カクテルはほどよい甘みが飲みやすいと人気ですがカロリーは高くダイエット中は避けている人も多いようです。
今回はカクテルの種類別カロリー、太る原因4つ、ダイエット中に飲む方法3つ&おすすめのカクテル3選を紹介します。
この記事の目次
カクテルの基礎知識
カクテルという名前はよく聞くものの、正確に説明するのは難しいかもしれませんね。
まずは、カクテルがどのようなものかをおさらいしていきましょう。
カクテルの基礎知識
カクテルとは、ベースとなるお酒に、他のお酒・シロップ・果汁などを混ぜ合わせたアルコール飲料のことです。
つまり、アルコールを含む2種類以上の飲み物が混ざったものは全てカクテル、ということになります。
また、エタノールを含まないものは「ノンアルコールカクテル」と呼ばれています。
ただし、清涼飲料水として販売されているものの中には1%未満のアルコール分を含む場合があります。
原始的なカクテルが作られはじめたのは、古代ローマや古代ギリシャ、古代エジプトの時代だったと考えられている。
これは、当時のアルコール飲料(ワインやビールであった)の質が現代に比べてはるかに劣るものであり、その味を補正するための手段であった。
引用:wikipedia
カクテルの歴史は古く、カクテルの原型となるものは古代ローマや古代ギリシャ時代からあったと考えられています。
「カクテル」と呼ばれ始めたのは1700年代、もしくは1800年代という説があります。
カクテルとチューハイの違い
カクテルと混同しやすいものに「チューハイ」や「サワー」があります。
お酒に詳しくない人からすれば「差がよく分からない…」というのが本音なのではないでしょうか。
それぞれの主な特徴は以下の通りです。
- ■カクテル:ベースとなるお酒に、他のお酒や果汁など複数の材料を混ぜたもの。
- ■チューハイ:焼酎などのスピリッツをベースに、果汁を加えて炭酸水で割ったもの。
- ■サワー:チューハイとほぼ同じ。酸味のある果汁を使うのが特徴。
これらのお酒には厳密な区分や定義があるわけではありません。
一般的にチューハイはすっきりとした味わいで、カクテルは甘みが強いのが大きな特徴です。
カクテルの種類一覧
カクテルにはたくさんの種類があり、何とその数は3000種類とも言われてます。
今回はその中から定番のものを紹介していきます。
蒸留酒ベース
ウイスキーやウォッカなどの蒸留酒をベースとしたカクテルです。
- ■マティーニ:ドライ・ジンがベースのカクテル
- ■ホワイト・レディ:ドライ・ジンがベースのカクテル
- ■ギムレット:ジンとライムジュースを混ぜ合わせたカクテル
- ■ダイキリ:ラムをベースとしたカクテル
- ■マンハッタン:「カクテルの女王」と呼ばれるウィスキーベースのカクテル
- ■サイドカー:ブランデーベースの爽やかなカクテル
- ■アレキサンダー:ブランデーにカカオと生クリームを入れたカクテル
- ■バレンシア:アプリコットブランデーとオレンジジュースを混ぜたカクテル
醸造酒ベース
日本酒やビールなどの醸造酒をベースとしたカクテルです。
■オレンジ・サキニー:日本酒にオレンジジュースを加えたカクテル
■サムライ・ロック:日本酒にライムジュースを加えたカクテル
■レッド・アイ:ビールにトマトジュースを加えたカクテル
■トロイの木馬:「スタウト」というビールをコ―ラで割ったカクテル
リキュールベース
リキュールをベースとしたカクテルです。
- ■ファジー・ネーブル:ピーチ・リキュールにオレンジジュースを注いだカクテル
- ■カルーア・ミルク:コーヒーリキュール「カルーア」をミルクで割ったカクテル
- ■カンパリ・グレープフルーツ:「カンパリ」をグレープフルーツジュースで割ったカクテル
市販の缶カクテルのカロリー
自宅で気軽にカクテルを楽しめる缶カクテル。
主な商品のカロリー(100mlあたり)を紹介していきます。
キリン
- ■スミノフアイス ワイルドグレープ:49kcal
■スミノフアイス ブリスクレモネード:56kcal
■スミノフアイス グリーンアップルバイト:65kcal
■スミノフアイス:69kcal
アサヒ
- ■アサヒゼロカクカシスオレンジテイスト(ノンアルコールカクテル):0kcal
■アサヒカクテルパートナーソルティードッグ:28kcal
■アサヒカクテルパートナーカシスオレンジ:34kcal
■アサヒカクテルパートナー完熟ぶどう&シャルドネ:40kcal
■スカイブルー:58kcal
サントリー
- ■のんある気分 〈カシスオレンジテイスト〉(ノンアルコールカクテル):0kcal
- ■カクテルカロリ。〈マスカットピーチ〉:30kcal
■サントリーアイスジン〈ドライジントニック〉:51kcal
■山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒ソーダ割り:53kcal
■ザ・カクテルバー プロフェッショナル〈ジントニック〉:54kcal
■サウザクーラー:56kcal
■ビーフィーター ジントニック:59kcal
カクテルは太る?ダイエットに不向き?口コミを調査
甘いカクテルは、高カロリーで太りそうなイメージが強いのではないでしょうか。
SNSでカクテルのイメージや体験談を調査しました。
カロリーや糖質が気になる
カルーアミルクにしましたが、そのカロリーが予想外に高かった!
