韓国で流行の「逆食べ順ダイエット」は食べ順ダイエットとは真逆の方法でダイエット効果があると話題です。
今回は今までの食べ順ダイエットのメリットデメリット、逆食べ順の方法、最初にフルーツを食べる効果、注意点を紹介します。
この記事の目次
逆食べ順ダイエットとは?
「逆食べ順ダイエット」というダイエット方法をご存知ですか?
食べ順ダイエットなら知っているけど…という方がほとんどではないでしょうか?
確かにその通りです。
食べ順ダイエットの逆をすることで、ダイエット効果が得られるなんて本当でしょうか?
ということは食べ順ダイエットは太るのでしょうか?
頭の中が「???」となってしまうかもしれません。
しかし、逆食べ順ダイエットは今現在、韓国で最も流行っているダイエット方法のようです。
逆食べ順ダイエットは、炭水化物から食べ始めるという食べ方です。
血糖値を上昇させやすい、カロリーの高い、糖質の多く含まれている食品を1番に食べても大丈夫なのでしょうか?
一般的な食べ順ダイエットの考え方や方法と比較しながら、考えていきましょう。
そもそも食べ順ダイエットとは?
そもそも「逆食べ順ダイエット」があるからには、「食べ順ダイエット」があるからです。
その逆をしなければなりません。
では食べ順ダイエットとは何でしょうか?
食べ順ダイエットとは、次の順番で食事をするというものです。
①野菜・食物繊維
②タンパク質
③炭水化物
炭水化物は食事の中で最もカロリーが高い食品です。
ですから、炭水化物を最後に食べることで食べ過ぎを防いだりすることが出来ます。
しかし、実は、血糖値が十分に上がらない状態で食事を終えてしまうと、満腹感が得られない、というデメリットもあるのです。
そのため、食事だけで満足できずに食後のデザートを増やしてしまうかもしれません。
食べ順ダイエットのメリット2つ!
では、食べ物順ダイエットのメリットとは何なのでしょうか。
まず一つ目のメリットは、食べ過ぎと血糖値の急上昇を防ぐことが出来る、というものです。
食事で摂取した糖質は血液中を流れて全身に送られていきます。
血糖中の糖質が増えていくと満腹感が出てきます。
糖質は速やかにエネルギー源として利用されますが、必要なかった糖質は脂肪として体内にとどまります。
最初に炭水化物を大量に摂ることで、そうした太りやすい体内環境を作り上げてしまうことになるのです。
加えて、カロリーの高い炭水化物に至るまでに、食物繊維やたんぱく質を摂取することによって、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
野菜をよく噛んで食べることによって、必要以上に食べることなく、満腹中枢を刺激し、早い段階で満腹感を味わえるようになるでしょう。
食べ順ダイエットのデメリット!
食べる順番ダイエットのメリットを知ると、どこが悪いんだ?逆にすると太るじゃないか!?と思われるかもしれません。
しかし、従来の食べる順番ダイエットにはデメリットもあるのです。
それは、先ほども少しふれましたが、あまりにも血糖値が上がらないと食事に満足できない、というものです。
最後に食べる炭水化物があまりにも少ないと食事をした気分になりません。
そのため、その瞬間はおなか一杯でも、食後にデザートやお菓子をたくさん食べてしまうかもしれません。
そうであれば、控えた炭水化物の意味がなく、余計にカロリーオーバーしてしまいます。
逆食べ順ダイエットの方法&効果!
では、逆食べ順ダイエットとは、具体的にどうするのでしょうか?
まず、食事の最初、食前に炭水化物を少しだけ食べておきます。
そうすることで食事までの間に血糖値が上がります。
食事前、食事中に血糖値が上がっていれば満腹を感じやすくなります。
そのため、食事の量を減らすことが出来ますし、体も「食事をしっかりした」と認識できます。
しかし、あくまでも少しの炭水化物にしましょう。
食事の最初や30分前にご飯をお茶碗一杯がっつり食べてしまうと、血糖値が急上昇してしまいます。
おすすめは、茶碗の3分の1杯ほどです。
そうすれば、血糖値は緩やかに上昇していきます。
その後、汁物→野菜→メインディッシュという順番で食べていきましょう。
どの食事もゆっくりとよく噛むことがポイントです。
そうすることで、満腹中枢を刺激しながら消化器官の負担を少なくして、消化吸収を助けることが出来ます。
逆食べ順ダイエットは最初にフルーツを食べるのが効果的!
韓国ではやっている逆食べ順ダイエットは、フルーツを最初に食べることも勧められています。
通常フルーツ類は食後のデザートとして食べますよね。
なぜ、食前にフルーツを食べると良いのでしょうか?
これはフルーツに含まれているビタミンや酸素、食物繊維が、消化の助けをしてくれるからです。
食事の前にフルーツを食べることによって、その後に食べるおかずの消化を助けてくれます。
そして、余計な糖質吸収を防いでくれます。
甘味のあるフルーツがおすすめです。
20分ほどかけて血糖値が上昇していきますので、食事の早い段階で、満腹感を感じられるようになるでしょう。
逆食べ順ダイエットにおすすめのフルーツとは?
逆食べ順ダイエットで、食前に食べるべきフルーツとは何でしょうか?
それは、グレープフルーツ、みかん、オレンジなどです。
こうした柑橘系の果物にはクエン酸が豊富に含まれているからです。
クエン酸は、消化を助けてくれる酵素が含まれています。
また、栄養をエネルギーに変換するために役立つビタミンB1が豊富に含まれています。
それに加え、脂肪を燃焼してくれる働きもあるので、まさに食前に食べるべきフルーツと言えるでしょう。
加工されたものよりも、食物繊維と酵素がそのまま詰まっている生のフルーツをお勧めします。
逆食べ順ダイエットの注意点!
食べる順番はもちろん大切です。
どの順番で食べるかによって血糖値の上昇スピードや、インスリンの分泌量、満腹感の感じ方、エネルギー変換効率などが異なります。
しかし、それに加えて食べ方も注意しなければなりません。
つまり「よく噛んでゆっくり食べる」ということです。
忙しい生活をしていると、食事を猛スピードで済ましてしまいがちです。
しかし、それでは血糖値を急上昇させたり、消化吸収されることなく、脂肪として蓄積されてしまいかねません。
1口30回以上噛むことを意識して、消化器官に負担をかけないように、ゆっくりと食べるようにしましょう。
逆食べ順ダイエットについてのまとめ
・食べ順ダイエットのデメリット「食事に満足できなくなる」
・逆食べ順ダイエットの方法と効果
「食前に炭水化物を少しだけ食べておく」「茶碗の3分の1杯を食べる」「満腹を感じやすくなる」「フルーツを最初に食べる」
・逆食べ順ダイエットの注意点
「1口30回以上噛むことを意識する」「ゆっくり食べる」
自分に合っている食べ方はどれでしょうか。
はっきり言ってどんな食べ方、食べ順にもデメリットとメリットがあります。
ですからすべての人がこの順番で食べて痩せる、という訳ではありません。
自分の生活スタイルに合った順番で食べるのが一番でしょう。