オリーブオイルはお好きですが?
いろんなお料理に使えて、おしゃれなイメージもありますよね。輸入食料品店であれこれ選ぶのも楽しいものです。こんな身近なオリーブオイルでダイエットもできてしまうのですよ。せっかくオリーブオイルを使っているもなら、ダイエット効果も期待してみてはいかがでしょうか。
今回はそんなオリーブオイルダイエットについてまとめてみました。
この記事の目次
オリーブオイルダイエットとは?
オリーブオイルダイエットとは、オリーブオイルを摂ることによってスリムを目指すダイエット方法です。基本的にはオリーブオイルを飲むのですが、それに抵抗感がある場合は、オリーブオイルをかけたり、調理に使ったりして代用することもできます。
お料理好きな方ならキッチンに500ミリリットル入りや1リットル入りのオリーブオイルボトルを常備されていますよね。そのオリーブオイルがそのまま使えるお手軽ダイエット方法です。
ちなみに、オリーブオイルのカロリーは、1グラム当たり9キロカロリーです。大さじ1杯で111キロカロリーにもなりますよね。他のオイルと比べて低いわけでもありません。なので、正しいダイエット方法を身に着けてから行うとよいでしょう。
オリーブオイルの4つの効果・効能
オリーブオイルの効果について見ていきましょう。ダイエット面でも美容面でもいろいろ効果が見込めるんですよ。以下にまとめてみました。
体に脂肪がつきにくい
オリーブオイルには、オレイン酸やリノール酸が豊富に含まれています。これにより、血液中のコレステロールが減少して、中性脂肪が体につきにくくなります。
満腹効果
オリーブオイルは油分のため、摂取すると普通の食材よりも早く満腹感を得ることができます。これにより、食事の量を抑えることができます。特に食事の1時間前に飲むとよいです。
血がサラサラになる
オリーブオイルには、オレイン酸が豊富に含まれていますが、なんとオリーブオイルの70%がオレイン酸なのだそうです。これにより、血液中の悪玉コレステロールが減少し、ドロドロの血液でもサラサラにすることができます。
便秘解消効果
オリーブオイルに含まれているオレイン酸には、胃腸の働きを促進する効果もあります。これにより、血行もよくなり、便秘解消やむくみ改善に効果が見込めます。
オリーブオイルダイエットの3つの方法
オリーブオイルダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。基本はオリーブオイルを直接飲むのですが、苦手な方も多いと思います。その場合、代替手段も存在しますよ。難易度の高い順から3つの方法をご紹介しましょう。
オリーブオイルを飲む
オリーブオイルを飲む方法についてみていきましょう。これは食前にオリーブオイルを飲むものです。コツとしては食事の1時間前のタイミングで行います。飲む量は1回につき大さじ1~3杯です。
多く飲んだ方が多く痩せられるようですが、慣れないうちは難しいと思うので、少量から始めた方が良いでしょう。
オリーブオイルをかける
飲むのが苦手という場合、かける方法があります。これはサラダや冷ややっこ、その他いろんなお料理の上からかけるだけです。
コーヒーの中に入れるのもメジャーなようですが、イメージ的に不味そうでおすすめできません。サラダなど常識的にイメージできるものから始めるのがよいでしょう。
オリーブオイルを調理に使う
最後は、お料理に使う方法です。日常的にオリーブオイルを使っている方なら、すでに実行している方法かと思います。直接飲むより効果はずっと薄いのですが、進んでできる方法だと思います。
良質の油を毎日摂ることは栄養学的にもよいので、積極的に使うとよいでしょう。ただし、カロリー的に使う量には気を付けましょう。
オリーブオイルダイエットの4つの注意点
オリーブオイルダイエットの注意点について見ていきましょう。食品系ダイエットですので難しいものはありません。ごく基本的なものをあげてみました。
多く摂りすぎない
オリーブオイルは、控えめに言っても低カロリー食材とは言い難いです。カロリーは普通の油とほぼ同じなので、摂りすぎるとそのままカロリーオーバーになります。気を付けましょう。
タイミングを守る
オリーブオイルを飲む場合のタイミングですが、食前食後の1時間以内は避けた方が良いとされています。食前食後はダメなんですね。タイミングを守って行うようにするとよいでしょう。
種類を選ぶ