今後はカクテルのカロリーも把握して、ダイエット中に飲むものを決めておきます
引用:Twitter
ジントニック→モスコミュール→チェリー酒。チェリー酒は甘いけどうまい。
カクテルずっと飲んでたら太りそう…(^^;;
引用:Twitter
「カクテル=太りそう」というイメージを持っている人が多いようです。
ダイエット中に飲むのは少し勇気がいるかもしれません。
ダイエット中は我慢している
ダイエット中だからビールとかカクテル控えて焼酎とかウィスキーとか飲んでるんだけど・・・おっさんみたいだよね(笑)
引用:Twitter
ダイエット中はカクテルを我慢している人も少なくありません。
カクテルの代わりに、焼酎などを飲んでいる人が目立ちました。
カクテルを飲んだら太った
おうちカクテル始めてから太った。
引用:Twitter
過去に自分に起きたブームの中で凄く太ったと思うもの
1位 居酒屋の飲み放題カクテル (計測してないけど3ヶ月で10キロくらい増えたと思う)
引用:Twitter
「カクテルにハマって太ってしまった」という体験談がいくつかありました。
定期的に飲んだり、飲みすぎには注意が必要です!
カクテルを飲んで太る原因4つ
カクテルが太りやすいと言われてる理由とは?
「カクテルを飲んで太ってしまった!」という人は心当たりがないかチェックしてみましょう。
カロリーが高い
カクテルはベースとなるお酒に甘いシロップや果汁などを加えて作ります。
その分、どうしてもカロリーが高くなりがち。
では、主なカクテルのカロリーを見ていきましょう。
◎カクテルのカロリー(グラス1杯あたり)
- ■ファジーネーブル:190kcal
■カシス・オレンジ:180kcal
■カルーアミルク:180kcal
■カンパリオレンジ:180kcal
■ジントニック:170kcal
■ソルティドッグ:145kcal
■カシスソーダ:130kcal
高カロリーなカクテルだとグラス1杯で200kcal程度あります。
200kcalというとご飯120g(茶碗2/3程度)に相当します。
ビール(中ジョッキ/500ml)1杯のカロリーは約210kcalなので、カロリーで比較するとほとんど変わりませんが、量が少なくて甘いカクテルはつい何杯も飲んでしまいがち。
あっという間にカロリーオーバーする可能性があります。
糖質が高い
カクテルのもう1つの問題点は糖質が高いことです。
主なカクテルの糖質を見ていきましょう。
◎カクテルの糖質(グラス1杯あたり)
- ■ファジーネーブル:16g
■カシス・オレンジ:21g
■カルーアミルク:24g
■カンパリオレンジ:16g
■ジントニック:14g
■ソルティドッグ:10g
■カシスソーダ:20g
ちなみに、赤ワイン(グラス1杯/100g)の糖質量は約1.5gです。
このことから考えても、カクテルの糖質量は高めであることが分かります。
では、なぜ糖質の高さが問題なのかを簡単に解説していきます。
糖質を過剰摂取すると血糖値が急上昇して、すい臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンは、すい臓から出る体内ホルモンの一つで、血糖値を下げる働きをするほぼ唯一のホルモンです。
インスリンは、すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられています。
引用:よくわかるインスリン
インスリンには脂肪を溜め込む作用があるため、結果的に痩せにくく太りにくい体になるリスクが高まります。
また、糖質の摂りすぎによって血糖値が急上昇することで、今度は血糖値が降下するスピードも早くなります。
血糖値が急降下すると、脳が「お腹が空いた」と勘違いするため暴飲暴食を招く原因に!
