食事制限をしなくても食べる順番を変えるだけで楽に痩せられる「食べる順番ダイエット」は誰でもいつでもできるおすすめの方法です。
今回は食べる順番ダイエットの効果5つ、具体的なやり方、注意点2つ、口コミを紹介します。
この記事の目次
食べる順番ダイエットとは
食べる順番ダイエットとは、食べる順番を工夫することだけでスリムを目指すダイエット方法です。
具体的には満腹信号をつかさどる中枢神経を利用します。満腹信号が脳に伝わるには少々時間がかかります。食べる順番で時間稼ぎをするわけですね。太りやすい炭水化物などは最後にとっておき、満腹になってから箸をつけるようにします。
こうすることによって、炭水化物の量が少なくても十分満足することができます。もちろんドカ食いも防げますね。リバウンド対策にも使えます!かなり効率のよいダイエット方法と言えるでしょう。
食べる順番ダイエットの5つの効果
食べる順番ダイエットの効果について見ていきましょう。
順番を変えるだけなので、効果はほぼダイエット効果のみに集中しています。まとめてみました。
炭水化物量を減らすことができる
基本的に炭水化物を最後にもってくるため、炭水化物量を減らすことができます。普通の量を食べてももちろん構いませんが、八分目程度に盛っておいたとしても、それで満足できるでしょう。
即効性を期待しすぎて極端に減らすとストレスになるのでおすすめはしません。多少なりとも炭水化物が減れば、糖質制限になるので、確かに痩せていきます。ご飯の代わりにお豆腐にしても良いでしょう。
ひもじい思いをしないですむ
中枢神経を利用するダイエットなので、満腹信号が脳に伝わって、確実に満腹感が得られます。ダイエットは空腹との戦いという方もいらっしゃいますが、そういう苦労はしなくて良いです。ドカ食いの危険性もなく、成功後のリバウンド回避にも役立つでしょう。
外食でもダイエットできる
外食でもダイエットができます。もちろん単品メニューだと工夫のしようがなくて無理ですが、定食やスープ・副菜などをつけることができるものであれば、問題なく食べる順番ダイエットを敢行することができます。
お付き合いを制限する必要もないので、顔の広い方でもダイエットができます。もちろんデートにも支障が生じません。
栄養の面でも心配がない
食べる順番ダイエットは、食べる順番を工夫するだけのものなので、栄養面でも心配がありません。食事を用意するときにバランスの良いメニューを心がければ、それをそのまま食べることができます。ファミリーの方でも家族と同じメニューをいただくことができます。
他のダイエットとも併用できる
例えば、カロリー制限ダイエットや糖質制限ダイエットなどを行っている場合でも、何の問題もなく併用することができます。順番を変えるだけなので、影響を与えません。既存のダイエットの効果をさらにパワーアップさせることができます。
食べる順番ダイエットのやり方は?基本の4ステップ
食べる順番ダイエットの基本的なやり方について見ていきましょう。
順番は4ステップです。汁物→食物繊維類→たんぱく質類→炭水化物。この順番さえ守ればよいのです。具体的に見て聞きましょう。
①汁物
まず最初に、汁物に箸をつけます。ポイントは1品ごとに完食することなので、汁物を飲んでしまいましょう。なんだかこれだけでお腹いっぱいになれそうですね。汁物を完食したら、次のステージに進みます。
②食物繊維類
サラダやお浸しなどの食物繊維類に取り掛かりましょう。こちらも1品ずつ箸をつけて、完食していきます。完食したら、次のステージに進みましょう。
③たんぱく質類
タンパク質類のおかずはメインであることが多いので、ここがメインステージになります。よく考えると、フランス料理のコースの順番と同じですね。
欧米人(とくにヨーロッパ)にスタイルのよい人が多い理由は骨格だけではないのかもしれません。普段から自然に食べる順番ダイエットをしているようなものです。完食したら次のステージに進みましょう。お腹がいっぱいになったらここでリタイアしても構いません。
④炭水化物
最後の炭水化物です。主食ですね。おかず類も完食してしまったことだし、ごはんだけで食べるのもつらいことと思います。ダイエットなので、わざわざ無理をして食べる必要はありません。満足したらそのまま残してしまいましょう。自動的に糖質制限ダイエットになります。
