世界中で注目を集めているルイボスティーは、いろいろな有効成分が含まれているため、たくさんの効果・効能があります。ルイボスティーはダイエットにも良いんですよ!
ルイボスティーの効果・効能やダイエットに良い理由、おすすめの飲み方、飲み過ぎの副作用をまとめました。
この記事の目次
ルイボスティーとはどんなお茶?
ルイボスティーとはどのようなお茶でしょうか?ルイボスティーは南アフリカ原産のルイボスという低木の葉から作られたお茶です。
この画像の木がルイボスの木です。ルイボスとは現地の言葉で、「赤い茂み」という意味で、原産国の南アフリカでは「奇跡のお茶」として古くから飲まれていました。
そして、ルイボスティーは少しずつその効能が知られるようになり、広く世界で認知され、注目を集めるようになったのです。
ルイボスティーの7つの効果・効能
ルイボスティーは健康に良いお茶です。南アフリカの原産地周辺では、「奇跡のお茶」と呼ばれているほどですから。
ルイボスティーの効果効能はたくさんありますが、インターネットでは、本当にその効果があるの?と疑いたくなるような効果も紹介されています。
ここではきちんと成分に基づいたルイボスティーの効果・効能をご紹介します。
アンチエイジング効果
ルイボスティーの効果・効能の1つ目は、アンチエイジング効果です。ルイボスティーには、抗酸化成分が含まれています。ルイボスティーに含まれる主な抗酸化成分は、次の2つです。
・ケルセチン
SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)は酵素の一種で、体内の活性酸素を除去してくれます。ケルセチンはフラボノイドの一種で、同じく抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあります。
活性酸素は、体をさび付かせるものです。つまり、細胞を老化させます。肌がたるんでくるのも、しわができるのも、活性酸素が原因です。
ルイボスティーは活性酸素を除去してくれるので、いつまでもきれいで張りのある若々しい肌を維持することができるんです。
女性の大敵であるしわやたるみを予防できるのは、とてもうれしい効果ですよね。
便秘解消効果
ルイボスティーの効果・効能の2つ目は、便秘解消効果です。ルイボスティーには、ミネラル分がバランスよく含まれています。
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄
・マンガン
・亜鉛
ルイボスティーにはこれらのミネラルが含まれています。ここで注目すべきは、マグネシウムです。
ルイボスティーにはマグネシウムが豊富に含まれていますが、マグネシウムには便秘を解消する効果があります。
マグネシウムは便に水分を含ませて、便を柔らかくすることで、便秘を解消してくれるのです。マグネシウムは医療現場でも「酸化マグネシウム(マグミット)」などで便秘薬として用いられているほどです。
ルイボスティーを飲んでいると、便秘を解消できて、お腹がスッキリするんですね。
アトピー性皮膚炎の改善
ルイボスティーの効果・効能には、アトピー性皮膚炎を改善する効果もあります。ルイボスティーには、先ほど紹介したケルセチンが含まれています。
ケルセチンは活性酸素を除去することで、アレルギー治療に効果があることが分かっている成分なんです。
また、体内に水銀が溜まるとアトピー性皮膚炎が悪化することがありますが、ルイボスティーに含まれるセレンは水銀を排出してくれる効果があるので、ルイボスティーを飲んでいると、アトピー性皮膚炎を改善する効果が期待できるのです。
安眠効果
ルイボスティーの効果・効能の4つ目は、安眠効果です。ルイボスティーのケルセチンは、鎮静作用があります。ストレスを緩和させて、リラックスを促す効果ですね。
また、ケルセチンは筋肉をリラックスさせえる鎮痙効果もありますので、リラックスができて疲労を回復させる効果があるのです。
そのため、ルイボスティーを飲むと、ほっと一息ついて、リラックスをすることができ、副交感神経が優位になって、深い眠りにつくことができるでしょう。
不眠に悩んでいる人は、夜寝る前にルイボスティーを飲むようにすると、安眠することができるようになるかもしれません。
