アメリカで話題になっているバターコーヒーダイエットですが、これに対して「危険である」「痩せない!」という声も上がっています。
今回は、バターコーヒーダイエットの効果と方法、危険性についてご紹介します。
この記事の目次
バターコーヒーダイエットとは?
バターコーヒーダイエットというダイエット方法をお聞きなったことはおありでしょうか?海外セレブの間で非常に人気になっている新しいダイエット方法です。このバターコーヒーダイエットは朝食の代わりにバターコーヒーを飲むというとても手軽なダイエット方法です。
このダイエット方法はもともとアメリカIT企業の社長が考案したものです。つまりただのダイエットドリンクではありません。仕事の質を高めてくれて、生活の質も落とすことのないダイエットとして話題になっています。
バターコーヒーダイエットが話題になった理由
なぜ、バターコーヒ―ダイエットはこれほど世界中で親しまれ、多くの女性が話題にしているのでしょうか?
バターコーヒーダイエットの元となったのはデイヴアスプリーさんの著書です。その本は「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」というものです。この本が発売されてから、バターコーヒーダイエットが有名になりました。
なんとデイヴアスプリーさんはもともと140kgもあり、このままだと近い将来、脳卒中か心臓発作で倒れることになる、と医者から言われたようです。それほど不健康でしたが、このバターコーヒーダイエットを行うことによって健康的に50kg以上の減量に成功することが出来たのです。
このようなエピソードを知ると、バターコーヒーダイエットの魅力は非常に高まるのではないでしょうか?実は、デイヴアスプリーさんは、ただ痩せただけではなくIQが20ポイントもアップしたようです。
ダイエット効果だけでなく知的能力も高めるというこのバターコーヒーはいったい何者なのでしょうか?
バターコーヒーでは痩せない?
バターコーヒーダイエットは、ダイエット効果抜群であるとともに、集中力を高め、仕事の効率を上げるのに最適なドリンクである、といわれています。しかし、その一方で、バターコーヒーでは痩せない、とも言われています。
いったいなぜ、このような正反対の意見が現れたのでしょうか?バターコーヒーを飲み始めてから、「痩せない」「太った!」「危険」という口コミもよく見られます。これはなぜでしょうか?
それはその辺のスーパーなどで売っているバターやインスタントコーヒーでバターコーヒーを作っているからでしょう。
さらに、バターコーヒーを飲むだけのダイエットではなく、1日の総摂取カロリーを大幅に減らして、過激な食事制限のダイエットを行っていると、効果を感じることはできないでしょう。
本物のバターコーヒーのつくり方
バターコーヒーダイエットで成功するためには、本物のバターコーヒーを作る必要があります。デイヴアスプリーさんが成功した正しいバターコーヒーのつくり方とはいったいどのようなものなのでしょうか?
バターコーヒーダイエットで用いるバターコーヒーにはオーガニックのコーヒー豆をブラックでいれます。そしてグラスフェッドバターという牧草のみを食べて飼育された牛の牛乳から作られているバターを使って作ります。
最近ではオーガニックのコーヒーをスーパーでも購入できるようになりましたね。ない場合は通常のコーヒー豆をひいてブラックでコーヒーを入れましょう。
グラスフェッドバターはなかなか手に入りにくいバターです。海外ではすぐに手に入りますが、日本では売られているところが限られています。できれば手に入れて作りたいものですが、難しい場合は無塩バターで代行しましょう。
ドリップしたコーヒーに10gのバターを入れます。バターがとけているときにコーヒーを飲みましょう。
バターコーヒーをつくるときに意識すべき6つのポイント
デイヴアスプリーさんが見出した完全無欠コーヒーはただコーヒーにバターを入れただけのものではありません。
