
朝マック限定メニュー。イングリッシュマフィンとベーコンの組み合わせが絶妙です。卵とチーズも入っていて見た目以上に食べ応えあり。カロリーは310kcal。たんぱく質19.7g、脂質13.3g、炭水化物26.7gとなっています。
チーズバーガー/310kcal
ハンバーガーに続くシンプルなバーガーメニュー。クリーミーなチーズがクセになる美味しさです。カロリーは310kcal。たんぱく質16.2g、脂質13.5g、炭水化物30.8gとなっています。
マクドナルドを食べ続けることによる危険性
手軽で美味しいマクドナルド。どんなに美味しくても、毎日のように食べ続けたら体に良くありません。
それを実体験したドキュメンタリー映画があります。その映画とは、2004年に公開されたアメリカ映画「スーパーサイズ・ミー」。
『スーパーサイズ・ミー』(英語: Super Size Me)は、2004年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画。監督・出演はモーガン・スパーロック。
引用:wikipedia
「1日に3回×30日間、マクドナルドのファストフードを食べ続けたらどうなるか」を実験したドキュメンタリー映画になります。監督であるモーガン・スパーロック氏が自ら挑戦しました。
◎30日間の結果は?
- 体重・・・84kg→95kg
- 体脂肪率・・・11%→18%
- 体格指数・・・23.7→27
30日間で体重が11kgも増える結果となりました。体重や体脂肪率の増加だけでなく、体調不良や腎臓の炎症なども起こしたそうです。
通常ここまでの頻度でマクドナルドを利用することはないと思いますが、食べ過ぎには注意が必要が必要です。
ダイエット中にマクドナルドを食べる方法は?4つのポイント
「ダイエット中だけど、どうしてもマクドナルドが食べたい」
そんな時はどうすれば良いのでしょう?先ほどのドキュメンタリー映画は極端な例なので、たまに食べるくらいなら大きな問題はありません。ほんの少し工夫すればダイエット中に食べることも可能ですよ!
低カロリーなバーガーを選ぶ
同じバーガー類でもカロリーに大きな差があります。代表的なバーガーのカロリーは以下の通りです。
メニュー名 | 1個あたりのカロリー |
ハンバーガー | 260kcal |
チーズバーガー | 310kcal |
フィレオフィッシュ | 341kcal |
チキンクリスプ | 358kcal |
ベーコンレタスバーガー | 399kcal |
ダブルチーズバーガー | 463kcal |
てりやきマックバーガー | 496kcal |
ビッグマック | 530kcal |
レギュラーバーガーで一番カロリーが低いのはハンバーガーの260kcal。一番カロリーが高いのがビッグマックの530kcalです(2017年8月現在)。カロリー差は270kcal。この差は大きいですね!
ダイエット中の人はなるべくカロリーの低いメニューを選びましょう。もちろんデザートメニューに関しても同じです。
ポテト→サラダに変更する
マックプライポテトはマクドナルドの中で最も太りやすいメニューと言われてます。そこでおすすめなのが、セットメニューを注文する際にマックフライポテトをサラダに変更する裏技。
ポテトMサイズのカロリーは424kcalで、サラダのカロリーは10kcal(ドレッシングを除く)です。その差は何と414kcal!サラダに変えるだけで大幅なカロリー減が実現するのです。
ドレッシングは焙煎ごまドレッシング(107kcal)と低カロリー玉ねぎ(6kcal)のがあります。ダイエットを意識するなら、6kcalの低カロリー玉ねぎを選ぶのが望ましいです。
ドリンクのカロリーにも注意しよう
意外と見落としがちなのがドリンクのカロリーです。せっかくサイドメニューをサラダに変更しても、高カロリーなドリンクを注文してしまったら台無しですよね。追加料金なしで選べる主なセットドリンクのカロリーは以下の通り!
メニュー名 | 1個あたりのカロリー |
コカコーラ M | 140kcal |
コカコーラ・ゼロ M | 0kcal |
プレミアムローストコーヒー M | 3kcal |
ファンタ・グレープ M | 156kcal |
爽健美茶 M | 0kcal |
カフェラテ S | 86kcal |
カプチーノ S | 78kcal |
マックシェイク(バニラ) S | 205kcal |
ダイエットを意識するなら、爽健美茶・コカコーラゼロ・プレミアムローストコーヒー(アイスコーヒー可)などがおすすめです。コーヒーの場合は、砂糖やミルクを使わないようにするとさらにヘルシーですよ。
時間をかけてゆっくり食べる
よく噛んで食べることで食べすぎを予防できます。これは噛むという行為によって満腹中枢を刺激できるため。理想的なのは1口につき30回噛むこと。しかし、バーガー類でこれだけ噛むのは少し難しいかもしれませんね。無理はせず「なるべく沢山噛む」ということを心掛けましょう。
満腹中枢が働くのは食事開始から20分後くらいと言われています。マクドナルドの場合、20分以内に食べ終わってしまう人が多いのではないでしょうか?
しっかりと噛むことである程度の時間は稼げますが、それでも20分以上掛けるのは大変かもしれません。バーガーを1口食べるごとにトレイに置く、連れがいる場合は会話を楽しみながら食べるなどの工夫をしてみましょう。
ダイエット中にマクドナルドを楽しむなら一工夫を
「カロリーが高い」「栄養バランスが悪い」「早食いになりがち」
・マクドナルドの高カロリーメニュー
「ビッグブレックファストデラックス(918kcal)」「メガマフィン(530kcal)」「グランクラブハウス(516kcal)」「マックフライポテト(424kcal)」
・マクドナルドの低カロリーメニュー
「サイドサラダ(10kcal)」「スイートコーン(56kcal)」「ハンバーガー(260kcal)」「エッグマックマフィン(310kcal)」「チーズバーガー(310kcal)」
・ダイエット中にマクドナルドを食べる方法
「低カロリーなバーガーを選ぶ」「ポテトをサラダにする」「ドリンクのカロリーにも注意」「時間をかけてゆっくり食べる」
マクドナルドのカロリーやダイエット中に食べる方法を紹介してきました!マクドナルドはカロリーや脂質が高いメニューが多く、ダイエット中には注意する必要があります。
とはいえ、「ダイエット中だから絶対に食べてはダメ」ということはありません!カロリーの低いメニューを選んだり、サイドメニューをサラダに変更することで大幅に摂取カロリーを減らすことができます。
一工夫することでダイエット中にもマクドナルドを楽しむことは可能なのです。