みかんダイエットはあまり知られていませんが、実は手軽な単品ダイエットのひとつです。
果物はダイエット中は食べてはいけないものだと思われているかもしれませんが、実はそんなことはありません。糖質は確かに含まれていますが、血糖値はそんなに上がらず、むしろ上がりすぎを防いでくれる働きがあるものなのです。
中でもみかんは、内皮に含まれるペクチンという成分が痩せやすい体質作りを手伝ってくれます。筋には体を温める成分も含まれていて、代謝が落ちやすいダイエット中だからこそ、ほどよいサポートも期待できるのです。
みかんがダイエットに良い4つの理由
みかんがダイエットに良いと言われるようになったのは、みかんに含まれる成分にダイエット効果があることがわかったからです。
カロリーが少ない
みかんのカロリーは100gあたり44.9kcalと言われています。大きいみかんの場合、可食部は121gほどありおよそ54kcalとなります。
ポテトチップスは100gあたり554kcal、お肉は100gあたり286kcalとなっており、これらを比べるとみかんのカロリーはだいぶ少ないことがわかります。
ペクチンがコレステロール値を下げて善玉菌を増やす
みかんの内皮にはペクチンという成分が豊富に含まれています。このペクチンの働きによって痩せられると言われています。ペクチンは食物繊維の一種なのでコレステロールの吸収を抑制する作用があります。
引用:【医師が監修】みかんの内皮に豊富なペクチンがダイエットに効果絶大! | ヘルスケア大学
ペクチンにはこの他にも、腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。善玉菌を増やす働きがあるのです。これで便秘の解消も目指せます。
筋に含まれるヘスペリジンが体を温めて代謝をアップ
みかんはもともと、水分の多い果物なので体を冷やしやすいと考えられています。でも、みかん自体が冷えすぎないために筋の部分に冷えから身を守るヘスペリジンと呼ばれる栄養素を含有しています。
これが人間の冷え性にも効果が高いことがわかっています。血行を促進して体を温めます。そのおかげでほんの少し、代謝アップもしやすくなるのです。
クエン酸が糖を燃やし、疲れも残さない
さらに、みかんの酸味のもとであるクエン酸が、食事から摂取された糖質を燃焼してくれる働きも期待できます。
クエン酸の効果はそれだけではありません。なんと私たちが食事で体内に摂取した糖質を分解して燃焼させる効果も期待できるんです。
糖質を燃焼させてエネルギーに変えることはダイエットにおいて非常に大切な事です。その為に多くの人が頑張って運動に励んでいるわけですから。それを運動なしにみかんを食べるだけで出来るとなれば何とも嬉しい限りですね。
引用:脂肪燃焼成分!!みかんダイエットの方法とNG!! | 3拍子の美容・健康・ダイエット
クエン酸はこの他にも疲労を解消する効果もあります。ダイエットの大敵である日々の疲れやストレスを溶かして、ふっとリラックスしやすい気持ちを整えるというメリットもあります。
みかんダイエットの正しいやり方
みかんを食事の前に1つずつ食べるというのが基本的なやり方です。
・食事の30分くらい前に水と一緒にみかんを1つ食べる
・1日3回行って、1日に3個のみかんを食べる
・食べる時は筋も取らず、内皮もむかず、そのまま食べる
ダイエット効果が期待できるペクチンも、体を温めるヘスペリジンも、それぞれみかんの内皮と筋に含まれます。これをとってしまっては効果も半減です。必ず何も取らずに食べるようにしましょう。
焼きみかんダイエットもおすすめ
さらに効果をアップさせるために、みかんを焼いてさらに栄養素を凝縮させる方法もあります。「焼きみかんダイエット」として知られている方法です。
みかんを40~50℃くらいのお湯で1分ほど湯通ししたあと、中火のガスコンロなどで網焼きに。表面が少し焦げて皮がパンパンになっってきたら完成。
アルミホイルで包んでオーブンで10分くらい焼いてもOK。薄皮ごと食べましょう。
引用:みかんのカロリーは低いけど太る!ダイエットの効果とやり方は! – まとログ
みかんの栄養素は外皮に1番含まれています。みかんを焼くことで外皮の栄養を内部に浸透させてしまおうという方法です。
今わたしのハマっているものは焼きみかんです。みかんをトースターで8分くらい焼くだけのやつです。あったかい☺️
