ブランデーはここ最近若い世代の間でも少しずつブームですが実は太らないお酒としてダイエット中にもおすすめです。
今回はブランデーのカロリー、太る理由3つ&太らない理由3つ、ダイエット中のおすすめの飲み方2つを紹介します。
この記事の目次
ブランデーの基礎知識
「ブランデーがどんなお酒なのかよく分からない」という人もいるかもしれませんね。初めに、ブランデーに関する基礎知識を紹介していきます。
ブランデーとは
ブランデーとは、果実酒から作った蒸留酒のことです。
蒸留酒とは、醸造酒を蒸留して作った酒である。スピリッツとも呼ばれる。
引用:Wikipedia
主にワインを蒸留させたものをブランデーと呼んでいますが、中にはリンゴやサクランボなどを主原料としたブランデーも存在します。
ちなみにブランデーの語源は、オランダ語の「brandewijn(焼いた)」からきています。
◎主なブランデーの種類
- ■コニャック:フランスのコニャックという地名から名付けられたブランデー。ワインを2度蒸留して作る。
■アルマニャック:フラン原ス産のブランデー。白ワインから作られる。
■ピスコ:ブドウ果汁から作られるペルー原産のブランデー。
■マール:葡萄の搾りかすから作られるブランデー。
■カルヴァドス:リンゴが原料のブランデー。
■キルシュヴァッサー:サクランボが原料のブランデー。
■スリヴォヴィッツ:プラムが原料のブランデー。
ブランデーのアルコール度数は、40~50度程度となっています。
ブランデーとウイスキーの違い
ブランデーと間違えやすいものに「ウイスキー」があります。色が似ているので、お酒に詳しくない人にとっては少しややこしいですよね。
ブランデーとウイスキーの一番の違いは原料です。
ブランデーの原料はブドウなどの果物です。一方、ウイスキーの原料はトウモロコシや大麦などの穀類となります。
もう1つの大きな違いは糖化の有無です。
ブランデーには果物の糖分が入っているため、糖化させる必要がありません。しかし、ウイスキーには糖分が入っていないので、糖分を加えて糖化させる必要があります。
ブランデーのカロリー&栄養成分
ブランデーはどれくらいのカロリーがあるのでしょうか?また、含まれる栄養素についても紹介していきます。
ブランデーのカロリー
ブランデー100gのカロリーは237kcalで、グラス1杯(100ml/95g)のカロリーは225kcalとなります。
では、他のお酒とのカロリーを比較してみましょう。
お酒の種類 | 100gあたりのカロリー |
ビール | 40kcal |
ワイン(赤・白) | 73kcal |
日本酒(醸造酒) | 107kcal |
焼酎(乙類) | 146kcal |
焼酎(甲類) | 206kcal |
ブランデー | 237kcal |
ウイスキー | 237kcal |
ラム酒 | 240kcal |
他のお酒と比較すると、100gあたりのカロリーは高い部類に入ることが分かります。
ブランデーの栄養成分
まずはブランデーに含まれる三大栄養素についてです。
ブランデー100gあたりの脂質は0g、たんぱく質は0g、炭水化物は0gとなっています。実は、ブランデーには糖質がほとんど含まれていないのです!
その他の栄養素は以下の通りです。
栄養素名 | 100gあたりの栄養価 |
ナトリウム | 4mg |
カリウム | 1mg |
銅 | 0.03mg |
ブランデーは太る?太らない?体験談を紹介
ダイエット中に最も気になるのは「ブランデーを飲んだら太るのでは?」ということだと思います。
そこで、実際にブランデーを飲んだ人たちの体験談を調査しました。
ブランデーを飲んだら太った
太った原因は、2週間でブランデー1本とマッコリ1Lを飲みほしたせいか。
基本は盆暮れ正月以外は家飲みしないけど、3年に1回くらいこういう事がある。
もう飲まないので、自然に痩せる…はず。
引用:Twitter
昔ブランデーにハマった時は一気に体重が増えました( ̄▽ ̄;)
引用:Twitter
「ブランデーを飲んだら太ってしまった」という人たちの声でした。主な原因は飲みすぎにあるような印象を受けます。
むしろダイエットに良い?
太るモノを減らすより痩せるモノを増やす意識で!
ちなみにあたしは日本酒やめてブランデーにかえたよ
引用:Twitter
糖質制限してる時はウィスキーか芋かブランデーのハイボールなら飲んでもOKってことにしてた⊂( ˆoˆ )⊃
引用:Twitter
ブランデーで太った人がいる一方、「ブランデーはダイエットに良い」という意見を多く見かけました。中には毎日の晩酌をブランデーに変えた人も!
