仕事の合間やリラックスタイムによく飲まれているコーヒーには実はダイエットをサポートしてくれる成分が含まれており最近注目されています。
今回はコーヒーダイエットの効果6つ、具体的な方法、注意点3つ、体験談を紹介します。
コーヒーダイエットとは?
コーヒーダイエットとは、コーヒーを飲むことによってスリムを目指すダイエット方法です。もっと端的に言うと、このコーヒーダイエットのゴールは脂肪燃焼なのです。コーヒーがなぜ脂肪燃焼になるの?と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、できてしまうのですよ。
プロセスはどうであれ、ゴールにたどり着けばよい、そんなアメリカ式ダイエットの典型的な例かもしれません。
具体的に見ていく前に、コーヒーの豆知識をさらりと見ていきましょう。まず、コーヒーのカロリーですが、100ミリリットルで5キロカロリー程度です。甘味を加える場合は、スプーン1杯分の砂糖で20キロカロリーが追加されます。
コーヒーに含まれている成分のうちで、特にダイエット効果が見込めるものは、カフェインとクロロゲン酸の2つです。クロロゲン酸はポリフェノールの一種ですが、このポリフェノールはワインなどにもよく含まれ、アンチエイジング効果でも有名ですよね。
こんなコーヒーを使って行うダイエット方法です。まずは効果から見ていきましょう。
コーヒーダイエットの6つの効果
コーヒーダイエットの効果について見ていきましょう。なかなかすごいのです。カフェインって悪者扱いされることが多いのですが、ダイエットにおいては万能選手のようです。以下にまとめてみました。
脂肪燃焼効果
コーヒーに含まれている成分であるカフェインとクロロゲン酸は、脂肪燃焼を促進する働きがあります。運動の20~30分前にコーヒーを飲むと、体内に蓄積された脂肪を効率的に燃やすことができます。
また、カフェインの効果は20~30分後から3~4時間後まで持続するため、この間に積極的に運動やマッサージ等を行うと、高いダイエット効果が得られます。
脂肪分解効果
カフェインに含まれているリパーゼは、脂肪を分解する酵素であり、クロロゲン酸にも同様に脂肪を分解する効果があります。
利尿効果
コーヒーを摂るとトイレが近くなることがあると思います。これはカフェインによるもので、カフェインには体内の余分な水分を排出させる利尿効果があります。
血行が良くなる
コーヒーのカフェインには、血に巡りをよくする効果もあります。これにより、冷え性や肩こりなどが改善されます。
基礎代謝アップ
血行が良くなると、基礎代謝もアップします。基礎代謝がアップすれば痩せやすい体質になれます。
自律神経の正常化
コーヒーには自律神経を整える効果もあります。自律神経が乱れると、まっさきに食生活が乱れるため、太りやすくなる傾向があります。よって、自律神経が整えば、肥満を予防することができます。
コーヒーダイエットの方法
コーヒーダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。やり方はいたって簡単で、すぐにできるものばかりです。作り方、飲み方、コーヒーの種類について、それぞれまとめてみました。
ダイエットに適したコーヒーの作り方
コーヒーの作り方について見ていきましょう。ひとくちにコーヒーといってもいろいろ作り方がありますが、ダイエットの観点で見た場合、もっとも適しているのは、ドリップ式です。
さらに言うなら、「浅煎り、中挽き、ペーパードリップ」が最高です。これはダイエット効果のもとになるカフェインやクロロゲン酸が最も多く含まれる作り方です。
また、お湯の温度は沸騰ではなく80度が最適です。いったん沸騰させた後の少し冷ましたものがベストです。これはクロロゲン酸が高熱に弱いためです。
なお、ブラックコーヒーが一番良いですが、砂糖を入れる場合には、カロリーの他にカフェインを減少させてしまうため、なるべく控えめに入れるのがよいです。
コーヒーの飲み方