— 花柚@11/9〜リーディングライブ (@hn_pmpm) 2016年9月21日
ストーブで焼くといったら芋とかするめとかお結びもだけど、焼きみかんとかもおいしいよね。
— ジェバン2 (@Gevan2m) 2016年4月21日
皮ごとだるまストーブに乗っけてじりじり。
ああ、ホイルに包んだきのことか干物とかもいいなぁ。バターか油かなんかと塩かしょうゆか入れてじゅーっと。
子供時代の冬は、学校もストーブだったからなぁ。
焼いたからといって焦げた味がするわけではありません。みかんの味が少しだけ凝縮したような味になるのだそうです。糖度が上がるとも言われます。温かくなっているので、寒い時期でも食べやすそうです。
①気を巡らせる効果を助ける
“気を巡らせる”とは漢方医学の考え方で、生命エネルギーである“気”をからだに循環させるということ。みかんにはもともとその作用があるものの、温めて食べることでよりその効果が高まるんだとか。
気の巡りが良くなることでからだを守る作用が発揮され、風邪を防ぐことにもつながるそう。
②胃の働きを助ける
食べ物を受け取る胃は、温かい状態を好み、冷えた状態では機能低下を起こしがち。冷たいみかんを一気に食べると胃を冷やしてしまうので、温かい状態で食べることで、胃の機能を整える作用が発揮されるんだそう。引用:焼きみかんで免疫力アップ、でも食べ合わせに注意!|生きづらさを共に乗り越える”虹の箱舟”
実は焼きみかんは漢方でも良いとされる食べ方です。ダイエット効果はもちろんですが、健康のためにもあえて焼いたみかんを食べるようにするのも良いのかもしれません。
みかんダイエットの4つの注意点
出典:prcm.jp
ただ、みかんダイエットは即効性のないダイエットなので、成功か失敗かを判断する前に挫折する方が多いダイエットでもあります。みかんダイエットを成功させるためには、とにかく継続することだと言っても過言ではないほどです。
・みかんの食べ過ぎには気をつけること(1日3個が限度)
・食べすぎ予防のために、水と一緒にみかんを食べること
・食事のバランスにも気をつけること
・最低でも1ヶ月続けてみてから考えること
特に、みかんは食べ過ぎると手が黄色くなることがあります。これはみかんに含まれる「βカロテン」の過剰摂取により、体内をめぐる過程で血中から蓄積・沈着し、皮膚に色が表れます。この症状を「柑皮症(かんぴしょう)」と呼びます。
柑皮症(かんぴしょう)とは、β-クリプトキサンチンやβ-カロテンといったカロテノイド色素の過剰な摂取で皮膚が黄色くなることをいう。β-クリプトキサンチンを多く含むミカン(蜜柑)等、カロテノイド色素が多い食物を極端に過食すると、皮膚がミカンの皮のように黄色になることから、柑皮症といわれる。
みかん大好き人間な私には悩みがある。それは、みかんの食べ過ぎは手が黄色くなる。この年になってみかん食べすぎて手が黄色くなるのはかなり恥ずかしい。去年はちょっと我慢してたのに今年はもーすごい勢いでたくさん食べてるからもう既に手が黄色くなってきたあああ。おわた
— かえで (@kaaen_ka) 2016年10月18日
手が異常に黄色いから肝臓悪いんじゃないと母に言われて病院行ったら「みかんの食べ過ぎか、野菜ジュースの飲み過ぎです」って言われた。
— ☹こんなドクターありえない☹ (@_Arienai_Doctor) 2016年8月31日
・・・なぜわかったし。
#ドクターに言われた衝撃的な言葉
焼きみかんも試してみながら、手軽にできるダイエットとしてまずは継続することを目指してみてください。
みかんダイエットについてのまとめ
「低カロリー」「コレステロール値が下がる」「代謝アップ」「疲労回復効果」
・みかんダイエットのやり方
「食事の30分前くらいに水と一緒にみかんを1個食べる」「1日3回食べる」「食べるときはスジも摂らず内皮もむかずにそのまま食べる」「焼きみかんで糖度アップ」
・みかんダイエットの注意点
「食べ過ぎには気をつける」「水と一緒に食べる」「食事のバランスに気をつける」「最低でも1ヶ月は続ける」
みかんダイエットはとても簡単にできるダイエットです。でも、効果も緩やかで簡単すぎるおかげで挫折する人が多いダイエットでもあります。
せっかく美味しくて気楽にできるダイエットなので、焦らず楽しみながらダイエットに取り組めると良いですね。