毛細血管の修復効果
ルイボスティーの効果・効能の4つ目は、毛細血管の修復効果です。ルイボスティーには、毛細血管修復して丈夫にする効果があるんです。
ゴースト血管という言葉を聞いたことはありますか?ゴースト血管とは血管が痛むことで、きちんと血液が流れなくなってしまった毛細血管のことです。
ゴースト血管が多くできてしまうと、全身の隅々まで血液が流れなくなってしまいます。そうすると、肌の老化や冷え性の原因になります。
ゴースト血管を修復するには、体内のTie2という成分を活性化する必要があります。通常、Tie2はアンジオポエチン-1という成分によって活性化するのですが、ルイボスティーにはこのアンジオポエチン-1と同じような働きをする成分が含まれています。
そのため、ルイボスティーを飲むとTie2が活性化されますので、全身の毛細血管が修復されて、ゴースト血管がなくなり、全身の隅々の細胞に酸素と栄養素が届けられるので、全身の老化や冷え性を予防することができるのです。
生活習慣病の予防効果
ルイボスティーの効果・効能、最後は生活習慣病の予防です。ルイボスティーのSODには強い抗酸化作用があります。
活性酸素を除去することで、アンチエイジング効果がありますが、活性酸素除去の効果は、美肌だけではありません。
全身の細胞をアンチエイジングできるのです。血管の細胞がさび付いてしまうと、動脈硬化が現れます。また、がん細胞が発生しやすくなります。
でも、ルイボスティーを飲んでおくと、SODの効果で、動脈硬化も起こりませんし、高血圧も予防できます。動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞の原因になるものです。さらに、がん予防もできるんです。
ルイボスティーはがんや高血圧、動脈硬化を予防して、健康を維持してくれるお茶なんですね。
骨粗しょう症予防や虫歯予防ができる
ルイボスティーにはカルシウムとフッ素が含まれています。カルシウムは、骨や歯を丈夫にしてくれるものですよね。女性は、閉経後に骨粗しょう症になる人が多いので、若い時からカルシウムを摂取しておく必要があります。
また、フッ素は歯を丈夫にして、虫歯を防いでくれる効果がありますので、ルイボスティーは骨粗しょう症予防や虫歯予防の効果を期待することができます。
ルイボスティーがダイエットにも向いている3つの理由
ルイボスティーはダイエットにも向いているお茶です。なぜ、ルイボスティーがダイエットに良いのか、ルイボスティーのダイエット効果を説明していきます。
基礎代謝を上げることができる
ルイボスティーを飲むと、基礎代謝を上げることができます。ルイボスティーは便秘を解消して、腸内環境を整えてくれます。
また、毛細血管を修復して、隅々まで血液が流れるようになるため、冷え性が改善します。
腸内環境が整うこと、冷え性が改善することで基礎代謝が上がります。基礎代謝は生命維持に必要なエネルギーのことで、基礎代謝が上がれば、何もしなくても消費カロリーが増えますので、痩せやすい体質にいなるんです。
つまり、ルイボスティーを飲んでいると、痩せやすい体質になることができて、楽にダイエットができるということですね。
美肌を作ることができる
ルイボスティーがダイエットに向いている理由の2つ目は、美肌を作ることができることです。
ダイエットを経験したことがある女性にとってのあるあるだと思いますが、ダイエット中は肌荒れしやすいんですよね。私も以前ダイエットしたときに、ニキビができるなど肌荒れに悩みました。
ダイエット中は栄養不足になりやすいですし、「食べられない!」というストレスが溜まるので、肌荒れを起こしやすいんです。
でも、ルイボスティーを飲んでいると、抗酸化成分をたっぷり摂ることができますので、美肌を維持しやすくなります。
さらに、腸内環境が整うと、善玉菌がビオチンという肌のターンオーバーを正常化する栄養分を作り出すので、つるつる美肌を保ったまま、ダイエットをすることができます。
ダイエット中は「食べたいのに食べられない」というストレスが溜まります。それで肌荒れが起こり、肌荒れがストレスになり、さらに肌荒れがひどくなる。という悪循環に陥りやすいのですが、ルイボスティーを飲んでおくと、そのようなストレスもなくなります。