飲みすぎ
甘くて口当たりの良いカクテルは、女性や普段余りアルコールを飲まない人でも飲みやすくなっています。
美味しくてつい飲みすぎてしまう、これがカクテルの落とし穴なのです!
先に解説したようにカクテルは高カロリー・高糖質なアルコール飲料ですので、飲みすぎれば当然、その分だけ太るリスクが増してしまいます。
おつまみの食べすぎ
アルコール自体ではなく、おつまみの食べすぎによって太ってしまうケースが少なくありません。
これはカクテルだけでなくアルコール全般に言えます。
おつまみといったら、から揚げなどの揚げ物、ポテトチップスなどのスナック菓子をイメージする人が多いのではないでしょうか。
全体的に高カロリー・高脂質なおつまみが目立ちます。
食べすぎれば当然太りやすくなってしまいます。
カクテルをダイエット中に飲む場合のおすすめの方法3つ
ダイエット中だけど、付き合いでカクテルを飲まなくてはいけない…。
そんな時におすすめの飲み方を紹介していきます。
低カロリー・低糖質なカクテルを選ぶ
カクテルは他のお酒と比べてカロリーや糖質が高めとなっています。
とはいえ、カクテルの種類によって多少の差があります。
ダイエット中はできる限り低カロリー・低糖質なカクテルを選ぶようにしましょう。
先ほども解説したように、高カロリーなカクテルだとグラス1杯で200kcalもあります。
その一方、100kcal以下のものも存在します!
ダイエット中は100kcal以下のものを選ぶと良いでしょう。
おすすめのカクテルについては後で詳しく紹介します。
飲みすぎない
どんなお酒にも言えることですが飲みすぎはNGです!
特にカクテルは太りやすいので注意してくださいね。
付き合いで居酒屋やバーに行く場合は、カクテルは1杯程度に抑えておくと良いでしょう。
ただし、1杯だけ飲んで終わり!では付き合いが悪い印象を与えてしまう場合があります。
2杯目以降は低カロリー・低糖質なお酒、もしくはウーロン茶などのソフトドリンクを飲むことをおすすめします。
低カロリーなおつまみを選ぶ
ダイエット中はおつまみの選び方にも注意しましょう。
揚げ物や粉もの、麺類などは太りやすいので避けたほうが無難です。
おつまみを選ぶポイントは低カロリー・低糖質であること。かつ高たんぱくだと言うことありません!
◎太りにくいおつまみ一例
- ■枝豆
- ■冷奴
- ■キムチ
- ■サラダ(ノンオイル)
- ■焼き鳥(塩) など
ダイエット中におすすめのカクテル3選
ダイエット中におすすめしたい低カロリー・低糖質なカクテルを紹介していきます。
キール/約70kcal
白ワインに少量のカシスリキュールを入れたカクテルです。
低カロリー・低糖質な白ワインをベースにしているので、比較的低カロリーに仕上がっています。
キティ/約90kcal
こちらもワインベースのカクテルで、赤ワインにジンジャーエールを加えて作ります。
赤ワインベースなので飲みやすく、自宅でも手軽に作れるのが嬉しいです。
レッドアイ/約40kcal
ビールにトマトジュースを加えたカクテルです。
ビールとトマトジュースの比率は基本的に1:1で、アルコール度数が低いので、普段あまりアルコールを飲まない人にもおすすめです。
ダイエット中にカクテルを飲む方法についてのまとめ
「カロリーが高い」「糖質が高い」「飲み過ぎ」「おつまみの食べ過ぎ」
・カクテルをダイエット中に飲む方法
「低カロリー・低糖質なカクテルを選ぶ」「飲みすぎない」「低カロリーなおつまみを選ぶ」
飲みやすくて女性にも人気のカクテル。
ただし、高カロリーなものが多くダイエットには不向きです。
ダイエット中に飲む場合は、できる限り低カロリー・低糖質なカクテルを選びようにしましょう。
他のアルコールと同様、飲みすぎには注意が必要です。
また、ヘルシーなおつまみを選ぶように心掛けてください。
ちょっとした工夫で、ダイエット中にカクテルを楽しむことは可能です。