フライドポテト。おいしいですよね。ジャガイモを油で揚げただけなのに、どうしてあんなにおいしいのでしょうか?
でも、フライドポテトは高カロリーでダイエットの敵だから、ダイエット中は食べられないと悩んでいる人もいるのではないですか?
実はフライドポテトを食べながらでもダイエットをすることはできます!フライドポテトのカロリーや本当に太るのかどうか、フライドポテトでダイエットできる理由とダイエットする時の注意点をまとめました。
この記事の目次
フライドポテトは太る?カロリーや糖質をチェック!
フライドポテトは嫌い。こんな人は、ほとんどいませんよね。カレーが嫌い、ラーメンが嫌い。これと同じくらい、フライドポテトが嫌いな人は少ないのではないでしょうか?
特に、子供や若者はフライドポテトが大好きですよね。でも、フライドポテトは炭水化物を油で揚げたものだから、超高カロリーで、ダイエットの天敵と思っている人もいるのではないでしょうか?
でも、フライドポテトも注意しながら食べれば、必ず太るというものではありません。フライドポテトを食べながらでも、ダイエットをすることができるんです。
まずは、フライドポテトのカロリーと糖質をチェックしていきましょう。フライドポテトといっても、レシピなどでいろいろカロリーや糖質は変わってきますので、ここでは日本での代表的なフライドポテトと言えるマクドナルドのフライドポテトのカロリーと糖質をご紹介します。
マクドナルドのフライドポテトのカロリーは100g当たり、336kcalです。次は、サイズ別にご紹介しますね。
・Mサイズ(135g):カロリー=424kcal、糖質46.4g
・Lサイズ(170g):カロリー=534kcal、糖質58.5g
こう見ると、なかなかのカロリーがあることがわかりますよね。「やっぱり、フライドポテトは太るんじゃない!」と思うかもしれませんが、そういうわけでもありません。
フライドポテトを食べつつダイエットできる理由をご紹介していきます。この理由を見れば、「フライドポテトを食べても、ダイエットできそう!」と思えるはずです。
フライドポテトでダイエットができる3つの理由
フライドポテトを食べつつも、ダイエットできる理由は3つあります。
腹持ちが良い
フライドポテトでダイエットできる理由の1つ目は、腹持ちが良いことです。ジャガイモのでんぷんは、レジスタントスターチと言います。
このレジスタントスターチの特徴は、消化されにくいことです。炭水化物は基本的に消化されやすいという特徴がありますが、フライドポテトの場合はレジスタントスターチが多いので、消化されにくいんです。
ジャガイモのレジスタントスターチは、ご飯の1.5倍の量が含まれています。
消化されにくいということは、長時間おなかの中にフライドポテトが残ってくれるということです。つまり、腹持ちが良いということですね。
フライドポテトを食べると、お腹がすきにくいので、食べ過ぎを予防してくれて、結局はカロリーを抑えることができるのです。
基礎代謝が上がる
先ほどご紹介したレジスタントスターチは、食物繊維の一種と言われています。しかも、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の性質を併せ持っている不思議なものなんです。
そのため、腸内で発酵して、善玉菌を増やし腸内環境を整える役割がありますし、便秘を解消してくれる役割もあります。
便秘が解消して、腸内環境が整えば、基礎代謝が上がります。基礎代謝が上がれば、痩せやすい体になりますので、ダイエット効果が高くなるのです。
フライドポテトを食べると、基礎代謝を上げてダイエットしやすい体を作ってくれるんですね。
ストレスが溜まらない
フライドポテトでダイエットできる理由の3つ目は、ストレスが溜まらないことです。ダイエット中の何がきついかというと、好きなものを食べることができないことですよね。
好きなものを我慢するということは、ストレスが溜まります。「食べたいけれど、食べられない。」、これは食べるのが好きな人にとっては、この上ないストレスではないでしょうか。
このストレスがダイエットを挫折したり、ダイエット後のドカ食いにつながって、リバウンドしてしまうんですよね。
でも、フライドポテトを食べつつも上手にダイエットをしていけば、フライドポテトが大好きな人でもストレスが溜まりにくくなります。
そうすると、ダイエットに挫折するリスクやリバウンドするリスクが少なくなり、ダイエット成功につながるのです!