カロリーゼロ
ルイボスティーがダイエットにおすすめなのは、カロリーゼロという理由もあります。ルイボスティーはカロリーがありません。
ダイエット中は基本的に飲み物はノンカロリーのものを選ばなくてはいけませんよね。カロリー制限をしなくてはいけないのに、飲み物でカロリーを摂ってしまったらもったいないですから。
ルイボスティーはカロリーゼロのお茶なので、ダイエット中も安心して飲むことができるんです。
ルイボスティーのそのほかのメリット
ルイボスティーには、今まで紹介してきたこと以外にもメリットがあります。どのようなメリットがあるのかを説明していきますね。
ノンカフェイン
ルイボスティーのメリットの1つ目は、ノンカフェインであることです。緑茶や紅茶、ウーロン茶、コーヒーにはカフェインが含まれていますが、ルイボスティーにはカフェインが含まれていません。
そのため、妊婦さんも授乳中の女性も、安心して飲むことができます。また、カフェイン中毒を気にして、量を調整する必要もありません。
お子さんと一緒に飲むこともできますね。また、夜にリラックスをするために飲んでも、「眠れなくなっちゃった!」ということがないので安心です。
タンニンが少ない
ルイボスティーのメリットの2つ目は、タンニンが少ないことです。渋み成分であるタンニンが多いと、苦みや渋みを感じますので、飲みにくくなります。でも、ルイボスティーはタンニンが少なめなので、飲みやすいんです。
また、タンニンは鉄の吸収を阻害します。そのため、タンニンが多いお茶を飲みながら、鉄分をとっても、効率が悪いのですが、ルイボスティーはそのような心配もありません。
妊活にも良い?
ルイボスティーのメリットには、女性のホルモンバランスを整えてくれる効果があります。これは、おそらく冷え性を改善したり、安眠できたりすることで、自律神経のバランスがと整い、女性ホルモンのバランスが整うのではないかと思います。
女性ホルモンのバランスが整うと、きちんと排卵が起こり、さらに着床しやすい子宮環境を作ることができますので、妊娠しやすい体を作ることができるのです。
ルイボスティーの飲み方
ルイボスティーは名前は聞いたことはあるけれど、どうやって飲むのが良いのかわからないという人も多いと思います。ルイボスティーの基本の飲み方やアレンジ方法をご紹介します。
ルイボスティーは煮だして飲むのが基本
ルイボスティーは煮出して飲むのが基本です。鍋に水とルイボスティーのティーバッグを入れて沸騰させ、弱火にしてから10~15分くらい煮出します。
しっかりと煮出すことで、ルイボスティーの成分を抽出することができます。煮出すのはちょっと面倒と思うかもしれませんが、せっかく飲むのですから、ルイボスの成分を十分に抽出してから飲むようにしましょう。
ホットでもアイスでもOK
ルイボスティーは煮出してからホットで飲んでもOKですし、アイスで飲んでもOKです。ホットで飲む場合は、煮出してからすぐにカップに移して飲んでください。
アイスで飲む場合は、煮出して火を止めてから、ティーバックを取り出さず、そのままにして冷やしましょう。そのほうが、ルイボスの有効成分がさらにお茶の中に出てきます。
粗熱が取れたら、ティーバッグを取り出して、冷蔵庫に入れて冷やしましょう。
お砂糖やガムシロップを入れると、さらに飲みやすくなりますが、ダイエット中の人はお砂糖は控えるようにしてください。
ちょい足しアレンジで気分転換
ルイボスティーはちょい足しアレンジもできます。ミルクティーにして飲んでも良いですし、ショウガを一緒に煮出して、ジンジャールイボスティーにしても良いでしょう。
また、ジンジャールイボスティーにはちみつを加えたり、レモンを加えるのも良いですね。
いつも同じお茶を飲んでいると飽きてしまうこともありますので、自分でいろいろアレンジしてルイボスティーを楽しむようにしましょう。
ほかのお茶と混ぜてもOK
ルイボスティーは、苦み成分のタンニンが少ないですし、癖がなく後味がスッキリしているので、飲みやすいお茶です。ただ、人によってはルイボスティーの味があまり好きではないという人もいるのではないでしょうか?