食べる順番ダイエットのお店別のやり方
食べる順番ダイエットのお店別のやり方について見ていきましょう。定食系から居酒屋、ファーストフード店までまとめてみました。
日本料理の定食系のお店の場合
日本料理の定食系のお店の場合、必要な要素はすべて揃っています。汁物から始まってごはんまで、食べる順番ダイエットの定番ルールに沿って、食べ進んでいきましょう。基本ルールをそのまま行えばよいです。
フランス料理のコースのお店の場合
フランス料理のコースも、基本ルールそのままでOKです。パンが最後になりますが、これは非常に残しやすいです。見た目も悪くないので、外食でも手を付けずにスマートに残すことができます。
イタリア料理店の場合
イタリア料理はやや難易度が高いかもしれません。主食とおかずが一体化しているお料理が多いです。ピザもパスタも、リゾットでさえもそうですよね。
しかし、コース料理ならフランス料理をほぼ同じで考えてよいので、できるだけイタリア料理店に行ったらコースで頼んだ方がよいでしょう。
しかし、カジュアルなイタリア料理店の場合は、どうしても一体化メニューが多くなります。イタリア料理を食べたくてたまらなくなる、という方はあまりいらっしゃらないと思いますので、あえて選ぶ必要はありません。選ぶ必要がないのなら選ばない方が無難と言えるでしょう。
居酒屋の場合
居酒屋の場合は単品メニューがメインになるので、まずはメニュー選びから工夫しましょう。汁物を必ず頼んで、野菜類、たんぱく質類も注文します。汁物から1品ずつ完食していきましょう。居酒屋の場合は特に問題なく食べる順番ダイエットができるでしょう。
丼ものやラーメンなどのお店の場合
単品メニューは順番の工夫ができないため難しいです。その場合、サブメニューを活用しましょう。定食のセットがあればそれを注文し、なければ汁物から追加注文していきます。最低でも、汁物と野菜類は用意したいところです。
ファーストフード店の場合
ハンバーガー店などの場合、セットメニューにしても、内容そのものが高カロリー高炭水化物になっています。そもそもこれはダイエットに向いていないと言わざるを得ないでしょう。
スープやサラダのサブメニューもありますが、量的に少ないです。食べる順番ダイエットは比較的取り組みやすいダイエットだと思いますが、それでもファーストフード店には向いていないでしょう。ダイエット中はあきらめた方がよいかもしれません。
食べる順番ダイエットの効果を上げるための3つの方法
食べる順番ダイエットの基本をマスターしたら、効果アップの方法も覚えておきましょう。ちょっとした工夫なので、頭に入れておいた方が良いです。まとめてみました。
よく噛んで食べる
食事はよく噛んで食べましょう。食べる順番ダイエットの目的そのものが時間稼ぎなので、早食いしたら何の意味もなくなってしまいます。一口ごとに数十回噛んで、時間をかけて食べていくのが良いです。
時間がかかればかかるほど、満腹信号は確実に脳に伝わり、ダイエットの成功率は高まります。一番良いのは誰かと話しながら食べることです。苦労しないで時間稼ぎができますよね。
一人で食事をする場合は、テレビなどを見ながらではなく、食べることだけに集中すると良いでしょう。うっかり早食いしてしまった、なんてことを防ぐことができます。
ボリュームを工夫する
自炊の場合は、ボリュームを工夫しましょう。汁物もきちんとボリューミーにつくり、野菜類もできるかぎりボリューミーがよいです。
また、主食の炭水化物は残す場合もあり得ますので、残しやすい状態で盛っておくとよいです。お茶碗でなくおにぎりの形で用意するのもよいかもしれません。パンなども残しやすいです。
逆に麺類やパスタは残しやすいので控えた方が良いでしょう。一品メニューでなく定食メニューを参考にして作るようにしましょう。
正しい箸の使い方をマスターする
知り合いに5キロ程度のダイエットに成功した人がいますが、具体的にやったことは正しい箸の使い方をマスターすることだけというものでした。箸の使い方が下手で、矯正を始めたのですが、一口食べるごとにチャックをしていたそうです。