バター茶をお手本として、元気になる飲み物を作り出そうと考えて、バターコーヒーのレシピが出来上がりました。バターコーヒーを作るときに意識したい6つのポイントをご紹介します。
①グラスフェッドバター
バターコーヒーに入れるべきバターはグラスフェッドバターです。これは牧場で育つ牛の牛乳から作られたバターです。牧草しか食べていない牛であるため非常に安心できる、とても健康的なバターです。
デイヴアスプリーさんはチベット旅行を行い、帰国したのち様々なバターを使ってバターコーヒーを試作し、最終的にこのグラスフェッドバターが一番効果的であるという結論を出したようです。
②MCTオイル
デイヴアスプリーさんのつくるバターコーヒーには「MCTオイル」もふくまれています。この「MCTオイル」とはココナッツから抽出されたオイルのことです。
「MCTオイル」を飲むとおなかがゆるくなる、という体質の方もおられるため、これは個人差が関係してくる部分ですね。おなかの調子と相談しながら、少しずつ摂取することをお勧めします。
③しっかりブレンド
バターコーヒーダイエットでバターコーヒーを作るときのポイントの一つは、しっかりブレンドするということです。ただ混ぜるだけでは不十分です。
バターとオイルをしっかりブレンドして「ミセル」という状態にする必要があります。このような状態になったバターとオイルとコーヒーを合わせて飲むことで、脂肪をエネルギーに変換させる作用が強く働くようです。
④良い豆と金属製のフィルター
バターコーヒーの主な原料となるコーヒー豆は、良いものを選ぶようにしましょう。新鮮なコーヒー豆でなければ、微量の下部毒が含まれていることがあるようです。単一の豆を選ぶことが、良い豆を選ぶポイントとなります。
また、コーヒー豆には抗炎症作用があるオイルが含まれています。その作用をしっかり生かすために金属製の道具を用いることをお勧めします。金属フィルターやエスプレッソマシーンなどです。
⑤朝にバターコーヒー
バターコーヒーは朝飲むという方法がおすすめです。朝食を抜きにするというご午前中断食という方法を、健康に気を使っている多くの人が行っています。しかし、実際のところ朝に何も食べなければ、集中力は落ちますし、午後からの食事で必要以上に食べてしまう可能性があります。
朝にこのバターコーヒーを飲むことで、断食効果を得ながらも、良い作用のある成分を摂取できますし、仕事の効率も上げることが出来るのです。
⑥ノーコーヒーもOK
カフェインが苦手な方もバターコーヒーダイエットを行うことが出来ます。カフェインを摂取したくない人、カフェインに弱い体質の人、妊婦さんは、コーヒーの代わりに熱湯を使うと良いでしょう。
コーヒーから得られる効果はなくなりますが、断食ダイエットと同じ効果は得ることが出来るでしょう。
バターコーヒーダイエットの方法
バターコーヒーダイエットの方法とはいったいどのようなものでしょうか?バターコーヒーダイエットは朝食の代わりにバターコーヒーを飲むことによって行うことが出来ます。つまり置き換えダイエットです。
コーヒーだけではお腹がすくからと言ってトーストなどを加えてはいけません。意外と、コーヒーにブレンドしたバターの脂肪分のおかげで空腹感を感じずに済みます。
コーヒーダイエットを行っていると、夕食から次の日のはじめての食事までが16時間以上空きます。つまり夕方の8時に夕食を食べた後、翌日の食事は12時に食べるということになります。
この間に食事としてカウントされないバターコーヒーを飲むことが出来るのです。昼食時には、パンよりもご飯を食べると、バターコーヒーダイエットの効果を高めることが出来るようです。
バターコーヒーダイエットの4つの効果
バターコーヒーダイエットに成功したデイヴアスプリーさんは50kgの減量が出来たわけですから、バターコーヒーの置き換えダイエットは非常に効果的であるということが分かります。いったいバターコーヒーにはどのような効果があるというのでしょうか?
