種類豊富で飲みやすく人気のチューハイですが商品によってはカロリーが意外に高くダイエット中は要注意です。
今回はチューハイのカロリー&種類、太る原因、ダイエット中に飲む方法4つ、おすすめ缶チューハイ2選を紹介します。
この記事の目次
チューハイの基礎知識
居酒屋でよく見かけるチューハイ。
具体的にどのようなものか説明できますか?
まずはチューハイの基礎知識をおさらいしていきましょう。
チューハイとは?
チューハイのチューは焼酎の「酎」、ハイはハイボールの「ハイ」から付いたものです。
つまり、チューハイとは「焼酎ハイボール」の略になります!
ハイボール とはカクテルの名称。
ウイスキーをソーダ水で割ったものが元祖であるが、広義ではスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったもの全般を指す。
引用:Wikipedia
元々、甲種焼酎を炭酸水で割ったものをチューハイと呼んでいました。
現在ではウォッカベースのもの、炭酸水以外で割ったものなどもチューハイと呼ばれています。
酒税法上の規定はないので、幅広いアルコール飲料をチューハイと呼んでいます。
蒸留酒をベースとしており、比較的アルコール度数が低いのが大きな特徴です。
サワーとの違い
チューハイと混同しやすいサワー。
これらにはどのような違いがあるのでしょうか?
サワーの語源は英語のsourで、「酸っぱい」という意味があります。
その名前の通り、蒸留酒をベースに酸味のある果汁などを加え、さらに炭酸水で割ったものをサワーと呼びます。
ただし、居酒屋などでは同一のものとして扱われていることもあります。
扱いはメーカーや居酒屋によって様々で、特に規定などはないため、あまり深く考えなくて良いでしょう。
チューハイのカロリー&栄養成分
ダイエット中にどうしても気になってしまうのが、カロリーや糖質量です。
今回は、キリンの「氷結 シチリア産レモン」を例にとって、カロリーや栄養成分を紹介していきます。
チューハイのカロリー
「氷結 シチリア産レモン」100mlあたりのカロリーは45kcalです。
計算すると、250ml缶の場合は112.5kcal、350ml缶の場合は157.5kcal、500ml缶の場合は225kcalということになります。
「氷結 シチリア産レモン」は、アルコール度数5%のスタンダードな缶チューハイです。
最近は低カロリー・低糖質な缶チューハイが続々と登場していますが、それらの商品を除けば大体これくらいのカロリーが目安となります。
チューハイの栄養成分
「氷結 シチリア産レモン」100mlあたりの栄養成分は以下の通りです。
栄養素名 | 100mlあたりの栄養価 |
たんぱく質 | 0 |
脂質 | 0 |
糖質 | 4.0g |
食物繊維 | 0.0~0.1g |
食塩相当量 | 0.0~0.1g |
ナトリウム | 20~32mg |
たんぱく質や脂質は含まれていません。
糖質量は100gあたり4.0gとやや多めとなっています。
缶チューハイの種類別カロリー
普段、缶チューハイにお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
コンビニやスーパーのお酒売り場で手軽に購入できるのが魅力ですよね!
そんな缶チューハイの主な種類とカロリー(100mあたり)を紹介していきます。
キリン
■氷結ZERO シチリア産レモン:37kcal
- ■キリン 本搾りチューハイ グレープフルーツ:45kcal
- ■氷結 シチリア産レモン:45kcal
- ■氷結 グレープフルーツ:48kcal
- ■キリン・ザ・ストロング ハードドライ:53kcal
- ■氷結ストロング シチリア産レモン:54kcal
サントリー
- ■サントリーチューハイ カロリ。〈巨峰〉:24kcal
- ■烏龍チューハイ:26kcal
- ■サントリーチューハイ カロリ。〈地中海レモン 〉:27kcal
- ■196℃無糖クリア 〈レモン&ライム〉:33kcal
- ■196℃ ストロングゼロ〈DRY〉:52kcal
- ■ほろよい〈ぶどう〉:53kcal
■196℃ ストロングゼロ〈ダブルレモン〉 :54kcal - ■こくしぼりプレミアム〈贅沢メロン〉:66kcal
アサヒ
- ■アサヒSlatグレープフルーツサワー:20kcal
- ■アサヒお茶酎玉露と抹茶チューハイ:30kcal
- ■アサヒ贅沢搾りレモン:40kcal
- ■アサヒもぎたてまるごと搾りシークァーサー:54kcal
- ■アサヒ南国チューハイアセロラとシークァーサー:61kcal
- ■アサヒ贅沢搾り桃:64kcal
宝酒造
- ■すりおろしりんご:38kcal
- ■果実なキレ<レモン>:41kcal
- ■焼酎ハイボール<ドライ>:42kcal
- ■焼酎ハイボール<レモン>:42kcal
- ■直搾り<レモン>:48kcal
- ■タカラcanチューハイ<レモン>:57kcal
チューハイは太る?ダイエットに不向き? 口コミを検証
チューハイを飲んで太る可能性はあるのでしょうか?