コーヒーの飲み方について見ていきましょう。サイクルとしては、3~4時間おきがもっともよく、続いてはチビチビ継続的に飲むことです。
飲む時間帯は、運動をする20~30分前、食後、入浴前、が理想的です。運動前は脂肪燃焼効果をアップさせ、食後は脂肪の消化分解を促進し、入浴前は運動前と同じく脂肪燃焼効果を高めてくれます。
コーヒーの種類
コーヒーの種類について見ていきましょう。具体的にはブラックコーヒーがベストです。もしもそれが無理なら、少しだけ砂糖を入れたコーヒーがよいでしょう。ミルクもいれてしまうとカロリーはさらにアップします。
また、インスタントコーヒーの場合でもダイエット効果が見込めますが、カフェインとクロロゲン酸は少なくなります。
さらに、缶コーヒーの場合にも効果は見込めますが、砂糖やミルク入りだとカロリーが高くなるため、できればブラックを選ぶとよいでしょう。砂糖入りの缶コーヒーの場合で、カロリーは1缶50~100キロカロリーになります。
コーヒーダイエットの3つの注意点
コーヒーダイエットの注意点についてみていきましょう。食品ダイエットなので難しい注意点はないのですが、それでもいくつか頭に入れておくべきものがあります。以下にまとめてみました。
コーヒーを摂りすぎない
コーヒーは摂りすぎると副作用が生じます。特にカフェイン興奮作用があるため、不眠の原因になりかねません。コーヒーを摂りすぎないことと同時に、就寝前に飲むことも控えましょう。
1日のカフェインの目安は、300~350ミリリットルまでです。これはコーヒー3杯分程度に当たります。もしもたくさん飲みたい場合は、アメリカンコーヒーなど薄いコーヒーにするとよいでしょう。
妊娠中はやめておく
コーヒーダイエットは妊娠中の方にはおすすめできません。これはカフェインが鉄分の吸収を妨げるためです。妊娠中は特に鉄分が必要になるため、やめておくのがよいです。
空腹時のコーヒーはなるべく控える
空腹時にコーヒーをたくさん飲むと、口臭の原因になることがあるそうです。いくらダイエットに成功してスリムになれても、口臭がきつくなっては魅力は半減します。お腹がすきすぎている時や、空腹を紛らわせる目的で飲むことなどは、控えた方がよいでしょう。
コーヒーダイエットの体験談
コーヒーダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「コーヒーダイエットをはじめました。コーヒーが好きで毎日飲んでいるので、少しでもダイエットになるならと思い、挑戦しました。コーヒーの作り方、飲み方など、忠実に実行しています。まだ効果は出ていませんが、どのみち飲むものなのでコツコツやろうと思っています。(40代女性)」
「スポーツクラブに行く前にコーヒーダイエットをしています。飲むだけですが、3か月で4キロ痩せました。それまでトレーニングをしても全然や痩せなかったのでうれしいです。このペースなら10キロも可能だと思います。(30代女性)」
「今まで砂糖入りのコーヒーを多飲していたのですが、ブラックに切り替えました。作り方も「浅煎り・中挽き・ドリップ・80度」にしました。そのせいか分かりませんが、食事制限もしていないのに体重が落ちました。半信半疑ですが続ける予定です。(30代女性)」
最後に
「脂肪燃焼効果」「脂肪分解効果」「利尿作用」「血行がよくなる」「基礎代謝アップ」「自律神経の正常化」
・コーヒーダイエットの方法
「ドリップ式コーヒーにする」「3~4時間おきに飲む」「運動をする20~30分前に飲む」「食後・入浴前に飲む」「ブラックコーヒーにする」
・コーヒーダイエットの注意点
「コーヒーを摂りすぎない」「妊娠中はやめておく」「空腹時はコーヒーは控える」
いかがでしたか?
コーヒーを飲むことが多い方なら、やってみて損はないダイエット方法ですよね。ちょっとした工夫で大きな差がつくかもしれません。即効性はありませんが、じわじわと効きそうなので、ぜひトライしてみて下さいね。
以上、コーヒーダイエットのおまとめでした。