オリーブオイルの種類については、一般的に、エキストラバージンオリーブオイルを使われている方も多いと思います。
それでも良いのですが、風味が強すぎる場合は、ピュアオリーブオイルや精製オリーブオイルを使うとよいです。エキストラバージンオリーブオイルよりずっとマイルドな味わいです。
無理をしない
特にオリーブオイルを飲む方法の場合に言えることですが、無理やり飲んだり、量を多くすることはおすすめできません。場合によっては、オリーブオイルを見るのも嫌という心理状態になることもあります。
無理をせず、他の代替方法を選ぶか、もしくはごく少量からお試し気分で始めるのがよいでしょう。
オリーブオイルダイエットの危険性
オリーブオイルダイエットの危険性について触れておきましょう。アメリカではオリーブオイルは1日に大さじ2杯が限度とされているのだそうです。これは医学的な根拠があって、不飽和脂肪酸の摂り過ぎは、冠動脈疾患になる恐れがあるからだそうです。
ここで冠動脈疾患をしらべてみたところ、心筋への血流が困難になるものだそうです。オリーブオイルの摂り過ぎは血行不良の原因になるのでしょうか。ちょっと怖いかもしれません。
ちなみに、日本においては、厚生労働省でオリーブオイルの1日の限度量は定められていないそうです。これは不飽和脂肪酸によるリスクが明らかになっていないからなのですって。国によっても違うのですね。
しかし、安全を考えるなら、ハードルが高い国の基準を適用した方が良いでしょう。オリーブオイルはたくさん摂ればよいというものでもないのですね。何事もほどほどにしておくのが良さそうです。
オリーブオイルを使ったおすすめレシピ7選
オリーブオイルを使ったレシピをご紹介しましょう。クックパッドで調べてみたらものすごい数のレシピがヒットして、その数なんと25万個以上でした。オリーブオイルを愛する方は非常に多いのですね。ダイエット風にアレンジしてご紹介しましょう。
アボカド&納豆のオリーブオイル丼
<材料(1人分)>
・オリーブオイル大さじ1/2
・アボカド1/2個
・納豆1パック
・ごはんお茶碗1杯
・めんつゆ小さじ1
・お好みでトッピング用にかつお節やカイワレ大根、ハーブなど
アボカドは半分に切ったものを使います。種を取って、食べやすい大きさにスライスしておきます。ボウルにめんつゆを入れて、スライスしたアボカドを入れ、よく絡ませておきます。納豆はタレを入れてよくかき混ぜて粘らせておきます。
お茶碗にご飯をよそって、アボカドを上に乗せて、その上から納豆をかけます。最後にオリーブオイルをかけて、お好みの具材をトッピングして、出来上がりです。とってもヘルシーでお腹もちも良いです。
カラフル野菜のオリーブオイル炒め
<材料(2人分)>
・オリーブオイル小さじ2
・パプリカ(赤と黄)適量
・ブロッコリー適量
・オクラ適量
・カリフラワー適量
・プチトマト適量
・しめじ適量
・ベーコン適量
・塩少々
・ブラックペッパー少々
・お好みで顆粒コンソメ少々
野菜類は食べやすい大きさに切っておきます。しめじとベーコンも適当に切っておきます。フライパンにオリーブオイルを入れて、を火にかけます。オリーブオイルが温まってきたら、野菜類を炒めます。できるだけ固めの野菜から炒めるようにしましょう。
ある程度炒めたら、しめじとベーコンも炒めます。焼き色が付いたら、塩とブラックペッパーを程度に振って、お好みでコンソメも振りかけます。ざっくりと混ぜ合わせて、器に盛って、出来上がりです。見た目もきれいなので、目で食べることもできて満足度が高いです。
オリーブオイルドレッシング(ゆず&たまねぎ編)
<材料(作りやすい分量)>
・オリーブオイル100cc
・たまねぎ1個
・ゆずのペーストまたはチューブのもの大さじ2
・酢50cc
・ゆずの果汁40cc
・はちみつ大さじ1
たまねぎはできるだけ薄くスライスしておきます。そのスライスをすべてラップで包んで、電子レンジで3~4分加熱します。ラップを外して、さらに3~4分加熱します。
粗熱が取れたら、ブレンダーに入れて、ゆずのペーストや酢、ゆず果汁やはちみつなどもすべてブレンダーに投入します。ブレンダーでよく混ぜて、出来上がりです。なんにでもあう万能ドレッシングです。
オリーブオイルドレッシング(ヨーグルト編)
<材料(作りやすい分量)>
・オリーブオイル大さじ1
・プレーンヨーグルト大さじ3
・酢大さじ3
・塩少々
・ブラックペッパー少々