ブランデーで太る原因3つ
体験談を調査したところ、僅かですがブランデーを飲んで太った人がいることが分かりました。その原因には以下のようなことが考えられます。
■ブランデーの飲みすぎ
- ■実は他のお酒も飲んでいる
- ■おつまみの食べすぎ
まずは飲む量です。ブランデーは100gで237kcalもあるため、ストレートで大量に飲んだら当然太る可能性が高くなります。
これはブランデーに限らずどんなお酒にも言えることですね。
また、飲みの席ではブランデー以外のお酒を一緒に飲むことが多いと思います。実はブランデーではなく、他のお酒が原因で太っている可能性もあるので注意しましょう。
もう1つの原因として考えられるのがおつまみの食べすぎです。おつまみは高カロリーなメニューが多いため、あっという間にカロリーオーバーしてしまいます。
揚げ物や炭水化物などは避けたほうが無難です。
ブランデーは太らない&ダイエットにおすすめの理由3つ
飲みすぎやおつまみには注意が必要ですが、基本的にブランデーは太りにくいお酒と言われています。その理由とは?
少量で満足しやすい
ブランデーは、ビールのように大量に飲むタイプのお酒ではないため、1杯程度で十分に満足できる可能性があります。
つまり、カロリーは高くても、少量しか飲まなければトータルのカロリーを抑えられるのです。
その一方、ビールはつい何杯も飲んでしまいがち。100gあたり40kcalと低カロリーですが、大量に飲んでしまえば意味がありません。
糖質がほとんど含まれていない
ウイスキーは蒸留酒なので糖質はほぼゼロです。
では、なぜ蒸留酒には糖質がほとんど含まれていないのでしょうか?その秘密は蒸留酒の製法にあります。
蒸留酒はアルコール分だけを蒸発させてお酒として抽出する製法なので、もろみの中に元々含まれていた糖質はカットされるのです。
これが、蒸留酒に糖質が含まれていない理由です。
ブランデーには糖質が含まれていないため、血糖値を急上昇させる心配がなく、結果的に肥満にも繋がりにくいというわけです。
ただし、香り付けのためにリキュールなどを使用した場合、少量の糖質が含まれていることがあります。
食欲増進作用がない
お酒の席で、ついおつまみを食べ過ぎてしまった経験はありませんか?これはアルコールに食欲増進作用があるためです。
ビールには、炭酸ガスや苦味のあるホップ成分が胃壁を刺激することより食欲増進効果があると言われています。
実際にビールを飲んだ後、食事の摂取カロリー量が増加したという報告が複数あります。
引用:飲酒(ビール)の効用
特にビールは食欲増進作用が強いと言われています。その一方、ブランデーには食欲増進作用がありません。
ブランデーを飲んでも「何かを食べたい」という欲求が沸きにくいため、おつまみを食べすぎるリスクを減らすことができます。
ブランデーのダイエット中のおすすめの飲み方2つ
ダイエット中にブランデーを飲む場合、以下のようなことを意識してみましょう。
飲み方に注意する
ブランデーの味や香りを楽しむなら、ストレートがおすすめです。余計なものを入れないので、カロリーや糖質が高くなる心配もありません。
ブランデーの芳醇な香りを感じながら、ゆっくりと楽しんでください。
ストレートで飲みにくい場合、水やソーダ割りをおすすめします。ブランデーと水(もしくはソーダ)を1:1で合わせると飲みやすいです。
ブランデーはカクテルにしても美味しく飲めますが、カロリーや糖質が高くなるので注意してください。
ダイエット中はストレートや水割りが無難です。
ヘルシーなおつまみを選ぶ
ブランデーには食欲増進作用がありません。とはいえ、中にはおつまみを食べすぎてしまう人もいるでしょう。
そこで、ダイエット中はなるべくヘルシーなおつまみを選ぶようにします。
◎ヘルシーなおつまみの一例
- ■枝豆
- ■冷奴
- ■キムチ
- ■こんにゃく田楽
- ■サラダ(ノンオイルドレッシング)
- ■焼き鳥(皮やつくねなどは避ける) など
もちろん低カロリーだからといって、いくらでも食べて良いということはありません!食べすぎには注意が必要です。
避けたほうがよいおつまみは、揚げ物や炒め物などの高カロリーなメニューです。
また、ご飯もの・麺類・粉ものなど炭水化物が多いメニューも太りやすいの注意してください。
ブランデーのダイエット中の飲み方についてのまとめ
「飲み過ぎ」「他のお酒を飲んでいる」「おつまみの食べ過ぎ」
・ブランデーがダイエットにおすすめの理由
「少量で満足しやすい」「糖質がほとんどない」「食欲増進作用がない」
・ダイエット中におすすめのブランデーの飲み方
「ストレートで飲む」「ヘルシーなおつまみを選ぶ」
ブランデーには糖質がほとんど含まれていません。また、他のアルコールのような食欲増進作用がないため、比較的太りにくいお酒と言えるでしょう。
ブランデーはダイエット中にもおすすめのお酒です!
ただし、飲みすぎやおつまみの選び方には注意が必要です。
枝豆やキムチなど、低カロリーなおつまみを一緒に飲むことをおすすめします。