濃厚な味わいで男性を中心に人気の家系ラーメンですが、カロリーの高さが気になる人も多いでしょう。
今回は家系ラーメンの効果や、ダイエット中に太るのを避けるための食べ方をご紹介します。併せて口コミも見てみましょう。
この記事の目次
家系ラーメンとは
一言にラーメンといっても、様々な種類のラーメンが存在しますよね。家系(いえけい)ラーメンとは具体的にどんなもの?
家系ラーメンの定義
家系ラーメンとは、豚骨醤油ベースのスープと太いストレート麺が特徴のラーメンです。主な特徴をまとめてみました。
◎家系ラーメンの特徴
- 豚骨醤油ベースのスープ
- 太麺(ストレート)
- 具材は海苔、チャーシュー、ほうれん草、ネギなど
濃厚なスープとモチモチの太麺が最大の特徴!具材にほうれん草を使用する点も珍しいかもしれませんね。
家系ラーメン店では、麺の茹で加減や味の濃さを調整してくれるお店が多いです。自分好みのラーメンを味わえるのも人気の秘密!味が濃いめなのでライスをセットで注文する人が多いのも特徴です。ライスの無料サービスを行っているお店も。
家系ラーメンの始まり
全国的に人気の家系ラーメンですが、そのルーツはどこにあるのでしょうか?
家系ラーメンが登場したのは1974年のこと。神奈川県横浜市のラーメン店「吉村家」が九州の豚骨と東京の醤油を掛け合わせたラーメンを提供し始めたのが始まりです。
豚骨や鶏ガラから取った出汁に醤油のタレを混ぜた「豚骨醤油ベース」のスープ、太麺と、ホウレンソウ、チャーシュー、海苔のトッピングで構成される家系ラーメンを出す店は、日本とアジアを中心に約1000店舗あるとされる。そのうち、横浜市内には、約150店舗あるという。
引用:wikipedia
横浜にある1店舗から始まった家系ラーメン。現在、その人気は日本に留まらず世界中に広がっています!
家系ラーメンのカロリー
濃厚で脂たっぷりの家系ラーメン。「どう見てもカロリーが高そう」というのが正直な感想だと思います。気になる家系ラーメンのカロリーは?
1杯あたり800kcal
家系ラーメン1杯あたりのカロリーは800kcal前後です。想像と比べてどうでしたか?「思っていたよりは低い」と感じた人もいるかもしれません。しかし、1食分のカロリーとしてはやや高めです。
他のラーメンとのカロリー比較
家系ラーメンと他のラーメンのカロリーを比較していきます。カロリーは店舗や量によって大きく異なるので大体の目安と考えてください。
ラーメンの種類 | 1杯あたりのカロリー |
家系ラーメン | 800kcal |
醤油ラーメン | 416kcal |
塩ラーメン | 477kcal |
味噌ラーメン | 568kcal |
豚骨ラーメン | 499kcal |
家系ラーメンが圧倒的に高カロリーなことが分かりました。シンプルな醤油ラーメンと比べると、2倍近くのカロリーがあります。
ダイエットの敵!?家系ラーメンの口コミ
世間の人は家系ラーメンにどのようなイメージを持っているのでしょうか。SNSで見つけた家系ラーメンに対するイメージや体験談を紹介していきます。
そして、昨日帰りに家系ラーメン食って帰ったらむちゃくちゃ体重増えたので、マジでダイエットおじさん真剣にやる
— Gent (@somethinphotic) 2017年8月26日
ダイエット系男子なので家系ラーメンは月1に控えてます。
— まこと (@makotobumblebee) 2017年8月26日
横浜市民になってから格段にラーメン率が上がって太った。美味しいからぁ。
家系ラーメン食べたい……でも太るから我慢我慢
— 駒澤大学サバイバルゲーム研究会主席 (@mkaroni3) 2017年8月21日
「家系ラーメンを食べたら太った」「太るから我慢している」という声が多かったです。やはりダイエット中に家系ラーメンを食べるのは危険…?
家系ラーメンが太ると言われている4つの理由
「家系ラーメン=太る」というイメージを持っている人が多いと思います。SNS上には実際に太ってしまった人が多数。その理由を探っていきます!
カロリーが高い
まずはシンプルにカロリーが高いということ。家系ラーメンのカロリーは800kcal前後です。
一般的な成人の摂取カロリーの目安は、だいたい1800kcal~2200kcal前後です。しかしこれは目安であって、男女によっても違いますし、年代によっても違います。
1日あたりの摂取目安カロリー(成人)は2,000kcal前後。このことを考えると、1食で800kcalというのは少し問題があるように感じます。トッピングやライスを追加した場合、1,000kcalオーバーの可能性も?