ボウルにプレーンヨーグルトを入れます。そこにオリーブオイルを加えて、よく混ぜ合わせます。酢も入れてさらに混ぜ合わせます。塩とブラックペッパーを振って、ざっくりと混ぜます。出来上がりです。
ディップ感覚のおしゃれなドレッシングで、工夫次第でいろんなものに使えます。ただし、日持ちはしないでしょう。
あさりのオリーブオイル蒸し
<材料(1人分)>
・オリーブオイル大さじ1
・あさり適量
・キャベツ適量
・しめじ適量
・にんにく少々
・塩少々
あさりは砂抜きして、水を切っておきます。キャベツは食べやすい大きさに切るかちぎっておきます。しめじは石づきをとってばらしておきます。にんにくは適度に潰しておきます。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、火にかけます。にんいくの良い香りが漂ってくるまでしばらく待ちます。あさりを投入して、蓋をして、しばらく蒸し焼きにします。
あさりの口が開いたら、蓋を取って、キャベツを入れ、しめじも入れ、オリーブオイルも投入します。全体的にしんなりしてきたら、塩を振って、味を調節します。最後にざっくりと混ぜ合わせて、器に盛って、できあがりです。
おしゃれな器を選ぶとグレードアップします。ワインのお供にも良いでしょう。
鮭とハーブの洋風ホイル蒸し
<材料(1人分)>
・オリーブオイル小さじ1/2
・鮭の切り身1
・しめじ適量
・えのき適量
・お好みのハーブ適量
・マヨネーズ適量
・ピザ用チーズ適量
・塩少々
・こしょう少々
鮭の切り身をアルミホイルに乗せて、塩とこしょうを振ります。オリーブオイルもたらします。しめじとえのきを乗せて、お好みのハーブも乗せます。その上から、マヨネーズとピザ用チーズを乗せます。
トースターまたはオーブンで焼いて、出来上がりです。とても簡単なホイル蒸しにチーズを加えた、タンパク質と満足度たっぷりの一品です。
オリーブオイルのぶっかけ飯
<材料(1人分)>
・オリーブオイル小さじ1
・ごはんお茶碗1杯分
・即席みそ汁1袋
・キムチ適量
・熱湯適量
・お好みでトッピングのカイワレ大根やハーブなど
器にごはんを盛りつけます。即席みそ汁と乗せて、熱湯を注ぎ、オリーブオイルも垂らします。キムチをお好みの量だけ乗せます。ハーブなどをトッピングして、できあがりです。
単なるぶっかけ飯ですが、エスニック風なアジアン仕様にしてみました。簡単なのでひとりランチに良いかもしれません。夜食にするのはやめておきましょう。寝る前に食べると体脂肪に一直線です。
オリーブオイルダイエットの体験談
オリーブオイルダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「オリーブオイルダイエットを始めて、なんにでもオリーブオイルをかけて食べるようになりした。サラダの他、目玉焼きやステーキなど焼き料理にかけると美味です。体重はあまり変わっていませんが、美味しいので、とりあえず続けています。(30代女性)」
「オリーブオイルダイエットに挑戦しましたが、挫折しました。オリーブオイルを飲むことに抵抗があり、他の方法も全滅。和食系が好きで、普段オリーブオイルなんて使わないので、無理だったと思います。おしゃれなイメージがして飛びつきましたが撤退しました。(40代女性)」
「オリーブオイルダイエットで飲んでいたら、お腹が痛くなりました。特に就寝前に飲むとデトックス効果がありすぎるようで痛くなります。飲む量が多すぎたのかもしれませんが、しかたがないので、普通にお調理に使うだけにしています。(20代女性)」
最後に
「脂肪が付きにくくなる」「満腹効果が得られる」「血液をサラサラにする」「便秘解消」
・オリーブオイルダイエットの方法
「食前1時間前に大さじ1~3を飲む」「さまざまな料理にかける」
・オリーブオイルダイエットの注意点
「多く獲りすぎない」「食前食後の1時間以内は避ける」「ピュアオリーブオイルや精製オリーブオイルがおすすめ」「無理をしないこと」「飽和脂肪酸の摂りすぎは冠動脈疾患の危険性がある」
なんとも言えないダイエット方法ですね。
でも、オリーブオイルって美容にも健康にも確かに良いのですよ。食用のオイルを肌につけてもOKです。普段のお料理にプラスする感覚で行うのがよいかもしれません。効果はとてもゆっくりですが、ぜひトライしてみて下さいね。
以上、オリーブオイルダイエットのおまとめでした。