SNS上の声を集めてみました。
チューハイを飲んで太った
最近しょっちゅう缶チューハイ飲んでるし1ヶ月しない間に2㌔太った
そろそろ生活ちゃんとしなきゃの危機
引用:Twitter
果汁たっぷり系チューハイにハマっちまったせいで体重増えちまったっぽいので、ちと我慢してみる。 とりあえず1週間。
引用:Twitter
チューハイを飲んで太ってしまった人たちの声です。
甘くて美味しい缶チューハイはクセになりやすいので要注意!
飲みすぎたり、習慣化すると太る可能性があります。
カロリーや糖質が気になる
「ストロング」と銘打った缶チューハイのカロリーって100mlあたり50kcalほど。
これって実は、紙パックのコーヒー牛乳(カフェオレ)と同じくらいなんですよねー。
そりゃ飲み続けたら太るわ。
引用:Twitter
チューハイは好きなんだけど糖質高いから飲めないしってことで、グラスに焼酎ついでチビリとやってみた。
引用:Twitter
チューハイの意外に高いカロリー・糖質が気になっている人が多いようです。
缶チューハイのカロリー表記を見て、驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。
ダイエット中に飲むのは勇気がいるかもしれません。
ダイエット中も飲んでいる
このチューハイ美味しい! そしてダイエット中( ̄▽ ̄)
糖質0にこだわって呑んでます 効果あるのかなぁ….,
引用:Twitter
糖質0だからといってチューハイを飲んでいるけど
本当に糖質制限が自分に合っているみたいでストレスも溜まらず、むしろ楽しい
引用:Twitter
ダイエット中は糖質ゼロの缶チューハイを飲んでいる、という人もいました。
同じ缶チューハイでもカロリーや糖質量は様々。
しっかりと選べばダイエット中に飲むことも可能です。
チューハイで太る原因3つ
チューハイを飲んで太ってしまった場合、以下のような原因が考えられます。
心当たりがないか確認してくださいね。
カロリー・糖質が高いチューハイを選んでいる
チューハイのカロリーや糖質は商品によって大きな差があります。
カロリーや糖質が高い商品を選んでしまうと、当然太るリスクが高くなってしまいます。
市販の缶チューハイの場合、カロリーが高いものだと1缶(350ml)で250kcal前後あるものも!
糖質に関しても、1缶(350ml)で30g以上入っている場合があるので注意が必要です。
飲みすぎ
チューハイは口当たりが良いので、ジュース感覚でつい飲みすぎてしまった経験はありませんか?
どんなものでも食べすぎたり飲みすぎれば太ります!
1日1缶(350ml)程度であれば激太りする可能性は低いですが、1日に何本も飲んでいる場合は注意が必要です。
おつまみの食べすぎ
チューハイ自体ではなく、一緒に食べるおつまみに原因がある場合も多いです。
チューハイに限らず、お酒の席や家呑みで太る原因の多くはここにあると言われています。
お酒のおつまみといったら、から揚げやポテトフライなどの揚げ物が多くなりがち。
代表的なおつまみのカロリーは以下の通りです。
◎高カロリーなおつまみのカロリー一例
- ■から揚げ(中3個):300kcal
- ■ポテトフライ(100g):237kcal
- ■ほっけの開き(大):460kcal
- ■お好み焼き:545kcal
から揚げなどの揚げ物、お好み焼きなどの炭水化物メニューを食べすぎると太る可能性がありますよ!
ダイエット中にチューハイを飲むおすすめの方法4つ
「ダイエット中だけどチューハイが飲みたい!」「どうしてもお酒がやめられない」
そんな人におすすめの太りにくい飲み方を紹介していきます。
低カロリーなチューハイを選ぶ
缶チューハイのカロリーは商品によって大きく異なります。
同メーカーの商品でも、100mlあたり20~60kcalと3倍程度のカロリー差があることも!