たったそれだけですが、おそらく食べるのに時間がかかったのでしょう。満腹感が得られるので、自動的に食事の量が減っていたに違いありません。もしも箸の使い方が下手ならば、裏ワザとして、ダイエットと同時に箸の使い方の矯正を行うと良いかもです。
食べる順番ダイエットの2つの注意点
食べる順番ダイエットの注意点について見ていきましょう。お店選びに少々コツが必要ですが、それ以外は特に難しい注意点はありません。食べる前のちょっとしたコツについてまとめてみました。
食器を工夫する
まずは食器選びから工夫しましょう。もちろん自炊の場合ですが、汁物の器は大きめのものを用意するとよいです。サラダ用の器も大きめにしましょう。
逆に、ご飯茶碗は小さめのものにします。これだけでもダイエット効果が上がりそうですよね。100円ショップのもので十分なので、ダイエット用に一式そろえておくと良いでしょう。
野菜類の作り置きを作っておく
自炊の場合、どうしても時間の制約が出てくるともいます。スピーディーに作ろうとすると、汁物と野菜類が少なくなりますよね。その場合、時間のある時に作り置きを作っておくと良いです。
もちろん野菜系のものを中心に作ってストックしておきます。汁物については、冷凍庫を活用すると良いです。野菜や油揚げを適度な大きさに切って冷凍しておきましょう。また、わかめや麩などの乾物も大いに活用しましょう。
食べる順番ダイエットについての口コミ
【ダイエットに効果的な食べる順番】
— お役立ち医学豆知識 (@medical_mame) 2017年1月26日
・食事全体は、「食物繊維→タンパク質→炭水化物」の順で食べる
・食物繊維は、「生→発酵→その他」の順番で食べる
・タンパク質は、「植物性→動物性」の順番で食べる
さぁお昼…はやる気持ちを抑え、まずは野菜やスープでお腹を落ち着けましょう。次にお肉や魚のタンパク質…ご飯やパンはその後です!「コース料理」が出てくる順番には血糖値の急上昇を防ぐ意味合いもあるんです。時間が無いときでもちょっとした工夫で肥満や健康は守れますよ #食べる順番 #血糖値
— 大宮さいたま市の漢方いわい薬局 (@kampo_counselor) 2017年2月2日
【食べる順番で痩せるルール】
— ダイエット de 女子力 (@Beautiful__Diet) 2017年2月1日
野菜(食物繊維)
野菜ジュースでも可
↓
大豆食品、卵、肉、魚(タンパク質)
↓
ご飯(炭水化物)
ポイント:「1品ずつ食べる」
そうすると大食いしなくなるので
脂肪が貯めにくくなります。
また間食も
摂る数がぐんと減りますよ♡
食べ放題バイキング行った時こそ、食べる順番ダイエットをやると良いわけです。まずフルーツを納得するまで食べる。次に野菜類を納得するまで食べる。次にスープ類を納得するまで食べる、次に肉類を納得するまで食べる。次に炭水化物を納得するまで食べる。最後にデザートを食べる。
— ダイエット情報 (@daiextuto__) 2017年1月29日
体重50キロ以下を保ててる理由を教えてって言われたけど普通に食べて歩いてるだけだし。食べる順番を好きなものからじゃなくて野菜から食べれば良いだけ。私はそれで46〜48キロを3〜4年キープ出来てる。
— 羅壽久 (@popcorn11270912) 2017年1月25日
食べる順ダイエットについてのまとめ
「炭水化物量を減らせる」「ひもじい思いをしないで済む」「外食でもダイエットできる」「栄養の面で心配がない」「他のダイエットとも併用できる」
・食べる順ダイエットのやり方
「汁物が最初」「食物繊維類を食べる」「タンパク質類」「炭水化物」
・食べる順ダイエットの効果を上げるための方法
「よく噛んで食べる」「ボリュームを工夫する」「正しい箸の使い方をマスターする」
・食べる順ダイエットの注意点
「食器を工夫する」「野菜類の作り置きを作っておく」
いかがでしたか?
食べる順番ダイエットは、発想そのものが普通のダイエットとは違う、ユニーク系ダイエットですよね。食べる順番を変えるだけで、カロリー制限や糖質制限ができてしまいます。基本ルールもとても単純なので、すぐにでも始めることができます。
ぜひチャレンジしてスリムを目指してくださいね。
以上、食べる順番ダイエットについてのおまとめでした。