ここでは4つのバターコーヒーならでは効果をご紹介したいと思います。
血糖値を上げない
バターコーヒーがダイエットに効果的であると言える一つの理由は、バターコーヒーは血糖値を上げないというものです。日本では糖質制限ダイエットなど、糖質に注意を向けたダイエット方法が話題になっています。
バターコーヒーはカロリーにすると1杯あたり110カロリーですので、非常に高カロリーなドリンクとなっていますが、糖質がほとんど含まれていません。
糖質を取るとインスリンが分泌され、血中の糖が分解されます。その結果脳が糖不足であると勘違いしてしまい、さらに糖分を取りたくなってしまうのです。この結果肥満につながりやすくなります。
しかし、バターコーヒーには糖分が含まれていない為、糖質の摂取量を抑えることが出来ますし、血糖値の上昇を心配する必要がありません。
カフェインの効果
コーヒーに含まれているカフェインにはダイエット効果があります。ですから、バターコーヒーを毎日朝に食事に置き換えてダイエットすることによって、その効果を高めることが出来ます。
コーヒーは眠気覚ましにも効果的ですが、そのカフェインという有効成分によって交感神経を高めることが出来ます。
交感神経が活発になると内臓の働きが良くなります。つまり基礎代謝が向上し、エネルギーの消費量がアップするのです。ですからコーヒーを飲むことはダイエットに効果的な方法であるといえます。
不飽和脂肪酸
バターは非常に脂肪分が多いため、逆に太るのではないか?と心配される方も少なくありません。しかし、バターコーヒーダイエットで使うバターはグラスフェドバターであり、不飽和脂肪酸をふくんでいる良質な脂肪分です。
この脂肪分は成人病の原因となる脂肪を減らしてくれる脂肪なのです。つまり中性脂肪や悪いコレステロールを減らすことが出来、ダイエットの味方となってくれます。
そもそも魚をあまり食べなくなったために、良質な脂肪酸をあまり摂取しなくなったといわれています。そのためバターコーヒーダイエットによって体に必要な不飽和脂肪酸を摂取することが出来、効果的です。
集中力UP
デイヴアスプリーさんは、バターコーヒーダイエットによってIQが20ポイントもアップしたと述べていましたね。つまり集中力がアップするのです。
炭水化物を大量に摂取すると、血糖値が急激に上昇し、インスリンが大量に分泌されてしまいます。この結果体のパワーが落ちてしまい、睡魔が生じます。
しかし、バターコーヒーは脂質のみでできているため、炭水化物が含まれておらず、血糖値が上昇することがありません。ですから、不必要な睡魔に襲われることはなく、集中力を高めることが出来るでしょう。仕事の効率もきっとアップするはずです。
バターコーヒーダイエットは危険?
バターコーヒーダイエットは危険である!という情報もネット上で飛び交っていますが、これはあくまでも、飲み方や作り方を間違えた時の話です。
グラスフェドバターや「MCTオイル」など必要な材料を良質なもので用意することが出来れば、危険どころか非常に効果的なダイエット方法となるのです。
バターコーヒーダイエットを成功させるための2つの注意点
バターコーヒーダイエットを成功させるために注意するべきことが2つあります。この点を覚えておけば間違った飲み方をせずに済むことでしょう。
①攪拌はポイント!
バターコーヒーを作るときには必ずしっかり混ぜ合わせましょう。このかき混ぜる作業を怠ると、バターコーヒーのせっかくの効果が半減してしまいます。バターとオイルとコーヒーをしっかり混ぜ合わせることを意識的にしてくださいね!
②お茶代わりに飲んではいけない!
バターコーヒーダイエットでは、バターコーヒーを水やお茶のように飲むというものではありません。朝食の代わりに飲みます。つまり置き換えです。
お茶のように飲んでしまうと、必要以上の脂肪分の取り過ぎで、痩せない、太ってしまったという結果になってしまいます。注意してください。
バターコーヒーダイエットの口コミ
バターコーヒーダイエットはどれほど効果的なのでしょうか?正しい方法で行ってきた多くのダイエッターたちは、減量効果や集中力アップ効果を実感できているようです。
・飲み始めて3週間です。バターコーヒーダイエットをはじめて3kgも減量出来ました。ただ飲んでいるだけなのにびっくりです。
・バターコーヒーダイエットを始めてから、午前中の仕事の効率が上がるようになりました。頭がさえています。体重も減るし集中できるしで本当にうれしいです。
・味が少し苦手でやめてしまいました。しかし、バターのせいで太るのではないか?と疑っていた私ですが、そのようなこともなく痩せていたので驚きでした。
バターコーヒーダイエットであなたもセレブの仲間入り♪
「ドリップしたコーヒーに無塩バター10gを入れる」
・バターコーヒーを作る時のポイント
「グラスフェッドバターを入れる」「MCTオイルを入れる」「しっかりブレンドする」「良い豆を使う」「朝に飲む」「熱湯でもOK」
・バターコーヒーダイエットの方法「置き換えダイエットをする」
・バターコーヒーダイエットの効果
「血糖値を上げない」「カフェイン効果」「脂肪を減らす」「集中力アップ」
・バターコーヒーの注意点と危険性
「危険性は飲み方や作り方を間違えない」「バターとオイルとコーヒーをしっかり混ぜる」「お茶代わりには飲めない」
バターコーヒーダイエットは今や、セレブの間だけにとどまらず世界中の女性たちが興味のあるダイエット方法となっています。手軽そうに見えてかなり奥の深いバターコーヒー。
正しい方法で、バターコーヒーダイエットを行って、集中力を高めながら美しいボディラインを形成しましょう。