たまに食べる分には問題ありませんが、毎日のように家系ラーメンを食べていたらあっという間に肥満体型になってしまます。
脂質が高い
家系ラーメンには豚骨や鶏油がたっぷりと含まれています。脂質量は醤油ラーメンや塩ラーメンの数倍!脂質の高さがカロリーを押し上げる形となっています。
家系ラーメンに含まれる動物性脂肪は、摂り過ぎると肥満や生活習慣病の原因となる可能性があります。
家系ラーメンは炭水化物の塊?
これは他の麺類にも言えることですが、家系ラーメンには炭水化物(糖質)がたっぷりと含まれています。炭水化物はエネルギー源となる重要な栄養素ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇を招きます。
炭水化物を基礎代謝エネルギー以上に摂ると(太る人はほとんどがカロリーオーバーしています)血糖値が急激に上がり、それを下げようとするためにインスリンが大量に分泌されてしまいます。この状態のとき、ブドウ糖は中性脂肪に変わり、体の脂肪細胞にため込まれてしまうのです。これが太るメカニズムです。
引用:カットカット
「炭水化物の摂り過ぎ→血糖値の急上昇→肥満」というメカニズムです。
栄養バランスが悪い
家系ラーメンは脂質と炭水化物がたっぷり。その一方、たんぱく質や食物繊維は不足傾向にあります。チャーシューの重さや野菜の量は店舗によって異なりますが、一般的な家系ラーメンは栄養バランスが良いとは言えません。
ダイエット中に家系ラーメンを食べる4つの方法
「ダイエット中だけど、どうしても家系ラーメンを食べたい!」
そんな時は、以下のようなことを意識しながら食べましょう。
脂少なめでオーダーする
家系ラーメン店は脂の量を調整できるお店が多いです。可能な場合は「脂少なめで」とオーダーしましょう。この一言で大幅にカロリーと脂質を節約することができます。
「普通」ではなく「少なめ」にすることがポイント。家系ラーメンにおける普通は、一般的なラーメンと比べるとまだまだ脂が多めだからです。店舗によっては脂抜きにできることもあるようです。
ランチとして食べる
家系ラーメンを食べるなら、代謝が上がっている日中に食べることをおすすめします。夕食に食べてしまうと、摂ったカロリーを消費できず脂肪として溜め込みやすくなってしまいます。もちろん「夜食に家系ラーメン」というような習慣はNGです!
スープを残す
家系ラーメンのスープにはたっぷりの油分が溶けています。家系ラーメンが高カロリーな原因はスープにある、と言っても過言ではありません。スープを残すことで大幅なカロリーカットが実現します。
ただし、お店によってはスープを残しにくい場合もあると思います。一部には「スープはすべて飲み干す」という暗黙のルールがあるお店も…?お店選びにも注意する必要がありそうです。
ライスは注文しない
濃い目の家系ラーメンとライス(白飯)は相性抜群です。つい追加注文したくなりますが、ダイエット中はぐっと我慢しましょう。半ライス(120g)のカロリーは201kcal。たとえ半ライスでもバカにできません。
ライスを注文しない代わりに、野菜をトッピングすることをおすすめします。野菜なら低カロリーですし栄養バランスが整います。
風邪が治る?家系ラーメンの効果・効能
ここまでの印象だと「美味しいけれど体には良くない」という印象が強いかもしれませんね。しかし、ネット上では家系ラーメンが風邪に効くという噂が…。これには以下のような理由があります。
◎家系ラーメンに期待できる効果
- 「ニンニク」による殺菌効果
- 「しょうが」による血流改善効果
- 鶏脂に含まれる「アミノ酸」による抑炎症作用
- 海苔に含まれる「ビタミンA」による粘膜強化
- ほうれん草に含まれる「ビタミンC」によって白血球を活発にする
「風邪が治る」という噂にはしっかりとした根拠があることが分かりました。温かく、効率良くカロリーや塩分を補給できる点も魅力!
もちろん家系ラーメンに医療的な効果はありません。あくまでも症状が改善する可能性がある、ということです。風邪を引いたらしっかりと体を温めて、症状が重い場合は適切な診察・治療を受けるようにしましょう。
ダイエット中に家系ラーメンを食べるなら食べ方に工夫しよう
・家系ラーメンが太る理由
「カロリーが高い」「脂質が高い」「炭水化物の塊」「栄養バランスが悪い」
・ダイエット中に家系ラーメンを食べる方法
「脂少なめでオーダーする」「ランチとして食べる」「スープを残す」「ライスは注文しない」
・家系ラーメンの効果と効能
「殺菌効果」「血流改善」「抗炎症作用」「ビタミンC」
濃厚でボリュームたっぷりの家系ラーメン。カロリーや脂質が高く、ダイエット中には不向きなメニューと言えます。頻繁に食べると、肥満や生活習慣病を招く可能性も…。
どうしてもダイエット中に食べたい場合は、脂を少なめにしたりスープを残すなどの工夫を行いましょう。ちょっとした工夫で大幅にカロリーカットすることができます。