フライドポテトでダイエットする時の8つの注意点
フライドポテトでダイエットできる理由を3つご紹介しましたが、1つ誤解してほしくないことは、フライドポテトは基本的にカロリーが高いということです。
そのため、フライドポテトでダイエットするなら、注意すべきことがあります。フライドポテトでダイエットするときの注意点を8つご紹介します。
飲み物はノンカロリーのものをチョイス
フライドポテトでダイエットする時は、飲み物は必ずノンカロリーのものを選んでください。フライドポテトを食べる時の飲み物と言えば、炭酸飲料。コーラが定番ですよね。
でも、さすがにコーラはNGです。間違いなく太ります。だから、フライドポテトを食べる時には、ノンカロリーの飲み物を選びましょう。
ミネラルウォーターや緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどがおすすめです。どうしても炭酸飲料が飲みたい人は、0カロリーの炭酸飲料か、無糖の炭酸水にレモン果汁を絞ったレモンソーダを用意してください。
フライドポテトを食べるんですから、飲み物はノンカロリー選んでくださいね。
フライドポテトは太いものを選ぼう
フライドポテトでダイエットをする時には、太めのフライドポテトを選びましょう。あなたは、細いカリカリのフライドポテトと太い皮付きの外はカリカリ、中はホクホクのフライドポテト、どちらがお好きですか?
どちらも魅力があっておいしいですが、ダイエット中は太いタイプのフライドポテトを選んでください。
なぜなら、太いタイプのフライドポテトのほうが、カロリーが低いからです。
細いタイプのフライドポテトの代表と言えば、マクドナルドのフライドポテト。太いタイプの代表はケンタッキーフライドチキンのフライドポテトだと思います。
この2つのポテトのカロリーを、100g当たりで比べてみましょう!
・ケンタッキーフライドチキン=232.5kcal
どうですか?太いフライドポテトは、細いフライドポテトよりも100kcal以上もカロリーが低いんです。こんなにカロリーが低いなら、太いフライドポテトを選んだほうが良いですよね。
普段は細いフライドポテト派のあなたも、ダイエット中は太いフライドポテトを選んでみてはいかがですか?意外と病みつきになるかもしれませんよ!
油はしっかり切りましょう
フライドポテトを食べつつダイエットをする時には、油はしっかり切ってください。自分で作るときには、もちろん油はしっかり切ってから食べること。これだけでも、脂質の量を減らすことができますので、カロリーをオフすることができます。
また、自分で作るときも、買ってくるときも、食べる前にはクッキングシートなどでトントンと軽く押さえてから、食べると良いでしょう。
お店で食べる時にまで、これをやるとちょっとマナー違反になりますが、自宅なら誰に見られるわけでもなく、誰に咎められるわけでもなく、堂々と油をクッキングシートでふき取ることができますよね。
ダイエット中はフライドポテトはお店ではなく、テイクアウトして食べるか、自宅で自作したほうがカロリーを抑えることができると思います。
できればノンフライヤーで作る
ダイエット中におすすめのフライドポテトの食べ方、次はノンフライヤーで作ることです。もし、ノンフライヤーを持っているなら、ぜひノンフライヤーでフライドポテトを作りましょう。
持っていない人でも、「買ってみようかな?」と考えている人は、これを機に購入してみることをおすすめします。
ノンフライヤーでフライドポテトを作れば、油を使わないのに、油で揚げたようにサクサクしたフライドポテトを作ることができます。
フライドポテトを食べたい、でも本気でダイエットをしたい人は、ノンフライヤーでフライドポテトを作りましょう。
食べ過ぎては意味がない
ダイエット中のフライドポテトの食べ方、次は食べ過ぎないことです。これは注意するまでもないことですね。基本中の基本です。
どんなにカロリーが低くなるように、ノンフライヤーでフライドポテトを作ったり、太いフライドポテトを選んだりしても、食べ過ぎてしまっては意味がありません。
例えば、ランチにフライドポテトを食べてしまったら、夕食は控えめにする。夜にフライドポテトを食べるなら、ランチは少しだけ食べる。もしくはローカロリーの料理を選ぶ。
このように1日の摂取カロリーを調整しつつ、食べ過ぎないようにしてください。
運動も取り入れて
ダイエット中のフライドポテトの食べ方、6つ目は運動を取り入れることです。これは、フライドポテトの食べ方というよりも、ダイエットのやり方といったほうが良いかもしれません。
でも、しっかり運動をすれば、大好きなフライドポテトを食べながらでもダイエットをすることができます。ダイエット中にフライドポテトを食べても、罪悪感を感じることもないのです。
ですから、食べた分はしっかり消費できるように、運動をしながらダイエットをしましょう。
ダイエット中は脂肪を燃焼させるために、有酸素運動が効果的ですが、基礎代謝を維持するために、筋トレをすることも忘れないでくださいね。
ゆっくり食べると良い!