これは大きいですよね。
ダイエット中に缶チューハイを飲む際は、「低カロリー」「カロリーオフ」「カロリー1/2」といった表記のある商品を選びましょう。
糖質量の少ないチューハイを選ぶ
カロリーと同じくらい気をつけたいのが糖質量です。
糖質は三大栄養素のひとつで、糖質を摂りすぎると血糖値が急上昇して「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。
インスリンには、使いきれなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるため、大量に分泌されると、太りやすくなる。
つまり、いかに糖質量を減らせるかがダイエット成功のカギとなるのです!
缶チューハイは糖質ゼロの商品がある一方、1缶あたり30g以上の糖質が含まれている商品もあります。
「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」「糖質オフ」というような表記がある商品を選ぶと良いでしょう。
- ■糖質ゼロ:100ml中の糖質量が0.5g以下
- ■糖類ゼロ:糖質のうち、単糖類と二糖類がゼロ。ただし多糖類は含まれている
- ■糖質オフ:100ml中の糖質量が2.5g以下
ちなみに、上の3つの表記で1番糖質が少ないのは「糖質ゼロ」になります。
糖質ゼロ=糖質はほとんど含まれていないという意味です。
ダイエット中に缶チューハイを飲む場合は、糖質ゼロの商品を選ぶのが良いでしょう。
週に1~2回、1回につき1缶まで
どんなに低カロリー・低糖質なチューハイを選んでも、毎日のように飲むことはおすすめできません。
習慣化させないためにも、ダイエット中は週1~2回に抑えるようにしましょう。
1回に飲む量は1缶(350ml)までを目安にしてください。
ヘルシーなおつまみを選ぶ
太らないために重要なのが、おつまみの選び方です。
おつまみを食べる場合は、揚げ物や炭水化物系などのメニューは避けましょう。
低カロリー・高たんぱくなメニューをおすすめします。
◎太りにくいおつまみ一例
- ■枝豆
- ■スルメ
- ■冷奴
- ■キムチ
- ■ナッツ など
ダイエット中におすすめの缶チューハイ2選
各メーカーから様々な缶チューハイが出ていて、正直どれを購入して良いのかよく分かりませんよね。
そこで、ダイエット中におすすめの缶チューハイをピックアップしてみました。
キリン 氷結ZEROシリーズ
キリンの氷結ZEROシリーズ。糖類ゼロ・プリン体ゼロ・人口甘味料ゼロの三拍子が揃った人気商品です。
「シチリア産レモン」の場合、100mlあたりのカロリーは37kcal、炭水化物は0.1~1.1gとなっています。
おすすめポイントは、人口甘味料がゼロなところ。
糖質ゼロの商品でも人口甘味料が使用されていることがありますが、氷結ZEROシリーズはその心配がいりません。
すっきりした味わいも人気の理由のひとつです。
アサヒ Slatシリーズ
女性を中心に支持を集めているアサヒSlatシリーズ。
インパクトのある商品名と可愛らしいデザインが目を引きます。
こちらの缶チューハイはとにかく低カロリー!
Slatグレープフルーツサワー」の場合、100mlあたりのカロリーは20kcal、糖質は0.6gとなっています。
カロリー60%オフ・糖類ゼロを売りにした缶チューハイで、つぶつぶ果肉入りで飲みごたえがありますよ。
カロリーや糖質の低さだけでなく、美味しさにもこだわった人気商品です。
チューハイをダイエット中に飲む方法・太る原因についてのまとめ
「カロリー・糖質が高いチューハイを選んでいる」「飲み過ぎ」「おつまみの食べ過ぎ」
・ダイエット中にチューハイを飲む方法
「低カロリーなチューハイを飲む」「糖質量の少ないチューハイを選ぶ」「週に1~2回、1回につき1缶まで」「ヘルシーなおつまみを選ぶ」
・ダイエット中におすすめのチューハイ
「キリン 氷結ZEROシリーズ」「アサヒ Slatシリーズ」
1日の疲れを癒してくれるチューハイ。
特に缶チューハイは、コンビニやスーパーで手軽に購入できるのが魅力的で、お世話になっている人も多いはず。
そんな缶チューハイですが意外と高カロリーでしたね。
中には糖質が高い商品もあるので注意が必要です。
ダイエット中にチューハイを飲む場合は、低カロリー・低糖質な商品を選ぶようにしましょう