味は苦手だけど、効果・効能がたくさんあるからルイボスティーを飲みたいという人は、ほかのお茶と混ぜてみましょう。紅茶や緑茶、そのほかのハーブティーに混ぜて飲むと、ルイボスティーの味が気にならなくなると思います。
水の代わりに飲んでもOK
ルイボスティーの飲み方は、水の代わりに飲んでもOKです。多めに煮出して冷やして、水代わり飲むようにすると、ルイボスティーの成分をしっかり摂取することができます。
ノンカフェインですから、カフェイン中毒を気にする必要もありません。
夜寝る前にホットで飲むのがおすすめ
ルイボスティーの飲み方でおすすめなのは、夜寝る前にホットで飲むことです。ルイボスティーはカフェインが含まれていませんし、安眠効果がありますので、寝る前に飲むとリラックスできて、深い眠りにつくことができるんです。
アイスではなくホットにすると、体が温まりますので、夜寝る前は1杯のホットルイボスティーを飲むようにしてみてはいかがでしょうか?
ルイボスティーは飲み過ぎると副作用がある?
健康にも美容にもダイエットにも良いルイボスティーですが、飲み過ぎると副作用があるという噂もありますが、本当なのでしょうか?
ルイボスティーには特に飲み過ぎることで副作用が出るような成分は含まれていませんので、副作用が出る心配はしなくてよいと思います。
ただ、おなかが緩い人、いつも下痢気味の人は、最初は薄めに煮出したルイボスティーを飲むようにして、様子を見ると安心です。
ルイボスティーには便秘を解消するマグネシウムが含まれていますので、おなかが緩い人は、それでさらに下痢気味になってしまう可能性があるんです。
それ以外には、飲み過ぎによる副作用はありません。インターネット上には水銀が含まれているかもとか体を冷やすとか眠くなるなどの副作用の情報が書かれていますが、気にしなくて大丈夫です。
日本で販売されているルイボスティーから水銀が検出されたことはありません。妊婦さんでもお子さんでも安心して飲んで大丈夫です。
キンキンに冷やしたルイボスティーを大量に飲めば、さすがに体が冷えますが、これはルイボスティーのせいではありませんよね。
また、眠くなるというのは安眠効果からきていると思いますが、ルイボスティーはリラックス効果はあるものの、睡眠薬のような効果はありませんので、飲み過ぎても眠くなってしまうことはありません。
ルイボスティーの効果・効能・ダイエットに良い理由についてのまとめ
「アンチエイジング効果」「便秘解消」「アトピー性皮膚炎」「安眠効果」「毛細血管の修復」「生活習慣病の予防効果」「骨粗しょう症予防や虫歯予防ができる」
・ルイボスティーがダイエットに向いている理由
「基礎代謝アップ」「美肌効果」「カロリーゼロ」
・ルイボスティーのメリット
「ノンカフェイン」「タンニンが少ない」「妊活にも良い」
・ルイボスティーの飲み方
「煮出して飲むのが基本」「ホットでもアイスでもOK」「ちょい足しアレンジや他のお茶と混ぜてもOK」「水代わりに飲む」「寝る前にはホットで飲む」
・ルイボスティーの飲み過ぎは下痢になるので注意
ルイボスティーの効果・効能やダイエットに良い理由、基本やおすすめの飲み方、飲み過ぎによる副作用はあるのかをまとめました。
ルイボスティーは健康にも美容にもダイエットにも良いお茶ですので、水の代わりに飲んでもOKです。下痢気味の人以外は、副作用も気にしなくて大丈夫ですよ!
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