ダイエット中のフライドポテトの食べ方の注意点、7つ目はゆっくり食べることです。フライドポテトを食べる時にはゆっくり食べましょう。
ゆっくり食べると、食べ過ぎる前に満腹中枢が刺激されますので、食べ過ぎを防いで、カロリーをセーブすることができます。
また、ゆっくり食べると、血糖値の上昇が緩やかになるのです。血糖値の上昇が緩やかだと、インスリンの分泌量が少なくて済みます。
逆に、血糖値が一気に上昇すると、インスリンが大量に分泌されてしまうのです。インスリンが大量に分泌されると、血糖値は下がるのですが、脂肪が増えます。
インスリンとブドウ糖が結び付いた時に、一部は肝臓に取り込まれますが、残りは中性脂肪として脂肪細胞内に取り込まれるのです。
そのため、ダイエット中にフライドポテトを食べるなら、ゆっくり食べて、血糖値をあまり上げないように気を付けてください。
味付けは塩コショウで
ダイエット中のフライドポテトの食べ方、最後は味付けです。ダイエット中は塩のみ、もしくは塩コショウのみで食べましょう。
ケチャップやマヨネーズなどをつけて食べたい人もいると思いますが、ケチャップは大匙1で20kcal、マヨネーズは大匙1で98kcalもあるんです。
フライドポテトだけでもカロリーは高いのに、さらに調味料でカロリーを追加してしまったら、さすがに太ります。ダイエットなんてできません。
フライドポテトにチーズをかけてオーブンで焼くなんて、もってのほかですからね!
ですから、ダイエット中はノンカロリーの塩とコショウのみで、フライドポテトを楽しんでください。
フライドポテトのカロリーや糖質とダイエットに良い理由の総まとめ
・フライドポテトの効果
「腹持ちが良い」「食物繊維たっぷり」「基礎代謝が上がる」「ストレスがたまらない」
・フライドポテトでダイエットする時の注意点
「飲み物はノンカロリーの物を選ぶ」「太い物を選ぶ」「油はしっかり切るとカロリーオフになる」「できればノンフライヤーフライドポテトにする」「1日の摂取カロリーを調整する」「運動もしっかりする」「ゆっくり食べると食べ過ぎを防げる」「味付けはシンプルな塩コショウがおすすめ」
フライドポテトのカロリーや糖質とダイエットに良い理由、ダイエット中の食べ方の注意点をまとめました。
フライドポテトを食べていてはダイエットできないと決めつける必要はありません。フライドポテトだって、ダイエットに良い効果はありますし、ご紹介した8つの食べ方に気を付けていれば、ダイエットしながらでもフライドポテトを楽しむことができます。
フライドポテトが大好きな人は、ダイエット中だからって、フライドポテトを食べることを諦めずに、大好きなものを食べながらでもダイエットするようにしましょう。